以前に何かの雑誌で、「地球の酸素量が減っている。知らぬ間に人間は酸欠に陥っており、それが様々な病気の原因になっている」と読んだ事があります。
ホントかいな?。まあ、それが本当かはさておき。

‘酸欠’っていうのは重要なキーワードだと思うのです。この‘酸欠’に陥っている患者さんが多いように感じるのです。


不定愁訴。
「器質的な病変や原因の分からない体の不調。体がだるい、疲れが抜けない、やる気が出ない、めまいがする、寝付けない、眠りが浅い、首・肩・腰が凝る、手足がしびれる、下痢や便秘、胃や腸の不調、動悸、息苦しい、気分が晴れない、集中できない、イライラする、頭痛など」

こういった方は多いです。来院される方の割合でも、かなりを占めるのではないでしょうか。
そして、みなさん‘酸欠’に陥っているように思えるのです(根拠はないけど~)。

まず呼吸が浅かったり口呼吸になっている。酸素を体中に取り込めてないようなイメージです。だから、体の機能が働かないという感じ。

ですから、施術の大きな方向としては深い呼吸ができるようにする事です。私が一番重要視しているのは肋骨の弾力感。弾むような、そして呼吸に合わせてしっかり動くような肋骨が理想的です。
横隔膜や鎖骨、後頭下や仙骨も重要かもしれません。

施術後、肋骨がしっかり動き、深い呼吸ができるようになると、患者さん自身も「呼吸がしやすくなりました」、「体の重さが取れたようです」とおっしゃいます。
植物に水をあげた時のように、体中に酸素が行き渡る感覚です。呼吸がラクにできるようになったら、ご自身でも深呼吸を習慣にするととても良いと思います。
深呼吸は交感神経を抑制する効果もあります。この交感神経が不定愁訴には大きく関わっているのですが、それはまた今度。


不定愁訴は様々な原因が積み重なっています。その方の性格や仕事量や食生活などが複雑に絡み合っているのでしょう。ですから、簡単には改善されません。
じっくり徐々に体が変わっていく。生活習慣を見直す必要もあるでしょう。患者さんと施術者が協力し合う事がとても大切です。
それには施術者が信頼されなければならないのですが。