トップページセントキッツ・ネーヴィス宣言商業捕鯨・海洋資源の管理を科学的根拠に基づき国際的ルールを作る宣言

セントキッツ・ネーヴィス宣言

be44dba6.jpg
捕鯨問題については賛否両論、深い問題なので今回は昨年のセントキッツ宣言だけ紹介しておきます。
セントキッツ・ネーヴィス宣言(仮訳/水産庁作成)

第58回国際捕鯨委員会年次会合 2006年6月

セントキッツ・ネーヴィス,アンティグア・バーブーダ,ベナン,カンボジア,カメルーン,コートジボアール,ドミニカ,ガボン,ガンビア,グレナダ,ギニア,アイスランド,日本,キリバス,マリ,マーシャル,モーリタニア,モンゴル,モロッコ,ナウル,ニカラグア,ノルウェー,パラオ,ロシア,セントルシア,セントビンセント・グレナディーン,ソロモン,スリナム,トーゴ,ツバル

カリブ地域を含む世界の多くの地域において,鯨類の利用が沿岸地域社会の維持,持続的な生活,食料安全保障及び貧困削減に貢献していること,また,感情的理由により,鯨類の利用を,世界標準として受け入れられている科学的根拠に基づく管理及びルール作りの対象外とすることが,漁業資源及びその他の持続的に利用可能な資源の利用を危うくする悪しき前例となることを強調し,

さらに,農業の多様性の必要性を経験する多くの国々にとって,今日,国家発展のための重要な要素たる海洋資源の利用が極めて重要であることを強調し,

1946年に制定された国際捕鯨取締条約(ICRW)の目的が「鯨類の適当な保存を図って捕鯨産業の秩序ある発展を可能にする」(国際捕鯨取締条約序文からの引用)であり,したがって国際捕鯨委員会(IWC)は,資源量に関係なく全ての鯨類を保護するのではなく,鯨類資源が乱獲されないよう捕鯨を管理するためのものであることを理解し,

1982年にIWCが,商業捕鯨モラトリアム(ICRW附表10(e))を採択した際に,科学委員会は保護のためにそのような措置が必要であるというような助言をしなかったことに留意し,

さらに,一時的な措置として定められたことが明らかなモラトリアムが,もはや不要であること,委員会が1994年にヒゲクジラ類の豊富な資源に対して捕獲枠を計算するための頑健でリスクのない方式(RMP:改訂管理方式)を採択していること,そして,IWC自身の科学委員会が,多くの鯨類資源が豊富であり,持続的な捕鯨が可能であるということに合意していることに留意し,

14年にわたる議論と交渉の結果,IWCが,商業捕鯨を規制するための管理措置を完成し,採択することに失敗したことを危惧し,

鯨類が莫大な量の魚を消費し,その結果,このことが沿岸国にとっては食料安全保障に関する問題となり,また,生態系管理が現在の国際標準となっていることに鑑みて,鯨類資源管理については生態系管理という大きな範疇の中で考慮すべきことを求めていることを受け入れ,

自己の関心のキャンペーンによって,多くの国際NGOが,食料安全保障と国家の発展に関する各国の主権的事項についての政府の方針を曲げさせようとして脅迫を用いていることは,容認できないものとして拒絶し,

鯨類資源の状態に拘わらず持続的な商業捕鯨の再開に反対する幾つかのメンバー国の立場が,国際捕鯨取締条約の目標と目的に反していることに留意し,

過去の乱獲の歴史への回帰ではない,管理された持続的な捕鯨を認める保護管理方式の採用によってのみIWCが崩壊の危機から救われること,及び,その試みに失敗し続けることが鯨類の保護にも管理にも貢献しないことを理解し,

ここに,

・各国のコミッショナーは,IWCが国際捕鯨取締条約の規定の下での責務を果たすことができなくなっていることに危惧を表明し,

・我々は,国際捕鯨取締条約とその他の関連条約の規定に基づき,IWCの機能を正常化すること,文化的多様性と沿岸住民の伝統及び資源の持続的利用の基本原則の尊重すること,及び,海洋資源の管理方法として世界標準となっている科学的根拠に基づく政策及びルール作りを目指すことへの約束について宣言する。

(以上)--引用ココマデ「日本捕鯨協会 - 捕鯨に関する決議・宣言 -」より
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. 緑豆のクジラブボンボンどもがよく言う10のこと  [ Meditations ]   2007年04月14日 15:41
1. わざわざ南極で、国際的に定められたクジラ保護区内で行われているしかもここで世界で唯一日本だけが捕鯨を行っている。 A.クジラは回遊したいるので頭数の推移を把握することが難しいなぜなら回遊しているのでその全体??
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
お気に入りに登録
くじら最新コメント