2017年11月14日

意外!ハセガワからザクスピード・ヤマハ再販

最近はF1の新作プラモデル発売が無いですけど…今回はもう再販される事は無いと思っていたキットが出ると知って驚いております。

ザクスピード ZK891 (プラモデル)かつて1990年代初期に販売されたHasegawa(ハセガワ)1/24スケールザクスピードZK891・ヤマハが再販される事に。
来年(2018年)1月の予定。本当に驚いてます。

これは1989年のマシン。デザイナーはかつてフェラーリでF187を設計したグスタフ・ブルナー。エンジンは初参戦となるヤマハ5バルブヘッド搭載のV8エンジン。タイヤはピレリを使用。
ドライバーは鈴木亜久里ベルント・シュナイダー。2人の実績…

亜久里は前年(1988年)全日本F3000チャンピオンで日本人フルタイムF1ドライバー2人目。そして日本人初の表彰台に立ちました。
シュナイダーは1987年のドイツF3チャンピオンで当時F1は2年目。後にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)ITC(国際ツーリングカー選手権)チャンピオンとなってミスターDTMと呼ばれるまでに。

その経歴はザクスピードを抜けてからの話であり…このマシンでは散々な結果で、2人にとっては黒歴史の様な物でしたリアルタイムでこの時期のF1を見ていれば十分にわかると思います。
1989年は参加台数増加に伴って前年成績下位チームと新規参入チームに予備予選が実施されました。金曜日朝の1時間でのタイムにて上位4台だけ予選参加へ。前半戦(当時は全16戦の為、1〜8戦まで)で好成績を残せば予備予選免除となり、それに対して前半戦で成績下位チームが入れ替わりで課せられる事に。12〜13台での厳しい椅子取りゲームです。

ザクスピードは成績下位(1988年ポイント獲得無し)で予備予選組。
シュナイダーはブラジルGPと日本GPで予備予選・予選通過して決勝まで走るも2戦ともリタイア。亜久里は全16戦予備予選落ちと不名誉な結果に。
開幕前のテストでは完成したばかりの891を見て褒めまくっていた亜久里でしたけど、実際に走らせるとエンジン不調でまともに1周も出来ずに止まってしまう。シーズン途中のテストでも1周ももたず走れない。全く改善されてない。

かつて亜久里のドキュメント番組にて走らないこのマシンにイラついて怒りを口にする姿が見れました。本人は口にした姿は無いですけどナレーションにて…捨てちゃえよ!こんな車!!…状況を見ると本当に感じ取れます。
他にも古舘伊知郎も特番で朝日が夕日に見えると言ってました。まさに2人のドライバー心境だったと思います。
スタッフもギアを組み間違える素人の様なミスまで…ザクスピードが中堅にさえなれない理由が伺えます。
1990年はメインスポンサーであるウエストタバコが撤退してしまい、スポンサーの無い真っ白のマシンでテストを行うも資金不足で開幕前にF1撤退へ。
亜久里はエスポ・ラルース(ローラ)へ移籍。シュナイダーはアロウズからスポット参戦した後にDTMへ。
ヤマハはF1休止となりエンジン開発に専念して1991年にブラバムと提携。
1/24ハセガワ エスポ・ラルースランボルギーニLC90 ハイグレード シュコー 1/87 メルセデスベンツ Cクラス 2004 DTM #1 B.シュナイダー

ザクスピードはF1で完全なテールエンダーでした。ヤマハ以前(〜1988年)までは自社製の直列4気筒ターボエンジンを使ってました。戦歴は入賞1回だけと散々。ターボ搭載でありながらも高速サーキットで予選落ちする始末
しかし、スポーツカーレースやツーリングカーレースでは名門チームです。
フォードのワークスチームとして活躍し、ワークス提携を打ち切られてプライベーターになってもチャンピオンを獲得する程…レースチューンでは天下一品という事なんでしょう。
フォード ザクスピード カプリ Gr.5 ウルト (プラモデル) フォード ザクスピードカプリGr.5 (プラモデル)
現在は会社更生法が適用されて創設者であったエリッヒ・ザコウスキーとその息子ペーター・ザコウスキーは身を引いております。
レース活動は日産GT-Rでワークスとして耐久レースに参戦。

プラモデルの話に戻りつつ…今回のライセンス料は会社更生法でザクスピードの担保とされるのでしょうか?
1990年代に発売された時も個人的に…活躍してないマシンをキット化なんて勇気あるな〜…っと思った物です
デカールはメインスポンサーが煙草会社である為に、WESTではなく当時のイギリスGP・ドイツGP(煙草広告禁止でのEAST表記となっております。
ハセガワのフォーミュラカーキットの生産初期はほとんどが1/24スケールなんですよね〜。現在はタミヤ・フジミ・アオシマ/BEEMAXと同様に1/20スケールに合わせて(?)ます。


ザクスピードZK891・ヤマハは期待の大きさに対しての失望感のあるマシンでした
ある意味、今のF1でのホンダみたいな…ウイリアムズ・ロータス・マクラーレンに供給していた常勝時代の第2期ホンダと今の第4期ホンダは全くの別物ですからね〜。
ではこれにて終了。

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kuma_road51 at 23:33
Comments(0)プラモデル・ラジコン | モータースポーツ

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