みなさん、こんにちは。ぷーです .。゚+.(・∀・)゚+.゚



先日夫くまが、トランスジェンダーのお姐さん(この字が一番しっくりくるわね)を、署に連れてきた時に(道端にはホンモノのオネエさんだけでなく、どっちも隠し持ってるお姐さんもたくさんいます)、その人から言われた一言。


「ちょっと〜。アタシにはどこの偉いさんからも電話が掛かってきてないの〜



くまも、

「いや、生憎と何の電話も無いね」


と応酬し、笑い合ったようですが、その後、かなり虚しかったようです。
はは。




さてさて、今日も、わたいが気に入ったナポリの諺の幾つかを紹介してみましょう。

諺もいろいろとカテゴリーに分別されておりまして、先日紹介したのは、諺の本の「家族・親戚」の項から。
この本には、20のカテゴリーと、それらに当てはめにくい内容の「その他」の諺が、全21項目に分けられています。

どれも、あまりの正鵠を射た表現に、時に苦笑い、時には呼吸すら止まります(大げさ?)。

例えば、「愛と婚姻」の項では


ナ/ Na mugliera 'mpicciosa è peggio 'e nu diebbeto.

伊/ Una moglie litigiosa è peggio di un debito.

日/ 怒りっぽいキーキーした妻は、借金よりも酷いもんだ。

注)ナ=ナポリ語表記、伊=イタリア語表記、日=日本語訳


ぎょえー! 怖い! 

でも、そ、そうね。怒ってばっかりの奥さんじゃ、家に帰るのもイヤんなるわよね〜。

しかし待てよ。
ダンナが借金ばっかこさえてたら、奥さんも怒りたくなると思うけど…
いやいや、ここではそんなことは言ってないっすね。


そりから…
……ちょっと、紹介のために選ぶの、苦労するわ。
たまに辛口過ぎて、私たち日本人には合わなさそうなのもあるし。

あ、これはナポリに割といるだろう家族(夫婦)の様子を表しているわ。


ナ/ 'E pariente d' 'a gunnella traseno tanto bello.

伊/ I parenti della moglie (gli affini) ti piombano in casa senza sosta.

日/ 妻側の親戚達は、休む間もなく君(夫)の家を急襲する。

つまり、妻側の親戚達は、ダンナさんがうんざりするくらい、よく家に遊びにくるってことでしょうな。
ま、何ですかね。ナポリの家の中での夫婦の力関係がわかる感じやね(かかあ天下?)。
うーん、なんだか目に浮かぶよう…。
昔つきあいのあった友達の家にも、しょっちゅうお母さんの兄弟やら何やらが来ていたわ〜。
もちろん、事前のお知らせ無しに☆ ぎょえーっ。



お、これは笑えます。


ナ/ 'A panza è na pellecchia: chiù ce miette e chiù se stennecchia.

伊/ La pancia è elastica: più ci metti e più si allarga.

日/ 腹ってのは伸縮性があるものさ。喰えば喰うほど、広がるものだよ。


だからアンタらのお腹はそんなんかい〜〜
まったく〜〜。



む。これは中々真実を突いているかも。


ナ/ Carcere e malatia fanno conoscere l'amice.

伊/ Carcere e malattia ti mettono in condizione di rionoscere i veri amici.

日/ 牢獄と病はお前に真実の友を識別させるものである。


つまり、苦境逆境の時にこそ、アナタの本当の友達が誰であるかわかるっちゅうことね。



うーむ、この広い世の中。
西も東も、昔の人たちの残してくれた教訓や風刺などは、中々奥が深いですなあ。



てなわけで、これからも勝手にこのシリーズ、たまに続けます。
よろしく〜(完璧に自分の趣味)



ではまた 
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