チャリダー久保田の世界楽翔〜世界一周自転車旅行記〜

自転車による世界一周に向けた準備の話や、旅の話など

2015年02月

2/8〜2/20

ケレタロで2泊したのち、 8日にメキシコシティーにある日本人宿『ペンションアミーゴ』に到着。

この日から宿でのんびりと過ごす生活が始まる。
晴れているのに昼から酒を飲み、覚えたての麻雀をしたり読書をしたりと、ある意味日本人宿での正しい過ごし方をする。
ただ宿に篭ってばかりでもなく、新しくできたアミーゴスと博物館や市場、ベネチアのように水路が張り巡らされた地区にある、人形島と言う恐ろしげな島に出かけたりもした。
一番の楽しみは、日本にあるゲストハウスやライダーハウスに泊まっていた時のように、みんなで料理をしている時だ。
食べたい物を決めた後、メトロやバスに乗って安い食材が並ぶ市場へ行き、キロ単位で肉や野菜を買い、あーだこーだと言いながら各自持っている調味料を使って調理。
豚の角煮、親子丼、お好み焼き、マグロの刺身に鰆の塩焼き。
どれも日本を出てから初めて口にする日本の味に、感動すら覚える。
何より出来上がった料理を、みんなでワイワイ食べている時間は、一人で食べている時では味わえない幸福感を感じた。

ペンションアミーゴに着いてから2週間近く経つが、居心地がいいのでもっと滞在したいのだが、これ以上泊まると動き出すのが辛くなるので、来週中には出発したいと思う。

2/2〜2/7

グアナファトで廣井君と別れた後、サンミゲルデアジェンデ(San Miguel De Allende)へ向かう。
ホテルを出るとすぐに急坂が始まり、10km進むのに休憩含めて、3時間自転車を押していた。
その先も登りは続いたが、メキシコでは珍しく山には森が広がり、頂上からの眺めがいい道だったので、きつい坂ではあったが、気分良く走ることができた。

この日は峠を下った所にあるドロレスヒダルゴのホテルに宿泊し、翌日の夕方、世界遺産の町サンミゲルデアジャンデに到着。
セントロに近いホステルに投宿し、町をぶらつく。
メキシコでよく見るコロニアル様式の町並みは、一見すると他の町と変化がなさそうに見えるが、家や教会の作り、色などが町ごとに多少変化しているのが面白い。
この町のオススメポイントは、レアル アリーダ ア ケレタロと言うセントロから国道に抜ける小径で、15%以上の石畳の急坂が続くが、展望が良いのでこの町に来たら是非行って見てください。

アジェンデからは下りメインとなり、16時頃ケレタロのホステル『ブルーバイシクル』に到着。
ここで3日前に別れた廣井君と合流。
この町も世界遺産で、ホステルのすぐ側には全長2km近くある水道橋が掛かり、ローマの水道橋にも負けない迫力がある。
夜は、トルティージャにアボカドを塗り、町で買ったチキンの丸焼き(77ペソ約600円)挟んでかぶりつく。
テラスから見える夜景も格別で、うまい飯、綺麗な景色、そして同じ夢を持つ仲間。
これ以上ない贅沢な時間に、時が経つのを忘れ、ビールに酔いながら世界遺産の夜は更けるのであった。

↓ケレタロ



1/30〜2/1

サカテカスのYHでは、実家から自転車で30分程の距離に住む旅好きのおじさん
や、世界一周中の女性バッグパッカーと出会ったりと面白い出会いがあり、居心地の良い宿だった。

サカテカスから500m標高を落とした後は、永遠とアップダウンが繰り返される、チャリダー泣かせの道が続いたが、1日100kmペースで走れた為、サカテカスを出て4日目の昼過ぎにグアナファト(Guanajuato 看板やロゴでは略してgtoと標記)に到着。

サカテカス同様、鉱山で栄えた街らしく山の傾斜に沿って民家が広がっており、
メサヴェーデ以来となる、今旅二度目のトンネルを抜け、町に向かって自転車を走らせる。
山の傾斜に広がる町なので道が狭いうえ、一方通行の道が上へ下へ右へ左へと複雑に絡み合い、まるでエッシャーの描くだまし絵のような道路が続いている。
上へ下へと言うのは、橋が架けられて交差している部分もあるが、この街特有の地下道が、複雑さに輪をかけている。
一本道の地下道ならいいが、片側2車線ある太い道や車一台ギリギリの狭い道が、交差しながら町の下を網の目のように無数に伸びており、一旦入ったが最後、目印となる物が無いので、地上に出るのにも一苦労し、RPGの地下ダンジョンに迷い込んだ気分だ。

この地下ダンジョンは、天井が高く煉瓦造りのアーチがあったりと、結構凝った造りとなっているので、地上の人混みを歩くより、地下を歩いている方が面白かったりもする。

ダンジョンから脱出した後、寝床を探すため、宿が集まる地区に向かい、観光案内のおじさんに紹介してもらった一泊250ペソのホテルに落ち着く。
日暮れまで時間があったので、ゆっくり観光したかったが、前日に泊まったSilaoのホテルが、隣接しているディスコだかバーだかから流れるてく大音量の音楽が、朝6時半まで鳴り止まなかった為、熟睡出来ずに寝不足になっていたので、観光は早々に切り上げすぐにベットに潜り込み、ゆっくりと体を休めた。

この町では3つ楽しみにしていた事があり、一つが地下ダンジョンで、二つ目が以前このブログに登場した、世界一周中のチャリダー廣井君との再会だ。
モニュメントバレーで別れた後、僕より一ヶ月早くメキシコに入っていたにもかかわらず、旅仲間の家で長期滞在していたらしく、シティーのペンションアミーゴでで待っていてもらう約束が、遂には追いついてしまいここで落ち合おうと連絡していたのだ。
彼と別れてから2ヶ月経ち、元々怪しかったのに、服は汚れ髪は伸び、肌は日焼けで黒くなりと怪しさに磨きがかかっており、世界遺産の町並みを荷物満載の自転車を押している姿は、かなり異質な姿として映し出していた。
(まぁ人の事は言えないけど)

再会は、タッチを交わした後にゲンコツを合わせる、メキシコ流の挨拶を自然としただけ、言葉に出さなくてもお互いにメキシコの旅を楽しんでいる事が伝わってくる。

市場でコミーダコリーダ(野菜や肉を調理した主菜に、スープとトルティージャが付いた定食)を食べたり、屋台のポテトチップスやカットフルーツを摘みながら町をぶらつき、gtoでの3つ目の楽しみであった、ミイラ博物館に二人で向かう。
セントロから離れているし、ミイラだけの展示ならそれほど人は来ないだろうと思っていたが、博物館に着くと入り口から行列が数百m伸び、中に入るのに1時間半近くかかった。
30分あれば周りきれる小さな博物館ではあるが、大人から幼児までのミイラが展示されており、目を開き口をかっと開いている姿は、背筋がぞっとする迫力がある。
どうやらエジプトの様に元からミイラを作ろうとした訳では無く、乾燥した気候が埋葬した死体を自然とミイラにしてしまう
そうだ。

廣井君とは1日半一緒に過ごした後、コースが違うのでここで別れる。と言っても、一週間後にはシティーで再会するのだけどね。

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