先日の大会で、ディールシャッフルを7枚切り>3枚切りと行った方がいました。
「積み込みが疑われますので、枚数を変えた複数回のディールシャッフルは遠慮していただきたいのですが…」と伝えたのですが「後で横挿しするから大丈夫です」との事。
確かにファローシャッフル(横挿し)を複数回行えば「充分な無作為化が行われたとする」というのが公式の回答ですが…指摘しなければそのまま渡して来たのではないか、と不安になりました。

という訳で、検証を行ってみました。
P2012_0124_114423
グレード3 8枚
グレード2 10枚
グレード1 15枚
グレード0 16枚

こんな感じで普通のバランスのデッキで試してみます。
まずは上画像のように、グレード別に4つの山を作ります。
それを重ねてディールシャッフルを開始。

P2012_0124_113922
まずは7枚切りでのディールシャッフル。

P2012_0124_114015
その後、3枚切りでのディールシャッフルを行います。

P2012_0124_114246
表にして並べてみると…ご欄の通り。
グレードを書き出して色分けしてみると一目瞭然です。
3213101031310102110203102
021310201020203102021310

見事に適度なバランスになっているのが分かります。
明らかな積み込みですね。
これを行われても何も知らない相手は簡単にカットするでしょうから、そのバランスはほぼ保持されたままで始める事が可能です。

4枚、8枚切りのディールシャッフルでの積み込みは、同名カードが最大4枚まで入れられるヴァンガードでは容易ですので奇数切りをお願いすることで防止も簡単ですが、これは一見かなりシャッフルを行っているように見えてしまいますので判別が難しい行為ですからかなり悪質だと言えますね。
よくまあそんなばかなこと
とにかく努力のベクトルが間違ってる。

もちろんルール的にはどんな積み込み作業をしようとも、その後に充分な無作為化を行えばOKですし、それをされなくても気づいたら充分なシャッフルを求めれば問題はありません(参考記事:シャッフルと無作為化)
ですがディールシャッフル2回の後にヒンズーシャッフルをされたら、それだけやったなら充分な無作為化ができていると判断してしまう方は多いと思うんですよ。
「充分な無作為化が行われていないのに、できていると誤認させる」行為である点が特に悪質です。
ですので、それに「気付ける」事が必要になる訳です。
フロアルール第2章に「カットまたはシャッフルを求められた対戦相手が、渡されたデッキの無作為化が充分に行われていないと感じた場合、ジャッジに申告する事ができます」ともありますので、大会では自衛の為に相手のシャッフル方法を良く見ておくというのも心掛けたいですね。
ちなみにフロアルール罰則規定 第3部 第9章 第1項「デッキの不十分な無作為化」によると罰則は「セットの敗北」(ショップ大会レベルで故意でないのであれば「警告」)です。
ディールシャッフルやヒンズーシャッフルだけでは積み込みの余地がありますが、ファローシャッフルを行えば無作為化はOKですので、練習しておくようにしたいですね。

ただ、積み込みとは無縁の理由で切り混ぜる為にそれを行う方もいます。
ですので、ディールシャッフル2回が必ずイコール積み込みであるとまでは言い切れないのです。
ディールシャッフルを2回行ってファローシャッフルをしない方に当たったら、自分が積み込みを不安に思っていると伝え、複数回のファローシャッフルを行っていただくのがベストな対応ではないかと考えます。
冒頭の私の例のように、シャッフル中にやめるように言うのはさすがにやりすぎだったようです…大反省。
シャッフルが終わるまで待ち、相手がファローシャッフルを行わなかった場合(積み込みの疑いがまだ残っている場合)になって、そこで初めて口を出すのがベストでしたね(汗汗)