2016年08月23日

現在、東京都杉並区内の自然環境調査中です。
一関と同じ気温30℃でも、東京の暑さの質は違う気がします。
湿度の関係でしょうか…

調査はちょうど台風に当たってしまい…
雨の間を縫うように行いました。

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大雨の後、公園の芝生に水たまりが出来て湿地のように。

「キジバト」が全部で6羽も集まっていました。
溺れて浮いている虫を食べていたと思われます。

それにしても都市部の鳥は警戒心が弱く、
撮影がだいぶ楽です。

「キジバト」は本来、山にいる野鳥です。
一関の本種は、まず近づいては撮れませんね。

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空飛ぶハンカチ。「オオミズアオ」を発見。
都市部では希な大型(大人の手のひらほど)の蛾です。
体が大きいと目立って、カラスに食べられやすいのです。

P8230041
園芸用の花に「イチモンジセセリ」がいました。
都心には在来の植物が少なく、
園芸用や外来種の花が彼らの命を支えます。

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おや、道路に綺麗なチョウが?

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これは「アオスジアゲハ」。路上で雨水を飲んでいました。
南方系のチョウですが、現在の分布の北限は秋田県だそうです。

温暖化の影響で数を増やした種類と言えます。久保川流域では確認されていませんが、すぐ近くの大東町にはいるらしいです。


外来種、在来種に関らず、どの生き物も環境に適応しようと懸命に生きています。


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kubokawablogkubokawablog at 17:54コメント(4)
東京都杉並 調査  

コメント一覧

4. Posted by さと研究員   2016年08月27日 09:26
カワセミ さま
オオミズアオの幼虫は色々な木の葉を食べます。ウメやミズキなど…。都心ではそのような木が公園や庭などの植栽として使われてますので、生きていけるのでしょう。ちなみに、土の中でサナギになります。
3. Posted by さと研究員   2016年08月27日 08:54
さくら さま
都心でも探せばいろいろいますね。
田舎にいかなくても、生き物の面白さ、楽しさ、大切さを学べることができます。その一方で、都心では生きていけない生き物はたくさんいます。当方は、そんな生き物たちの居場所を作り、保全すること、保全することの重要性を次の世代へ伝えることなのです。
2. Posted by カワセミ   2016年08月24日 13:49
さくらさんの言われるように、都心にも注意して見るとあちこちに様々な生き物がいますね。道路にも・・・。大きな「オオミズアオ」は空飛ぶハンカチとか、とても蛾と思えないくらい綺麗に撮れていますね。
1. Posted by さくら   2016年08月24日 09:27
写真撮影にも応じるキジバト、大型の蛾のオオミズアオ、在来種の植物が少なく園芸用の外来種の花が頼りのイチモンジセセり、南方系のアオスジアゲハ、のご紹介ありがとうございます。都心にも結構様々な生き物がいるのですね。

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