2004年06月22日
今月の狸狐内駅前パチンコライバル物語��
業界内に熱狂的ファンを持ちながらも、決して一般人の目に触れることの無いであろう名作漫画「狸狐内駅前パチンコライバル物語�供廖瞥卦残命� 絶賛連載中）をそっと静かに紹介してみる。
この話パート２であり、勿論前作から引き継がれた設定、世界観、いや、それよりなによりパート�脅�体のココまでのあらすじも勿論あるのだが、今回その辺は面倒くさいので大きく割愛させていただき（オイオイ）
今月号のアラスジのみ紹介することにより、この名作のテイストを感じ取って頂ければ幸いである。
尚、万が一好評であったり、筆者がネタに困ったりすると来月以降も続くかも知れない。
この話パート２であり、勿論前作から引き継がれた設定、世界観、いや、それよりなによりパート�脅�体のココまでのあらすじも勿論あるのだが、今回その辺は面倒くさいので大きく割愛させていただき（オイオイ）
今月号のアラスジのみ紹介することにより、この名作のテイストを感じ取って頂ければ幸いである。
尚、万が一好評であったり、筆者がネタに困ったりすると来月以降も続くかも知れない。
今月の
狸狐内駅前
パチンコライバル
物語��
小山賢二 作
登場人物
五十嵐 モンキーグループ エリア部長 元ポンポコ店長
袴田 ポンポコ店長 五十嵐を尊敬している
清原 フォクシー店長＆グループオーナーの我侭令嬢
村田 フォクシー副店長兼統括本部長
アナグマ物産 穴熊戦法を思わせる磐石の守りの経営ながらも五十嵐率いるエンジンに一敗地にまみれた
イノシシ商事 猪突猛進の強気経営で知られる地方の雄
=承前=
エンジンとフォクシーにおいて、激しい入れ替え合戦、出玉競争が行われる中、完全に取り残された形になったポンポコ袴田には一つの推論があった。
「全国展開を急ピッチで進めるモンキーグループには各地にライバルがいるはずだ。そのライバル達と連絡を密にとる事によりなんらかの活路が開かれるのでは無いか」と。
早速行動をおこした袴田は「将棋の穴熊戦法を思わせる磐石の守りの経営 アナグマ物産」や「猪突猛進の強気経営 イノシシ商事」の現場責任者との折衝の中で確かな手ごたえを得る。
入れ替え当日、朝折込のチラシをみて、顔色を変えるフォクシー幹部達。
そこには自店のチラシ同様「地域初導入 CRポン美MR」の文字が・・。
美しい容貌を歪ませ叫ぶ清原
「開店５分前に客入れを開始しなさい！そうすれば地域初導入は嘘ではないわ！」
ふと窓の外に目を移すと、そこには既に客入れを開始したエンジンに流れ込むお客様の姿が。
悔しがる清原を尻目にフォクシーグループ経営幹部達による、状況分析は進められていた。
「このまま入れ替え戦争が続けば消耗戦は目に見えている」
「今回の撤去機種は？」
「スプラッター将軍P36のようです」
「スプラッター将軍P36といえばこの間導入したばかりの、人気機種ではないか。いったい五十嵐は何を考えているんだ・・・」
その頃ポンポコ事務所には、どこかに電話をする袴田の姿があった。
「ええそうです、スプラッター将軍P36のフルスペックの方です」
電話の相手は、先日協力関係を約束したイノシシ物産部長であった。電話をきり部下達に事情を説明する袴田。
「スプラッター将軍P36は現在 アナグマ商事のメイン機種らしい。エンジンお得意のチェーン店移動戦略の先手を打って、明日から出玉勝負をしかけるそうだよ」
「さすがは猪突猛進のイノシシ商事ですね」
変な納得をする部下達。
「それにしても、こちらからの情報提供だけではウチにはなんのメリットも無いのでは無いでしょうか」
心配顔の部下達に、袴田は静かに語り始めた
「イノシシ商事の部長はお礼として中古スロットを２島分タダでくれるそうだ」
「どうせ又廃棄寸前のボロ台でしょう？」
訝る部下達を諭すように袴田は続けた
「”おらぁウータン”だそうだよ。もう既にこちらに向かっているそうだ」
「えぇ！あの人気機種ですか！！それにしても、もう向かっているとは。さすがイノシシ商事。猪突猛進ですね」
マタマタ変な所に関心する部下達。
袴田は自分のとった戦略の確かさを一人か噛み締めるのであった。
狸狐内駅前
パチンコライバル
物語��
小山賢二 作
登場人物
五十嵐 モンキーグループ エリア部長 元ポンポコ店長
袴田 ポンポコ店長 五十嵐を尊敬している
清原 フォクシー店長＆グループオーナーの我侭令嬢
村田 フォクシー副店長兼統括本部長
アナグマ物産 穴熊戦法を思わせる磐石の守りの経営ながらも五十嵐率いるエンジンに一敗地にまみれた
イノシシ商事 猪突猛進の強気経営で知られる地方の雄
=承前=
エンジンとフォクシーにおいて、激しい入れ替え合戦、出玉競争が行われる中、完全に取り残された形になったポンポコ袴田には一つの推論があった。
「全国展開を急ピッチで進めるモンキーグループには各地にライバルがいるはずだ。そのライバル達と連絡を密にとる事によりなんらかの活路が開かれるのでは無いか」と。
早速行動をおこした袴田は「将棋の穴熊戦法を思わせる磐石の守りの経営 アナグマ物産」や「猪突猛進の強気経営 イノシシ商事」の現場責任者との折衝の中で確かな手ごたえを得る。
入れ替え当日、朝折込のチラシをみて、顔色を変えるフォクシー幹部達。
そこには自店のチラシ同様「地域初導入 CRポン美MR」の文字が・・。
美しい容貌を歪ませ叫ぶ清原
「開店５分前に客入れを開始しなさい！そうすれば地域初導入は嘘ではないわ！」
ふと窓の外に目を移すと、そこには既に客入れを開始したエンジンに流れ込むお客様の姿が。
悔しがる清原を尻目にフォクシーグループ経営幹部達による、状況分析は進められていた。
「このまま入れ替え戦争が続けば消耗戦は目に見えている」
「今回の撤去機種は？」
「スプラッター将軍P36のようです」
「スプラッター将軍P36といえばこの間導入したばかりの、人気機種ではないか。いったい五十嵐は何を考えているんだ・・・」
その頃ポンポコ事務所には、どこかに電話をする袴田の姿があった。
「ええそうです、スプラッター将軍P36のフルスペックの方です」
電話の相手は、先日協力関係を約束したイノシシ物産部長であった。電話をきり部下達に事情を説明する袴田。
「スプラッター将軍P36は現在 アナグマ商事のメイン機種らしい。エンジンお得意のチェーン店移動戦略の先手を打って、明日から出玉勝負をしかけるそうだよ」
「さすがは猪突猛進のイノシシ商事ですね」
変な納得をする部下達。
「それにしても、こちらからの情報提供だけではウチにはなんのメリットも無いのでは無いでしょうか」
心配顔の部下達に、袴田は静かに語り始めた
「イノシシ商事の部長はお礼として中古スロットを２島分タダでくれるそうだ」
「どうせ又廃棄寸前のボロ台でしょう？」
訝る部下達を諭すように袴田は続けた
「”おらぁウータン”だそうだよ。もう既にこちらに向かっているそうだ」
「えぇ！あの人気機種ですか！！それにしても、もう向かっているとは。さすがイノシシ商事。猪突猛進ですね」
マタマタ変な所に関心する部下達。
袴田は自分のとった戦略の確かさを一人か噛み締めるのであった。
