みなさん、こんにちは。ぷーです。




突然ですが、実はナポリには、素晴らしい現代オペラがあるの、ご存知?

その名は


LA GATTA CENERENTOLA
ラ・ガッタ・チェネレントラ
(灰被り猫)

バロック時代のナポリの作家(正確にはカンパーニア州ジュッリャーノ出身)Giambattista Basile ジャンバッティスタ・バシーレが、昔からの寓話を集めた「Lo Cunto de li Cunti ロ・クント・デ・リ・クンティ」(意味はイタリア語で il racconto dei racconti となると思う。「お話のお話」ってとこかいね?)に入っていた同名の寓話にインスピレーションを得た、ナポリの現代作曲家ロベルト・デ・シモーネが、その他の口伝え、別の出典のものと少しミックスして、1976年に発表した3幕からなるオペラ。

デ・シモーネと共に、彼の楽団 la Nuova Compagna di Canto Popolare ラ・ヌオヴァ・コンパンニャ・カント・ポポラーレが、ナポリとイタリア南部の言い伝えや音楽の研究をした成果がこのオペラに凝縮されているようです。

オペラといっても、普通の喋り言葉の台詞もたくさんの作品(一般的にオペラって朗誦はあっても完璧な喋りの台詞ってないわよね?)。

あらすじは……


私たちが知る「シンデレラ」とほぼ同じような内容。
というのも、「シンデレラ」はイタリア語でチェネレントラ。そして、いわゆる私たちの知る「シンデレラ」の作者シャルル・ペローは、このバシーレの「ラ・ガッタ・チェネレントラ」からいろいろとヒントを得たとか。
とはいえ、「シンデレラ」は世界中にいろんなバージョンで存在するようですけど。



デ・シモーネに曲付された「ラ・ガッタ・チェネレントラ」は、音楽が本当に素晴らしい。
ナポリの伝統音楽ヴィッラネッラ、モレスカ、タンモリアーテ、タランテッラが盛り込まれている他、マドリガーレもあり、音楽だけ聴いていても、とても楽しめます。
そして、台詞は完璧に全て全てナポリ語。それも一般市民層のもの。
ところどころわかるこたぁわかるけど、余りのナポリ語に、わたしゃついてけーん

けれど、台詞がわからないなりの楽しみ方が。

一般市民層のナポリ語なので(当然貴族社会のものとは一線を画す。今でも、ある一定の教育を受けた人のナポリ訛りと、そうでないひとのものは聞いているとわかるもんです)、これこそが劇作品なのに、


まるでナポリの街の日常が舞台に移ったかのよう。



取り敢えず、百聞は一見に如かず。

少しネットに載せられているものをこちらでも紹介しましょう。

あ、オリジナルバージョンのNCNPにより上演されたものは、今はCDでしか楽しめません。
ここに紹介する映像は、ラ・コンパンニャ・メディア・エータス la Compagnia Media Aetas というグループによるものです(NCNPによる映像も、ネットで少し見られるようですが、全体的に視聴可能の残存映像が少ないようです)。

歌は、オペラ歌手のっていうより、民謡歌唱って(あるかどうか知りませんが)雰囲気よ。

好きな場面がたくさんありますが、全部も紹介しきれません。
けど全て見るには時間が掛かるでしょうし、お暇な方だけでもどうぞ〜。













一番目に紹介している「Jesce sole」(日の出)は特に好きです。



んじゃね〜。



にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへナポリって今はグダグダやけど、世界の文化の中心都市だった頃もあったのよね〜(信じられへんやろうけど)