今年の冬は予想外の雪で、スキーも雪中キャンプもバッチリのコンディション。スノーシューも心ゆくまで楽しんだつもりだ。
だけどそんな中、ひとつだけ心残りがあった。雪中テント泊だ。カミさんは前回のスノーシューですっかり満足していたこともあるが、ちょっと仕事が忙しくて出れそうにない。
そういえば一昨年昨年も同じ時期にソロキャンプに行ったこともあるし、なので今年もソロで出かけることにした。
01到着久しぶりのテント泊ということもあり、モタモタ準備していたら到着が10時前後になってしまった。
大鬼谷到着直前に「はしなかや」で買い物をしていた時に、ものすごい風が吹いた。こりゃ今回は大変だなと思っていたのだけど、大鬼谷に着くと、管理人さんが「すごい突風でした。ビックリした・・・」と。あの冷静沈着でちょっとやそっとでは驚かない方が・・・。
これは今日はスゴイ風なのだなと。

ま、とりあえずサイトへ。
02場内晴れサイトへ到着すると場内は晴れ。到着前にはザーッと雨が降ったらしい。確かに雨を匂わせる予報だったからなあ。そのせいか雪が柔らかくなっていた。

この週末、第20回雪合戦全国大会に広島代表として出場している「赤い彗星」のメンバー3人が、ラジオ放送に出演するとのことだったので、ラジオを聞きながら設営を開始した。

03設営完了なんと設営を開始したら、とんでもない吹雪となった。が、テントに付く雪を払いながら、風が止むタイミングを測りながら、何とか設営完了。

この風ではタープは張れないし、張っても役に立たないし危険なだけ。とりあえずランブリ4のみのセッティング。
ちなみにソロテントは持っていないから、ランブリ4でソロキャンプもこなすことになる。
とてつもない強風ということと、雪中ということで、持っているソリッドステーク40を10本を主要な部分(テントの4隅、張り綱4本)に使用し、残りの部分はソリステ30を使用。残ったソリステ40を2本とソリステ50を4本を予備に、予備のガイロープを直ぐに出せるようにして強風に備えた。

今回も電源は使用せず。
室内はオールウエザーブランケットとキャラバンのテントマット(これが非常に具合よい)を2枚と、ダイソーのアルミコーティングしてあるゴザ、それとサーマレストウルトラライト(廃盤)とフリースブランケットを下に敷いた。それにシュラフカバー+冬用シュラフ(モンベル・ストレッチダウンハガー旧#1)+ウオームアップシーツ。少し底冷えはしたが、充分眠ることができた。



とりあえず風も小康状態になったので、今のうちにスノーシューで場内をめるぐことにした。とりあえず芝生サイトの斜面を上り、高い位置からサイトを撮影。夏は拝めない景色なので、ナカナカいい感じである。

05望遠
望遠で撮ってみた。最大望遠ではないけれど、ナカナカ臨場感がある。

06芝生サイト芝生サイトは、山側の電源なしのサイトも除雪されてサイトが整備されていた。先週イベントがあった影響か。
マッサラな雪原ではないが、除雪機が作ってくれた山にスノーシューで登るのが意外と楽しかったりする。

07林間サイト林間サイトに行ってみた。夏は水遊びで賑わう川。

08しらかばサイトそして橋を渡ってしらかばサイトへ。

09しらかばサイトの川いつもの川が見える場所に到着。
ここで昼食にすることにした。カップヌードル限定レッドカレーだ。お湯を沸かす道具は持たずに、朝沸かしてきたポットのお湯で食べることにした。ちょっと硬めのカップヌードルだったが、充分体は温まった。
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a3df4dcf.jpg今日はキャンプ場内の露天風呂は営業を休止しているので、車で風呂に行かなくてはならない。なので早めの風呂とした。風呂から帰れば飲んだくれることができる。

41542c43.jpgサイトに戻ると、相変わらずの風と雪。ランブリ4の前室でとりあえずビール。ランブリ4の前室は、ひとりならローチェアで居座る空間があるがギリギリだ。

この時ばかりはシャンティを返品したことを後悔したが、突風が吹く時は、ランブリ4で正解だったと思い直した。過信はできないけれど、背の低いドームテントは、風に強いのだ。

11かまくら全景迷った挙句、かまくらで過ごすことにした。とりあえず風呂上りのビールから日本酒へなだれ込めるような設備を持っていけばいい。

12隙間を塞ぐ前回かまくらで佇んだ時に気づいたことがあった。それはこのかまくら2つは内部で繋がっているのだ。なので風が抜けて寒い。それを解っていたから、今回は工夫した。

ソリステ20でオールウエザーブランケットを打ち込み、バタつきはザックで抑える。これで風の抜けをだいぶん抑えることができた。

13かまくらの中からかまくらの中から外を見る。まだまだ雪は降りしきっている。これは快適空間だ。

14飲むとりあえずこれだけ持ち込んだ。いやいやナカナカいい感じですな。

15飲む2入り口から見たらこんな感じ。
テーブルの上に武井ストーブを置いていたら、直ぐにポタポタと天井から雫が落ちてくるようになったので、後に足元に移動したら落ちてこなくなった。
これが2時50分頃。301は5時間もつから、8時前頃までは大丈夫かな。

16降り積もる雪4時50分頃、そろそろ晩飯の準備をしようとサイトに戻ると、結構雪が積もっていた。

17降り積もる雪パンダ号パンダ号も真っ白。

17埋もれた酒テントの前室で冷やしていた酒が、すっかり雪に埋まっていた。前室でもフライの下から回り込んで雪が積もっているのだ。

18清酒雪合戦発掘した。
清酒雪合戦。
「赤い彗星」の健闘を祈って飲んだのだけど、結局第20回全国雪合戦大会は強風のため中止になってしまった。

19晩飯の準備色々持ち込んで、更に快適空間へ変身。

20猪鍋晩飯は猪鍋。
千代田ICの横の道の駅で売っていたカチコチに冷凍されて売っていた猪肉を買っておいたのだ。
食べてみたらとてもうまかった。赤味噌仕立てなのだけれど、山椒を効かせてあるせいか、スッキリとした味わいで、ビールでも日本酒でも多分焼酎でも良く合う。
帰りに千代田ICで途中下車して買って帰った。

気ままな夜はこうやって過ぎていった。やがて武井ストーブの火が消えたので、ざっと片付けて8時過ぎにはテントに戻って寝ることにした。が、なんだかんだで寝たのは9時頃だったかな。

翌朝、いつものように5時過ぎには目が覚めたが2度寝。マイナス6度で電源無しではやはり寒い。シュラフから出てまた潜ってを繰り返し、6時半には意を決して外にでることにした。

dd261405.jpgテントのジッパーを開けると・・・。

22雪に埋もれたパンダ号パンダ号も雪に埋もれている。

23雪に埋もれた芝生サイトまだまだ雪は降り続いている。



テントもこんな感じ。実は朝起きた時に「あれ、こんな端っこに寝てたっけ?」と感じたのだ。すなわちテントが狭くなっていたというわけ。
とりあえず軽く雪かきして、かまくらで朝ごはんを食べることにした。

24朝飯の準備武井ストーブに灯油を入れるのが面倒だったので、今回のニューアイテム、フェザーストーブを点灯した。これも結構温かいのだ。

c24bd324.jpgフェザーストーブは、大鬼谷オートキャンプ場で購入した。実はかなり安かったりもした(笑)。
ちなみに遠赤アタッチメントは家から持っていった。

b264dcf7.jpg残り物炊き込みご飯。
うるめと干しアミエビと干し椎茸とニラと玉子。
朝食も美味しく頂いた。

25かまくらサイトすっかりかまくらは居心地のいい場所になっていた。

26撤収前のパンダ号しかし、そうは言ってられないので、テントの撤収を開始した。パンダ号の雪は増えるばかり。



リアハッチを開けるために除雪したら、雪の断層が出てきた。風向きによってか、面白い形状に雪が積もっていたのが面白かった。

28撤収完了雪の中、テントにへばりつく雪を払いながらテントを撤収。

4bd04959.jpgその後かまくらの道具を積み込んで撤収完了。かなり積雪はあって不安だったが、管理人さんが除雪してくれたので、楽に脱出することができた。

29除雪路除雪された芝生サイトの道路。

30管理棟前管理棟前に駐車したら天気が良くなってきた。



ツリートンネルもいい感じ。

31管理棟管理棟前の雪もそれらしくなってきた。しかしいい天気なので、スノーシューを出して場内を散策することにした。

33スノーシュー出発しかし、スノーシューを履いてサイトに出ようとしたら、天候が怪しくなってきた。でも、せっかく履いたのだし、また天気も回復するだろうとそのまま出発した。

34林間の川林間サイトの川も、昨日よりも雪が多く積もっていた。

35ファイヤーサークル方面かなり本格的に降ってきた。




しらかばサイトの川も雪が増えて芸術的な装いになっていた。ここで昼飯を食べようと思ったが・・・、

ee14c3ed.jpg持っていったカップラーメンの容器が破壊されていることに気が付いた。
ガーン・・・。

37炊事棟方面「早く帰れ」と大鬼谷の神様が言ってるのかなと感じ、早めに車に戻ることにした。雪は激しく降っているし。

38アプローチ道路アプローチ道路もしっかり積もっていた。


今回はかまくらがのおかげで、悪天候ながらとても充実した楽しいソロキャンプになった。

今年は雪が豊富だし、気温も低い。まだもう少しは雪中キャンプを楽しむことができるだろう。

この後、ちょっとした事件に遭遇した。
それは別に書きたいと思う。