というわけです。今回は1994年の「つくば母子殺害事件」。あのロバート・K・レスラーがテレビのインタビューでプロファイリングを行ったことで有名な事件です。

 少しだけ補足するとすれば、本来であれば報道から得られる情報だけでプロファイリングを行うことはあまり賢いことではないということです。レスラー自身もこのことは著書で強調していました。
 なぜかというと、プロファイリングには本来、捜査で得られた情報をフル活用して行われるべきだからです。報道では当然得られる情報は限られます。限られた情報でのみプロファイリングを行うとその結果が一方づいたものになってしまい、結果として捜査を攪乱してしまう恐れがあります。

 ワイドショーに出てくる学者が当たり障りのないことしか言わないのを馬鹿にする向きもありますが、証拠もなく断定的なことを言わないという学者の責任感の表れと解釈すべきでしょう。むしろ、何の根拠もなく断定的な犯人像を述べたりする者がいれば、そいつを疑ってかかるべきです。