2016年09月28日

  本日、紹介するのは、地元紙の岩手日日新聞で当方が連載している記事、今年度の第8弾です。
紙面上からスマホのアプリでご覧頂ける動画もどうぞ!

前回から間が空いてしまいました。また地道に更新していきます。

岩手日日新聞 平成28年8月13日(土曜日)掲載

里山スケッチ
一関・萩荘 久保川流域

「緑の稲穂、炎と白煙」

里山スケッチ8月上旬


あぜの草刈り後、野焼きをする様子


 肌を焼くような日差し。炎天下では虫たちの動きも鈍る。林道の水たまりではカラスアゲハが水分補給。オニヤンマは縄張りを巡回している。一歩踏み出せば、表情豊かな自然と生き物の暮らしぶりが人の心に爽やかな風を起こす。


 農家では生い茂る草との戦いが続く。水田のあぜでは刈った草を数カ所に集め、燃やして片付ける。もくもくと立ち昇る白い煙と棚田は久保川流域を象徴する風景だ。

夏に草刈りをすると、その時期に生育するキキョウやオミナエシなどは絶えるが、これら希少な植物を刈り残す場所もあり、地元住民の花に対する愛情が感じられる。

草刈りをしないと、ススキや低木が茂って日陰をつくり、さまざまな植物が育たなくなってしまう。このように、草刈りを行う時期や頻度によって生育する植物は大きく変化する。


 ため池と土側溝を用いた稲作、定期的な草刈りや野焼きなど、世代を通じて行われてきた伝統的な農法が流域の自然を守り、築き上げてきたのだ。



記事動画について、以下の再生ボタンをクリックしてご覧ください。⇩



                      ☆


                  文・写真・動画
           久保川イーハトーブ自然再生研究所
               常勤研究員・さと研究員


※記事作成の裏話は「コメント」をご覧ください!

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2016年09月27日

新・再生事業地として管理が放棄された棚田や雑木林を手入れしています。ため池の造成、林の間伐、植栽と外来植物の抜き取り作業など、着手して今年で3年目になります。

「新・再生事業地」改め、「湿地公園」として日本在来の生き物の住みやすい環境作りを目指しています。

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現在、湿地公園のため池の周りには秋の花が咲いています。
紫色の花は「ノコンギク」です。

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造成されたばかりのため池には何も水草がありませんでしたが、
今では「ジュンサイ」や「ヒルムシロ」などが茂っています。
水鳥が種子を運んだのでしょう。

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ため池の浮島には、同じ湿地公園内から採取した土壌を乗せています。土壌の中には種子が眠っていて、太陽の光を浴びることで目覚めました。

去年の秋から、黄色い花の「オオニガナ」が目覚めました。
種子の寿命は植物の種類によって違いますが、40年くらいなそうです。約40年は地中で眠って光を待つことができます。

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季節はずれの「ニッコウキスゲ」が咲いていました。
本来は5月~6月に咲く野草なのですが…
日中と夜の気温差が大きいと狂い咲きが起きるのです。

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湿地公園の奥、知勝院第三墓地の入口に位置する既存のため池。
カスミザクラの葉がいち早く紅葉しています。
久保川流域の紅葉の最盛期は10月下旬~11月上旬です。

今年の紅葉の按配はどうでしょうね。


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2016年09月25日

今月24日、
知勝院へ厳美中学校の3年生、PTAの方々が訪れました。
PTA主催、「親子レクリエーション」の企画で座禅体験に加え、
生き物浄土館の見学を行いました。

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総勢約50名が参加しました。上は知勝院会館にて座禅の様子。

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生き物浄土館見学の様子。スライドを使用して協議会の活動や目的について紹介しました。

地元の方々に久保川流域の自然の魅力が少しでも伝わると嬉しいですね。生徒たちには、さらに次の世代へ地元の魅力を伝えられるようにしてほしいと願います。

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今回は時間の都合で、標本や生き物の展示が十分に見学できませんでした。短い間でしたが、保護者の方々も水槽の中の生き物や写真を熱心に見ていました。

学校やPTAには、またこの様な機会を設けて頂きたいですね。

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草の間から「チッチッチッチ…」と虫の声。
正体は上の写真の「チッチゼミ」でした。大きさは3㎝弱。

普段は木の高い所にいますが、風の強い日やその次の日には、
落下して草原にいることがあります。

しかし、今回見つけた「チッチゼミ」はだいぶ弱っている様子で、
声が擦れていました。そろそろ寿命のようです。
それで落下したのかもしれません。もう秋の本番なのですね。


※生き物浄土館の詳細、見学の方法は、下記からご覧ください!⇩
2016年08月22日生き物浄土館について




kubokawablogkubokawablog at 21:34コメント(4) 
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