August 01, 2005

The Longcut 『A Quiet Life』


A Quiet Life


The Dresden Dolls

 7月29日の原稿書くのすっかり忘れていました。すいません。フジロックに行かれた方フジロックは楽しかったですか?雨で中々辛かったですか?ぼくは初日のThe Longcutがジョイ・デビジョンというか、モグワイをジョイ・デビジョンにしたようなアッパーな感じで面白いと思いました。こういうバンドやりたいなと思いました。

 あと、2日目The Dresden Dollsがブラック・サバスの「PIGS」?をやって感動しました。今ぼくはエルトン・ジョンにハマっていて、モジョか何かでオジー・オズボーンがマイ・ベスト10ソングにエルトン・ジョンの「ユア・ソング」を入れていて、“さすがオジー”と思いました。そのThe Dresden Dollsの「PIGS」を聞くとオジーがどうエルトン・ジョンを自分のものにしているのかの答えが分かったようでうれしかったです。どんだけ、ヘウ゛ィな曲を書こうとも、その根本にはいい曲がないとダメなんだという当たり前のことをあらためて教えてもらいました。マイケル・ジャクソンか、誰か忘れたのですが、どんな曲でも一度ピアノ伴奏だけでやってみて、それでいい曲だと録音するという話を聞いたことがあります。まさにそれですね。

 そしてもっと涙したのは二人がジャック・ブレルの「アムステルダム」をやったことです。シャンソーン、本人たちデヴィッド・ボウイ好きに見えるからあまりにもベタなんですけど。これまたメロディと言葉だけで泣かすいい曲の典型です。彼の最後のアルバムはまもなく病気で死ぬ、自分の死を受け止めたアルバムでジャケットは青い空だけが写った素晴らしいアルバムだったと思うのですが見つけられませんでした。デヴィッド・ボウイの初の引退宣言は彼の死に対するリスペクトだったと思います。これで彼をこえることは出来なくなったからと。

 もっと書きたいことあるんですが、今日はこの辺で。



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この記事へのコメント
久保さんの文章、いつも楽しみに見させてもらっています。
「The Longcutがジョイ・デビジョンというか、モグワイをジョイ・デビジョンにしたようなアッパーな感じ」、良く分かります。いつか、今年のTHE MUSICのようにグリーンステージでアクトする日がくるのかな。
今回のプライマルのステージはまるで久保さんの『ロックの神様』の世界に出てくるようなロックバンドのステージで、シビれました。いつか、スーサイドがレッドマーキーあたりで、観客をどつきまわすのを見てみたいのです。これからも素敵な文章、楽しみにしてます! 
Posted by okamoto at August 06, 2005 19:51
コメントありがとうございます。
Posted by 久保憲司 at August 08, 2005 13:11