芸能

2019年11月26日

多くの芸能事務所が加盟する日本音楽事業者協会は、タレントが事務所を移籍する際のトラブルを防ぐため、契約書のひな型である「専属芸術家統一契約書」を見直し、27日に加盟社に示す。
これまでは、事務所側の意向だけで専属契約が1回に限り更新可能になっていた。新しいひな型は、事務所意向のみでの更新を、育成費用を回収できていない場合に限るようにし、その際にも、タレントがその費用を支払うことで事務所と合意すれば契約を終了できることにする。契約書の名称も変更する(読売新聞)。


具体的に契約書のひな型を見なければわからない部分もあるが、報道のとおりだとしたら、果たしてこれが今までよりいい話になるかどうか、疑わしい。
なんといっても「育成費用」というのは誰が算出するのだろうか?いったい、何にいくらかかったがわかる基準はあるのだろうか。「事務所意向のみでの更新」ができなくなるのなら前進なのだが、そうではない。
回収できていない場合であってもその分の金銭を支払えば、という条件がついているが、それを用意できるタレントはかなりの売れっ子か、移籍先が決まっている場合だけだろう。

のん(能年玲奈)のようなケースは、「育成費用」が引っかかるのではないだろうか。実際には、のんはかなりCMをこなしていたから、とっくに「育成費用」は回収されていたはずである。しかし事務所の言い値になってしまう可能性が高い。であるから、もしこういうひな型でいくのであれば、「育成費用」とはなにか?という基準を示してもらわないと実効性がない。

また、合意を満たして移籍できた場合でも、その後の仕事について妨害や制約が加わるような業界のあり方が変わらなければ、結局ほとんど同じことになる。

いわゆる「移籍金」が発生するしくみそのものは、いいと思う。それをどういう風に決めるのか。そして、双方が合意してその枠組みの中で契約を満了した場合については、その後に圧力を加えるのは明確に違法である、と定めることである。そこまでいかなければ業界は変わらない。

ktu2003 at 21:23コメント(0) 

2019年11月16日

違法薬物を所持したとして、警視庁は16日、俳優の沢尻エリカ容疑者(33)を麻薬取締法違反容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった(朝日新聞)。

今度は有名女優の逮捕である。とはいえイメージ的には意外性は低い。元夫のこともあり、ダーティーな世界とのつながりは噂されていた。

アルジェリア系フランス人の血を引く。モデルとしてデビュー。2005年、「パッチギ!」のヒロイン役で高い評価を得、続けてテレビドラマ「1リットルの涙」に主演してブレイクした。ルックスと実力を兼ね備えた存在として一躍トップ女優となった。翌年には主演ドラマで演じた役柄を通じて歌手デビューし、これもチャート1位を獲得。続々と映画にも主演した。

ところが主演映画の舞台挨拶で不機嫌な様子を見せたことでバッシングを受け、仕事が激減していく。そして事務所をやめ、活動停止状態となった。その間に結婚。10年から活動を再開し、14年「ファーストクラス」が好評を得て、本格的に復帰を果たしていた。年を重ねて役の幅を広げ、改めて女優としての評価を上げていたところである。そして来年1月からの大河ドラマ「麒麟がくる」にも出演が決まっていた。すでに撮影が進んでいたというが、代役にて撮り直しとなるだろう。実力はほんとに高く評価されていたのである。

芸能界も「身体検査」をしっかりやったほうがいい。今年だけで何度こういうケースがあったことか。

ktu2003 at 18:08コメント(0) 

2019年10月25日

東京国税局に7年間で計約1億2000万円の申告漏れを指摘されたチュートリアル徳井義実(44)と交流がある宮根誠司アナウンサー(56)が23日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で、徳井と電話で会話し「無知だった」と言っていたことを明かした。(日刊スポーツ)

また一人、人気お笑い芸人の不祥事発覚である。
「申告漏れ」ということだが実際には確定申告そのものを行っておらず、また個人事務所開設以来、きちんと申告したことは一度もなかったという。あまりにもひどい話である。この事実については吉本にも最近まで明かしていなかった。徳井は早速会見を開いて謝罪したが、今後については自分から謹慎などはしないようである。だが影響はすでに出ており、CMの差し替えが起こっている。

個人事務所を設立してギャラはそこからの給料、という形にするのは、節税対策として広く行われていることだ。所得税と法人税の税率があまりに違い過ぎるのも問題といえば問題だが、そこはおいても、節税の意識があるのなら「ルーズ」どころではなくて、意図的と疑われても仕方がない。すでに重加算税を含めて納税はしているということだから、行政的な処理は済んでいる。だが社会的に許されるかどうかはまた別の話である。

「コンプライアンス」が連呼される。芸能界といえども例外ではない。吉本は最近さんざん騒動になったところだ。反社会的勢力との付き合いは、金銭面での動きはたかが知れている。しかし今回は額が大きく、明確に義務違反となっている。おりしも消費税が上がったばかり。笑いを提供する人間のこの手の不祥事には厳しい目が向けられるだろう。

2012年、板東英二が巨額の申告漏れによって、当時の全番組を降板し、いまもってメジャーどころには戻れていないという事実がある。この例に照らすなら、少なくとも一定期間の活動自粛という形はとらないとスポンサーや視聴者からの苦情は避けられないだろう。そして笑いを取るということについてはイメージの悪化が大きく影響してしまう。彼で笑えるのか?という問いになり、それは宮迫とも共通する。

ktu2003 at 09:20コメント(0) 

2019年08月11日

極楽とんぼ加藤浩次(50)が10日深夜、MBSラジオ「極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!」に生出演し、吉本興業に提案した「エージェント契約」締結について、厳密には「残留ということではない」と詳細を説明した(日刊スポーツ)。

きわめて前時代的なやり方をしていたがゆえに、かえって新しくなるときは先端のやり方に改める。そんなことも時々起こる。

「エージェント契約」とはなにか。従来、日本の芸能事務所はタレントと「マネジメント契約」を結んでいる。これは芸の育成、仕事をとってくるところから、スケジュール管理やギャラに至るまで一切を事務所に任せるものである。タレントは芸に専念できるが、事務所の意向に逆らうのは非常に難しい。

これに対し「エージェント」というのは「代理人」を立てる形の契約であり、アメリカなどでは一般的なやり方である。ここでは主導権はタレントにある。代理人の仕事は、タレントの意向を受けて営業活動をすることである。そして発生した仕事のギャラの一定割合を成功報酬として受け取る。タレントは芸以外に、スケジュール管理やギャラなどについて自分で考え、決めていかねばならない。もちろん不祥事対応なども自己責任になる。ただ、自分の意に反する仕事やギャラになってしまう可能性は低くなる。

加藤が「厳密には残留ではない」というのはこの違いを重視したものである。従来は吉本を通してしか仕事はできなかった。今後は吉本を通さない仕事もするし、吉本との間のギャラ配分も変わる。「吉本所属」というよりは、吉本と「加藤個人」が個々の仕事でかかわっていくということになる。より、芸能人を本来の「個人事業主」として扱う位置づけになるだろう。

日本が全面的に、アメリカのようになることは難しいだろう。とくに、右も左もわからないタレントが自分で売り込みから何からやるのは不可能に近い。だからそういうタレントはこれまで通りの事務所との関係でやっていく。しかし、ある程度地位を築いたタレントや、自分で考えてやっていきたいタレントはエージェント契約のほうが有利になる。一方芸能事務所も、完全に独立されてしまうよりはこのほうが一定の取り分を引き続き確保できるメリットがある。

「こういうやり方」もある、と認識されれば、日本でも選択するタレントは出てくるだろう。従来はこういうタレントは独立して個人事務所を作るか、事務所を離れて干されてしまうパターンにはまった。だが今後は、「代理人」とタレントという関係性が生まれてくる。芸能事務所もその「代理人」の選択肢の一つに過ぎなくなる。タレントにとっては、自己責任の部分が大きくなるので、不祥事が起こればより厳しくなる半面、実力があれば自分に返ってくる利益もより大きくなるだろう。



ktu2003 at 10:43コメント(0) 

2019年07月23日

参院選もあったのだが、テレビは吉本興業をめぐる騒動がトップニュースになっている。異常である。

岡本社長の記者会見は近年まれにみる最悪の会見だという声もあるほど。世間も、芸人も、全く納得することができなかった。強硬論を主張していた加藤浩次は自分の司会する番組で「辞める」と宣言し、会長との会談に臨んでいる。ほかにも吉本のタレントが続々と不満をぶちまけ、これに対して批判するベテランもいるなど、まったく収拾がつかなくなっている。

驚かされたのは、今の吉本最高幹部は全員がダウンタウンとの結びつきがあるということだ。これでは実質すでに「松本興業」になっている。したがって松本人志が一タレントという立場ながら、頂点にいるようなものだ。これはいかに松本がお笑い芸人として素晴らしくて、人間的にも問題なしとしても異常なことである。ならば彼自身が社長をやればよい。

ダウンタウンや彼らに近い芸人は、上層部との仲間意識があり、比較的気軽にコミュニケーションできる。だが距離がある芸人や若手芸人はそうではないようだ。宮迫や田村亮といったレベルに恫喝する社長が、ダウンタウン相手には手のひらを返した態度をする。そして加藤を筆頭に、おそらく非主流派、あるいは東京など関西以外出身の芸人は現体制に違和感を覚えているかもしれない。松本をもってしても、現状の吉本をまとめるのは難しいということだ。

もちろんそもそも論として、宮迫が嘘をついたところから始まっているのであるから、宮迫自身の責任は免れないわけだが、はからずも彼の捨て身の告白によって、吉本興業という企業の体質が明らかになってしまった。

吉本は以前の「大阪のお笑い」のイメージから大きく変わった会社になった。全国展開している。そして芸人の数が膨張して、ほとんどの芸人を食わせられなくなってしまった。そういう風に変貌したにもかかわらず、旧態依然とした経営・契約感覚であったことが今回の事態を招いている。吉本に限ったことではないが、芸能事務所はタレントとの関係に関して、一般企業並みにきちんと「近代化」を図るべきだろう。

そのための考え方としては2つある。ひとつは、タレントとの関係を実態的に雇用関係とみなし、きちんとした給料を払い、契約をするべきだろう。もちろんそうである限りにおいて、タレントが事務所の一員としての自覚を持つのは言うまでもない。もう一つは完全に「個人事業主」としての立場を認め、そのサポートだけに徹して活動に口出ししない、というやり方である。個人個人の活動と提携するという形態だ。何かあれば本人の責任ということになる。どちらを選ぶかはタレントそれぞれに任せたらよい。


ktu2003 at 20:59コメント(0) 

2019年07月20日

振り込め詐欺グループの宴会に出席して現金を受け取るなど一連の問題で、吉本興業から契約を解消されたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんが20日、謹慎処分中のロンドンブーツ1号2号の田村亮さんと共に記者会見を行った(朝日新聞)。

こういうところから芸能界の構造は変わっていくのかもしれない。
記者会見を会社側が止めていた、という宮迫の主張は、「説明責任」ということに対する吉本の意識の低さを物語っているといえる。
もちろん宮迫たち芸人に一義的な責任はある。ただ、その問題を引き起こした背景に、吉本と芸人の間の待遇問題があるのは明らかだろう。吉本に限らないが、芸能人は「個人事業主」として扱われるのに、実際には「事務所」に拘束されてしまうという会社員的な部分もある。たぶんこのあいまいさがいろんな問題を引き起こす。さらに、芸能界は自ら望んでやってくる世界だから、多少のことは我慢しろ、という構図になりやすい。

かつてはヤクザとの関係も深かった。あるいはカリスマ的なボスがいた。彼らがその力を使って黙らせていた。もちろんそれだけではなくて、人格的な大きさもあったのだろう。今は「支配」の部分だけが受け継がれ、ボスとしての人間的な大きさは失われている。「カリスマ」は今や「パワハラ」に置き換わっているのではないか。

宮迫自身は芸人はやめない、と言った。田村亮は会見を行うことから契約解除された。芸人生命を絶たれるような不祥事だったかといえば、そこまでではないだろう。吉本のマネジメントが事態を悪化させたのは、客観的にみて明らかだと思う。

ktu2003 at 17:53コメント(0) 

2019年07月19日

アイドルグループ「SMAP」の元メンバーをテレビ番組に出演させないよう圧力をかけた場合は独占禁止法に触れるおそれがあるとして、公正取引委員会が元メンバーが所属していたジャニーズ事務所(東京都)に対して注意していたことがわかった(朝日新聞)。

ついに公取委が動いた。
ジャニー喜多川氏死去直後というタイミングは、多分に偶然だったようだが、非常に象徴的ではある。半ば公然と語られていた「圧力」が、公式に明らかにされ、それに対してアクションがあったというのは重要である。芸能事務所に対するものとしてはもちろん初めてだ。
「処分」されたというわけではない。そういう意味でジャニーズ事務所のコメントは正しいが、何もないのに公取委が「注意」するわけがない。ジャニーズ事務所の姿勢が問われたのである。

公取委はすでに、芸能界などを含むフリーランスの立場にある人々が、不当な圧力や理不尽な契約など、労働上不利におかれる事例がみられるとして監視を強化している。ジャニーズ事務所という大手がまずやり玉にあがったのは、やはりSMAPという国民的スターに対するものとして影響が大きいという判断だからだろう。

芸能界のあり方が変わらねばならない。とくに、タレントと事務所の力関係、そしてテレビ局と事務所の力関係。そのいびつさが、日本の芸能界の発展を妨げているという指摘は多い。公取委がこういう場合に動く、と明らかになった以上、芸能事務所もテレビ局も無視はできない。現場で忖度に不満のある人々にとっては、追い風になるだろうし、タレント側も反撃の糸口をつかんだとはいえる。もちろん、すぐに大きくは変わらないだろうが。

しかし、たとえジャニーズ事務所が今後力を弱めていくにしても、別の事務所がとってかわって同じことをするようではいけないのであって、大事なのは覇者交代ではなくて慣習の打破である。


ktu2003 at 07:21コメント(0) 

2019年06月24日

吉本興業の所属タレントが振り込め詐欺グループの宴会に参加していたとされる問題で、同社は24日、詐欺グループから金銭を授受していたとして「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)や「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん(47)、レイザーラモン・HGさん(43)ら計11人を、本日付で無期限の謹慎処分にしたと発表した。(朝日新聞)

大量の処分である。とくに宮迫や田村は出演番組も多く、テレビ局も大混乱となっている。
この報道があったのは今月はじめ。仲介役だったというカラテカ・入江が解雇され、宮迫らは宴会参加により厳重注意処分となっていたが、ギャラは受け取っていないとしていた。しかしギャラは受け取っており、虚偽の説明をしたことになる。

問題はいくつかあるだろうが、「闇営業」については芸能界的には問題かもしれないが、あくまでも芸能界内部のことである。吉本興業としても黙認していたふしがある。入江についてはあまりにも手広くやりすぎて、そっちが本業になってしまっていたようだ。そこに食い扶持のほしい売れない芸人がぶらさがる。売れっ子も、自分の小遣い欲しさに関わる。
だが今回は詐欺グループの宴会だった。そうと知っていたのだろうか?みんな知らないといっているが、それは本当だろうか。そしてそこで動いた金は、人をだまして稼いだ金である。そのやましさがあったから、当初は否定したのだろう。しかし続報で金銭の動きが伝えられ、おそらく税務署も動いたのだろう。NHKやスポンサーの反応も悪く、吉本側も処分せざるを得なかった。

やはり最初の段階の危機感が薄かった。入江を切っただけでおさまるという見通しが甘かったのである。きちんと事実関係を調査すべきだった。タレントが嘘をついたことで、よりダメージが大きくなった。宮迫は不倫問題もあった。2度目なのでダメージは大きくなるだろう。

吉本の契約形態も問題になりそうだ。契約書も作らないというのは、個人事業主という建前で違法ではないらしいが、大手芸能事務所としてはそれでいいのだろうか。しめるところはしめないと、そうでなくとももともと反社会的勢力との関係が深かったことで知られる事務所だ。不祥事が生まれる温床になるのなら、契約や待遇のあり方もきちんとしたほうがいい。




ktu2003 at 19:01コメント(0) 

2019年04月21日

 新潟を拠点にするアイドルグループ「NGT48」の山口真帆さん(23)は21日夜、新潟市のNGT48劇場で開かれた公演に出演し、「NGT48を卒業します」と発表した。ファンから昨年12月、暴行被害を受けた事件をきっかけに、運営会社「AKS」の対応に反発していた。(朝日新聞)

こうなる可能性が高いのではないか、とささやかれていたが、やはりそうなってしまった。告発者が逆に組織にいられなくなる。これは日本社会の縮図であるし、芸能界が色濃くそういう部分を残していることが、明らかになってしまった。そんな世界に夢も希望もない。
山口と仲の良いメンバー2人も同時に卒業するという。

不起訴に終わったとはいえ、彼女が暴行被害を受けたのは確かである。その背景に何があったかはそれぞれ言い分があるが、運営面やメンバーの素行に問題があったことは明らかになっている。そのことに対して具体的にどう改善するか、何の発表もないままに、チーム制の廃止だけが発表された。こういう集団には、むしろいられない。山口らの選択は、追い出されるというよりは彼女らから見限るといったほうがいい。今後の人生に、幸多かれと願う。

あとは、ファンが、世間がどう判断するかである。ファンは、新潟県・市や企業はこのグループを応援できるのだろうか。そして芸能人たちも、声を上げるべきだろう。ほんとうにこれでいいのか、と。



ktu2003 at 22:45コメント(0) 

2019年03月23日

「事件に関与したメンバーはいなかった」と結論づけた調査報告書について松村匠・AKS取締役らが会見で説明している最中、山口さんがツイッターで「なんでうそばかりつくんでしょうか。本当に悲しい」などと投稿。(朝日新聞)

記者会見に対してリアルタイムで反論する、というのは史上初めてかもしれない。そしてその投稿内容を記者が引用してぶつける。画期的なやりとりだ。
それはともかく、山口の反論内容はインパクトのあるものだった。謝罪を運営から要求されたこと。さらにメンバーの処分を約束していたのが破られたこと、さらに報告書の内容についての説明に誤りを指摘するなど、運営に不信感を与えるのには十分だった。
問題が解決するどころか、山口が納得していないことが明らかになってさらなるイメージ悪化につながったようである。

事実としては、山口は暴行を受けた被害者である。にもかかわらずなぜか「謝罪」したうえに、その後運営とのまともな話し合いも行われていないようだ。被害者へのケアよりも組織の維持が優先されている。少なくとも、犯人グループと私的交流していたメンバーについてはグループから除外すべきだろう。その上で再発防止策を講じるというならまだわかるが、具体的な策すら示されない。

山口はファン向けの発信でグループからの離脱を示唆したとも伝えられる。それはそうだろう。自分への暴行をけしかけたかもしれない、あるいはアイドルとしての姿勢を疑う連中と一緒にはやれない。彼女が芸能活動を続けるかどうかはともかく、早く別の道を探してそこに進んだほうが前向きな今後になる。

NGTは結果として「不真面目」な人間を守り、被害者側が出ていくことになるなら、もはやグループとしての活動は難しいと思う。地元・新潟の地域性が事件の原因というに至っては、何をかいわんやである。そしてひいては、同じ方法論のAKBグループ全体のあり方が問題になるだろう。過去にもこれに類したことがあって、辞めていったメンバーもいるんではないか。

そして統括する秋元康は表に出てこない。一言で言って、卑怯者というしかない。トップは常に表に出なくてもいいが、いざというときには矢面に立てないといけない。


ktu2003 at 09:18コメント(0) 

2019年03月21日

NGT48の山口真帆(23)への暴行事件をめぐる問題を受け、運営会社のAKSは21日、第三者委員会による調査結果を公式サイトで発表した(デイリースポーツ)。

22日に発表、としていたが調査結果については今日公表された。
メンバーの直接的な事件への関与はなかったが、私的にファンとつながっていたメンバーが多数おり、そのことについては運営側の不手際もあったので不問、というものである。つまり、誰も処分されないし、運営を改善します、と言っているにすぎない。

「第三者委員会」というのがそもそも本当に「第三者」なのかも怪しいのだが、報告書の中でも、メンバーや関係者がすべて真実を述べているかは保障できない、としている。その上で、捜査機関ではないので権限もないというわけだ。これだったら、こんなことをしなくても県警が捜査していない時点で解決していた話だ。

一方で、今回の事件の原因として取りざたされた、メンバーと特定のファンとのつながりについては認めざるを得なかった半面、そのことによる処分は下さない、という結果に落ち着いた。これで、まっとうにやっていた山口はじめ他のメンバーは納得できるのだろうか。そしてファンはどうなのか。

山口らが示唆した対立メンバーによる教唆・情報提供がほんとになかったのか。報告書をよくみると、メンバーとファンとの関係性が密になりやすい新潟の特性を指摘していた。その中で何事かがあっても、不思議ではなさそうである。

まず被害者の山口がどういう反応を示すのかが注目されるが、今後の彼女の活動がうまくいかない場合、批判は再び強まるだろう。さらに、AKB総選挙の実施の見送りや、相次ぐテレビレギュラー番組の終了など、この問題の影響とみられる他の動きとあわせると、AKB的なアイドルグループのあり方に大きなケチがついたのは確かである。

秋元康としては人気がある坂道グループに重心を移していくか、海外展開のほうに力を入れるという選択をして、AKB型の活動は縮小していく方向も考えられるだろう。




ktu2003 at 18:48コメント(0) 

2019年03月15日

芸能界で不祥事が続発している。
何よりもこの現状は問題だが、あまりにも多すぎるために、関係した作品が続々と自粛に見舞われている。
先月の新井浩文の場合には、主演映画がお蔵入りし、主要キャストだった映画は公開延期になった。一昨年の小出恵介は、主演ドラマがお蔵入りし、主要キャストだったネットドラマは代役で撮り直しとなった。

ピエール瀧の場合はどうか。出演中の「いだてん」については出演部分のある回は配信停止、再放送では出演シーンをカットしている。今後については代役を立てる方向だ。4月公開の映画については、今のところ予定通り公開の方向で動いているという。「あまちゃん」総集編については出演のない前編のみ放送という線だ。

こうした現状に、各方面から「作品に罪はない」として疑問の声が上がっている。特に、過去の作品にさかのぼって自粛するのは不毛だ、というものである。かつて高校野球で批判されたような「連帯責任」を他のキャストや作品にも負わせるのか、という話だ。もちろん不祥事を起こさないよう、業界やタレント一人一人が自覚を持ち、あるいは対策を立てることは大前提としたうえで、ただ実際には不祥事をゼロにすることは不可能である。人間は間違いを犯す。どうすればいいのだろうか?

たとえばアメリカでは不祥事を起こした人物がいても、作品そのものに累が及ぶことはあまりないという。ただ、日本の厳しさが抑止力になっている、というデーブ・スペクターの意見もあった。これは良し悪しがあるだろう。しかし犯罪者にペナルティーを与えるのは当然としても、実際には製作関係者に金銭的・精神的な被害が及ぶ。そしてそれを補償する能力は犯罪者にはほとんどない場合が多い。

法的な取り決めがない以上、ケースバイケースとしか言いようがないが、以下の点を考慮しつつ決定することになるだろう。かりに俳優の場合とする。
・不祥事の内容。特に、被害者の有無、悪質度
・影響の大きさ。作品への関与の度合い

私は、すでに本放送や上映が終了した過去作品については、累を及ぼすのはやりすぎだと考えている。主演作や、その人物がいないとストーリーが成り立たない内容でない限り、基本的には再放送・配信等の自粛はやらなくていいと考える。
また、いまだ公になっていない作品や現在進行形の作品の場合は、カットや代役という形で対応できるならそうすべきだし、その対応が不可能な場合はテロップ等で対応してよいと思う。

さらに、媒体のあり方によっても対応は異なってくるだろう。テレビなど、不特定多数に「放送」や「配信」する場合と、ソフト化して販売する場合とでは同列には論じられない。基本的には有料で楽しむ場合については消費者側の判断にゆだねるべきである。

時間の経過とか、本人への処分や刑罰が確定し、完了したか否かも考えねばならない。業界復帰の是非はともかく、本人も社会復帰はせねばならず、生活もある。過去の作品という実績さえ全否定するのは、更生にとってマイナスであろう。あるいは更生や補償のための原資として考える手もある。
こうした点について、業界で一定のガイドラインを決めてはどうだろうか。







ktu2003 at 09:34コメント(0) 

2019年03月13日

 コカインを使用したとして関東信越厚生局麻薬取締部は12日、ミュージシャンで俳優としても活躍しているピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)=東京都世田谷区=を麻薬取締法違反の疑いで緊急逮捕し、13日未明に発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。(朝日新聞)

先月の新井浩文に続き、脇役として存在感のあった俳優が不祥事で姿を消すことになった。
ミュージシャンとして海外でも活動する実績があったが、2000年代からは俳優・タレントとして活動。「凶悪」の演技が高く評価されて多数の映画賞を獲得し、近年ではNHK朝ドラ「おひさま」「あまちゃん」「とと姉ちゃん」、ドラマ「64」の主演、さらに現在放送中の大河ドラマ「いだてん」にも出演と、今や売れっ子俳優の一人といってもよかった。また、レギュラー番組もナレーションなど含め5本ある。

またまたてんてこまいになるのは芸能界だ。2か月続けて売れっ子俳優の不祥事ときたもので、しかも新井浩文と共演したのが「64」だったりする。近年の芸能界の不祥事続きで、作品への被害も多い。このあり方については議論になっているが、別稿で論じることにしよう。

それはともかくコカインというのは強い麻薬であり、なかなか深刻だ。常習性も考えられる。まず、薬物から逃れられるのかどうか。おりしも地上波テレビで歌ったという酒井法子が、10年を要したから、かりに復帰できるにしてもそれぐらいの時間はかかるし、年齢的にリカバリーは難しいかもしれない。

いずれにしろ今の売れっ子の地位に戻ることはない。

現在放送中の「いだてん」にとっては、視聴率の不振に続く大打撃だ。とくに今後主人公のストーリーに大きく絡んでくる存在を演じていただけに、代役による撮り直しが視野に入ってくるだろう。「あまちゃん」出演者の一員であるが、冷遇を受け続けるかの名作も、今しばらく立場は微妙になりそうである。

ktu2003 at 18:53コメント(0) 

2019年02月11日

若手俳優を売り出すのが難しい時代である。

かつてに比べると学園ドラマ・恋愛ドラマが顕著に減少した。若い世代向けにはいわゆるスイーツ映画と呼ばれる、少女漫画原作の作品が量産されているが、もう飽きられてきた感もある。何より、若者人口はこれからもどんどん減るので、左前は避けられないジャンルだともいえる。

前に論じたように、ベテランと組み合わせて作品をつくるというのは一つの手だ。若手にとっては勉強にもなる。ただあまりにも力量に差があると作品を壊しかねないし、若い世代へのアピールという点では物足りないところもある。

そんな中での業界の一つの方向性を探る作品がある。
一つは「3年A組」。日本テレビ日曜の枠。ここは「若手」枠ではあるが、今回は異色の学園物を持ってきた。教師が1クラスの生徒をまるごと学校に監禁するという話。女子生徒の自殺の真相を解明するため、だが、原作がないためストーリーの予想はつかない。完全に現実離れしているが、若手の注目株が顔をそろえ、それなりの話題を集めている。教師役の菅田将暉でさえまだ「若手」に分類される年代である。
学園物で若手をセット売りすること自体は、過去に幾多あったが、今回は舞台が学園というだけで、完全にサスペンス物である。その中で若手がいかに爪痕を残すか。互いに争う感じが出てきている。

映画のほうでは「十二人の死にたい子どもたち」がある。これは安楽死を志願する未成年12人が廃病院に集まったが、13人目の死体があり、この殺人の真相を解明するという物語である。こちらは冲方丁の原作がある。こちらは学園物ですらないミステリーだが、これも若手の注目株が総出演するという趣だ。

この2本にはいずれもストーリーに現実感はない。密室ではないが閉ざされた空間内で若者の集団が互いにぶつかり合う、という共通点がある。一般に何かを演じるときは、それが現実の世界とはかけ離れていればいるほどやりやすいという。ということは、力量が必ずしも伴わない若手であってもボロが出にくいということだ。また、同年代の集団で作品を作っていくことによる相乗効果がある。いい演技に刺激を受ける。互いに意識し、競い合うことができる。また、作品の出来が特定の俳優に依存せず、重圧も分散するという利点がある。

そしていわゆる学園物が醸し出す世界観は、ある一定以上の年代になるとなかなか受け入れにくくなるが、サスペンスにすることによって上の年代にとっても見やすい内容になる。今回起用された俳優の中にはすでに、話題作に主演した者も含まれているが、アピールするのはそのほかの人物かもしれない。そして数年後には地位が逆転しているかも。そんな、ある意味では極めてシビアな現実を、数年後に突き付けるかもしれない作品である。


ktu2003 at 18:35コメント(0) 

2019年02月01日

俳優の新井浩文容疑者が去年、東京都内の自宅で30代女性に性的な暴行をした疑いがあるとして、警視庁が逮捕状を請求したことが捜査関係者への取材でわかりました。事実関係については認めているということで、警視庁は、自宅を捜索するなどして捜査を進めています。(NHK)

また一人、実力ある芸能人が不祥事で消え去ろうとしている。

青森県出身。2001年に映画「GO」でデビュー以来、数多くの映画・テレビドラマに出演してきた。こわもてのイメージで、アウトローな役柄が評価されてその種の作品では欠かせない俳優の一人である。
存在感が非常にあって、目つきの鋭い、現代風の「悪人」を演じることができる。一方で大人の男を演じてもいわゆるハンサムではないが、雰囲気を出せる。CMもいくつかある。
近年は普通の役も多くなり、ユーモアのあるキャラクターを前面に出して、人気もある。公開を控えている映画も2本あり、1本は主演だ。40歳となり、まさに俳優としては最盛期を迎えるといってもよかった。

一部では名前を伏せつつ報道されていたともいう。

見た目だけではなく、雰囲気やきちんとした演技で見せることのできる俳優だっただけに、残念だ。イメージ通りの人物になってしまった。ほんとにアウトローの世界にいってしまうかもしれない。

ktu2003 at 19:13コメント(0) 

2019年01月27日

 アイドルグループ「嵐」が27日、2020年12月31日に活動休止することを、公式ファンサイトで発表した。サイトにはメンバー5人で登場し、リーダーの大野智さんが「2020年をもって嵐としての活動は終えたい」などと報告した。嵐は今年で結成20周年。(朝日新聞)

いろいろと週刊誌レベルでは、記事が出てはいた。ただはっきりした報道はなかった。
リーダー・大野の提案だったという。おそらく、大野の意思がかなり強く、最終的にメンバーがそれを了承したという形のようだ。大野は来年で40歳。年齢的にはいろいろ考える時期でもある。

SMAPの顛末は彼らにとって大きな教訓になったはずだ。そのため、2年と言う猶予期間を設け、さらに「活動休止」として解散の形を取らなかった。ジャニーズ事務所側が当初どう考えたかはわからない。ただ、ここのところの各グループ、タレントの激しい動きは、年齢の問題は無関係ではなかった。そして滝沢秀明が裏方に回るという同年代の動きもあった。

私にとって嵐というグループは、SMAPの類似系でしかなく、SMAPを越えた部分は表面上円満のまま、という部分しかないと思っている。5人の個性、国民的な認知度やヒット曲、そして俳優としての実績など、どれをとっても比較すれば小粒なままである。とはいえ、アイドルグループとしては頂上に上り詰めることはできた。ただ、SMAPが長年背負った「ジャニーズトップ」という場は、嵐にとっては荷が重かっただろう。その重荷を早く下ろしたい、という気持ちになるのはよくわかる。

世代交代をどう進めるかは、ジャニーズ事務所にとっても課題だ。ただ、後発グループはSMAPはもちろん、嵐ほどの人気を獲得するのも難しいとみる。そんな中で滝沢秀明が考えているのは、舞台やライブを中心とした、よりコアなファンを固める戦略だろう。あるいは若い世代が縮小する日本ではなく、海外に展開していくといった形である。また、アイドルグループを売るのではなく、俳優や他のタレント的な活動をする人員を増やしていく方向もある。

いずれにしても、ソロになった嵐の面々はじめ、タレントとしてのジャニーズ勢は活動を続けるのだろうが、アイドル=ジャニーズという部分の存在感は今後低下していくのではないだろうか。

ktu2003 at 21:08コメント(0) 

2019年01月11日

年明け早々から芸能界にスキャンダルが続出している。そしてグループでの芸能活動だけに、他のメンバーへの影響が出てしまうのだ。

過去の複数の交際女性に対する暴力や金銭問題が報じられた、ムード歌謡グループ・純烈の友井雄亮(38)が、グループを脱退することが10日、分かった。(デイリースポーツ)

いわゆる「文春砲」が直撃。事実関係を認めた。
純烈といえば、銭湯や健康ランドなどでの営業活動を地道に続けた結果、中高年女性を中心に人気を得て、ついに昨年紅白歌合戦の出場を果たした歌謡グループである。メンバーの多くはもともと俳優として活動していて、それぞれに実績はあった。ファンとの距離の近さやサービスの良さが売りである。友井は元ジャニーズという立場もあって、振付や演出を担当しており、グループの中核的存在でもあった。しかし離婚歴があり、その原因がDVだということもささやかれていた。

恋愛スキャンダルならともかく、暴力沙汰や金銭トラブルが重なっては、イメージを基礎とする芸能界では難しいところだろう。文春が紅白後まで待ったのは、温情というよりは「紅白」という看板を持たせたうえで落とすという戦略か。それにしてもこの影響でドラマ主題歌起用やテレビの仕事がキャンセルされるなど、紅白出場までたどりついたグループにとって、最大の試練といえるだろう。

NGT48の山口真帆(23)が昨年12月、自宅の玄関先に押しかけた男2人から顔をつかまれるなどの被害を受けたとして、県警が暴行容疑で2人を逮捕していた事件に関し10日、グループの運営会社AKSが公式サイトを更新。事件の経緯を説明し、メンバーの関連性を認めた。

AKB的商法の危険性が、いよいよ抜き差しならないところに立ち至っているのではないか、と懸念される。NGTはAKBグループの新潟版。総選挙上位に入るメンバーもいる。山口は1期生で年齢もグループの中では年長。リーダー的存在の一人だ。どうやら事件は、メンバー間の対立が背景にあることが取りざたされている。山口が一部メンバーの素行を問題視したのに対する反発で、行動や自宅などの情報を教えて男に襲わせたという。当初運営側はメンバーの関与を否定したが、個人情報をメンバーが漏らしたことは認めた。説明では「教えてしまった」としているが、果たして。

現代のアイドルがこのようなリスクを抱えて仕事をしなければならないというのは、「会いに行ける」コンセプトの危険性と言われる。そして、メンバーにいわば「売られる」形だったのが事実だとすると、グループとして活動すること自体困難になる。大勢の集団で、当然人間関係もすべて円満というわけにいかないだろうから、今回のような事態にきちんと対応できないようならAKBグループ全体の崩壊につながるだろう。ちゃんとした女性が入ってくれなくなる可能性も高い。

芸能界は人々に「夢を売る」商売だという。人を傷つけたり、陥れたりする人間にはかかわってほしくないし、真に人を楽しませることはできない。昔に比べてそういうことを隠せなくなっているし、許されなくなっている。

ktu2003 at 07:43コメント(0) 

2018年12月26日

徳島県出身のシンガー・ソングライターで、今年発売したシングル「Lemon」が大ヒットした米津玄師(けんし)さん(27)が、大みそかに放送されるNHK紅白歌合戦に白組で出場し、徳島から生中継で「Lemon」を歌う予定であることが25日、分かった。米津さんがテレビに生出演するのも、歌を披露するのも初めて(徳島新聞)。

NHKが粘って、今年最大のヒット曲を歌ったアーティストを引っ張り出すことに成功した。紅白はもとより、テレビの生出演で歌唱すること自体が初めてなので、インパクトは大きい。

米津は動画サイト「ニコニコ動画」に投稿する形で曲を発表するところから、音楽活動をスタートさせた。いわゆる合成音声を利用しており、そこで大ヒットを記録してからメジャーデビューを果たした。そして15年ごろからはライブ活動を活発化し、昨年には提供曲「打上花火」がアニメ映画の主題歌となって年間No1ヒットを記録した。この曲を歌ったDAOKOも今年の紅白で初出場を果たしている。そして今年、テレビドラマ「アンナチュラル」の主題歌として「Lemon」がまたも年間No1ヒットとなった。インターネット時代の申し子として、テレビに全く出ずにヒット曲を連発する、新しい時代の歌い手といっていい。

そしてNHKが異例の措置をしたのは、特別枠ではなく白組への追加出場者としたことだ。これまで、歌手の急病や辞退等で代替え出場というのはあったが、発表後の追加は聞いたことがない。「紅白」という枠自体への疑問も呈され、特別枠出場の歌手も相次ぐ中、今後もぎりぎりまで出演交渉をするのであれば、こういう形がもっと増えていくかもしれない。その時、「紅白歌合戦」という番組名は残るとしても、その枠組みは溶解していくのだろう。

ktu2003 at 22:13コメント(0) 

2018年09月14日

 ジャニーズ事務所は12日、所属俳優の滝沢秀明さん(36)が今年いっぱいで芸能活動を引退すると発表した。今井翼さん(36)とのユニット「タッキー&翼」は10日付で解散。今井さんは事務所を退所し、病気療養に専念するという。「タッキー&翼」は昨秋から活動を休止していた。(朝日新聞)

ジャニーズ事務所がついに世代交代の具体的な動きを見せた。喜多川社長のタレント育成面を引き継ぐのは、ベテラン勢ではなく、より若い世代の秘蔵っ子だった。それはともかくとして、一つのグループが解散するというのに、深夜の、それも事後報告だったことには、疑問の声が上がっている。SMAPのときもそうだったが、タレント本人はともかく、事務所はファンの気持ちを大事にしないんだな、ということが改めて印象づけられた。

事務所を主導してきた喜多川社長、その姉のメリー副社長は高齢である。早晩新体制になる。そのとき、ジャニーズ事務所が引き続き芸能界を牛耳ると考えている人は少ない。後継のジュリー副社長は経営とタレントマネジメントを担うが、評判はあまり良くないという。世代交代したら、その覇権を維持するのは難しいだろう。それは、滝沢をもってしても同様である。

喜多川社長には世話になったが、後継者には義理はない。そう考えるタレントもおそらく出てくる。代替わりというのはそういうものである。芸能界という、特に人的結合を基礎とした社会は。滝沢が30代という年齢を考えると、上の世代のタレントの立場も微妙になる。

続発する不祥事、新たな道を求める退所者も続出、そして次世代のスター不在。メディア環境も大きく変化する中で、ジャニーズのビジネスモデルも古びてきている。系列会社で滝沢は育成に専念するという話があるが、世代交代後はジャニーズ事務所は解体過程に向かい、まったく違う形態となっていく可能性が高い、と私はみる。とくに滝沢は、幅広い知名度と人気を持つのではなく、コアなファンを固めて舞台やライブ中心に活動する形に持っていくことでもって、事務所の維持を図っていくのではないだろうか。

現在のように、歌もバラエティも報道番組も、というのは明らかに手を広げすぎで、タレントの力量が伴っていない。ジャニーズだから使われているだけだ。この路線は早晩破綻するだろう。


ktu2003 at 08:58コメント(0) 

2018年08月22日

 “創作あーちすと”のん(25)が22日、都内で行われた9月8日スタートのLINE NEWS オリジナルドラマ『ミライさん』完成発表会見に参加。2014年の映画『海月姫』以来となる実写作品で主演を務めるのんは「今まで演じさせていただいた中で1番、クズです」と笑顔でアピールした。(オリコン)

彼女の実力と人気からすれば、これはほんの序章に過ぎない。
いろんなことをやってはいたが、女優業に復帰していないことを理由として「落ちぶれた」かのような報道が続いていた。しかしどこ吹く風である。
間違いなく、本人への実入りは前事務所時代より多く、しかも仕事内容が面白い。

「あまちゃん」や「この世界の片隅に」という作品にはいろんな場で言及されることが多い。しかしテレビに登場しない主役の彼女をあえて扱わない不自然さに、当の芸能マスコミやテレビ界が苦しんでいるように見える。
もう楽になったらいいのに、と思う。この2作品に匹敵し、凌駕するような作品に、のんと同年代かそれ以下の若手女優は出会うことができただろうか?ひいき目ではなく、それはなかった。もちろん彼女一人の力ではないにしろ、そういう強力な作品に出会える力が、ある。

はやく彼女の仕事が、当たり前のように芸能ニュースとして扱われ、そしてその作品の出来栄えで、すべてが評価される時が来てもらいたい。というよりも、すでにそこに近づいている。共演者の顔ぶれをみても、知名度も実力もある俳優ばかりであり、その意味での制約はもうあまりないことがうかがえる。

今までの数年間の分も、彼女のために面白い企画を業界は用意してほしい。彼女と一緒に仕事をした人たちが受けた恩恵をみて、なおそこに思考が至らないとしたら、もうエンタメ界で仕事をするのはやめたほうがいい。


ktu2003 at 19:06コメント(0) 

2018年07月30日

corner























ポスターをみるだけでも、雰囲気が変わったことがわかる。
一昨年の作品では原作から大きく削った部分を、復活させるものとなる。
予告編の一部や、本編にも残されていたように、絵はあった。だが製作費を捻出できず、やむなく削ったものである。

幸いにして映画が大ヒットし、「長尺版」などと語られていた内容が明らかになった。キャストはもちろん同じ。遊郭で働く女性、リンをめぐるエピソードや、敗戦直後の枕崎台風のエピソードなどが加わる予定だという。新キャラクターとしては、リンの同僚・テルがアナウンスされている。

これらのエピソードが入ることにより、さらに原作にストーリーが近づくことになる。リンはかつて、周作との交流があった。それは結婚まで視野に入れたものだったが、やはり世間体というものがあったのだろう。実現することはなかった。すずは二人の関係を、ふとしたことをきっかけに気づいて、思い悩む。もちろんそこから何かが起きるというわけではないのだが。

少女が大人へと成長する物語。映画はリンのエピソードを削り、のんの解釈によってそういう話になった。だが原作に近づくとなれば、物語は変わってくる。すずはより大人となり、女となる。これをのんがどう演じるかも注目だが、映画を改めてみてみるとすずの成熟した部分もしっかり演じることができている。2年の時間が空いていることも、それなりにプラスに働くと期待したい。

「ニュー・シネマ・パラダイス」は完全版で物語が大きく変わってしまった。賛否両論あった。今回は原作にあったエピソードの復活だから、原作ファンにとっては喜ばしい出来事だが、作品のバランスがどうなるかはわからない。時間もかなり長くなる。

ドラマ版にどうも釈然としないものを感じていたので、この発表はオアシスを得た気分だった。ドラマはドラマで頑張っていると思うが、やはりアニメ作品を大事にしたい。






ktu2003 at 09:36コメント(0) 

2018年06月08日

小山慶一郎(34)とともに未成年の女性と飲酒していたことが発覚し、ジャニーズ事務所から厳重注意処分を受けたNEWSの加藤シゲアキ(30)が8日、金曜レギュラーを務めるTBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)に生出演し、「深く反省しております。情報番組に関わる者として自覚が足りなかった」と騒動を謝罪した。(スポーツニッポン)

今回は芸能界を去るような話にはならないだろうが、それにしてもまたか、というところである。

かねてから小山については、素行の問題が指摘されていた。そもそもNEWSというグループ、かつてメンバーの未成年が飲酒したことから大ダメージを受けたことがある。そんな経験があってのことだから、何の教訓にもなっていなかったということだろう。

ジャニーズ事務所にとって、TOKIOの一件からまだ間もない中で、またしてもタレントが報道番組で謝罪という事態に追い込まれたのは大きなダメージである。今回は音声という物証もあり、もみ消しや否定は不可能と判断したのだろう。ジャニーズ事務所はSMAP騒動以来、ガタついている。不祥事もそうだが、ネット戦略を改めたり、ファンクラブ対応にもクレームがついて改めたりしている。つまりはジャニーズが進めてきた戦略が、時代の変化の中で通用しなくなっていることの表れでもある。

今や報道・情報番組にも多数のジャニーズ勢が進出している。もちろん彼らはそういう番組に携わるためにタレントになったのでもないし、教育も受けていない。音楽低迷、ドラマ低迷の中で、露出を減らさないための戦略だが、完全に裏目に出てしまっている。また、報道や情報番組がジャニーズへの配慮をにじませねばならない、というのはメディアにとって自殺的な行為だ。その点でもジャニーズの害は大きい。

また、かつて芸能人は「玄人」と遊んだなどといわれる。スキャンダルにならないような立場や職業の女性と遊ぶのが一種のマナーだった。しかしジャニーズ勢は若者相手の商売で、未成年と接する機会も多い。タレントをみていてもとても「玄人」を相手に遊べそうな感じではなく、自然リスクの高い遊びに走ることになる。かといって締め付けを厳しくすれば、ストレスのはけ口がなくなってどんなことになるかわからない。

ジャニーズだけではないが、酒にも、性的問題にも、かつてより社会規範が厳しくなってきている。労働環境にしてもそうだが、芸能界だから、ということで許されなくなっているのが現状だ。そしてジャニーズ事務所は、その時代変化に対応していくのが難しい体制にあると思う。じわじわと、こうした不祥事の積み重ねが事務所の体力を奪っていくだろう。


ktu2003 at 09:38コメント(0) 

2018年05月20日

第71回カンヌ国際映画祭は19日夜(日本時間20日未明)に閉幕を迎え、長編コンペティション部門に参加した是枝裕和監督(55)の「万引き家族」が、最高賞のパルムドールを受賞した。日本映画のパルムドールは1997年の今村昌平監督の「うなぎ」以来、5作目となる(朝日新聞)。

是枝監督はカンヌに愛されている。04年には「誰も知らない」で柳楽優弥が男優賞を受け、13年には「そして父になる」が審査員賞。3度目の受賞で、悲願の最高賞を勝ち取った。

もともとはテレビ界の出身。制作会社「テレビマンユニオン」でADをやっていた。95年に映画監督としてデビュー後も、テレビドキュメンタリーやCMを数々手がけている。映画は家族をテーマにしたものが多い。カンヌで賞を獲得した作品も、ヒットした「海街diary」も家族がテーマだ。

今回の「万引き家族」、タイトルにまず引きがある。犯罪で生計を立て、つながっている家族の物語だという。リリー・フランキー、樹木希林はすでに是枝作品を経験済み。この2人は「東京タワー」を通じた縁がある。安藤サクラは次期朝ドラのヒロインが決定しており、若手実力派の松岡茉優といったキャスティングにも引きがある。興行的にも成功が期待されそうだ。

題材を聞いて思い出したのが、かつて福岡県に存在したという「泥棒村」。村民の多くが窃盗に手を染めていたという実話だが、この話も実話をもとに着想したという。犯罪が正当化されうるものではないが、どうやって生きていくのか、家族としてつながれるのかという問題は一筋縄ではいかない。たとえば「万引き」ということをテーマに投げ込んでみたとき、そこにどのような問いが生まれるのだろうか。

ktu2003 at 07:35コメント(0) 

2018年05月02日

アイドルグループ「TOKIO」の山口達也さんが未成年の女子高校生に対する強制わいせつ容疑で書類送検され、不起訴処分(起訴猶予)になった問題で、山口さんを除く「TOKIO」のメンバー4人が2日午後2時から、東京都内のホテルで謝罪会見を始めた(朝日新聞)。

この記者会見はする必要があったのだろうか?
結論が出ていません、という途中経過を報告する必要はなかったのではないだろうか。

山口は退職願をリーダーの城島に出してきた。城島がそれを預かっている状態なのだという。だが本来願は社長に提出すべきものだ。城島は会社でいう上司ではない。松岡が怒りを露わにしていたが、もっともな話である。

メンバーそれぞれに温度差があることもみてとれた(演技という説もあるが)。城島は番組では強硬論を言っていたものの、会見では抑えた調子。松岡は解散という言葉を口にしたように、もっとも怒りは強そうだった。国分は逆に山口を見捨ててはいけない、という様子。長瀬は最年少でもあるのか、はっきりした意見を持っている感じではなかった。

それにしても結論が出なかったというのは、なんともイメージを悪くする会見だったようである。ジャニーズ事務所としてどういう姿勢なのかがわからない。タレントを矢面に立たせて、こういうときだけ個人事業主だから、と責任を押し付ける。そのくせ自由は与えない。こんな事務所が今日本の芸能界の頂点にいて、マスコミを牛耳っている現状の深刻さを認識せねばならない。

そうかと思うとTOKIOのホームページからは山口が消えている。これは事務所としての結論をさすのか否かはわからない。ただいずれにしても、山口が元通り、TOKIOも元通り、という未来が許容されるとは思えない。「被害者、被害者」と相手方への発言はあるのだが、結論を出さずに長引かせることが一番相手への苦痛になるんではないか。

TOKIOがグループとして結論を出せないのなら、事務所幹部を交えて客観的に今の状況を分析し、自分たちが芸能界の商品としてどんな価値があるのかを踏まえて結論を出せばよい。山口がもし復帰したとしても、たとえば若い女性たちと接する仕事ができるのだろうか?無理だろう。それは他の4人にとっては理不尽な制約になる。

山口が脱退し、TOKIOが4人で活動するか、成り立たないのであれば解散してそれぞれがソロ活動をする、という方向しかないだろう。山口が個人としてやり直すことについて、メンバーや事務所が支援するのは構わない。だが今まで通り表舞台、というのは違う。

政治の世界がきちんと責任を取らないのは、要するに日本社会の鏡なのだとよくわかる。もちろん芸能界も。そういう意味でウォッチするのは意味がある。


ktu2003 at 18:14コメント(0) 

2018年04月26日

女子高校生に対する強制わいせつの疑いで書類送検されたアイドルグループ「TOKIO」の山口達也メンバー(46)が26日午後、都内で記者会見を開きました。(朝日新聞)

この記者会見をみていて、ますます元のポジションへの復帰は難しくなったと感じた。

事件の詳細については「捜査中のため」として語られず。事務所側弁護士から被害者の母親のコメントが読み上げられ、将来的な復帰は容認するようなニュアンスだった。これは事務所がそれなりの金を積んだのだろうか。
山口が語ったところでは、1月中旬から酒で体調を壊して入院しており、当日が退院の日だったという。自宅に戻って、酒を飲んだ。そして酩酊状態になったところで高校生を呼び出したのが20時ごろだったという。そして行為の詳細については覚えていないということだった。その後3月下旬に警察が山口のところを訪れてから取り調べに応じていたという。関係者以外には明らかにしておらず、通常の仕事を続けていた。

すべてほんとうのことを言っているか疑わしいところがある。ほんとうにまったく記憶がなかったのだろうか。事務所ともども隠蔽をはかったのではないか。この点は証明できないが、心証が悪い。さらにこうした酩酊状態には最近はなっていないとしたが、なら体調を崩すほど酒の影響が出るというのも不思議である。過去に酒でいろんなトラブルがあったのではないか。あるいは、離婚の原因にもそういう部分があったのかもしれない。

ともあれまだ刑事処分も確定していないが、無期限謹慎という事務所側の処分が下された。ニュアンスとしてはいずれ復帰の道も残したのだろうが、前例と比較しても難しい。かつてのSMAP稲垣・草の場合は比較的軽い犯罪で、被害者もいなかった。今回は性犯罪であり相手は女子高生。アイドルとしてのイメージは決定的に損なわれた。さらに、ジャニーズ事務所のイメージ自体も以前に比べ下がっており、力が落ちている現状である。

そして山口本人の体調の問題がある。当然酒の上、だとしても許されることではないが、ではその酒が、単なる酒乱ではなく肝臓にダメージが来ているという。なのに退院したその日に酩酊してしまうというのは、アルコール依存症を類推させる。となれば、長期にわたる治療が必要だ。体調が戻らない限り、TOKIOの他のメンバーと同様の仕事をこなせる見込みは薄い。山口は40代半ばを過ぎており、肉体的にも酒のダメージをリカバリーするのは難しいだろう。

芸能界をみても、さすがに性犯罪から復帰するのは困難である。とくに地上波テレビや、CM起用などは復帰するにしてもかなり難しくなるだろう。いくつか考えられる将来をあげておく。
・体調が戻らないことを理由として、グループ脱退あるいは引退。
・TOKIOを解散し、それぞれで活動。他の4人はソロの仕事もあり、山口の動向に合わせる必要もなくなる。
・TOKIOとしての活動はファン向けのイベントやネットなど、限定的にする。山口が地上波に戻ってくることがコンプライアンス上、許容されるか難しい。

ジャニーズ事務所の対応も悪い。若い女性を相手にすることが多い活動である以上、不祥事への処分は厳しくあるべきだ。


ktu2003 at 19:31コメント(0) 

2018年04月25日

女子高校生にわいせつな行為をしたとして、警視庁が人気アイドルグループ「TOKIO」の山口達也メンバー(46)を強制わいせつの疑いで書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった(朝日新聞)。

今までのジャニーズなら、こういう案件はもみ消していたのではないかともいわれる。「すでに和解」とも言っているのだから。ところが、それで終わりとはならない。強制わいせつ罪は法律が変わって非親告罪になっている。被害届の有無とは関係なく、検察の判断で立件されるかどうかが決まる。

どうやら司会を務める番組で知り合った高校生が相手らしい。すでにその番組は放送が中止になっているが、出来事があったのが2月のことだという。2ヵ月も発覚せず、その間他のレギュラー番組も含めて芸能活動を続けていたことになる。この点も印象が悪い。

TOKIOはジャニーズ事務所のグループの中でも今や最古参の一つ。人気番組「鉄腕DASH」は今や日本を代表する番組であり、メンバーそれぞれも順調に活動を展開している。山口はレギュラー6本あり、影響は大きいと考えられる。

ジャニーズ事務所にとっては深刻だ。今もっとも売れっ子のグループの一人だが、不祥事の内容が悪い。ジャニーズの主たる顧客層たる女子高校生、かつ番組関係者相手の性犯罪となると、イメージダウンは必至であり、事務所としても甘い処分はできない。山口は11年に交通違反で書類送検されている。不祥事とはいえないが、16年には離婚を発表している。そして今回、となると立場は苦しいところだ。少なくとも、アイドルとして元のポジションに戻るのはきわめて難しいだろう。

因果は巡る。タレントをぞんざいに扱い、芸能界を牛耳ってきたジャニーズ事務所も、このところ揺れ動いているのは明らかだったが、今回の一件は今までにないダメージを与えるだろう。「終わりの始まり」という言葉があるが、ジャニーズ事務所もその時がきたのかもしれない。


ktu2003 at 19:43コメント(0) 

2018年02月02日

芸能界の秩序がいろんな側面から流動化しているのを、最近感じる。

・ジャニーズ事務所は31日、所属タレントの写真を、この日をもってネットで解禁することを発表した(デイリースポーツ)。

かたくなだったジャニーズも、ついに一歩を踏み出した。ネット上でタレントの写真が使えないというのは、いくらジャニーズといってもさすがに無理があった。それを揶揄されることも最近増えていた。徐々にネット戦略を広げているという兆しはあったが、やはり大きな影響があったのは元SMAP勢のネット展開だろう。ただ、制限自体がなくなったわけではないし、SNSもいまだに解禁されていない。タレントがSNSすらできない、というのは前時代的である。そういう意味では、ジャニーズはもはや時代の先端にはおらず、後追いをする事務所になってしまった。エンタメの業界としては、これは致命的だと思われる。

女優・安藤サクラ(31)が10月1日スタートのNHK連続テレビ小説「まんぷく」(月〜土曜、前8・00)のヒロインに決まり、31日、大阪に続いて都内でも会見した。(デイリースポーツ)

意外な人選だとざわついている。新進か今旬の女優起用がずっと続いてきたが、一転して今回は演技派、そして生まれたばかりの子持ちの女優、という初めてのケース。NHK側は育児支援を約束し、家族も後押ししてくれたという。
朝ドラはまったくの新人を含む若手女優がヒロインをすることが多い。撮影期間が長期にわたるため、家庭を持っているとオファーしづらい。しかしそういう発想から、脱却すべき時に来ているのかもしれない。

女優の小泉今日子(51)が所属事務所から独立したことが1日、分かった。15年に設立した制作会社サイトで発表した。(スポーツニッポン)

同時に不倫を告白したところは、さすがにこの人らしいというところ。このご時世、世論がどう反応するかは読めないが、報道されるよりはダメージは少ないか。「独立」といっても、すでにバーニングからは自由にやっていい、という黙認をもらっている立場なので、トラブルにはならないと考えられている。ただ、自由度はこれまでに比べると増してくるだろうし、芸能人の契約問題に関する公取委の議論も進む中、新しい芸能界のあり方を模索する動きとみることはできる。彼女自身は、プロデュースなど企画側で活動することを考えているようだ。年齢の話に言及したのはそういうことだろう。

ktu2003 at 08:26コメント(0) 

2018年01月20日

 「CAN YOU CELEBRATE?」「恋しさと せつなさと 心強さと」など1990年代に数々のミリオンヒット曲を生んだ音楽プロデューサーの小室哲哉さん(59)が19日、東京都内で会見し、音楽活動からの引退を表明した。今週発売の週刊文春が小室さんと女性の交際問題を報じていた。(朝日新聞)

「平成の終り」を言う人が多いのだけれど、安室奈美恵はともかく、彼は「過去の人」という印象が強く、「平成」という時代に一時代を築いた人ではあるけれど、今終わった人ではないので違和感がある。

もともと60歳で引退を考えていたという。それが文春報道で早まったらしい。女性との不倫に関しては否定したものの、誤解を与えるような行動があったことについては認めているので、本人の中でも多少後ろめたい部分はあるのだろう。それよりも今の彼、そして妻・KEIKOの現状は、ものごとの栄枯盛衰を感じざるを得ないものだった。肝炎を発症して体調がすぐれない夫。そしてくも膜下出血から生還したものの、脳に大きなダメージを受けた妻。現代においてはちょっと早い年齢で、老後を迎えてしまったといっていい。だれにとっても人ごとではない、介護の問題がある。

そしてこの会見が、週刊文春への大きな批判を呼び起こした。小室氏がかりに不倫に走ったにしても、それを責め、引退にまで追い込んだ報道に対してである。ただ、文春側から言わせれば、事実関係を報道しただけでどうすべきかまでは言っていない、と突っぱねるだけだろう。
16年からの有名人の不倫をめぐる反応は常軌を逸しているが、ベッキーが対応を間違えたのが元凶だろう。総叩きしたのは当時の世間。そして文春を今批判するのも同じ世間。叩ける対象を単に探しているだけではないのだろうか。

週刊誌は週刊文春だけではないし、ネットニュースでも芸能界のあることないことが飛び交っている。そこに飛びついておきながら、今になって週刊文春を批判したところで、ため息しか出ない。30年前ビートたけしがフライデーに殴りこんだが、写真週刊誌としてフライデーは今もある。週刊文春もなくならないだろう。道徳的なことではなく、需要がなくなるかどうかだけ。


ktu2003 at 19:22コメント(0) 

2018年01月14日

大みそか恒例のお笑い番組「絶対に笑ってはいけない」で、ダウンタウンの浜田雅功がアメリカの俳優エディー・マーフィーに扮して肌の色を黒くした演出に対して、議論・批判の声が広がっている。(ハフィントンポスト)

お笑い番組というのは、今回に限らず歴史的に道徳的な批判にさらされてきた。
「子供に見せたくない番組」などというアンケートの上位には、きまってお笑い番組が並んできたし、昔のお笑い番組をみると、確かに今でいえば、セクハラ・いじめ・暴力にあたる内容のオンパレードである。そしていつのまにか、そういう内容は「是正」されていったのだろう。その結果、今のテレビは規制だらけでつまらなくなった、という議論も根強い。

記憶に新しいのが昨年の、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」での「保毛尾田保毛男」復活をめぐる問題だった。このキャラクターが差別的表現だという批判が巻き起こり、フジテレビ側は謝罪したのである。いうまでもなくLGBT、いわゆる性的少数者をデフォルメしたキャラクターだったためである。

どちらにしても表現した側に、差別的意識があったかといえばそうではないだろう。ただ問題は、やはり受け止める側がどう考えるかなのだろうと思う。不快に思う人がいたなら、それは「笑い」にはならない。そしてその基準は、やっている側にとっては「理不尽」かもしれないが、時代によって、あるいは文化によっても変わる。示唆的なのは、とんねるずとダウンタウンはまったくの同年代。30年にわたって、日本のお笑い界に君臨してきた存在なのだ。そして彼らは彼らのスタイルを続けてきただけである。

だが彼らの生み出した、あるいは今現在表現している笑いは、現代の文化的コードにはもう合わないのかもしれないのだ。そんな話は笑いに限らない。文学でも、芸術でも、学問でも、いくらでも例がある。かつては容認されていたが、今では許されない表現方法の数々がある。そしてそういうことをふまえて、作品は生み出される。お笑いでさえも、時代の子なのだ。

もちろんひとつ間違えれば、言論・表現の自由の統制につながる。今回も、エディー・マーフィーのものまねとして考えた場合と、黒人の表現方法の問題としてとらえた場合とでは受け止めが違う。一般的には、黒人を表現する場合の「黒塗り」は欧米では差別的とされてすたれたのだというが、そういう文化的背景を日本で理解するのは難しい。そこは大いに議論をすればいいだろう。

そして、日本と外国は違う、という議論に逃げ込むのは違う。今や世界中で日本発の映像も視聴されていることを前提に考えるべきだ。もちろん、日本社会自体が人種的な面も含めて今後さらに多様化していくことも考えるのであれば。




ktu2003 at 18:43コメント(0) 

2017年11月05日

元SMAPの3人が、abemaTVで72時間の生放送を敢行した。

そこで行われた企画、数多くの出演者をみると、ああ、昔テレビはもっと自由だったんだな、今はどうなのだろう?と考えてしまった。確かに、企画自体に新しさがあるかというとそうでもない。ある種のノスタルジーのようにも思える。ではなぜノスタルジーになってしまうのかというと、現在のテレビ・芸能界に自由が失われているからだろう。

何せ、SMAPを脱退してオートレーサーに転身した森且行が、その後メンバーと3回しか会っていないというのが驚きである。そのうち2回は、昨年末と今回。いかにジャニーズ事務所の締め付けが厳しかったかを示す。そもそも森の存在自体を、まるでソ連のように抹殺していたのだから。

彼らがSNSをはじめ、写真や映像が普通にネット上に乗るということが、これほど反響を呼んでしまうというのは、ジャニーズ事務所の前時代性を示すだろう。あの事務所とそのタレントの現状を考えると、もはやこれから時代を作ることはできず、むしろ取り残されていくのは間違いない。

おりしもフジテレビの長寿バラエティー「めちゃ×2イケてるッ!」が終了することになったが、それをうけた松本人志の発言では、もうテレビから視聴者だけではなくて、作り手も離れつつあるという見方を示している。芸能人も、スタッフもわかっているのだ。もう今までの芸能界のやり方では立ちいかないということに。政界や会社のような、忖度と圧力の存在を見せつけられて、どうして芸能界に娯楽性や希望を見出すことができるだろうか?ならば人々は、ネット上などの、より自分の趣味・嗜好にあった場所に、分散していくだろう。

それでいいと思う。テレビは万人に開かれているがゆえに、万人に受ける、当たり障りのない内容へと傾斜していった。いかにクレームのない、もめない番組を作れるかが問題となった。その過程では芸能事務所にも配慮せねばならない。だがそんなことは、人々を楽しませるという意味では、むしろマイナスになる。

いろいろなものを選べる時代だ。ネット上に活路を見出すもよし、テレビで万人受けを目指すもよし、あるいは人と直接触れあう世界を選ぶもよし。いずれにしろすべてが細分化し、それが飽和点に達するとき、また再統合の流れも出てくるだろう。

せっかく芸能人になったのだから、できるだけ好きなことをしてほしい。その結果だったら、たとえ末路が幸運でなくとも、納得できるのではないだろうか。そしてそれは、「芸能人」に限定することもない。人と生まれたのであれば、と言い換えられる世の中ならいいが。


ktu2003 at 19:38コメント(0) 
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