2012年07月26日

RIMG0673
昨日は、研究所付近の久保川で水生生物の調査(水質調査)を行いました。
この地域の地形は、火山灰が降り積もってできた地面で土の部分が薄く、1mも掘らない内に厚く堅い岩盤にぶつかります。
川も同様に、写真の通り岩盤剥き出しの状態です。果たして、このような場所に生き物はいるのでしょうか(?~?)

RIMG0674
川の流れはやや速いですが、岩と岩の間の窪みは流れが緩やかになり、砂利と砂が堆積していました。
ここをアミですくってみました。

RIMG0762
数回すくっただけで沢山の生き物が見つかりました。
ダビドサナエというトンボのヤゴ(写真の黒くて平たい虫)が一番多く見つかりました。他にはエビやドジョウ、捕まえられませんでしたがアブラハヤという魚もいました。

puranaria
石の下にはこんなものがいました。見た目は「ヒル」のようですが、つぶらな瞳が可愛らしい(?)「プラナリア」という生物です。(ウズムシとも言われますが、こっちの名前はちょっと響きが悪いような…)
大きさは1㎝前後で、水のきれいな川の石の下、落ち葉の下なので見られます。また、恐ろしい再生能力をもっており、体がちぎれてしまっても、切り口から新しい頭や腹部が生えて来るのです。つまり、1ぴきの本種を2等分すると、傷口から新しい体が生えて、2匹になるわけです。。。(怖)

石の下には様々な「カゲロウ」や「トビゲラ」の幼虫の仲間が見つかりましたが、いずれもきれいな川に生活しているものばかりでした。小さな生き物は周りの環境の影響を大きく受けるため、いつも気を付けて観察していれば、自然の色々な事がわかります。








kubokawablogkubokawablog at 16:33コメント(5) 

コメント一覧

5. Posted by さくら   2012年07月30日 13:40
さと研究員さま
 「プラナリア」って循環器系も血管もないのに脳はあり、再生能力抜群と本当に不思議な生き物ですね。ご説明ありがとうございます。お蔭さまでまた一つ知識が増えました。
4. Posted by さと研究員   2012年07月29日 19:52
カワセミ さま

どのくらい昔からは分かりませんが、たぶんいたと思います。清い川の石をひっくり返せば、結構見つかります。東京都の高尾山から少し離れた場所にある裏高尾という地域の川で見た事もあります。
3. Posted by カワセミ   2012年07月26日 21:15
久保川の周辺の画像から少しずつ久保川の雰囲気や様子が見えるようになりました。
きれいな川に生息する魚や生き物が沢山見つかるということはとてもよい環境であるということですね。「プラナリア」はとても興味深いです。身体が再生するとは古代原生生物かなと勝手に推測してしまいましたが久保川に古くから生息していたのでしょうか?
2. Posted by さと研究員   2012年07月26日 21:11
さくら さま
「プラナリア」は扁形動物というグループの一種です。心臓や肺、エラなどの循環器系や血管すら持たず、脳を持つ生物の中で一番原始的な種です。動物グループ名の通り平たい形をしていて、伸び縮みをして動きます。他にはコウガイビル、サナダムシなどが近い種類です。

この写真はデジカメでかなり接近して撮ったため、大きく見えます。「プラナリア」は伸び縮みの動きで大きさが大きく変わりますが、通常は2~3センチ、4センチに達するものも少なくないようです。
1. Posted by さくら   2012年07月26日 17:34
川には色々な生き物がいるのですね。
「プラナリア」は大きさ1センチ前後とのことですが、写真の真ん中に写っている茶色い細長生き物ですか?5センチ位ありそうですが・・・これは顕微鏡等で見たものでしょうか?
再生能力抜群で体がちぎれても傷口から新しい体が生えてくるとのことですが、魚の仲間なのでしょうか?

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
QRコード
QRコード