2014年12月

2014年12月30日

 ウシガエル防除活動について、データをまとめましたので、一部をご紹介致します。

図1

上の表は、2011年~2014年の4~11月において、76ヵ所のため池に仕掛けたトラップによって防除された、ウシガエル(外来種)の個体数、それ以外は捕獲して放流された日本の在来種の個体数を年度別に表し、比較したものです。


ウシガエルの個体数の変化が、素直に在来種の個体数に影響し、結果が出ています。
つまり、ウシガエルが増えると、在来種が減るという素直な結果です。


2011年度よりは小さな数値ですが、13年~14年にかけてオタマジャクシを含むウシガエルの個体数が、盛り返してきています。

特に14年度は、防除の作業日数が過去最低であることが問題です。
今までしぶとく生き延びたウシガエルたちが成熟⇒繁殖⇒増殖、となりました。

そのことで、捕食されやすい(ウシガエル95個体の胃内容物検査の結果から)カエル類、大型の水生昆虫類(上の表では「ガムシ」が代表)などの在来種の個体数も、種類によっては過去最低を記録しました。




他の事業内容を優先、作業人数の減少により、実質、防除の作業日数を故意に減らしたことが、ここまで悪影響を引き起こしました。

来年度、常勤研究員は、防除作業を最優先に職務にあたる事が必要です。
2012年には、それなりの結果が出せましたので、在来種の復活は、まだ可能だと…信じたい。


※ 防除の方法など、関連ページは、下記のタグ、
  「ウシガエル防除」から、ご覧いただけます。↓



kubokawablogkubokawablog at 23:12コメント(3) 

2014年12月28日

☆今月20日~23日、東京より協力研究員の方に来て頂いて調査をお願い致しました。前回に引き続き、調査成果の一部を撮影して頂いた写真でご紹介します!!


野鳥と柿の木を紹介してしばらくたちました。
(みなさん、覚えています?)

柿は鳥たちにすっかり食べられてしまい、
現在、殆ど残っていません。

一週間前に撮影された写真で思い出すと…

トラツグミ141223-43一関市萩荘
当地域では珍しい「トラツグミ」(手前)と、
冬鳥として飛来する「ツグミ」(奥)がいました…

現在、「ツグミ」はいますが、「トラツグミ」の方はいないです。

協力研究員の方から、ここの柿の木に来ていたと教えて頂き、
私も後から「トラツグミ」を撮影できました。(*´ー`*)ノ

トラツグミ141223-15一関市萩荘
「トラツグミ」。こんなにお腹が白っぽかったとは。

アオゲラ141223-26一関市萩荘
「アオゲラ」。ちゃんと柿をたべています。

私も一応「アオゲラ」を撮影しましたが、
その時は柿を食べずに飛んで行ってしまいました。

オオアカゲラ141223-34一関市萩荘
東日本では特に珍しい「オオアカゲラ」も来ました。
柿の木から少し離れた所で撮影、とのことです。

ベニマシコ141223-3一関市萩荘

たまたま「ベニマシコ」が通ったそうで、
オスは写真のように鮮やかな赤に色付きます。

ミヤマホオジロ♀141221-5一関市萩荘
また離れた所に、頭の黄色い珍しそうな鳥が…
これは「ミヤマホオジロ」のメスです。

オスは更に鮮やかな黄色に加え、
顔から胸にかけて黒のコントラストがあります。

☆4日間の間に、様々な鳥を撮影して頂きました!☆


※前回の柿の木と野鳥のページは下記からどうぞ!↓
2014年12月23日冬の道・鳥生活



kubokawablogkubokawablog at 22:28コメント(2) 

2014年12月27日

もちろん当期間中も、生き物の生息状況調査を続けています。

今月20日~23日には、東京より協力研究員の方に来ていただいて調査をお願い致しました。
せっかくですので、調査成果の一部を撮影して頂いた写真でご紹介します!!

テン141222-16一関市萩荘
22日の調査、久保川沿いを歩いていると…?
おや?あれは…

テン141222-19一関市萩荘
「テン」です。さと研究員は調査に同行していなく見れませんでした。

綺麗な冬毛の「テン」でした。
この時期は別名「黄貂(おうてん)」と呼ばれます。

こちらに気づき、久保川を渡って逃げようとしていたそうです。

テン141222-21一関市萩荘
川を渡って、パァ~ッと逃げて行きました。
この写真を見れば状況がつかめますね。(*´▽`*)

後ろにある足跡も「テン」のもののようです。
写真の「テン」と同じかはわかりません。

テン141222-4一関市萩荘
素晴らしいベストショットです(川を渡る前)
これはじっくり歩きながら調査しないと撮れない写真です。

普段の調査はどうしても車での移動が主流ですので、
このような動物には先に気づかれてしまって逃げられてしまいます。

次はさと研究員もチャンスを狙いたい…!


※「テン」の足跡は、下記からどうぞ!↓
2014年01月17日朝~長倉Vol.2




kubokawablogkubokawablog at 21:10コメント(3) 

2014年12月26日

地元紙、岩手日日新聞、
当協議会の連載記事、第4弾です。

岩手日日新聞 平成26年6月21日(土曜日)掲載

里山の生き物
一関・萩荘 久保川流域

「樹上の蛙合戦」

P5290291
樹上で産卵するモリアオガエル(上は実際の記事に使用した写真)

「カララララ…」「カララララ…」。
木々に覆われた溜池から、まるで木製の打楽器を奏でるようなモリアオガエルの鳴き声が聞こえてきた。

久保川流域では田植えが終わる頃、彼らの恋の季節が始まる。
雄の体長は約5㌢。雌の体長は約8㌢と大きいが、数は極端に少ない。

P5290089
(未公開写真 産卵中のモリアオガエル。雌にとって、雄は子供のような小ささ)

産卵は水面に張り出した樹上で行われる。

水辺に縄張りを作った雄は、いち早く雌と出会うことができるが、
大半の雄は樹上で雌の訪れをしぶしぶ待っている。

そのため、泡に包まれた数百の卵を産む雌の周りには、
多くの雄が集まる。
P5280265
(未公開写真 水辺に縄張りを作った小さな雄。鳴き声に誘われる大きな雌)

体の外で受精が行われ、固まった泡は外敵や乾燥から卵を守る。
そして、雨が降ると崩れ、生まれたオタマジャクシと共に水面へ落ちる。

少し怪しげな鳴き声と泡の塊も、
正体を知れば興味と愛着を持てるかもしれない。

P6090072
(未公開写真 記事に使用した写真の撮影場所、長倉第二墓地
木々に100個近いモリアオガエルの卵の塊が産み付けられた)



文・写真、久保川イーハトーブ自然再生研究所
     常勤研究員・さと研究員


※モリアオガエルの産卵については下記からもどうぞ!↓
2014年06月06日蛙の話7 再・モリアオ


※関連記事については下記の「タグ」からどうぞ!↓





kubokawablogkubokawablog at 22:30コメント(4) 

2014年12月23日

冬の道。人家近くの柿の木にて。

PC230201

ん?んん?!変な鳥が…と思ったら、虎柄模様の「トラツグミ」でした!
大変、奇妙な鳴き声で「ヒ~~」と鳴きます。

夜間も鳴くため、気味悪がれ、ちょっとした警察沙汰になった事も。
夜に鳴く妖怪、「鵺(ぬえ)」の正体とされますが…ホントかな?

PC230091
柿を食べてます。虫も食べます。
当地域では数が少ないですが、一年中見られます。

大きな黒目も特徴です。
他には、こんな鳥が。。

PC230179
「ツグミ」。冬鳥です。今年は例年より、やや少なめ。

PC230178
見えますか?「アオゲラ」です。
キツツキの仲間ですが、虫以外に柿も食べます。

PC230202
「メジロ」も来ました。
寒くてエサの少ない冬は、殆どが暖かい地域へ移動します。

PC230118
背伸びして、頑張って食べている「メジロ」。(*´▽`*)
毎日、みんなが食べ続けた柿を、今日も誰かが食べています。

※「トラツグミ」の鳴き声は、下記からどうぞ!⇩⇩
知勝院情報ブログ2013-05-16  トラツグミ

※「鵺(ぬえ)」については、下記からどうぞ…⇩
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B5%BA





kubokawablogkubokawablog at 19:43コメント(4) 
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