2016年07月21日

繁殖行動だっ!(2日目第二部)

IMG_00931臨場感のあるいい写真だネェ、Lが撮った。
彼女は最近マニュアル撮影に嵌っているから、タイミングのばっちり合った写真が時々撮れる。
 樹洞巣の主(おそらくメス)を観察していたのだが、極普通の出巣、ただし、ヤケに警戒しているな?という感じはあった。
昨夜の騒ぎはなんだったんだぁ?なんて思いながら下山し始めると、頭上を2頭が滑空!
そしてこの写真になる!












IMG_01031右がメス、左がオス。
オスが尻尾をパタンパタンさせながらメスを誘う。
完全に繁殖行動だっ!
この後、2頭で谷の方へ滑空していったので見失ってしまった。
明日また行ってみようか?でも、メスはそれほど嫌がっていないのだなぁ??だからどこぞで交尾しているのかもしれない。
もし、樹洞の主がメスだったら交尾栓が確認されるかもしれないな?

・・・それにしても一体、ど〜ゆ〜ことなのだろう?
単純に繁殖時期が3週間くらい遅くなったのだろうか?だとしたら、オス個体がもっといてもいいはずだ。
わからねぇ!
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 00:25Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年07月20日

ムササビからの洗礼(2日目第1部)

IMG_00621以前から懸案だったムササビの巣箱に温度計を付けた。
 巣箱を掛ける段階で温度計を仕込んで置けばよかったのだが、巣箱はいつ入るかわからず、齧っただけで使用しないということもある。
 長い場合は、掛けてから3ヶ月も使用してくれなかったこともあった。
その間、温度計を活用しておくのもムダだし、いたずらされたり断線することもある。
そこで、齧って興味を持ってくれたら温度計をつけようと思っていたのだ、まさか、掛けて4日目に齧るわ使用するわなんて思っていなかったからね。

仕事終わりの造園屋のおじさんに、「疲れているところ悪いネェ」とお願いした。
昨日、この巣箱には入っていなかったから平気だろうと思ったら、なんと、居た。ハシゴを掛けた途端、あわてて巣箱を飛び出し・・・よしゃぁいいのに、次に付けようと思っていた巣箱に入ってしまったではないか!?
 結局、二度も追い出すことになってしまった・・・。

IMG_00781さすがに驚いたのか、枝の上で失禁、ムササビは水を飲まないのに結構な量をするのな?
下に居た俺は、頭から洗礼を受けてしまった。

で、ムササビの出巣時間まで飯を食いに行き、いよいよ昨日の続きを観察することにしたわけだ。(続く)


  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 23:10Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

ここ2日のムササビ(1日目)

にじりここ2日、ムササビがおもしろい!
 まだ明るいというのにムササビが巣木から全身を出してじっとしていた・・・するとその木の反対側でソロリソロリと匍匐前進でにじり寄る1頭のムササビ!?まるで獲物を狙う肉食獣のようだ。
(それがこの写真ね)
そしてメス(多分)と思われる個体に襲いかかり、まぁメスは危うかったが滑空で逃げた!
もちろんオスは追いかけたのだが・・・この行動は「完全に繁殖行動」だった。
だから俺とLは「・・・なんだぁ?この時期に繁殖行動か?」と半信半疑。
だって、この辺りのムササビの繁殖行動は、12月中旬と6月初旬なのだから。
仮に、繁殖時期に妊娠に失敗したり、子供をなくした場合、イレギュラーでメスが発情することもあるそうだけれど、いくらメスがその気でも、オスは繁殖時期が過ぎれば睾丸が収縮してしまい、役にタタネェはずだ。
 どう考えても「いつだってやりたがっているオス」が、「もよおしてしまって」、メスを見つけたから襲ってしまえ!という構図なのだ。
 こんなことは初めてのことだった。

ただ、2頭とも雌雄の確認は出来ていなかったので、縄張りを持っているメスが、放浪メスを追い出しにかかった可能性も否定できない。
 明日確認しよう!(続く)
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 22:43Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年07月15日

知らなかった!?

プンスカ打ち合わせも兼ね、タスマニアデビルを見に多摩動物園に行ってきた。

いつも、コツメカワウソの飼育舎はスルーしていたのだが、そういえば「アブラコウモリが展示してあったっけ!?」と飼育舎の中に入ってみると、なんと俺の絵が展示してあるではないか?!
そういえば、6年前に井の頭でカワウソのワークショップをしたときに、「使わせてください」という話があり、データを送ったことをすっかり忘れていた。

ニホンカワウソの絶滅とその原因、カワウソという生き物、さらにエコロードの説明までが展示してあった。
それにしても、コツメカワウソというだけで、6年間も観ようともしなかった俺のこだわりというか、信念もすげぇだろう?
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:09Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年07月13日

まだまだだなぁ

7椎葉)いたたたた・・・昔撮ったリバーサルの写真を整理していたら、こんな写真が出てきた。
 授乳中のムササビの死体写真だ、誰かから送ってもらったのをデユープさせてもらったのか?それとも八王子の恩方で撮ったのか?
 当時(30年前)は、死体を見つけるたびに地元から連絡をもらうようにしていたので、解剖、そして頭骨標本を夢中になって作っていた時代だから、後者かなぁ?全然覚えていない。
 最近、ムササビの乳頭式を知りたくなって、さんざん人に聞いたり調べたりしていたけれど、ちゃんと撮っていたんだなぁ・・・でもね、この写真を撮った時は「針状軟骨」だけに目が行ってしまい、乳頭まで目が(考え)が行かなかったんだと思う。
見事に1+2+0=6という答えがでているではないか!?

 観察・・・察に観る・・・まだまだおろそかだった。
フィールドをやっていて、そ〜ゆ〜ことはしばしばある。

足跡の写真を検証していて、すっかりおろそかになっていた部分に気がつき、あわてて現場に観に行くことなんかしょっちゅうだ。

 ムササビの乳頭の数を本に書く時だって、モモンガ(本州と大陸で)の乳首の数が違うという大きな情報の方に引きずられてしまい、知らず知らずに「情報のトリアージ」をしていたのだろう。
だから俺の本には(さんざん書いているのに)ムササビの乳頭式が出ていないのだな。

何よりの反省は、せっかく提供してくれたこの死体に対し、きちんと供養していなかったということだ。
合掌。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:54Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年07月11日

僅かな希望

P1040219選挙速報を聞きながら、ウロコのモールド彫りを始めてしまった・・・他にやらなくちゃならないことがいっぱいあるのだが、これがまた嵌る!

 与党は、沖縄と福島で現職大臣が落選したということを反省点にしてくれるといいのだが・・・カエルの面にションベンなんだろ〜なぁ。
 
 1日前倒しになったことと投票所が増えたとはいえ、僅かながら期日前投票の投票率が上がったこと。
 
 共産党が言いだしっぺの選挙協力(野党共闘)が効を奏したこと。
 そして北海道で、民主党時代に経済産業大臣で「原発エネルギー政策見直し人事」をしようとして辞任させられた(マスコミにはめられて?)、鉢呂氏の当選に僅かながら希望の光を見た。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:07Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年07月09日

新発売!

P1040211お待たせしました!
「化石レプリカシリーズ」発売です!

シリーズ1は「入門セット」で、三葉虫・アンモナイト・ウニ(ゴニオピグス)・サンカクガイ(トリゴニア)
シリーズ2は「恐竜の歯セット」、ティラノサウルス・アルバータサウルス・ケラトサウルス・モササウルス

子供たち・・・この夏休み、じいちゃんにねだって買ってもらえ!  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 17:43Comments(0)TrackBack(0)フィギア 

2016年07月08日

50センチモデル

P1040208

ど〜〜よ! シーラカンスの50センチモデルだおっ!
富山で製作工場をやってる友人のI君が、6箇所ヒレ可動シーラカンスを3Dプリンタで拡大してくれたのだ。
そもそもでかいサカナだから、ヤッパリこの大きさになると迫力あるね。
昨晩は、うれしくてうれしくて1時間半もひざの上に載せて撫で回してしまった。
本体は石膏、ヒレは樹脂で作ってもらった。
ウロコのモールドが多少甘くなっているけれど、ここからが面白い!
中空のソフトビニールで販売できたらいいなぁ・・・単価がいくらになるかによるけれど。


シーラカンス乞うご期待!
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 13:49Comments(0)TrackBack(0)フィギア 

なぜこの時期に?

メス8月末の観察会のために下見に出かけた。
観察者には天然樹洞のムササビを見せたいと思い、山ムサを待ってみたがお留守。
下に下りて探したら、明らかに囮行動を思われる滑空・・・・囮行動をするのは母親(メス)なはずだからと、じっくりと写真を撮ってみると、なんと乳首が目立つ!?
う〜〜ん、この時期にここまで吸われた乳首って?
その後、TK神社に行ってみると、久々に1頭見つけた。

そして、北谷津に行ってホタルを満喫した。
まだピークではないと思うのだが、ヘイケボタルが200くらいはいたね。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 06:44Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年07月05日

あらためてムササビに感謝だなぁ

北谷津ムサ
青梅の森は特別緑地保全地区だから、俺が自由に出来るわけではない。
(現実は俺が好き勝手しているわけだけれど)
 建前上は、近隣の小学校の校長やら、商工会議所の人たちによる運営委員会があり、その人たちが緑地をどのようにしていくかを決めている。
これをアリバイ工作だの形式だけだと毒を吐くつもりは全く無い。
 社会には手続きだの立場だの、いろいろあるのは知っているからね。
ただ、傍聴だけでもさせてくれと言っているのだが、許されない。(まぁ、俺は危険分子なのだろうな 笑)
 その会議ではどうしても「人間がどのように自然を利用するか」に重点が置かれていると言う。
まだまだ、緑地利用といえば、家族でバーベキューが出来る場所を作るだの、芝生の広場だの、フィールドアスレチックだの、教育田んぼ、という考え方なのだろうな・・・人間中心主義で、自然は人間のためにあるものと思っているのだろう、やむを得まい・・・これは90%の人が思っていることだ。
自然保護団体の奴らでさえ、自然は自分たちのオモチャだと思っている・・・でなけりゃ、自然の中でフォーチュンクッキーは踊るまいや。

今日、市役所から「ムササビの写真を貸してくれ」と連絡があった。
運営委員会にこの写真を見せて、緑地は動植物が利用してこそ、人間の利用できる緑地なのだと言うことを伝えてくれるのだと言う、いい職員がいるのだ。(ムササビの繁殖を一番喜んでくれた職員だ)
・・・本当にムササビが繁殖してくれて良かった・・・言葉で話すよりもインパクトがあるし、説得力も持つだろう、この写真を見た運営委員会の人たちも「青梅っ子の誕生」を喜んでくれるはずだ。
俺は巣箱を掛けただけだ・・・よくぞ入ってくれた、そしてよくぞ繁殖してくれた・・・心から感謝する。


「的確な保護というのは、人間がちょっと手を貸すだけでいい・・・後は自然が自分でナントカしてくれる、だからこそ人間は積極的に野生を知らなければならない」・・・とは、鳥島でアホウドリを復活させた長谷川先生の言葉だ。
   
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Posted by kumagai_satoshi219 at 22:58Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年07月04日

やっぱり、いたね・・・。

よこはまズーラシアの石和田さんの講演を聞いてきた。
石和田さんってぇのは「オカピの石和田」の石和田さんだ。
神奈川県の動物園の重鎮だ。

その講演を聞いて、やはりこれからもお節介を続けていこうと思った。
どんなお節介かと言えば、動物園や水族館、博物館の人間をフィールドに誘うことだ。
石和田さんもおっしゃってくれたが、「現地に行く」ことは環境を体験することであり、エンリッチメントにも、飼育にも、展示にも、そして来園者に説明する時だって、深みや説得力が出ると考える。
科学博物館の解説員も「・・・子供たちにムササビの滑空を伝える時に自分が見ていなかったら説明できない」と言って、俺の観察会に参加してくれた。
本当に自分が伝えたいことや知りたいことがあったとき、「何が何でもくらい付く」そこが大事なんだと思う。

・・・但し、俺の観察会に来る人間の顔ぶれがいつも同じだ・・・某動物園の人に言わせると、動物園の職員でフィールドに行きたがるのは2%しかいないと言う。
 でも、ゼロではない・・・来月はムササビの観察会のために、下見を何回かするので、よかったらおいで〜!

という呼びかけをしたら、「是非とも観察会を企画してください」との働きかけがあった!
これはうれしい!

野生動物は「座学」と「フィールド」が両輪なのだから。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 01:42Comments(0)TrackBack(0)

2016年06月29日

予定通り!

15年前、青梅の森が開発の憂き目にあっていたとき、他の団体に「残った後のことも具体的に考えておこう」と提案した。
何しろ、開発業者だけではなく行政も敵に回しているわけだから、行政の支援は当てにできないと思っていた。
いわば坂本竜馬の「船中八策」だ、それがより現実的なら市民の共感も得られるだろうと思った。
すると某団体の人間が「・・・確実に緑地が残るというなら管理してもいい」との答え。
バカタレ、いい年して「机を買ってくれたら勉強する」みてぇな話を誰が信じるもんか!
だから俺は自然保護団体が嫌いなのだ。

 俺は当時出していた通信(私信「さとやま通信」)に、俺なりの理想(夢)を書いていた・・・2008年2月の通信だ。
「・・・近隣の道路はアンダーパスをこさえたエコロードにしてさ、俺がガイドマップを描いてさ、リスやムササビのための巣箱を設置してさ、風の子太陽の子広場の管理棟は「鳥獣保護センター」にしてさ!
河辺の図書館には「青梅の森コーナー」を作ってさ、何しろこの緑地を取材して描いた本が15冊出てるんだから・・・俺が描いたガイドマップが置いてあってさ、さまざまな団体の観察会や保全のスケジュールがわかってさ、俺がこの図書館の多目的ホールで青梅の森の奇跡の講演をするんだよ!」


・・・ようやく地図に地名を入れた・・・開発業者が残していった「開発ジオラマ」に手を入れよう。
そして俺がイラストマップを起こそう・・・おそらく俺が描くのが一番いいだろうと思うからね。
エコロードや鳥獣保護センターはまだまだだけれど、この前この話をしてきた、そう、図書館の多目的ホールでね。
今、ムササビの巣箱を掛けに行く時、心の底から楽しい。
この、全国で4番目に広い、そして東京で一番広い「特別緑地保全地区」の森は、俺が何をやってもいいのだ。
この森には本州に棲んでいる動物のほとんどが棲んでいる、しかも繁殖もしているのだ。
そして多くの人が(行政も含め)、繁殖していることを喜んでいる。

夢はかなう・・・誰よりもフィールドを愛することだ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 02:58Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年06月27日

講演してきました

いつも書いているけれど講演後は、「あ〜も言えばよかった、こ〜言った方がもっと伝わったのではないか?」と二週間くらいモンモンする。
今回、話した内容には何もないのだが、質疑応答に、「こ〜言った方がよかったなぁ」というのがあって、独り言を繰り返している。

それは「林道を作ったことにどう思いますか?」という質問だった。
俺は「里山の最低限のインフラですから、例えば観察会の最中に怪我人や病気の人が出たら、軽トラくらい入れないと・・・」と答えた。
するとそのおばさんは、「自己責任でいいのではないでしょうか?」とのこと。
基本的にそれは正しいのだけれど・・・「自然保護」の残党がま〜だ生き残っていると感じた。

これからは「保全」の時代だ。
青梅の森の林道だって、植生調査をした後で俺らが歩いて確認した。
前もって、道路予定地にアナグマやキツネの巣穴が無いか?という通達もあった。
だから、工事をアナグマの冬眠中にやってくれと言うこともできた。
これが「開発」と大きく違うところだ。
保全には「譲歩と妥協」が必要だ、そしてどこか諦めも必要だ。
どういう諦めかと言うと「今よりも良くなることはない」ということだ。
しかし、「せめて現状維持」で、次世代に渡す責任があると思う・・・ってな話をすればよかったと反省している。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:59Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年06月22日

もったいねぇなぁ

カワウソロードキル釜山の知人が送ってくれた写真だ・・・彼が撮ったものではなく、地元の新聞に出ていたそうだ。

韓国ではカワウソが増えているから、相対的にロードキルも増えているのだろうと推測される。
漁業被害対策も含めて、これからどのようなカワウソ保護・保全をしていくのかじっくり見させてもらおう。
それにしても、「もったいねぇなぁ」。
パク政権樹立以来頓挫しているけれど、早いところ日本に導入(あくまでも飼育下でね)できるように努力しよう。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 16:03Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年06月20日

巣箱は罠か?の答え

嘆き思っていたより簡単に答えが出たね。
フクロウの巣箱をかけている人がヒントをくれた。
フクロウは密猟が多いのだそうだ・・・だからこそ巣箱を掛ければ密猟者のターゲットになってしまい、掛けた本人たちまで、片棒を担いだことになってしまっているわけだ。
まさに俺が、今回悩んでしまったことだね。
そのために彼らは「パトロール」をしているんだそうだ。



巣箱を掛けることにはさまざまな管理責任が伴う。
地元に信頼されること、地主の信頼を築くこと、巣箱のメンテナンス・・・・その中の一つに「パトロール(密猟者への監視)」という考えかたもあるのだろう。
でも俺は、そこまでの管理責任は感じたくはない。
それは「万引きを認めてコンビニを経営する」みたいな話だと思うからだ。

「巣箱を掛ける人には悪い人はいない」・・・ノーテンキと言われようが、甘いと言われようが、俺はこのスタンスは変えない。
俺はこれからも「二次林に巣箱は必要」だと思うからワークショップや講演会を通じて伝えていく。
今回ムササビが繁殖してくれたことで、俺を含めて、これほどまでに周囲の人が喜んでくれるとは思っていなかった・・・多分、人間ってそっちなんだと思う(思いたい)。
それでも「捕まえたいためだけに巣箱を掛ける人」、掛けてある巣箱から「しめしめ・・・」と捕まえてしまう人がいるとしたならば、その人はかわいそうな人なのだ、その人のために祈ろう。

※この写真は前にも紹介した。
巣木が伐られ子供が拉致されてしまった母ムサだ。
3日間通い続けていたという・・・・。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 00:12Comments(2)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年06月19日

巣箱は罠か?

これね掛けた巣箱で、ムササビの初めての繁殖を確認できたものだから浮かれていた、でも最近、ようやく冷静になっている・・・・。
 俺はもちろん、この森で活動しているみんなが喜ぶ、行政的にも実績になって活動がしやすくなる、ムササビも(ムササビをエサにしている奴らも)喜ぶ。
・・・・基本的に、巣箱を掛けるという行為は「性善説」に裏づけされているのだなぁ、俺はノーテンキなのだろうか。

捕まえる目的で巣箱に仕掛けをして捕まえた研究者も知っている。
しかもご丁寧に、自著に「仕掛けのある巣箱(罠)」の解説図まで載せていた。
・・・「研究するためなら」捕まえてもいい・・・彼も性善説なのだろう。
中には捕まえてペットにしたいからと巣箱を掛けている人もいるだろう・・・今時、ムササビの闇マーケットがあるとは思えないけれど、他の野生動物の密猟だって同じような構図だ。

巣箱は、容易く場所が特定できるわけで・・・俺がFBでモモンガ情報を削除したのは、「写真に撮りたいだけ」のバカ野郎がいたからでね。

いくら掛けた俺がそういう目的ではないと思って掛けたところで、「しめしめ・・・」と思う人だっているのだろう。

・・・だから「環境教育が大事なのだ」・・・先は長い・・・挫けそう。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:23Comments(6)TrackBack(0)ムササビ 

2016年06月16日

新水槽と旧水槽

P1120006ニホンカワウソの絶滅要因のひとつ、農薬や生活雑排水垂れ流しのため水が汚染されてサカナが減った・・・三面護岸によって川の表情がなくなり、カワウソの住処や休み場がなくなった・・・とばかり思っていたし、そう本にも書いてきた。

 これは「アクアマリンふくしま」のカワウソの旧水槽、現在はマロンとツキが入っている。
サカナは入っていない。
旧水槽にはいくら魚を放しても、たちまちカワウソが食い尽くしてしまうという。
しかし、新しい本水槽には、ハヤやアユ(群れで?養殖アユは群れを作るのだ)が泳ぎ、カワウソとサカナの同時展示が成功した。
 他の展示施設は、せいぜい「ごっくんタイム」に、活餌のドジョウを放す程度だから、サカナとカワウソが常時見られる光景ではない。

なぜ成功したのか?これは水槽の形の違いによるものだ。
見ての通り旧水槽は、来館者がさまざまな角度から見やすくするために凸凹が多い。
つまり「角」が多いのだ。
カワウソは、アシカやオットセイほど早くは泳げない・・・(それが海に特化するとラッコになり、サカナを追うのを諦めて着生のウニやアワビを食うようになった)そのために、水中でサカナを捕まえる場合、泳いでいる魚に追いついてアタックで捕まえるのではなく、岩角や石の下に追い込んでから捕まえるのだ。
つまり、三面護岸で岩角や石の隅がなくなった日本の川では、サカナを追い込める場所がなくなった・・・・。

新水槽にサカナが泳いでいられるのは、まさにこれで、角にサカナを追い込んでもアタックする時にサカナの方が早く散ってしまう。
だから群れから離れた弱ったサカナを捕まえて食べることはあっても、食い尽くすことはできない。

ニホンカワウソ絶滅の原因は、水質汚染でサカナが減っただけではない。
減った上に、川の構造自体が変化して、物理的にサカナを捕まえられなくなったのだ。

つくづくニホンカワウソは運が悪かった・・・・・。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 07:25Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年06月13日

放し亀屋

Satobe_Desktop7
若い時は過激だったなぁ・・・これは某自然保護団体の会誌に連載していた時のマンガだ。
1年ほどおとなしく描いていたから、そろそろ良かろうと思い描いたら、たちまちボツになり連載も切られた。
だからって困らなかったネェ、ますます俺はホンモノだと確信したのだった・・・始末悪いだろう?
そして、自分で通信を発行して載せた。
吹き出しが読めネェかな?左ページから見てね。
昔は橋のたもとに「放し亀屋」という商売があったのだ。
亀を川に放すことで、亀を買ったお客に「功徳」したと思わせる商売だ。
亀屋「どうか後生です、どなたか亀を放してやってください」
旦那「おい、亀屋いくらだい?」
亀屋「へい、大きいのが十文、小せぇのが五文です」
旦那「何かい?大きさによって功徳が違うのかい?」
亀屋「そりゃぁもう、特別会員制みたいなもんでやすからお高い方が・・・」
(丁稚「怒り}
亀屋「旦那!良い功徳をなさいましたねぇ!」
自然保護団体の場合
一般人「あ〜っ、何かいいことをしたいなぁ」
某自然保護団体「今なら年会費5千円でアフリカゾウが守られます!(多分)、ゴールド会員なら1万円、家族会員制もありますよ!」
まぁ、客の目の前で放してみせる亀屋の方が、自然保護団体よりも良心的だわな・・・お後がよろしいようで。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 01:40Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年06月11日

ありがとう!

北谷津ムサ
昨日、仕掛けカメラを掛けに行ったが、巣箱はもぬけの空・・・・いるのが当たり前になっていたから、ぼ〜ぜんっとしてしまった。
 しかし野生動物をやっていれば必ずこ〜ゆ〜日は来るものなのだ。
無事に巣立ちが出来たのか、はたまたフクロウやテンに襲われてしまい、巣を移動したのか?
俺の観察がしつこ過ぎて、嫌気が差し、どこぞへ移ってしまったのか・・・・。

最初の出会い(いるとは思わずにカメラを突っ込んで、お互いにビックリしたとき)が3月8日だから、まるまる3ヶ月間楽しむことが出来た。
フィールドノートのメモ書きを見ると、37日通っていた。
今までの最長(連続観察記録)が奥多摩の43日間だから、歴代2位の定点観察記録ということになる。

 で、何がわかったかと言えば・・・
●巣箱は掛ける時期によって5日で入る。
●温度計は有効。
●ムササビの乳頭式。
●必ずしも親は子供に巣穴を譲らないということ。
●子供のためには巣箱の孔面が垂直のため、落下の心配がなく、親は安心して出かけられる。
●掛けた巣箱にムササビが入り繁殖までしてくれると、他団体や行政も大喜びしてくれるということ。
●俺が今までこの森で何をしてきたか、そしてこれから何をしたいかを具体的に周囲に伝えることにもなった。

ムササビが繁殖したことが俺の実績に(ムササビの実績なんだけどね)なって、市役所も、森の入り口の駐車場のキーをナンバーキーに変えてくれた、これで24時間いつでも入れる・・・。
 このように二次林に巣箱を掛けて結果が出るということは、大変わかりやすい。
だからこそナマケモノやクソ自然保護団体が、掛けさせまいとするのだろうな。

ありがとう! ブースカ、チビムサ!!
これからも、二次林に巣箱を掛ける活動を呼びかけ、実行していく。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 00:08Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年06月08日

俺が原因だったのね。

DSC_0180今夜もチビは外に出たがっていたが、出るのを諦めた。
「フフフ・・・ま〜だ出られないのネェ」と思いながら帰ろうと車へ・・・・未練がましくライトを当てると、これだっ!
なんと!ブースカ(母ムサ)が戻ってきているではないか?!




DSC_0184しかもチビムサに出巣を促しているようだ。
ど〜やらブースカの言いつけは「俺がいなくなってから外に出るのよ」だったらしいな。







DSC_0185それにしてもこの親子は全く「啼き交わし」をしないなぁ・・・・フクロウを警戒しているのだろうか?
今夜もずっとフクロウが鳴いていた、でもこの時期に聞こえる、ヒナがエサをねだる声ではない。
そ〜いえば、梅の実が色づき・・・帰り際にゲンジボタルがひとつだけ飛んでいた。
ホタルの季節がやってきたんだな。



  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:03Comments(0)TrackBack(0)ムササビ