2012年10月31日

今月24~26日、山形県鶴岡市に出張しました。財団法人地域活性化センターが主催した、
「地域再生実践塾~食と農、在来作物の存在と意義を見つめ直す~」に参加したのです。

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実践塾初日は、主任講師をして頂いた山形大学農学部食料生命環境学科准教授の江頭宏明(えがしらひろあき)先生、地域の在来作物を活用した有名なイタリア料理店「アルケッチャーノ」オーナーの奥田政行(おくだまさゆき)シェフらの講義(地域伝承の在来作物を生かし、どのように地域復興を実現させるか、またその実践例について)を受けさせて頂きました。

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二日目は、実際に在来作物を作っている農家さんや漬け物工場を見学させて頂きました。上の写真は「カラトリイモ」の農家です。農家のある庄内町の人々は280年以上もこのイモを栽培し、伝承してきました。イモは里芋のような食感で、葉や茎もお吸物や漬け物として食べられます。

下の写真は、樹齢70年以上のスギ林を伐採後に焼き畑を行って作る「赤カブ」の畑です。今回、見学させて頂いた「田川カブ」は、伝承400年の歴史があります。伐採初年度のスギ林の土はよく肥えていて、甘いカブができるそうですが、同じ場所で焼き畑をしても土がやせてしまい、2度目の栽培の時には甘いカブがとれないそうです。そのため、毎年、新しい場所のスギ林を伐採して焼き畑を行っているのです。

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2日目に湯田川温泉「つかさや旅館」でいただいたお昼です。
在来作物をふんだんに使ったお料理です。「つかさや旅館」の若旦那さんからは、初日の講義も受けさせて頂きました。「赤カブ」は「たこ鍋」という鍋物に使われたり、酢漬け、味噌漬けなど様々な食べ方がありました。

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3日目最終日は、参加した約50名が班にわかれて、江頭先生ご指導のもと、在来作物に対してそれぞれのテーマを決め、グループディスカッションを行いました。

在来作物の栽培には、跡継ぎ問題、生産性の低迷など農家の負担が非常に大きいのです。全班とも、在来作物に対するテーマに真剣で、色々な意見を交わしました。

今回、在来作物の保全は、地域の伝統的な農法、それに関わる人々を含む環境を保全するという事を学びました。そして、久保川イーハトーブ世界の生物多様性の保全にも、「さとやま」で行われる伝統的な手作業での農法が大きく関わっているのです。狭い枠組みの中で物を考えず、常に広い視野を持ち、行動するという事が大切なのですね。

長くなりましたが、それでは!






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他地域・施設 視察  

2012年10月30日

今月、22日、須川岳を岩手県側から登りました。
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山から出ている湯気は「硫黄ガス」で、ゆで卵のような臭いが立ちこめていました。
高山植物の花は終わっていましたが、木々の紅葉は真っ最中で見応えがありました。

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こちらは、「昭和湖(しょうわこ)」です。昭和19年に起きたガス爆発でできた強酸性の火山湖と言われています。
それにしても物凄い色をしています。因みに、「昭和湖」を「小学校」と聞き間違える人が多いとか少ないか。。。

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山頂(標高1627.2m)付近の尾根沿いからの景色です。写真中央から右側に「昭和湖」が映っています。
※申し訳ありません!これは「須川湖」でした!m(- -)m  (2014,10,21)

須川岳のような、気温が低く、風当たりが強い高山帯では大きな木が育だたず、森林が形成されません。東北地方で、森林が形成される限界の標高(森林限界)は約1600mと言われています。それを越えた山岳地帯には、高山植物の「お花畑」(専門用語です)が広がり、地面を這うように成長する「ハイマツ」や「ミネザクラ」などが見られます。

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登山日は風も弱く、最高のお天気でしたが、岩には氷柱ができていました。夜は相当な冷え込みで、そろそろ雪が降る時期なのです。山の天気はとても不思議ですね。次回は是非「お花畑」を見たいですね。

このお話しについては、知勝院のブログも是非チェックしてみて下さい
知勝院情報ブログ 須川への旅


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須川岳(栗駒山)  

2012年10月29日

皆さま、お久しぶりです。本日は紹介し忘れていた話を致しましょう。
m(- -)m

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いつかお話ししました、池の中を移動する「草の島」です。

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一番上の写真から一週間後、「草の島」が移動して、岸の手前に近づいてきました。
こりゃ、なんじょしたんだべ? (これは、どうしたのでしょうか?)


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恐らく、水中では上の絵のような出来事が起きたのだと思います。岸辺の水中に根を下ろしていた植物の根が切れ、独立した状態で水面に浮いて「草の島」となり、風によって流され移動したのでしょう。。。たぶん。
しかし、どうして根が切れたのでしょう?また、新たな謎が一つ。

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こちらも、実は紹介し忘れていた「ヒメアカタテハ」の翅(はね)の裏側です。
このチョウは、暖かい気候を好む種類です。温暖化によって岩手県まで分布を北上させているのです。
都心の公園でも見かけることができます。

「草の島」を以前紹介したページはこちら!↓
2012年09月18日不思議現象

「ヒメアカタテハ」については、こちらのページもどうぞ!↓
2012年10月05日2ショット







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