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2008年06月28日

【DTM】プロがなぜ、二次創作を願うのか――Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」

【DTM】プロがなぜ、二次創作を願うのか――Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1214627097/

ミュージシャンGacktさんの声で、思い通りの歌声が出せる――このような歌声合成ソフト
「がくっぽいど」を、株式会社インターネットが7月末に発売する。

また、パッケージのキャラクターを、「ベルセルク」などで知られる漫画家、三浦建太郎さんが
手がけたことでも話題になっている。三浦氏はイラストを無償提供したといい、キャラクターの
二次利用についても非商用かつ個人利用であれば構わないという。

プロのミュージシャンと漫画家がそれぞれ素材を提供しているにもかかわらず、がくっぽいどを
使って作った楽曲やキャラクター作品をユーザーが自由に公開できるというのは異例と言っていい。
がくっぽいどはどのようにして生まれたのか。また、なぜキャラクターの二次利用が可能になったのか。
開発経緯を同社代表取締役社長の村上昇氏に聞いた。

■ 難航したイラスト制作

がくっぽいどを開発しようと思ったのは、「VOCALOID2で作られた男性の声のボーカロイドがなかった。
本格的なボーカルツールとして使えるものがあったらいいのではないか」と考えたためだという。
クリプトンでは声優の声を使ったボーカロイドを開発しており、異なるジャンルを築くために、
本物のミュージシャンの声を使いたいと考えた。

ただし、歌声を誰でも勝手に作れてしまうソフトに、歌手の協力を得ることは難しい。インターネットは
付き合いのあったドワンゴと相談する中で、 Gacktさんであればこの企画に理解を示してくれるのでは
ないかと考えた。Gacktさんはそれまでもドワンゴで着うたや着ボイスなどを配信しており、ドワンゴとは
親しい関係にあった。

Gacktさんは初音ミクについても知っており、がくっぽいどの話についても興味を示したことから、
がくっぽいどの開発が始まった。

がくっぽいどは当初、6月中旬の発売を目指して進められていた。しかし、「用意していたイラストの
方向性に対してGacktさんの納得が得られなかった」(村上氏)ため、新たなイラストレーターの選定を始めた。
Gacktさんとコラボレートして面白いクリエーターは誰かと考え、三浦建太郎さんがいいのではないか
という話になった。Gacktさんが「ベルセルク」を好きだったことに加え、三浦さんがニコニコ動画の
ファンだったからだ。三浦さんは連載雑誌の奥付などに、よくニコニコ動画のネタを書いていた。

特に三浦さんにつてがあるわけでもない。けれども、イラスト決定までの納期は2週間となっていた。
そこで「ダメもとで」(村上氏)、ニコニコ動画の再生中に流れる「時報」を使って、三浦さんに連絡を求めた。

■ 「ニコニコ動画の世界には無償で参加したい」

これに対して、「ベルセルク」を連載している白泉社のヤングアニマル編集部から連絡があった。
「スケジュールが空いていない上に、締め切りが急すぎるので、多分無理だが、一応三浦先生に
伝えるので企画書を下さいと言われた」(村上氏)。4ページ程度の企画書を送ったところ、
三浦さんが興味を持っているようなので詳しい話を聞きたいという返答があり、村上氏はヤング
アニマル編集部に説明に行った。すると、そこにはすでに、三浦さんの描いたラフスケッチがあった。
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20376119,00.htm

「ニコニコ動画という、素人が自分の作品を発表して評価される場所ができたことが素晴らしいと
三浦先生が個人的にとても喜んでいること、普通はほとんどこういった仕事は受けないが、
今回の件は受けると言っている、と告げられた」(村上氏)

ただし、そこには条件が3つあった。「ニコニコ動画はユーザーが無償で作品を発表している場だから、
自分もその世界に参加するときは無償で作品を提供したい。そして自分が作ったキャラクターは
ユーザーが自由に二次利用できるようにしてほしい。また、今回は仕事の報酬は受け取らない
――と言われた」(村上氏)

それからは毎日のように、三浦さんから、いろいろなラフスケッチがFAXで届いた。「ヤングアニマル
編集部からは何度も『これでほぼ確定です』といって新しいラフスケッチを受け取るが、翌日になると、
三浦先生から全く新しいラフスケッチが届いた」(村上氏)

イラストはすべて、ハリウッド映画を海外で撮影中のGacktさんにメールで送られた。Gacktさんからの
要望は、「あまり僕のイメージを意識しすぎず、三浦さんの世界観で描いて欲しい。ただ、目だけは
僕にして欲しい」ということだけだった。最終的に、キャラクター「神威がくぽ」が決まった。
神威はGacktさんのフルネーム「Camui Gackt」の漢字名「神威楽斗」から取ったものだ。

■ 「音に触れる楽しみを感じて」

神威がくぽは、「楽刀(がくとう)」という楽器の武器を持つ。楽器を武器として持たせたのも、
三浦さんのアイデアだ。

「楽器を持たせて欲しいとの製作者からの要望があり、神威がくぽが持つ刀を〔楽刀・美振〕
(がくとう・みぶり)と設定することを提案した。その刀にある紋様は音を発すると考え、持ち主
〔神威がくぽ〕が美しく相手に振り下ろすことにより、相手の体にあるビート感を刺激し、相手を
感化したり、仲間と共に音楽を楽しんだりする楽器だと設定した。この設定で神威がくぽに
武器を持たせることの抵抗感をなくした」(三浦さん)

三浦さんは、ユーザーがイラストを描きやすいようにすることにこだわった。FAXで送られた
ラフスケッチの横には、毎回ユーザーが描きやすいかどうかを気にするコメントが書かれていた。

このため、がくっぽいどのキャラクター使用ガイドラインには、「非商用に限り個人、または
同人サークル等が本キャラクター、並びに本キャラクターの二次創作物を公開、配布することを
許諾します。ただし、有固体、立体物、衣装は除きます」と明言されている。

今回のがくっぽいどについて、三浦さんは「Gacktさんとのコラボレーションという思いもよらない
楽しい機会を与えていただき、製作者の皆様に感謝している。なによりも、いちニコニコユーザーとして
参加できたことが嬉しい」とコメントしている。

また、Gacktさんも「クオリティーの高いモノを作りたいという気持ちがあったし、実際にかなり
レベルの高いモノができ上がって嬉しいよ。僕のファンだけでなく、ひとりでも多くの人に使って
もらいたいよね。“音を作る”ということに意味があるからさ。きっと満足のいくクオリティーだと思うし、
音に触れる楽しみを感じてもらいたい」とのコメントを寄せている。

CNET Japan(一部略)
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20376132,00.htm


がくっぽいど (7月末発売予定)
インターネット (2008-07-31)
売り上げランキング: 56


kuma344 at 14:14│Comments(0)TrackBack(0)音楽 
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