2016年05月22日

いよいよ明日

P1040067明日、第18回目の渡韓だ。

今回は原点に戻って、「フィールドワーク→観察」を中心にする。
防寒がいらないから、荷物が少ないかと思っていたのだが、結局、多くなってしまった。
韓国にはおいしいコーヒーがない、仕掛けカメラ、大型バッテリー・・・虫除けは蚊取り線香が一番いい。
虫除けスプレーは飛行機に持ち込めない、それに韓国は平気だが、ヒグマの生息地の場合、ニホンの虫除けは甘いにおいがするのでヒグマを誘致しちゃうのだそうだ。
サハリンに行ったときに、絶対に使ってはならないと、ガイドからきつく言われた。




  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 17:28Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年05月21日

なるほど・・・

オットセイアシカとオットセイ、オタリア、トド、はなはだしいのはアザラシの区別がつかないという人は多い。
ただ単に興味の問題だけではなさそうだぞ?ってぇことがわかったってぇ話だ。

これは、俺が海獣のことで信頼している人間から送ってもらった「ミナミオットセイのメス」の写真のはずだった。
俺が「アシカでねぇの?」と聞いたら、「左隅を見てみな、オットセイのオスが写っているだろう?」とのこと。
「なるほど・・・そういわれれば耳介も大きいし、心なしか前足も長いように思えてきた」ともやもやしながら納得した。
 それに当時「動物を比べる」企画をやっていたから、引っ掛け問題じゃないけれど、なるべく「わかりにくい」方がよかったということもある。

しかし!当時この水族館では「混合飼育」がされていたのだった!!
アザラシとアシカならウドンとソバくらい違うから、混合飼育だとわかるけれど、ミナミオットセイも一緒に飼育されていたというのだ。
彼はなまじ知っているから展示ラベルをよく見ないで、「オスのオットセイがいるから・・・メスだろう」と写真を撮っていたというわけだ。

サバンナゾーンに、キリンとシマウマ、ダチョウが混合飼育されているのならわかる。
しかし、「海獣」というカテゴリーでアシカとオットセイ、アザラシが混合飼育されているというのは「教育施設」としていかがなものだろうか?
 調べてみると、こうした例は多く、昔、姫路動物園ではオタリアとカリフォルニアアシカが。
海遊館ではカリフォルニアアシカとアザラシが混合飼育されている。
 来園者はいちいち展示ラベルを見ないし(これが問題なのだが)、写真が添付されていても、オタリアとトド、アシカ、オットセイの区別がつくとは思えない。

なるほど・・・単なる興味の問題だけではなく、こうした混合飼育展示にも「海獣類の区別が付かない」という責任があるのではないか?と思ったのだ。
要は、サバンナゾーンとか、富山FPの「里山生態園」のサル・タヌキ・シカのようなコンセプトを持った混合飼育ではなく、狭いし、種類が多いし、場所もネェし・・・一緒にしとけってぇ混合飼育は、「教育施設」であることを忘れてないか?ってことだ。
まぁ、水族館の大水槽はど〜なるの?ってぇ話にも広がるなぁ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 19:36Comments(0)TrackBack(0)その他 

外見では・・・

アシカ歯これがアシカの頭骨。









トドで、これがトド。










オットセイ歯これがオットセイ。
さて、アシカとトドの違いは上顎のP4(前臼歯の4番目)とM1(後臼歯の1番目)の間だ。
トドは極端に間が空いている。
PとかMとかわからなかったら、犬歯(キバ)から後ろの本数を数えてごらん?4本目と5本目の間のことだ。


ではオットセイはと言えば、こいつらはPが4本でMが2本なのだ。つまり頬歯(PとMをあわせた言い方)が6本で、アシカやトドより1本多い。
なっ?こいつらって外見はわかりにくいのに、頭骨にすると明確に違いのある、すごく親切でいい奴らだったのだよ。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 01:49Comments(0)TrackBack(0)頭骨コレクション 

2016年05月20日

何でみんな・・・

甑島甑島だ。
ニホンアシカが生き残っていたかもしれないというのに誰も騒がない・・・。
 俺?アシカのフィールドワークなんかしたことネェもの。
野生のアシカはゲップが出るほど見てるよ、ガラパゴスでね。
カラスみてぇにいっぱいいたから、満足にフンすら見ていなかった。
でも、そのおかげでアシカとオットセイの違いに興味を持ち、ようやく違いがわかるようになった程度だ・・・だから、ニホンアシカの特徴なんてまだまだ知らない。
 俺は水族館の人間に、片っ端から「アシカとオットセイの明確な違い」を聞くようにしている。
それは俺の持っている知識の解説だと、どうしても専門的過ぎる。
だから、日常的に子供からの質問に答えているだろう専門家の意見を聞きたいからだ。
俺の解説だと、進化と法則、コウモリとアホウドリの飛翔を知らないと納得できない。
ほらほら・・・もうわかんなくて、ど〜でもいいだろう?
 先日、某水族館の人の講演の時にこの質問をしたら「・・・それの何が大事なのですか?」と、会場から総スカンを食らった。
・・・・野生動物の「専門家」を唄うなら、ど〜でもよくてはダメなのだと思う。
「この日のために」準備しておかなくちゃならないのだ、それを専門家と言う。
 ニホンアシカを探している人っているのかなぁ・・・もしいたら、このニュースはうれしいだろうなぁ。

いつかニホンカワウソにもそんな日が来るのだろうか?
その日のために、来週の月曜日から18回目の渡韓だ。
今回は大きな課題がある・・・世界で初めて、野生カワウソの産洞が見つかるかもしれない。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 07:33Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年05月17日

生き残ってた?!ニホンアシカ

アシカ鹿児島県の下甑(こしき)島で、アシカが見つかったという。
アシカは、ガラパゴスアシカ、カリフォルニアアシカ、そしてニホンアシカの3亜種に分類されている。
カリフォルニアから、あるいはガラパゴスから、はるばる鹿児島県まで回遊してきたと考えるよりも、ニホンアシカの生き残りと考える方が自然なのではないだろうか?

 俺はニホンアシカが絶滅したとは考えていなかった。
その根拠は、韓国の動物研究者たちが、韓国沿岸でアシカを見かけることがあり、これらは当然、竹島周辺にいたニホンアシカだろうと言っていたからだ。
海は広い、大虐殺をくらったラッコが生き残っているのも海だからだ。
ひょっとしたらステラーダイカイギュウだって生き残っているかもしれない。
 
だからこれは、再発見ということで、国民全員が言祝ぐべき出来事だ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 16:18Comments(2)TrackBack(0)フィールドニュース 

ゲリラ卒業

DSC_0136先日、モモンガを見に行ったら気になったことがあった。
モモンガの巣穴の周囲に、ミツバチの斥侯蜂が飛び回っていたのだ。
写真を撮ってみたが、高い位置だったのでニホンミツバチかセイヨウミツバチかは判別できなかったのだが、奴らはモモンガの巣穴を乗っ取るだろう。
 これはこれで、自然の成り行きなのだが、それを狙ってスズメバチがやってくる・・・さぁ、そうなると人間が黙っていない・・・塞いでしまうのだ。
この場所は観光地にも近いので、観光客がスズメバチ被害に遭わないために予防するのも理解できる。
 さて、モモンガの立場を考えると・・・だから「保全」が必要なのだと思う。

巣箱だ!
若い時ならさんざん「ゲリラ」をやってきたのだが(つまり断り無しに片っ端から巣箱を掛けて、結果が出れば良しと考えていたんだねぇ)、でもねぇ、周知させなくてはならないと考えるようになったのだ。
まずは、近くの集落に顔を出し、神社総代か集落の顔役と接触しよう。
そう、一升瓶と自分の著書を持って、挨拶から始めよう。
そこでわかってもらうことだ。
 ニホンカワウソのように「・・・わしが子供の頃は・・・」という爺ぃにはなりたくない。
「絶滅するまで、あんた、何をやってたの?」ということだからね。
野生動物は、いるうちに手を打たなくてはならないのだ・・・巣箱程度で結果が出るのなら努力しようと思う。

今日、地元で緑地保全をしている団体の会議があった。
巣箱で繁殖したムササビの子供の写真を見せたら、みんなが喜んだ。
来月、地元の小学生を緑地に案内するという団体は大喜びで、ぜひ写真を貸してくれという。
二つ返事だ、だって、そのために俺は活動してきたのだからね。

 自然は、今よりも良くなることは無いだろう・・・しかしせめて「現状維持」だけでも努力するべきだ。
そして次世代に残さなくてならない・・・次世代の連中が、そんなものいらないと言うなら、それは次世代の連中が決めることだ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 05:01Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年05月15日

チビムサ

P104005819時18分、母親が出巣。
しばらく巣箱の屋根の上にいた。
蚊がうるさいのでを追っ払っていたら、見失ってしまった。
これはまた、俺がいるので、巣箱の中に戻ってしまったかな?と思ったのだが、子供もある程度大きくなっているのでは?と考え、例の棒で覗きこんでみることにしたわけだ。

なんと!チビムサが一人でお留守番をしていた!
・・・まてよ~・・・確か二ついたはずなのだが???
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 20:54Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年05月13日

快挙!

最近の更新27
最近の更新28午前中、カナダから来ている姪っ子たちが「マウント富士が見たい」というので、T山に登ることにした。
ついでに、先日掛けた巣箱の様子も気になっていたからね。
見ての通り!4号・5号巣箱とも入り口が齧られて広げられている!
(写真の左が掛けた直後、右が今日)

掛けて一週間足らず・・・これは今までの最短記録だ!
速攻、Lに知らせ、もちろん、夕方に行ったわけだネェ!
巣材の厚さが気になるので、底板の水抜き穴から、あるテクニックを使って調べたところ、5号巣穴は薄そう・・・これから使うのだろうか?
いずれにしても、この時期(子育て中のメス)は頻繁に巣穴を変えることもあるので(川道さん情報)、周辺にはいくら巣箱があってもいいのだ。
 だ〜れだ〜? 150メートルは離すのが望ましいとか言ってた奴は!?
要するに、マンションの105に住んでいた家族が、同じマンションの302が空いたので引っ越しするみてぇな話で、子供も転校しなくていいし、近所づきあいもそのままだ。
巣箱というのはそういうことで、「餌場の森に巣穴を提供すること」だから、餌場環境はそのままの方がいいのだよ。


5号巣箱さて、4号巣箱の巣材をチェックしようとしてライトを当てたら・・・顔を出していたっ!!この子ね。
こんなに早く使ってくれるのなら、温度計も設置して置けばよかった。
巣材が入ったのを確認してから温度計を設置しようと思っていたのにぃ・・・(うれしいグチね)

5号巣?巣箱から出て滑空・・・なんと可愛いメスではないかっ!
ひょっとしたら巣箱に子供がいるかもしれない・・・と思ったけれど、無理しないことにした。

今夜は他にも3頭も見られて、心なしかこの界隈のムササビが増えた気がする。
これで子供も出てくるようになったら一気に増えるだろう。



  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:25Comments(3)TrackBack(0)ムササビ 

2016年05月12日

「ムササビ釣り」

P1040039静岡が田舎のKさんが、「昔ムササビを捕まえる時、手ぬぐいを樹洞に入れるとムササビが釣れる」と話していた。
この話は、20年前に秩父の猟師も言っており、「ハンミョウ釣りみたいだな?」とは思ったけれど、半信半疑だった。
 しかし、カメラを巣箱に差し込んでストロボが光った後、抜こうとすると重い??
そう、ムササビがカメラを引っ張っているのだ!?
・・・・うん、釣れるかもな。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 15:04Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年05月11日

自然科学のおもしろさ

P1040034オコジョだよ。
「ウサギちゃんが好き」で買った子供にだって、否応無しに天敵のオコジョが付いて回るのだ。
なぜ、オコジョにノウサギがくっついているのか?
なぜ、同じ動物なのに、それぞれに色が違うのか?
自分で調べてごらん?
オコジョの大きさは、ノウサギの耳の長さくらいしかないってことに気がつくから・・・。



自然科学の面白さはここだと思う・・・これは頑固者と言われても絶対に譲れない。
その「不思議がる気持ち」が、科学を進歩させてきた原動力だと思うからだ。
ムササビは草食獣なのに、なんで目が双眼視出来るように正面についているのか?
なぜ食べた葉っぱに丸い穴が開いているのか?
確かにそれだけでも(ビジュアル的に)面白いのかも知れない。
でも、なぜ真ん中だけを食べてポイするのか?という疑問を持てば、もっと自然がおもしろくなる。

キツネにライチョウをくっつけた新商品を作ろう!
ライチョウが欲しくてグッズを買ったとしても、否応無しにキツネがくっついてくるのな!?
ゲッ?!キツネが天然記念物を食ってもいいの?ってか・・・い〜んだよ、日本に棲んでいるホンドギツネが日本に棲んでいるニホンライチョウを食って何が悪い?
ライチョウを天然記念物にしたのは人間だから、キツネが格下だとは思わないもの。
せっかくいろんなことを教えてくれる自然を、無理やり人間の考えの中に当てはめて何がうれしい?
富山のお兄ちゃんがライチョウを守ってくれているんだから、俺はキツネを守るね。

明日、カナダから来ている姪っ子たちに、「ジャパニーズ・ジャイアント・フライング・スクワロー(英名は長いね・・・ムササビだ)」を見せてやろう!俺の掛けた巣箱で繁殖したスペシャルなヤツをね!
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 02:48Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年05月05日

今夜もムッサ♪

P1040030昨日、あまりインパクトを与えてしまったので心配になり、今朝、行ってみた。
温度差は5度・・・でもってカメラを突っ込んだら親が戻っていたね♪
ってぇことは今夜も楽しめる!!  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 07:15Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

やってきたことは正しかった・・・

30年前、野生動物を始めたばかりの頃、初めて巣箱を掛けた。
すると、大手と言わず中小と言わず、自然保護団体から袋叩きにあった・・・そのために巣箱掛けを頓挫していた時期もあった。
その頃は野生動物を始めたばかりだったので「巣箱がいけない」という理由がわからなかったが、今はわかる。
「具体的な保全(野生動物のために巣箱を掛けるというわかりやすい保全)を個人にやられると、自分たち組織のなまけが露になるので、ただ足を引っ張りたいだけだった」のだ。
「ヒューマンインパクト」だの「適正頭数」だのと、当時の俺には理解できなかった言葉を多用して煙に巻こうとしていたが、結局はそこだ。
奴らは、野生動物ではなくて人間に向いているから、まるで韓国ドラマの宮廷モノみたいに嫉妬や嫉み、主導権争い、足の引っ張り合い・・・それが連中の主な活動なのだ。

 樹洞のない二次林に巣箱を掛ければムササビは入る、そして繁殖もするのだよ。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 05:50Comments(0)TrackBack(0)自然保護団体がクソなわけ 

2016年05月04日

そもそも・・・

P1040012
中にいるのを、温度計で確認したにも関わらず、例の棒で巣箱内を撮映した段階で気づけよ。
赤い矢印は鼻の頭・・・口は閉じている。
緑の矢印は門歯だ。

だからどう見たって複数頭いるってことだ。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 22:05Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

ばんざ〜〜い!

P1040013何から書こうかねぇ・・・3月に掛けた巣箱を見に行った。
おっ?齧られてるぞ・・・ってんで温度計を見ると、なんと巣箱内と外気温の差が10度近くもあるではないかっ!(この時期にここまで温度差があるのは巣材が少ないせだそうだ)
 そこで、まずはNさんちにご報告、安倍内閣の悪口を言いながら時間をつぶして、再びフィールドへ。

DSC_01376時52分、こいつが顔を出した。
家に戻って写真をよく見れば、耳に房毛があり、子供だというのがわかる。

DSC_01437時20分・・・これが出てきた。
明らかに親だろう、巣箱の屋根の上でいつまでも留まっている・・・時折穴を覗いたりしていたが、やがて木を登り姿が見えなくなった。







すかさず俺は、例の棒を使って・・・・と思ったが、カメラのバッテリー切れのためにストロボが光らない・・・迂闊だった!
それでも、中でゴトゴトと音がしたり、突っ込んだカメラをつかんだりしている・・・。
無理するのはやめようかな?とも思ったが、仕事場まで予備バッテリーを取りに戻ったわけだ。
P1040027
はい、これがそれね!
「こっこ」が2つ(3つに見えるが、ひょっとしたら俺が仕事場に戻っている間に親が戻っていたのかもしれないとも思ったけれど、親なら箱に目一杯になるはずだ)・・・・ともかく、俺が掛けたムササビの巣箱で、初めて繁殖が確認できた瞬間だった!
祝杯をあげるしかあるまい!!
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:53Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年05月03日

巣箱かけ

P1040005今日は朝から、先日作った巣箱かけをした・・・と言っても、俺は下にいて「もうちょっと西に振って!」などと言いながらタバコをすっていただけだ。
 掛けてくれたのは地元の造園師のOさん。
Lが、ムササビ観察のたびに、造園作業をしていたおじさんたちに、挨拶をしたり話をしてくれていたので、おじさんたちもすっかりムササビに興味を持ってくれて、「だったら俺が掛けてやんべっ!」ってことになったのだ。

 保全は人を巻き込むこと、そして広げること・・・まさにそれの実践だ。
まぁ、Lの特技が「爺ころがし」だったからかもしれないが・・・(笑)

 地元へのアプローチには「学生の卒論のテーマです」とか、「自然保護団体の活動」とか、いろいろあると思うけれど、これらには「善いことなのだから、地元は当然協力しろよ!」という傲慢さと胡散臭さを感じてきた。
だからこそ、「だって〜、ムササビ好きなんだも〜ん」という無邪気な爺ころがし(地元の人たちへの素直な尊敬)ってのが一番ベストなのかもな?と思った。
 俺は男だから、最初はどうしてもどこか構えてしまったりしながらも、地元との信頼関係を築いてきたけれど、Lのアプローチってのは有りだな。
 まぁ誰もが出来ることではないとは思うけれど、明らかに権威で地元の人を押さえ込むとか、自然保護団体特有の「地元の人は(イナカモンだから)自然の大切さを知らないから、私たちが教えてやるのよ」といった時代とは、大きく風が変わっていると感じた。

 やはりプロは、手際と言うか足際がすごい、「巣箱師」の称号を与えたいくらいだ。
1時間の間に、たちまち3個掛けてくれた。
「・・・台風なんかで傾いたり緩んだりしたら、俺が直しとくよっ!」と頼もしい。

手前の木に、アオゲラが開けた穴が見えるだろう?
これは10年もすれば木も育ち、良い樹洞になると思う・・・しかし、それまでにムササビがいなくなってしまっては元も子もないのだ、だから巣箱を掛ける。
この界隈に、確実に子育てをしていた二つあった巣木が、一本は伐られ、もう一本は巣穴を塞がれ・・・それでも何とかレギュラーで3頭はいる。
俺たちには、せめて現状維持だけでもいいから、フィールドを次世代に渡す義務があると思うのだ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:03Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年05月01日

やだ、やだ・・・(グチね)

お留守番3
俺が写真を入れているエージェントが話していたが、日本の野生動物を撮っているカメラマンは少なくなっているんだそうだ、だからこそ食えネェ若いカメラマンにはおいしいのだろう。
 日本の野生動物は出会うのでさえ難しいのだから撮るのも難しい。
これはそのまま野生動物の減少を表しているのだと思う。

俺が信頼しているカメラマンは、地元に10年間移り住んだり、研究のために地元の教員をしたりと、地元の信頼関係を築くところからフィールドワークを始めた。
それほど野生動物は一朝一夕で撮れるものではないのだ。
食えネェ若いカメラマンは、フィールドの場所を知りたいだけで観察会に参加したり、無理や無茶もする。
撮れればいいだけだから、そもそも愛情が無い、その動物がその後どうなろうが関係ない。
誰かの大事なフィールドだろうがお構い無しだろうし、ましてや地元との信頼関係を築く謙虚さもなければ時間もない。
そこには自然に対する畏敬の念はない。
 そんなカメラマンの写した写真を欲しがる写真エージェントや、掲載する出版社は、象牙の密猟を助長しているのと構図が同じなのではないだろうか。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 01:53Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年04月27日

巣箱作り

P1020998今日は朝から「山のふるさと村」のクラフトセンターで巣箱作り。
クラフトセンターのYさんの指導の下、ムササビ用5個、フクロウ用(写真右側)3個作った。
ムササビ用の穴が小せぇんでね?と思ったか?大丈夫、連中は自分で齧り広げるのだ。
・・・・「ムササビの会」と「コウモリの会」のHくん、「・・・穴が小さすぎるからムササビを知らない人が作った巣箱だ」ってか?一生言ってろ!

フクロウ用の巣箱の入り口、大きすぎるんでね?と思うかもしれないが、フクロウは齧らねぇもの。

以前作ったムササビ用巣箱は使用率100%! 繁殖はしていないので、今回は板の厚さを15ミリに厚くしてみた。
今まではどうしても1〜2人で掛けていたので、ハシゴを持っていける場所が限られてしまっていたために、人通りのある場所に掛けていた・・・その結果、ハイカーが巣箱を叩いてムササビを出させる、という信じられない状況があった。
こっちは生善説で掛けていたのだが・・・いるんだねぇ、そ〜ゆ〜ヤツが。
 そこで、台風で落っこちたとしても、人が怪我をしないために軽さを重視していたのだが、これからは今年の1月に「トヨタの森」でやったイベント、「ムササビの棲める森作り」を青梅でも飯能でもやろうと思っているから人数が当てになる。
山の中にも喜んで二連梯子を運んでくれるだろう。
そこで板を厚くして重くなっても大丈夫(断熱効果を優先)と、思ったのだ。

俺たちが掛けた巣箱でムササビとフクロウが繁殖し、フクロウがムササビを食ったとしても、それはそれで大成功なのだよ。
アライグマとハクビシンが食ったなら、即、死刑!

・・・明日は「4・28沖縄デー」・・・40数年前の俺は、翌日のデモに備えて火炎瓶を作っていたっけなぁ、大学生の活動家(上部組織)に褒めてもらいたくて・・・今、ムササビに褒めてもらいたくて巣箱を作っている。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 19:07Comments(0)TrackBack(0)

2016年04月24日

メチル化野郎!

メチル化

この図を見て、きちんと解説できる自分がいる。
それほど岩田さんの解説がとてもわかりやすかったのだ。
・・・大満足で(仕事がたまっているのに)、酒を飲んで寝床に入ったが興奮して眠れない。
頭の中で、日常生活から野生動物、人間関係といった、ありとあらゆることが繋がってしまったのだ。

遺伝子の上流部(向かって左側)にはRNAポリメラーゼと転写因子があるのだが、シトシンがメチル化してしまうと、脳から出る「GRをコードする遺伝子」を調節できなくなってしまうというのだ。
そのために血中ストレスホルモンが濃いままで下がりにくくなり、結果、ずっと不安を感じ続けてしまうことになる・・・・不安を感じ続けるとどうなるかってぇと、不安を取り除くためにウソをついたり、手前ぇの価値観だけのアイテムやら、高い学歴で武装することになる。
高い学歴が無い場合は権威におもねて、あたかも自分自身の武装化にするわけだ。
 こ〜ゆ〜ヤツを俺は「・・・ったくぅ・・・新聞紙やダンボールで壁をこさえてるってことに気がついていないバカ野郎」とか「中途半端な金持ちのボンボン」とか「知識は持っていても正しい使い方の出来ない偏差値の低いヤツ」と評してきた。
自分でバリケードをこさえてしまっているために、社会から全く学ぼうとしないのだ。
だから、バリケードを壊されそうな人間や見透かされそうな人間には出来る限り近づかない・・・自分のバリケードに使える人間にはへりくだり、自分のためにならないと判断した人間には、自分を全く出さずに(知識を表に出すと減ると思っているらしい・・・知識は表に出すと倍になってフィードバックされるのにね)道具に使う。
ウソをつくというのも転移行動のひとつで、どうにもならなくなるとキレて攻撃的になる。
それがヤツの危機管理だ。
多分、安倍晋三もこれだろう。
 
 自分が社会から受けた知識や経験は、社会に還元するために得たものだし、それを次世代に伝えていく義務があるってことにも全く気がつかない。
その学びや、社会の利益になっているという喜びを一生知らずに生きていくのだ。
まぁ、知らないのだからそれでいいのかもしれないが、俺には地獄だな。
そのくせ、いっぱしな口を利くから、周囲には騙されたフリをして(時には本当に騙される人間もいるが)利用しようとするから、ますます増長してしまう分、厄介だ。

 赤毛のアンに「ヨセフを知る種族」という言葉が出てくるが、アン・シャーリーに言わせれば、こいつらは「ヨセフを知らない種族」というカテゴリーになるだろう。
 これから俺はこ〜ゆ〜ヤツを「メチル化野郎」と呼ぶことにした・・・バカ野郎とか偏差値の低いヤツよりは聞こえがいいだろう?まぁ、二度と付き合うつもりはないので、使う機会もないだろうが。

・・・遺伝子がメチル化してしまうと、決して除去はできない。
これは、病気と言うか「ビョ〜キ」・・・遺伝子異常だったのだ、だったら理解できる。
今まで、「俺・・・何かしたのかなぁ?」とか「俺が至らなかったのかなぁ」と気に病むこともあったのだが、遺伝子異常だってぇことで氷解した。
そしてこれは「生れながらにして」ではなく、獲得形質というか、育った環境がそうさせるのだそうだ。
つくづく俺は今、両親と姉に感謝している、昭和30年代の里山で、ツキノワグマ並みに愛情を受けて育ったからね。

 俺には過去、こ〜ゆ〜ヤツと3人出会った。
3人とも名前と血液型が同じ・・・内2人は同姓同名だし・・・姓名判断ってのもあるのかなぁ?
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:24Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年04月23日

ノウサギとクマ

P1020982素晴らしい講演を聞いてきた。
いわき明星大学教授の岩田さんの「なぜ人工保育はだめなのか」という講演だ。
 動物だけではなく人間にも当てはまり、それこそ幼児虐待の連鎖といった社会問題にも大いに参考になる話だった。

要するに幼児期に親の愛が足りネェと、ビクビクして、その転移行動が他者への攻撃になったりするよってぇ話で、実験結果はもちろん、それは遺伝子の構造にまで関係してるんだそうだ。

で、俺が興味を持ったのは、ノウサギはビクビクしながら生きているわけで、それはホッタラかしの子育ての結果だ。
ノウサギの母親は、24時間に一回だけ授乳に来るだけで、後はどこかに行く。
まぁ、子供の近くにはいるんだけどね。
(これは子供と一緒にいると体温が上がり、臭いが強くなるために天敵に感づかれやすくなるからだ)
 一方、ツキノワグマは異常に子煩悩であり過保護だ。
だから「子連れグマは危険だ」ってぇことになる。

ビクビクしているウサギを、クマのような子煩悩で過保護に育てたら、何世代めかには無茶をするパイオニアのノウサギになるかってぇと、そんなことをする必要はない。
つまりビクビクしているのも奴らの「生き残り戦略」なのだから・・・・。
ノウサギが無茶をするパイオニアの冒険野郎ばっかりだったら、とっくに絶滅していただろう。

 で、最後に俺が「動物の個性なんでね?」と、「それを言っちゃぁおしめぇよ・・・」という質問をしたら、「個性ってのも遺伝子」なんだってなぁ?!おもしれぇ!
生れながらなのか、獲得形質なのか・・・環境なのか・・・自然は本当におもしれぇ!!

 何しろ、講演の構成が見事で、「ここまでわかった?次に行くよ」が明快なのだ。
これは学ばなくちゃならない。
DNAの塩基配列だの化学式のカメノコだのが出てきても、興味深くずんずん頭に入る。
データのグラフを、ここまで納得いくように話してくれた演者に、今まであったことがない。
ラボラトリーワークとフィールドワークが繋がった!
 そ〜なんだよ、この2つは両輪だからケンカする必要はねぇのだ・・・しかし、研究者の中にはラボをやってる方が上で、フィールドをやってる方が下だと思ってるクソ権威やら、大学の先生に写真をもらっていただいたとありがたがるクソフィールドワーカーがいる。

岩田さんは、話の端々に自然への畏敬の念があり、未知への真摯な姿勢が伝わり・・・これも遺伝子なのかな。

と言うわけで、我が家に伝わる家訓「子育て四訓」に、サイエンスの裏づけができた。

子育て四訓

●赤ん坊の時は肌を離すな
●幼児になったら肌を離して手を放すな
●少年期になったら手を離して目を放すな
●大人になったら肌も手も目も離して、心を離すな

明日、映画「ルーム」を観てこよう!
社会から自分自身を学ぶことの出来ない人間って、本当にいるんだよ!会ったことあるもん!



  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 20:14Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年04月21日

必ず選挙に行こうね!

原発
拡散希望!

「支持する政党がない」・・・ってのと「現政権支持」ってのとは違うよ。
選挙で「現政権には投票しない」ってぇ選択肢もある。
「どこに入れたって変わんないだから・・・」と選挙に行かなかったら、現体制を受け入れることになる。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 14:30Comments(0)TrackBack(0)原発問題