ペシャワール会

2008年08月27日

一旦は「解放」という情報も流れたのだが・・・・。

昨日アフガニスタンで拉致された、との報道があったペシャワール会職員の伊藤和也さんだが、今日になって遺体となって発見された、との情報が入った。身元も確認されたという。

ペシャワール会といえば、アフガニスタンに80年代から支援活動を行っているNGO。代表の中村哲氏の講演を聴いたことがある。本当に現地に長く根付いて、地道な活動を続けてきた団体である。
伊藤さんは、農業技術を伝えるために5年ほどこの活動に携わってきて、現地で厚い信頼を得ていた、という。
つまり、恐らく日本人では現地の状況をもっとも知り尽くした団体・個人が取り組んでいる活動である。。
「ペシャワール会が襲われるなら、現地で支援活動できる団体はない」とまで言われている、と報道は伝えていた。にも関わらず今回の事態に至ったのは、現地の治安の悪化が背景にあるとみられている。

タリバン政権の崩壊後も、情勢は落ち着かず、最近ではタリバン側が盛り返していて、多国籍軍にも多くの死傷者が出ているとか。イラクが若干先が見えてきた中、その陰に隠れて手がつけられなくなっているのが、アフガンの現状である。隣国パキスタンの政情不安も、影を落としている。まったく、ブッシュ政権は世界に戦争の種を撒き散らしただけで、その幕を閉じようとしているのだ。

今回の事件の犯人については、見方が分かれていて、タリバン勢力が犯行を認めた、とする報道もあれば、政治的なものではない現地住民間のトラブルか犯罪に巻き込まれた、という意見もある。

地道に戦乱の地で社会の再建に取り組んでいた人の死、本当に残念でならない。

しかし気になったのは、外務省の情報収集能力。いくら紛争地帯とはいえ、ちょっと独自ルートがなさすぎではないか。かりに犯人側と交渉できていたら、と考えても大いに不安がある。戦争のない日本は、そういう面でも「平和ボケ」になってしまうのか。いや、戦争の危機がないと養われない能力ではないと思うのだが。

http://tb.maglog.jp/ext/p-365528-7-27403
http://d.hatena.ne.jp/katchan/20080828#1219881193

 



ktu2003 at 22:09コメント(2)トラックバック(11) 
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