自分の整備ミスで殺しといて、蘇れも無いもんだけど・・・・


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恒例イベントの天王ヒルクライム、山岳コースに挑戦するので、MTBで参加することにした。

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しかし、何だか後輪が変だ。とにかくイベントを走り終えて・・・・

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早速、点検をしてみた。

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何だかガリガリしているので、玉押しを外してみたら、なんとグリースっ気が全くない。

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酷い・・・!玉押しが、ジャリジャリ・・・・。


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駄目だこりゃ!これをベアリング溝の、虫食いと言います。通勤で10年も使って、何も知らずにCRC5-56を吹きかけていたから、グリースがすっかり流れ出してしまってる。

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今日はここまで、交換部品を手に入れましょう。シマノのスモールパーツで探しても、自転車の問屋さんに聞いても、もうそんな古い部品はありませんだとさ!

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自転車屋さんの部品箱を探しても、同じものが見つからない。

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仕方がない、甲子園口の中古部品屋へ行ってみた。

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お店の年配のおじさんに、『これと同じ玉押しを探してるんだけど・・・』と尋ねてみたら、顔をしかめて『ちょっと待ってて・・・』と言って店の奥に行って、箱の中をゴソゴソ探し出した。

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『これを使ってみて・・・!』と持て来たのがハブAss’yだ。32穴ならごっそり交換するけど、36
穴なので中身を使う事にした。『いくらですか・・・?』『300円!』エッそんなに安いの?

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不具合が見つかってから5か月、ようやく修理の開始です。

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ハブAss’yからシャフトを抜き出して、並べてみた。上が今まで使っていたシャフトです。シール部分の部品がかなり違うけど、基本的な寸法は同じです。

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ベアリングのサイズも数も同じです。さあ、いよいよ組み立ててみましょう。

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アウター側に専用グリースを塗って、ボールを並べていきます。

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シャフトにも、グリースを塗布します。

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シャフトを挿入すると、グリースが丸見えです。

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中古ハブに、こんなパッキンが組み込まれていました。これを使ってみましょう。

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良い感じですね、これで行きましょう。

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リヤバブの、オーバーボール完了です。異常は感じられないけど、前輪ハブも点検しておきましょう。

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後輪よりずっと良い状態だけど・・・・・

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・・・・なんて事だ、前輪も虫が食ってる。

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という事で、銀輪亭に出向いてハブが欲しいとお願いしたら、物置からDEORE LXを、探し出してくれた。苦しい時の銀輪亭頼み、感謝します。

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シャフトを抜いてみた。グリースっ気が、残ってます。

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上が虫食いシャフト、下がDEORE LXです。

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何だかちょっと違うけど、使えそうですね。

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ベテランの方二人のアドバイスで、ちょっとゴロゴロ感があるぐらい、玉押しを強めに締めます。

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修理完了!

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さあ、これで雪でも鑓でも降ってこい!来週はこれで何回か勝尾寺へ走ってみましょう。それにしても、リアハブの不具合が見つかってから修理完了まで、半年もかかってしまったよ・・・!