2016年09月27日

新・再生事業地として管理が放棄された棚田や雑木林を手入れしています。ため池の造成、林の間伐、植栽と外来植物の抜き取り作業など、着手して今年で3年目になります。

「新・再生事業地」改め、「水辺公園」として日本在来の生き物の住みやすい環境作りを目指しています。

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現在、水辺公園のため池の周りには秋の花が咲いています。
紫色の花は「ノコンギク」です。

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造成されたばかりのため池には何も水草がありませんでしたが、
今では「ジュンサイ」や「ヒルムシロ」などが茂っています。
水鳥が種子を運んだのでしょう。

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ため池の浮島には、同じ水辺公園内から採取した土壌を乗せています。土壌の中には種子が眠っていて、太陽の光を浴びることで目覚めました。

去年の秋から、黄色い花の「オオニガナ」が目覚めました。
種子の寿命は植物の種類によって違いますが、40年くらいなそうです。約40年は地中で眠って光を待つことができます。

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季節はずれの「ニッコウキスゲ」が咲いていました。
本来は5月~6月に咲く野草なのですが…
日中と夜の気温差が大きいと狂い咲きが起きるのです。

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水辺公園の奥、知勝院第三墓地の入口に位置する既存のため池。
カスミザクラの葉がいち早く紅葉しています。
久保川流域の紅葉の最盛期は10月下旬~11月上旬です。

今年の紅葉の按配はどうでしょうね。


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kubokawablogkubokawablog at 20:26コメント(3)
夏の植物 | 秋の植物 

コメント一覧

3. Posted by カワセミ   2016年10月02日 11:37
湿地公園・・土壌に眠っていた種子が目覚め花を咲かせたり、鳥が種子を運んできたり湿地を好む多くの植物が一面に咲き、生きているという姿をみました。これから周辺の紅葉が待たれますね。
2. Posted by さと研究員   2016年10月01日 00:57
昇格ですか。なんだか目出度いですね。ありがとうございます。種子ですが、目覚める以外に動物が運んで来たり、風が運んで来たりで発芽するものも多いにあると思います。その中には外来種もあるので注意が必要ですね。
1. Posted by さくら   2016年09月28日 10:25
 新・再生事業地が「湿地公園」に昇格したそうでおめでとうございます。種子の寿命は40年位もあるそうで、太陽の光を浴びることで目覚めるそうですね。
UPしていただいた「オオニガナ」は昨年秋に目覚めたそうで、これからどんな植物が目覚めてくれるのか楽しみですね。

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