playback2019
締めの大学選手権。明治は決勝で早稲田に負けて、惜しくも準優勝という結果に終わりました。
対抗戦における早明戦の結果からすれば、戦前の予想は「明治有利の中、早明戦らしい好試合」で明治が勝つだろうという期待で観戦しましたが、その期待を裏切るような前半の大量失点、後半奮闘するものの最後まで追いつくことができませんでした。つくづく残念でしたね…。敗因を探るのも中々、難しいところがあります。ベストメンバーを揃えて、しっかり研究して準備してきた早稲田が見事だったということは当然言えますが、それ以外に何かあったのか。この年の「負け試合」に共通するような前半から試合を決められてしまった展開など、いくつか振り返りをしたいと思います。
また、2018年度からルール改定で外国人選手の3名登用が可能となり、2年目となる2019年度はそのアドバンテージが更に顕在化するのかと思いましたが、意外にも伝統校が踏ん張りを見せたというのはある意味、面白かったです。
試合結果
・明治 35 vs.45 早稲田 (決勝)
・明治 29 vs.10 東海 (準決勝)
・明治 22 vs.14 関西学院 (準々決勝)
プレイバック
試合個々の観戦メモについては、個別の記事をご高覧いただくとして、今回は私が抱いていたイメージを書きたいと思いました。
選手権の組合せが決まったときに、私はざっくり下記のようなイメージをしていました。
●準々決勝 vs.関西学院 ・・・ それほど苦戦せずに明治の勝利
●準決勝 : 東海 vs.筑波の勝者 ・・・ 東海との対戦なら2018年度のような死闘を覚悟。ここにフォーカスして勝てば、自ずと決勝の結果もついてくるのではないだろうか。
●決勝 : 早稲田 vs.天理の勝者 ・・・ おおかた天理が勝つのではないか。その場合は、10月の練習試合の経験が生きてくるだろうし、国立も"ホームゲーム"の雰囲気で戦える。
ところが、なかなか予想通りにはいきませんでしたね。
特に、準々決勝と準決勝で明治のFWが予想以上に疲弊したことが大きかったのではないかなと思います。準々決勝は、思い切ってリザーブメンバーを先発で出すという策もあったかもしれませんが、思わぬ苦戦でFW1列の交代タイミングを完全に逸した試合になりました。準決勝の東海大戦は、明治としてはベストゲームだったと思いますが、後半のシンビンによる退場もあってこの時間帯にFWが疲弊したこと、結果、交代タイミングが遅れたことがジンワリと後に響いたのではないかと思います。録画を見直すと、明治FW1列はかなり息が上がってましたからね。それでも東海大戦は、一人欠いた場面もありながらも試合内容は完勝でしたから、後はいけるだろうという楽観的なマインドセットになったのでしょうか。このあたりが、難しい。
逆に早稲田は疲弊せずに天理に快勝。天理の自滅的なミスも多々あったものの、楽に勝ち上がることができたのは完全に予想外でした。早稲田はこれで、更に高みの目標設定ができるという空気になったのではないかと思います。
このFWの疲弊、微妙なマインドセットの差が、この年の明治の「負け試合」の展開を生んだのかどうかは定義しにくい。ただ、前半の大量失点によって、後半の局面でFWの交代の判断が難しくなり結局できなかったことは、一度10点差まで追いついたときに自陣からアタックできる余力がほとんど残っていなかったことにも影響していたように見えました。
ラグビーは難しい、勝つのは簡単ではない…ということを感じた2019年度だったと思います。ほとんどまとめになっていなくて、すいません…。
■武井君以下関係者の皆様、ご苦労様でした。感謝!!この悔しさを今年度のリベンジへ!
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