九段新報文化面

犯罪学者新橋九段の、犯罪とは全然関係のないあれこれです。 小説、映画、ドラマ、アニメ、特撮、TRPGあたりを。

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 さて、『初めての文学フリマ参加のための覚え書き いざ参加当日編』でも書いたように京都文学フリマからもう1月近く経っているというわけで、手に入れた同人誌の感想をポツポツ纏めていかないとなと思っているところです。
 言っても、全部読めてはいないんですけど。
 というわけで、細かめに分けて記事を立てていきます。冊数を小さく区切るのはTwitterにブログ投稿のつぶやきをするときに、一緒に作品名や作者名を入れてエゴサされやすくするためですね。
 第1回は同人誌でないとできなさそうな変わり種作品から。
 作者名のリンクはTwitterです。

 True Japan Neo-Nippon in Flames ネオ日本炎上 LG
 写真奥に写っているいらすとや候な表紙の雑誌が本作です。私はハリウッド映画に出てくる間違った日本が大好きで、ゆえに『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』とか『G. I. ジョー』とか好きなんですけど、本作もそれに類する作品です。アンソロジーのようなものでしょうか、複数の作者による短編が収められています。

 私が特に注目したのはまず『渡航者のためのガイドライン』。日本独自の風土病となってしまった過労死、いや「カローシェ」への注意を促す事務的な文体がかえって皮肉をそそります。海外ではほぼ撲滅された病気っていうのも。

 『はなさかジェイソンVSアルティメット桃太郎』はもう勢いだけの作品。勢いだけなんですけどはなさかジェイソンが出てくるたびに笑ってしまうという。いやもう、チェーンソー持たせたらなんでも面白いでしょ。コロンブスの卵的な作品です。

 『Intelligence agency in the sky』は各国のトンデモエージェントそろい踏みの一作。作者の言う通りバトル系のラノベに仕上がっています。日本のエージェントは侍。忍者の正体は果たして……。

 その他、有名な噺を現代風に翻案した『ラクゴコマチ』、京大某寮っぽいところで起こる金縛り事件を追うミステリもの『動けないなら息を吸え』、探偵も忍者もサイバーな時代『VR敷島浩二』、ノスタルジーな雰囲気が一層不気味な奇妙系の『学区外』を収めています。

 ちなみに、目次も外国製衣服のタグみたいに間違った日本語で書かれており、そのこだわりのせいで記事へ各タイトルを書きだすのが手間でした。っていうか読めない。

 願いのかなうボールペン
 恋するボールペン
     橋依直宏
 続いてはまさかのボールペン付きという一作でした。同人誌じゃないとできない作品といえましょう。
 一番上に載せた写真ではもう読後なので仕掛けは取り払っちゃっていますが、手を付ける前の状態はこんな感じです。あと『恋する~』のほうにはハート型に折った手紙もつくのですが、私は戻せなかったので映していません。

 『願いのかなう~』はホラー系、もしくはクトルゥフ系というかCoC系といってもいいかもしれません。邪神は出てきませんが。こういうシナリオありそうですもんね。ボールペンに巻き付いている赤と白のぐるぐるがお話のカギになっています。展開自体はべたですが、なまじ仕掛けがあるせいでドキドキさせられました。

 『恋する~』のほうを後に読んだのですが、先に読んだやつのせいで警戒心マックスになっていました。実際にはこちらはハートフルな作品に仕上がっています。俺も手紙をもらえる高校生活送りたかったな……。

 作中に出てくるボールペンを付属させることで没入感を高める、アイデア勝利な作品といえましょう。

 今回は2サークル3作を取り上げました。どちらも同人誌でないとできない面白い作品でした。

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 では第5回。今回は温泉回です。
 というのもこのゲーム、夏になると地震が発生し、封鎖されていた温泉への道が開く仕様になっています。荒れ放題の土地になぜが佇む健康ランド。謎が謎を呼んでいますが、入っていると体力やエナジーを回復できる便利スポットで、料理によるエナジー回復がまだできないいまは重宝することになります。これで一日中働ける……。
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 そして洞窟探検の末、オノとピッケルを鉄でアップグレードすることができました。このアップグレードには単に消費エナジーを減らす以外にも重要な意味があり……。
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 牧場で邪魔になっていた大きな岩や切り株を破壊できるようになりました。これで牧場の整地はほぼ終わり、土地を余すところなく使えるようになります。
 広がった土地をどのように使うかはまた次回。

 ルアウパーティーだ
 さて、このゲームのもう1つの楽しみは月に2回ほどある季節の行事です。実は春にもエッグハントとフラワーダンスがあったのですが、別に見どころはないのでカットしていました。ちなみにいま私のキャラが被っている麦藁帽はエッグハントで手に入れたものです。フラワーダンスには参加すらしていません。
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 しかし今回発生したイベント、ルアウパーティーは話が別。このルアウパーティーでは大鍋でスープを作るのですが、いい食材を入れてあげると村人全員の好感度が上がるというシステムになっているのです。
 キッチンで刺身を作るため、ライナスの好感度を上げたい私はこのパーティに力を入れることに。
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 用意したのはマグロです。金色の星はクオリティが高い証。潤沢に食材を手に入れる手段は今のところ釣りだけなので、当然の選択です。その結果は……。
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 見事成功。このイベントにしか登場しない、任期とか一切なさそうな知事も大満足です。絶対汚職に手を染めてるでしょこの人。
 しかし現状、ライナスのハートは1つのまま。刺身への道は遠い……。

 次回、コンスタントなアイテム収集を……
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 フィールドで拾えるアイテムで「夏のタネ」を作り、それを植えて収穫してまたタネを作るという無限ループで農業も軌道に乗り始めました。農作物が少しずつたまってきています。
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 そして次回は、新しく作れるようになった「ハチの巣箱」と「ひらいしん」が大活躍する……予定。これが製造できればコンスタントな収入源となるだけに、気合は十分です。
 お楽しみに。

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 というわけで、見てきました。『アクアマン』。 
 ジェイソン・モモアをアーサー/アクアマン役に起用し、彼のお茶目なところをうまく脚本に生かしていましたね。DCユニバース的には『ジャスティスリーグ』で既にヒーローとしてのオリジンを終えており、そういう意味ではヒーローの魅力をまず決定づけるレガシーを提示できないというディスアドバンテージがあったわけですが、彼自身の個性に救われた格好でもあります。となると今後同様の試練を迎えるであろうサイボーグがどうやってこれを乗り越えるかも気になります。そもそもサイボーグの単独映画の話は全然聞こえてこないけど。

 神話は依然として
 過去のDC映画の感想で「マーベルに比べて映像が絵画的、神話的」であるというものを読んだことがあるのですが、本作もその例にもれませんでした。映画冒頭、海賊に襲われた潜水艦を助けに来たアーサーの圧倒的な強さ。彼が攻撃を超人的な力で受け止めるワンシーンワンシーンにある種過剰なまでの引き・溜めがあり、一瞬だけ訪れる静止画的なカットが神話的な印象に拍車をかけます。
 また中盤、イタリアを舞台に行われる戦闘では、屋根から屋根へ飛び移るシーンがあり、『ワンダーウーマン』のシーンを彷彿とさせます。狙ってやっているのかはわかりませんが。

 シナリオとしては、王座を狙う好戦的な弟と戦い、王としての力に目覚めていくというもので、古くは『マイティ・ソー』で、最近は『ブラック・パンサー』で扱われたテーマですが、ソーがコメディ路線に向かい、ブラック・パンサーが政治的背景を強く押し出す方向で描いた一方で、アクアマンはDC特有の神話的演出を用いることで、まさしく神話の再現をスクリーン上に映し出す方向で映画を成功させることができました。同時にこれは、同じテーマでも描き方が異なれば全く違った作品になることの好例でもありましょう。

 しいて残念な点があるとすれば、『ジャスティスリーグ』を経たことがあまり活かされていないような脚本だったことでしょうか。『ジャスティスリーグ』を実質的に『アクアマン』の第1作として、本作を続編的な濃度で出すこともできたし、そっちのほうが見たかったかな……とも。

 がんばれブラックマンタ!
 さて、本作ではアクアマンのいぶし銀な活躍も見どころなのですが、私がむしろ興奮していたのは悪役として序盤から中盤にかけて登場した「ブラックマンタ」の物語です。
 ブラックマンタは潜水艦を襲いに来た頭目の息子です。冒頭、彼は父親から海賊の由来を聞き、祖父の異名であるマンタの彫り物がされたナイフを譲り受けました。しかしその直後にアクアマンに襲われ、父親は死亡。息子は命からがら逃げだします。そしてそもそも潜水艦を襲うように指示していたアトランティスの一族に復讐の協力を要請します。

 この一連の流れ、まさにアメコミヒーローの系譜と言っていいでしょう。海賊でなければ。アトランティスから譲り受けた最新のアーマーを改造するシーンは『アイアンマン』を彷彿とさせます。海賊でなければ。

 そしてイタリアでの戦い。結局彼はアクアマンに敗れてしまいました。しかし海に落ちた彼は生き延び、劇中でアトランティスがあると豪語して変人扱いされていた学者に拾われます。「水落ちは生存フラグ」というのはアメリカでも同じだった。

 この流れ、もう『アクアマン2』ではブラックマンタがメインのヴィランになることは確定としていいでしょう。もちろんアベンジャーズに登場したロキのように『ジャスティスリーグ2』で登場、あるいは『スーサイド・スクワッド2』に登場してもおいしい。むしろスーサイド・スクワッド入りすべきでは? 前作は初登場のヴィランだけで構成されたチームだったのでちょっとお祭り感に欠けた出来になってしまっていましたが、今はDCユニバースにも作品が増えてきていましたし。

 何はともあれ、続編が楽しみな映画であったことは非常にうれしかったです。映画というのはある意味、続編が公開されるまでの間に内容を妄想するのが一番楽しいみたいなところもありますから。

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