2018年08月21日

現在、出張中。
20~21日は、東京都杉並区内の動植物生息状況調査の日。
区からの依頼で、当方は昆虫相を担当しています。

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十数年前、恩師と歩いた杉並の道。今も昔のまま。

「山草園」では、道行く人に花々を楽しんでもらおうと、
地域住民が日本在来の野草を植栽し、育てています。

恩師は生前、
「ここは虫がいっぱいるし、ボクは好きなんだよ~」と、
語っていました。

都心では、外来の帰化植物が目立ちますが、
このような形で「過去の里の風景」を感じることができます。


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杉並にギリギリ生き残っている在来のノコンギクに、
ヤマトシジミの姿。素朴。それが心地よい。

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ヤブガラシに集まる「ヒメハラナガツチバチ」。

ダイミョウセセリ
区内ではめっきり少なくなった「ダイミョウセセリ」。
やっと会えました。
区内のはずれの方、場所を変えれば出会える虫も変わります。

マユタテアカネ
水辺周辺の草地。近年、復活した「マユタテアカネ」。
90年代~00年初頭は姿を消していました。

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こんなちょっとした草地が虫たちにとって、とても大切。

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復活した虫もいれば、激減したものもいます。
その区内代表、「オンブバッタ」です。
詳しいお話は、また今度…!

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荒れた背の低い草地にすむ「イボバッタ」。区内では希少種。

人が手を入れ過ぎてもダメ。全く手を入れなくてもダメ。
人と生き物が共生する里地の環境は、本当に絶妙なものでした。

それが、人が人として生きる生業の上に成り立っていたのですから。。。非常に考え深いですね。




kubokawablogkubokawablog at 22:33コメント(6) 

コメント一覧

6. Posted by さと研究員   2018年09月01日 21:35
まーしゃ さま
ここは調査のルートに入っているので、たまに通ります。
道からすると「裏道」になると思いますが、
静でよいところですね。
5. Posted by まーしゃ   2018年08月25日 13:42
あー、この道は三十年以上も前からの、私の大好きな散歩道です。
さと研究員さま、名称出してもいいでしょうか。

三泉淵野草園。西から東に向けての傾斜地で山野草にはおあつらえ向きの土地柄。
まさか、この画面で見せていただけるとは予想しませんでした。
ありがとう。嬉しかったです!
4. Posted by さと研究員   2018年08月24日 21:32
カワセミ さま
見た目はかわりません。。。が。。いる虫は結構かわりました。
今ではクマゼミが普通に鳴いています。
アカボシゴマダラやナガサキアゲハ。本来いないはずの昆虫が目立ちます。
3. Posted by さと研究員   2018年08月24日 21:23
さくら さま
ごめんなさい。分かりづらかったですね。
ヤマトシジミまでが「山草園」で撮った写真でした。
杉並の直接的な保全活動には関わっていない私ですが、
今回、得られた生息情報が、保全の役に立つことを願います。
2. Posted by カワセミ   2018年08月23日 14:00
都内杉並区の「山草園」では十数年前恩師と歩かれた杉並の道とのこと、昔と変わらないそうですが、地域住民の方が日本在来の野草を植栽されているとか、それもありこのような植物や虫を見ることができるのですね。とても良い雰囲気に感じます。
1. Posted by さくら   2018年08月22日 10:31
UPしていただいた写真は全部杉並区の「山草園」で撮影されたのですね?杉並区にギリギリ残っている希少なノコンギクにヤマトシジミに、ダイミョウセセリに、オンブバッタに、イボバッタがいたのですね!赤が鮮やかなマユタテアカネが近年復活したそうですが、激減した希少な虫たちも復活するといいですね。。

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