【監督】 ピーター・ウィアー

【あらすじと感想】 (※ネタバレです)
今さら「トゥルーマン・ショー」のレビューかよって感じですが、一応このブログは私がこの日にこの映画を見ましたよーという日記ですので、あしからず。
お付き合いいただければ、それはとても幸いです。
さて、この映画ですが、あらすじのみは何だかまとめにくいので、思ったことや画像とともにあらすじを振り返っていきたいと思います。

まず序盤は、いろんなキャストのインタビューや、放映10909日目というテロップが流れたりなど、感のいい方なら、この映画がどういう映画かすぐに把握できるでしょう。
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しかし、感の悪い方でも大丈夫です。
後半は懇切丁寧に設定を利用しまくってますので、最後まで気づかないなんてことはありません。
さて、主人公のトゥルーマンは、保険会社で働く、妻と二人暮らしの普通の男です。
ただ、父親を船の事故で亡くしており、それ以来水恐怖症になっています。
そんなある日、道で死んだはずの父親を見つけます。
しかし、その瞬間、周りの住人が父親を無理やりバスに乗せ、どこかへ連れ去ってしまいます。
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この辺で、バーでテレビを見ている人が、テレビの中のトゥルーマンを興味深く見ているので、遅くともここでこの映画のネタはわかるでしょう。
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<回想>大学時代のトゥルーマンは、ローレンという美女と出会い、恋に落ち、海辺にデートに行きますが、ローレンは知らない男に連れ去られてしまいます。
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もうこの大学時代に将来の妻まで脚本になっていたんですね。
そして、脚本どおり、トゥルーマンは同級生のメリルと結婚します。
現代に戻り、トゥルーマンは、自分が誰かに追われているのではないか、という疑心に苛まれます。
また、妻の働く病院に忍び込んだときも、手術が行われているのですが、役者ですので、素人同然の振る舞いしか出来ず、それもトゥルーマンの疑心を高めます。
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その後、トゥルーマンは妻を連れて逃亡のた旅に出るのですが、山火事が起こったり、原発の放射能漏れ事故が起こったりと行く先々で行く手を阻む様々な事件が起きます。
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そして、放射能漏れの対応をしている人間に、初対面のはずなのに、「どうも、トゥルーマン」と言われ、もう疑心は確信に変わります。
そんな折、トゥルーマンは、親友の助けもあり、父親と再会を果たします。
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 ◇(左)父親との再会 (右)指示を出すプロデューサー
その後に映されるのですが、トゥルーマンのいる島はこのようなドームに覆われた、独自に作られた街でした。
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そんなある日、プロデューサーがトゥルーマンの家の地下室の異常に気づきます。
トゥルーマンは多数のカメラにバレないように家を逃げ出していたのです。
プロデューサーはあせり、街の隅々まで探しますが、見当たりません。
あと探していないのは海だけです。
トゥルーマンは水恐怖症を克服して、ヨットで航海に出ます。
そして、トゥルーマンは島の果てまでたどり着きます。
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周りは壁で覆われていました。
トゥルーマンは葛藤はあったものの、出口から島を出て、それを見ていた視聴者は彼に喝采を送るのでした。
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と、まー以上があらすじな感じですね
この映画を最初に見たとき、自分はこれが番組なんだと気づいたのは、けっこう遅かったです。
ま、適当に見流していたせいもありますが、でも、それだけ作りは良かったと思います。
この脚本はまさに映画向けに作られた脚本ですね。
映画でないと再現は不可能でしょう。
2時間ドラマでは大掛かり過ぎ、連ドラにするには脚本が短い、まさに映画向けです。
しかし、この映画、制作費6,000万ドルの内、1,200万ドルがジム・キャリーのギャラなんですね。
何か、ハリウッド俳優のギャラって、ハイパーインフレになっているような・・・。
といっても14年前の映画ですが・・・。
今はどうなんでしょうね?
ま、似たような状況でしょう。
(ジョニー・デップは一作5,000万ドルとも言われますし。。。)
製作者としては悩みどころでしょう。
トゥルーマンの役柄はまさにジム・キャリーに打ってつけですが、そうすると1,200万ドルの予算がぶっ飛ぶ。
一応監督をほぼ新人監督にやらせたことで、制作費の更なる上昇を防いだようですが・・・。
さて、本編の感想をあんまり書いてないですね。
脚本は見事だと思います。
削るところも増やすところもない。
それにプロットは抜群だと思います。
生まれた頃から5,000台のカメラに追いかけられ、人生を24時間365日他人に見られているという。
悪い言い方をすれば、世界最大規模のドッキリですよ。
すごいアイデアです。
上記あらすじでは全部を書ききってはいないですが、設定を存分に生かしたうまい展開が終始繰り広げられます。
あと、この映画のいいところは、この映画のような内容は、絶対に現実では再現できないところ。
でも、他人の私生活って興味ありますよね。
そこらへんの人間の嫌らしい要素をうまく取り込んだ設定の勝利を感じます。
また、この作品ですが、トゥルーマン目線から言えば、世界最大規模のドッキリといってもいいですね。
もし自分がやられたら、「♪テッテレ~」じゃすまないですけど。
仕掛け人数千人単位でいるでしょ!?
いや~、やはりこれは映画ならではですよ。
演技はやはりジム・キャリーは最高の演技を見せています。
脚本も主役の演技もよければ、自ずと映画の完成度は上がります。
ま、そんなわけで、やはりいい作品はいつ見ても、何度見ても良いですね。
未見の方はぜひ。

★★★★★★☆☆☆☆(6点)
(★は3点が普通です)