蛙の話
2014年06月06日
上の写真、本種のオスは、「鳴のう(めいのう)」を膨らませて鳴きます。「カララララ…」と、かなり低い声で鳴きます。
(5月28日11時32分、撮影)
縄張りやメスを呼ぶために鳴くのです。
鳴き声に誘われて?大きなメスがやってきました。
オスは透かさずメスの背中へ!オンブ!(同日18時38分)
メスの数はすごく少ないのでオスは必至です。
樹上では他のオスがメスを待っていました。!(同日18時28分)
まだかな~まだ来ないかな~(*´3`*)
翌日の早朝、同じ溜池で産卵を確認。きっと、昨日であったオスたちとメスでしょう。(5月29日5時36分)
そう、本種は樹上に卵の塊を産むのでした。
繁殖の最盛期は6月中旬。それまで、しばしお休みします。
この季節、中々雨が降らないせいでしょう。。。ガンバレ!
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カエル1種類にしぼって紹介したページです。
2014年03月20日
2014年03月17日
本日は、知勝院寺務所前の溜池群から、
「キャキャキャキャキャ…」、「キャララララ…」と、
可愛らしい鳴き声が聞こえます。
まるで、はしゃいでいる子供の笑い声のようです。
その声の正体は、「ヤマアカガエル」です。
ついに、本種の繁殖期、産卵が本格的に始まったのです!
上の写真には、5匹の「ヤマアカガエル」がいます。
十数匹の集団。その優しい声とは裏腹に、
少ないメスをめぐって、オスどうしの激しい戦いが巻き起こります。
あちらこちらで、どつきあい、のしかかり!波紋が広がります。
写真手前、おんぶ状態のものが成立したカップルです。
おんぶされている方がオスで、メスよりずっと小さい。
これからメスは、この状態のまま、一回きりの産卵です。
オスは、出てきた卵に精子を振りかけ、体外受精をします。
人や動物の歩く振動を感じれば、一斉に潜って姿をくらませます。
上の写真は、辺りの様子をうかがう「ヤマアカガエル」
誰かが鳴き始めれば、再び蛙合戦の開始です。
後、2、3日は続くでしょう。
本種の卵については、下記からご覧頂けます!↓
2014年03月15日雨音過ぎ去って、氷
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2013年07月31日
2013年06月19日
当研究所のすぐ隣を流れる久保川。
「フィフィフィフィッフィ…」とミステリアス且つ美しい鳴き声が聞こえます。
鳥?虫? その正体は如何に?!
声の正体は、こちらの「カジカガエル」です。渓流に棲むカエルです。
水の抵抗をあまり受けないように、平たい体型になっています。
やはり平たい体型で。口は吸盤のような働きをします。
近寄ってもあまり逃げません…本来、警戒心が強い種類なのですが。
むしろカメラ目線ですね。そんな目して、見つめちゃテレるよ。
因みに本種の名前は、魚の「カジカ」とは全然関係ないようです。
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