以前紹介した「サカイク」というサッカー少年少女向けのサイトから。
↓
子どもたちを適切に見守り、サポートする ためにはどうしたらいいか?
関わりすぎて もいけないし、安全面から大人がまったく関 わらないのも無責任。
最近問題になっている 「親の過干渉」も多くの場合は、我が子を心 配する善意の気持が行き過ぎてしまった結果 でしょう。
以前、アメリカのユーススポーツ で活用されているキッズゾーンについてお話 ししましたが、日本サッカー協会(JFA)で も、同様の取り組みを行っています。
■ピッチの中、ピッチサイドは「こどもエリ ア」です
「こどもエリア」という表示を見たことがあ るでしょうか? 今夏行われた全日本少年 サッカー大会でもピッチに入る前のエリア に、こどもエリアの表示がしてありました。
JFAでは特にピッチ内、ピッチサイドを子ども たちが主役のエリアと考え、バッジやポス ターを掲示しています。
JFAが呼びかける、子どもエリアへ入場する 際の心構えは次の通りです。
『子どもエリアに入る前に!』
サッカーが大好きなこども達のため に・・・ こども達の自立を認め、励ますことができ ますか?
こども達にとって良い見本になれますか?
自分のこどもばかりでなく、チーム全体、 相手チームにも拍手が送れますか?
サッカーの仲間の一員として、他のサッ カー仲間全てを尊重できますか?
今日の勝ち負けよりも、こども達の将来を 楽しみにできますか?
■スマイル! できていますか?
そして最後に「スマイルでいますか?」と 問いかけています。
全日本少年サッカー大会 といえば日本一を決める大会です。賛否はあ りますが、それを目標に頑張ってきた子ども たちに「勝ってほしい」と思うあまり、拳に 力が入り、眉間にしわが寄り、普段ではいわ ないようなことをついつい言ってしまう大人 もいます。
そういう大人に、改めて「ピッチ では子どもたちが主役」ということを考えて もらう。
試合の前に冷静になってもらうこと がこのポスター掲示の目的のひとつです。
アメリカの「キッズゾーン」は、エリアを 限定してコーチでさえも入ることの出来な い、文字通りの「子どもたちのゾーン」を作 ることで干渉を防ぐ物理的なやり方ですが 「こどもエリア」の方はまずは、大人にわ かってもらおうというキャンペーン的なもの です。
お国柄によって施策も変わってくるの かもしれませんが、JFAの示すこどもエリアの 考え方は、本来ならばサッカーの試合、練習 に留まらず普段の生活にも当てはまることば かりです。
■さぁ一緒にサッカーを楽しみましょう
「こどもエリア」は、JFA主催の大きな大会 以外でも今後広がっていってほしい考え方で す。
まず一番に考えるのは、サッカーが大好 きな子どもたちのこと。
「子どもだから」 「子どものくせに」など過度な子ども扱いを やめて、自立を認めてあげること。
子どもた ちにいつ見られても恥ずかしくない行動をす ること。
そして笑顔でいること……。
サッカーはこうした考えを実践するのに最 適なスポーツです。
プレーできるのはピッチ 上の選手だけ。
監督もコーチも直接ピッチに 入っていくことはできません。
見守るサポー ターもピッチに入ってプレーに介在すること はできません。
キックオフの笛が吹かれれ ば、あとは選手たちだけが主役の世界。
これ は華々しいスポットライトを浴びるプロの世 界でもまったく同じことが言えます。
こどもエリアの啓発ポスターの最後はこう 締めくくられています。
「スマイルでいますか? Smile OK! では、どうぞお入りください。一緒に楽し みましょう!」
子どもたちの今日のプレーのため、そして 将来のため、子どもたちを信じて、その自立 を認めてあげるのが周りの大人たちにできる 唯一のことなのです。
↑
以上です。
もちろん空手とサッカーは違いますが、スポーツを通じて自立を促すという点では、大事なことではないかと思います。
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子どもたちを適切に見守り、サポートする ためにはどうしたらいいか?
関わりすぎて もいけないし、安全面から大人がまったく関 わらないのも無責任。
最近問題になっている 「親の過干渉」も多くの場合は、我が子を心 配する善意の気持が行き過ぎてしまった結果 でしょう。
以前、アメリカのユーススポーツ で活用されているキッズゾーンについてお話 ししましたが、日本サッカー協会(JFA)で も、同様の取り組みを行っています。
■ピッチの中、ピッチサイドは「こどもエリ ア」です
「こどもエリア」という表示を見たことがあ るでしょうか? 今夏行われた全日本少年 サッカー大会でもピッチに入る前のエリア に、こどもエリアの表示がしてありました。
JFAでは特にピッチ内、ピッチサイドを子ども たちが主役のエリアと考え、バッジやポス ターを掲示しています。
JFAが呼びかける、子どもエリアへ入場する 際の心構えは次の通りです。
『子どもエリアに入る前に!』
サッカーが大好きなこども達のため に・・・ こども達の自立を認め、励ますことができ ますか?
こども達にとって良い見本になれますか?
自分のこどもばかりでなく、チーム全体、 相手チームにも拍手が送れますか?
サッカーの仲間の一員として、他のサッ カー仲間全てを尊重できますか?
今日の勝ち負けよりも、こども達の将来を 楽しみにできますか?
■スマイル! できていますか?
そして最後に「スマイルでいますか?」と 問いかけています。
全日本少年サッカー大会 といえば日本一を決める大会です。賛否はあ りますが、それを目標に頑張ってきた子ども たちに「勝ってほしい」と思うあまり、拳に 力が入り、眉間にしわが寄り、普段ではいわ ないようなことをついつい言ってしまう大人 もいます。
そういう大人に、改めて「ピッチ では子どもたちが主役」ということを考えて もらう。
試合の前に冷静になってもらうこと がこのポスター掲示の目的のひとつです。
アメリカの「キッズゾーン」は、エリアを 限定してコーチでさえも入ることの出来な い、文字通りの「子どもたちのゾーン」を作 ることで干渉を防ぐ物理的なやり方ですが 「こどもエリア」の方はまずは、大人にわ かってもらおうというキャンペーン的なもの です。
お国柄によって施策も変わってくるの かもしれませんが、JFAの示すこどもエリアの 考え方は、本来ならばサッカーの試合、練習 に留まらず普段の生活にも当てはまることば かりです。
■さぁ一緒にサッカーを楽しみましょう
「こどもエリア」は、JFA主催の大きな大会 以外でも今後広がっていってほしい考え方で す。
まず一番に考えるのは、サッカーが大好 きな子どもたちのこと。
「子どもだから」 「子どものくせに」など過度な子ども扱いを やめて、自立を認めてあげること。
子どもた ちにいつ見られても恥ずかしくない行動をす ること。
そして笑顔でいること……。
サッカーはこうした考えを実践するのに最 適なスポーツです。
プレーできるのはピッチ 上の選手だけ。
監督もコーチも直接ピッチに 入っていくことはできません。
見守るサポー ターもピッチに入ってプレーに介在すること はできません。
キックオフの笛が吹かれれ ば、あとは選手たちだけが主役の世界。
これ は華々しいスポットライトを浴びるプロの世 界でもまったく同じことが言えます。
こどもエリアの啓発ポスターの最後はこう 締めくくられています。
「スマイルでいますか? Smile OK! では、どうぞお入りください。一緒に楽し みましょう!」
子どもたちの今日のプレーのため、そして 将来のため、子どもたちを信じて、その自立 を認めてあげるのが周りの大人たちにできる 唯一のことなのです。
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以上です。
もちろん空手とサッカーは違いますが、スポーツを通じて自立を促すという点では、大事なことではないかと思います。