2015年05月

2015年05月31日

里山の森を散策。
自然のままに残された森はちょと暗い。

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そんなちょっと暗くて、しかも、じめっとした場所を好む上の植物は「フタリシズカ(漢名:二人静)」。一つの茎から二本の穂状の花をさかせることが和名の由来。

時に「三人静」になったり「四人静」になったり…
どんなに増えても静かなまんま。

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そんな場所には「ユウレイソウ」も出現。
正式な和名は「ギンリョウソウ」。

キノコの菌に寄生して生きています。
また、キノコを通じて、樹木の栄養分を補給しています。

あぁ、他力本願な生き方もあるさ。
それでも別名「幽霊草」。生きているのに…

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幽霊の次は鬼。

羅生門で斬り捨てられた鬼の腕に花の形が似ているということで、
上の植物の和名は「ラショウモンカズラ」となった。。。

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花を拡大。はて?どの辺が鬼の腕??
名前を付けた方、独特な感性の持ち主だったようです。

静かで幽霊で鬼が出て…
暗くて、じめっとした森は怖い所でした。


※さぁ、気分転換に美しい「オオルリ」の声をお聞きください!
       動画の再生ボタンを押してどうぞ!⇓

動画撮影:2015年4月22日 

※動画プレイヤーの右下にある歯車のアイコン(設定)をクリックし、
  解像度を上げると、高画質で視聴できます。

オオルリ動画の撮影場所は…
暗くて、じめっとしてて、静かで幽霊と鬼が出る森でした~

さむ~くなりました?最近暑いですから怪談話で涼しくなりましょう。



kubokawablogkubokawablog at 22:48コメント(6) 

2015年05月28日

田んぼの畔に巣穴を作って繁殖するシュレーゲルアオガエル。
暑かったせいか、繁殖期はもう終わり?

茂みや林の中にすみかを変えています…
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やっぱり暑いのか?
ひんやりした葉っぱにできるだけ体を密着させ熟睡中。

寝相が悪くて「寝ガエル」…なんてことはありませんよ。

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別のシュレーゲルは上目使いで様子をうかがっていました。

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「眠いよ~。そんなに見つめないでよ~。」

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「もう、せっかく寝てたのに… あっち行けっ!」

と、シュレーゲルに怒られました。


※鳴き声の動画は下記の再生ボタンを押してどうぞ!⇓

撮影:2014年5月28日 久保川イーハトーブ世界にて

※動画プレイヤーの右下にある歯車のアイコン(設定)をクリックし、
  解像度を上げると、高画質で視聴できます。



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2015年05月27日

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知勝院寺務所前、休耕田跡を利用した湿地草原にて…

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赤トンボ?? いいえ、このトンボは「ハッチョウトンボ」という種類。
割と草丈の低い湿地草原に生息する特殊なトンボなのです。

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特殊なのは生息場所だけではありません。
体長は何と1円玉くらいしかありません!

日本最少のトンボですよ。体長は1.7㎝~2㎝ほど。
背景の黄色い「ニガナ」の花の大きさは直径1.5㎝ほど。

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2013年以降、湿地草原脇の水路が枯れてから姿が消えていましたが、今年になってやっと戻ってきました。

適した生息場所を探すために長距離移動ができるトンボだと考えられます。今度からは水路を枯らさないようにして、定期的な草刈で湿地草原を維持していきます!





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2015年05月24日

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久々に久保川流域から離れた「遥かなる森」へ訪れました。

研究所周辺より400mくらい標高が高い場所ですが、
季節の流れはあまり変わらないですね。雪解けは早かったようです。

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上の写真、「カラカネトンボ」がいました。
羽化して間もないようです。

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おや、アスファルトの上を見ると…へんな虫。(失礼)
これは、どうも「コブヤハズカミキリ」というカミキリムシのようです。

ブナの森にすんでいるカミキリムシで、
久保川流域では見たこたね。道路の上をグゥ~ルグル。


5月6日に訪れた時は、多くの「コルリ」のさえずりが聞こえました。

「コルリ」は夏鳥。渡って間もない頃は木の高い所でさえずりますが、
時間が経つと、茂みの低い所でさえずるようになります。
動画をどうぞ!⇩

撮影:2014年5月6日 遥かなる森にて

※動画プレイヤーの右下にある歯車のアイコン(設定)をクリックし、
  解像度を上げると、高画質で視聴できます。


見るに堪えない動画ですが、鳴き声はこんな感じ。
「ヒヒヒヒ…」と続けて、「ピュリリリリリ」と美しくさえずります。

「コルリ」のお腹は真っ白。頭や背中は濃い青。
写真を撮ることはおろか、姿を見ることさえ難しい。
だからこそファンの多い野鳥です。


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2015年05月21日

地元紙、岩手日日新聞、
当協議会の連載記事、第17弾です。

岩手日日新聞 平成27年1月10日(土曜日)掲載

里山の生き物
一関・萩荘 久保川流域

「白鳥の田んぼ」

オオハクチョウ
羽ばたきながら鳴き合うオオハクチョウ(上の写真は実際の記事に使用したもの)


 晩秋、はるばるシベリアから日本へ渡って来るハクチョウは冬の使者。寒空に響く鳴き声と羽音、風を切って飛ぶ群れに思わず見とれてしまう。


 例年、萩荘の松原地区田んぼには
オオハクチョウとコハクチョウが飛来する。

冬の間も水がたまる田んぼを利用して、数百羽が見られる。

オオハクチョウはコハクチョウよりも一回り大きく、
体長は140㌢ほど。

首が長く、くちばしの黄色い部分が広い。日中は植物質の餌を食べて
過ごし、夕方になると河川や大きな沼などのねぐらへ帰る。

そして、早朝になると餌を探しに田んぼへ戻る。

羽ばたきながら互いに鳴き合い、あいさつや求愛をしたり、
けんかの相手を追い回したりなど多彩なしぐさが面白い。


 雪解けの頃、ハクチョウは慌ただしく故郷へ向けて飛び立っていく。
その姿は、寂しさと春の訪れを教えてくれる。
 

              ☆ 

文・写真、久保川イーハトーブ自然再生研究所
     常勤研究員・さと研究員


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