2016年06月29日

予定通り!

15年前、青梅の森が開発の憂き目にあっていたとき、他の団体に「残った後のことも具体的に考えておこう」と提案した。
何しろ、開発業者だけではなく行政も敵に回しているわけだから、行政の支援は当てにできないと思っていた。
いわば坂本竜馬の「船中八策」だ、それがより現実的なら市民の共感も得られるだろうと思った。
すると某団体の人間が「・・・確実に緑地が残るというなら管理してもいい」との答え。
バカタレ、いい年して「机を買ってくれたら勉強する」みてぇな話を誰が信じるもんか!
だから俺は自然保護団体が嫌いなのだ。

 俺は当時出していた通信(私信「さとやま通信」)に、俺なりの理想(夢)を書いていた・・・2008年2月の通信だ。
「・・・近隣の道路はアンダーパスをこさえたエコロードにしてさ、俺がガイドマップを描いてさ、リスやムササビのための巣箱を設置してさ、風の子太陽の子広場の管理棟は「鳥獣保護センター」にしてさ!
河辺の図書館には「青梅の森コーナー」を作ってさ、何しろこの緑地を取材して描いた本が15冊出てるんだから・・・俺が描いたガイドマップが置いてあってさ、さまざまな団体の観察会や保全のスケジュールがわかってさ、俺がこの図書館の多目的ホールで青梅の森の奇跡の講演をするんだよ!」


・・・ようやく地図に地名を入れた・・・開発業者が残していった「開発ジオラマ」に手を入れよう。
そして俺がイラストマップを起こそう・・・おそらく俺が描くのが一番いいだろうと思うからね。
エコロードや鳥獣保護センターはまだまだだけれど、この前この話をしてきた、そう、図書館の多目的ホールでね。
今、ムササビの巣箱を掛けに行く時、心の底から楽しい。
この、全国で4番目に広い、そして東京で一番広い「特別緑地保全地区」の森は、俺が何をやってもいいのだ。
この森には本州に棲んでいる動物のほとんどが棲んでいる、しかも繁殖もしているのだ。
そして多くの人が(行政も含め)、繁殖していることを喜んでいる。

夢はかなう・・・誰よりもフィールドを愛することだ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 02:58Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年06月27日

講演してきました

いつも書いているけれど講演後は、「あ〜も言えばよかった、こ〜言った方がもっと伝わったのではないか?」と二週間くらいモンモンする。
今回、話した内容には何もないのだが、質疑応答に、「こ〜言った方がよかったなぁ」というのがあって、独り言を繰り返している。

それは「林道を作ったことにどう思いますか?」という質問だった。
俺は「里山の最低限のインフラですから、例えば観察会の最中に怪我人や病気の人が出たら、軽トラくらい入れないと・・・」と答えた。
するとそのおばさんは、「自己責任でいいのではないでしょうか?」とのこと。
基本的にそれは正しいのだけれど・・・「自然保護」の残党がま〜だ生き残っていると感じた。

これからは「保全」の時代だ。
青梅の森の林道だって、植生調査をした後で俺らが歩いて確認した。
前もって、道路予定地にアナグマやキツネの巣穴が無いか?という通達もあった。
だから、工事をアナグマの冬眠中にやってくれと言うこともできた。
これが「開発」と大きく違うところだ。
保全には「譲歩と妥協」が必要だ、そしてどこか諦めも必要だ。
どういう諦めかと言うと「今よりも良くなることはない」ということだ。
しかし、「せめて現状維持」で、次世代に渡す責任があると思う・・・ってな話をすればよかったと反省している。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:59Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年06月22日

もったいねぇなぁ

カワウソロードキル釜山の知人が送ってくれた写真だ・・・彼が撮ったものではなく、地元の新聞に出ていたそうだ。

韓国ではカワウソが増えているから、相対的にロードキルも増えているのだろうと推測される。
漁業被害対策も含めて、これからどのようなカワウソ保護・保全をしていくのかじっくり見させてもらおう。
それにしても、「もったいねぇなぁ」。
パク政権樹立以来頓挫しているけれど、早いところ日本に導入(あくまでも飼育下でね)できるように努力しよう。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 16:03Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年06月20日

巣箱は罠か?の答え

嘆き思っていたより簡単に答えが出たね。
フクロウの巣箱をかけている人がヒントをくれた。
フクロウは密猟が多いのだそうだ・・・だからこそ巣箱を掛ければ密猟者のターゲットになってしまい、掛けた本人たちまで、片棒を担いだことになってしまっているわけだ。
まさに俺が、今回悩んでしまったことだね。
そのために彼らは「パトロール」をしているんだそうだ。



巣箱を掛けることにはさまざまな管理責任が伴う。
地元に信頼されること、地主の信頼を築くこと、巣箱のメンテナンス・・・・その中の一つに「パトロール(密猟者への監視)」という考えかたもあるのだろう。
でも俺は、そこまでの管理責任は感じたくはない。
それは「万引きを認めてコンビニを経営する」みたいな話だと思うからだ。

「巣箱を掛ける人には悪い人はいない」・・・ノーテンキと言われようが、甘いと言われようが、俺はこのスタンスは変えない。
俺はこれからも「二次林に巣箱は必要」だと思うからワークショップや講演会を通じて伝えていく。
今回ムササビが繁殖してくれたことで、俺を含めて、これほどまでに周囲の人が喜んでくれるとは思っていなかった・・・多分、人間ってそっちなんだと思う(思いたい)。
それでも「捕まえたいためだけに巣箱を掛ける人」、掛けてある巣箱から「しめしめ・・・」と捕まえてしまう人がいるとしたならば、その人はかわいそうな人なのだ、その人のために祈ろう。

※この写真は前にも紹介した。
巣木が伐られ子供が拉致されてしまった母ムサだ。
3日間通い続けていたという・・・・。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 00:12Comments(2)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年06月19日

巣箱は罠か?

これね掛けた巣箱で、ムササビの初めての繁殖を確認できたものだから浮かれていた、でも最近、ようやく冷静になっている・・・・。
 俺はもちろん、この森で活動しているみんなが喜ぶ、行政的にも実績になって活動がしやすくなる、ムササビも(ムササビをエサにしている奴らも)喜ぶ。
・・・・基本的に、巣箱を掛けるという行為は「性善説」に裏づけされているのだなぁ、俺はノーテンキなのだろうか。

捕まえる目的で巣箱に仕掛けをして捕まえた研究者も知っている。
しかもご丁寧に、自著に「仕掛けのある巣箱(罠)」の解説図まで載せていた。
・・・「研究するためなら」捕まえてもいい・・・彼も性善説なのだろう。
中には捕まえてペットにしたいからと巣箱を掛けている人もいるだろう・・・今時、ムササビの闇マーケットがあるとは思えないけれど、他の野生動物の密猟だって同じような構図だ。

巣箱は、容易く場所が特定できるわけで・・・俺がFBでモモンガ情報を削除したのは、「写真に撮りたいだけ」のバカ野郎がいたからでね。

いくら掛けた俺がそういう目的ではないと思って掛けたところで、「しめしめ・・・」と思う人だっているのだろう。

・・・だから「環境教育が大事なのだ」・・・先は長い・・・挫けそう。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:23Comments(6)TrackBack(0)ムササビ 

2016年06月16日

新水槽と旧水槽

P1120006ニホンカワウソの絶滅要因のひとつ、農薬や生活雑排水垂れ流しのため水が汚染されてサカナが減った・・・三面護岸によって川の表情がなくなり、カワウソの住処や休み場がなくなった・・・とばかり思っていたし、そう本にも書いてきた。

 これは「アクアマリンふくしま」のカワウソの旧水槽、現在はマロンとツキが入っている。
サカナは入っていない。
旧水槽にはいくら魚を放しても、たちまちカワウソが食い尽くしてしまうという。
しかし、新しい本水槽には、ハヤやアユ(群れで?養殖アユは群れを作るのだ)が泳ぎ、カワウソとサカナの同時展示が成功した。
 他の展示施設は、せいぜい「ごっくんタイム」に、活餌のドジョウを放す程度だから、サカナとカワウソが常時見られる光景ではない。

なぜ成功したのか?これは水槽の形の違いによるものだ。
見ての通り旧水槽は、来館者がさまざまな角度から見やすくするために凸凹が多い。
つまり「角」が多いのだ。
カワウソは、アシカやオットセイほど早くは泳げない・・・(それが海に特化するとラッコになり、サカナを追うのを諦めて着生のウニやアワビを食うようになった)そのために、水中でサカナを捕まえる場合、泳いでいる魚に追いついてアタックで捕まえるのではなく、岩角や石の下に追い込んでから捕まえるのだ。
つまり、三面護岸で岩角や石の隅がなくなった日本の川では、サカナを追い込める場所がなくなった・・・・。

新水槽にサカナが泳いでいられるのは、まさにこれで、角にサカナを追い込んでもアタックする時にサカナの方が早く散ってしまう。
だから群れから離れた弱ったサカナを捕まえて食べることはあっても、食い尽くすことはできない。

ニホンカワウソ絶滅の原因は、水質汚染でサカナが減っただけではない。
減った上に、川の構造自体が変化して、物理的にサカナを捕まえられなくなったのだ。

つくづくニホンカワウソは運が悪かった・・・・・。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 07:25Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年06月13日

放し亀屋

Satobe_Desktop7
若い時は過激だったなぁ・・・これは某自然保護団体の会誌に連載していた時のマンガだ。
1年ほどおとなしく描いていたから、そろそろ良かろうと思い描いたら、たちまちボツになり連載も切られた。
だからって困らなかったネェ、ますます俺はホンモノだと確信したのだった・・・始末悪いだろう?
そして、自分で通信を発行して載せた。
吹き出しが読めネェかな?左ページから見てね。
昔は橋のたもとに「放し亀屋」という商売があったのだ。
亀を川に放すことで、亀を買ったお客に「功徳」したと思わせる商売だ。
亀屋「どうか後生です、どなたか亀を放してやってください」
旦那「おい、亀屋いくらだい?」
亀屋「へい、大きいのが十文、小せぇのが五文です」
旦那「何かい?大きさによって功徳が違うのかい?」
亀屋「そりゃぁもう、特別会員制みたいなもんでやすからお高い方が・・・」
(丁稚「怒り}
亀屋「旦那!良い功徳をなさいましたねぇ!」
自然保護団体の場合
一般人「あ〜っ、何かいいことをしたいなぁ」
某自然保護団体「今なら年会費5千円でアフリカゾウが守られます!(多分)、ゴールド会員なら1万円、家族会員制もありますよ!」
まぁ、客の目の前で放してみせる亀屋の方が、自然保護団体よりも良心的だわな・・・お後がよろしいようで。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 01:40Comments(0)TrackBack(0)その他 

2016年06月11日

ありがとう!

北谷津ムサ
昨日、仕掛けカメラを掛けに行ったが、巣箱はもぬけの空・・・・いるのが当たり前になっていたから、ぼ〜ぜんっとしてしまった。
 しかし野生動物をやっていれば必ずこ〜ゆ〜日は来るものなのだ。
無事に巣立ちが出来たのか、はたまたフクロウやテンに襲われてしまい、巣を移動したのか?
俺の観察がしつこ過ぎて、嫌気が差し、どこぞへ移ってしまったのか・・・・。

最初の出会い(いるとは思わずにカメラを突っ込んで、お互いにビックリしたとき)が3月8日だから、まるまる3ヶ月間楽しむことが出来た。
フィールドノートのメモ書きを見ると、37日通っていた。
今までの最長(連続観察記録)が奥多摩の43日間だから、歴代2位の定点観察記録ということになる。

 で、何がわかったかと言えば・・・
●巣箱は掛ける時期によって5日で入る。
●温度計は有効。
●ムササビの乳頭式。
●必ずしも親は子供に巣穴を譲らないということ。
●子供のためには巣箱の孔面が垂直のため、落下の心配がなく、親は安心して出かけられる。
●掛けた巣箱にムササビが入り繁殖までしてくれると、他団体や行政も大喜びしてくれるということ。
●俺が今までこの森で何をしてきたか、そしてこれから何をしたいかを具体的に周囲に伝えることにもなった。

ムササビが繁殖したことが俺の実績に(ムササビの実績なんだけどね)なって、市役所も、森の入り口の駐車場のキーをナンバーキーに変えてくれた、これで24時間いつでも入れる・・・。
 このように二次林に巣箱を掛けて結果が出るということは、大変わかりやすい。
だからこそナマケモノやクソ自然保護団体が、掛けさせまいとするのだろうな。

ありがとう! ブースカ、チビムサ!!
これからも、二次林に巣箱を掛ける活動を呼びかけ、実行していく。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 00:08Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年06月08日

俺が原因だったのね。

DSC_0180今夜もチビは外に出たがっていたが、出るのを諦めた。
「フフフ・・・ま〜だ出られないのネェ」と思いながら帰ろうと車へ・・・・未練がましくライトを当てると、これだっ!
なんと!ブースカ(母ムサ)が戻ってきているではないか?!




DSC_0184しかもチビムサに出巣を促しているようだ。
ど〜やらブースカの言いつけは「俺がいなくなってから外に出るのよ」だったらしいな。







DSC_0185それにしてもこの親子は全く「啼き交わし」をしないなぁ・・・・フクロウを警戒しているのだろうか?
今夜もずっとフクロウが鳴いていた、でもこの時期に聞こえる、ヒナがエサをねだる声ではない。
そ〜いえば、梅の実が色づき・・・帰り際にゲンジボタルがひとつだけ飛んでいた。
ホタルの季節がやってきたんだな。



  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:03Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

ムササビの乳頭式

乳首ブースカ(母ムサ)のアラレモナイ姿・・・。
はて、ムササビの乳頭式はど〜だったけかな?と調べてみたくなった。
面白いことに、リスとモモンガの乳頭式はどの本にも書いてあるけれど、ムササビの乳頭式はもちろん、乳首の数が書いてある文献がない!??バイブルにしている川道さんの本にも出ていなかった。
リスとエゾモモンガは4対(つい)8個、ホンシュウモモンガは5対10個、ムササビは出産数が少ないからリスやモモンガよりは少ないはずだと思う・・・そこで信頼される人たちに片っ端から聞いて見ることにした。

ご協力いただいた方々、ありがとうございました。
安藤先生は、「ほんとだ〜、文献がないですねぇ・・・」といいつつ、授乳中のムササビの死体から式を読んでくださった。

ムササビの乳首の数は3対6個、乳頭式は1+2+0=6で、
やはり俺の読みどおり、他の2種より少なかったね。
乳頭式は
1、胸位 (横隔膜より前の部分)
2、腹位 (横隔膜から後ろ足の手前辺り)
3、鼠径位(後ろ足が胴に付いている辺り)
(・・・この「辺り」というのが学者によって曖昧なのだ)
このように3部位に分けて、体の右か左のどちらか片側を読んで式を表し、総数を答えとする。


※ブースカの写真では、2の復位の2個(総数4)だけが写っている。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 11:04Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

地図ができた!

P1040133「青梅の森」の地図ができた。
「ヒサカキの会」のYさんが地元を歩き回り、古老に聞いて集めた呼び名を元に、尾根・沢・谷・ピークに地名を付けた・・・ちゃっかり「ヒサカキ尾根」ってぇ名前がついているだろう?Yさんたちがつけたのだ。
もちろん、中央には俺が「ムササビ広場」とつけた。
 犬谷津峠(いぬやつとうげ)は、ニホンオオカミに敬意を表してあえて「狗」を使った。
 第四小学校前は「四小口」という名前だったんだけれど、Lのアイデアで「キツネ坂口」にした。
キツネの巣穴があるからね。
・・・15年前、住宅開発反対運動をしていた頃から考えれば、まるで夢のような出来事だ。
この地図を元にして、開発業者が置いていった開発模型をジオラマに仕立て上げよう!

そうそう、今朝早く市役所から電話があって、キツネ坂下の駐車場の使用許可が出た。
俺がこの森で野生動物調査をするときは、いつでも止めて置いていいのだ。
これでようやくリスの調査観察ができるようになった。
それもこれも、ムササビが繁殖してくれたからだろうな・・・やっと俺がこの森で何をしてきたのか?そしてこれから何をしたいのかが伝わったのかもしれない・・・ムササビたちに感謝だなぁ。
今度は、リスとフクロウの巣箱を掛けよう・・・フクロウだって、ムササビよりもリスの方が捕まえやすかろうからね。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:22Comments(0)TrackBack(0)更新情報 

2016年06月03日

見守る?母親

これね見てよ!ばっちり!一昨日、撮り損ねたシーンはこれだったのだ。
「親が先に出て、子供の出巣を促す」風景・・・だわな。
でもな、ちっとも促しているようでもねぇのだよ?啼きもせず、親はさっさと木を上り、どこぞに滑空してしまった。
 




DSC_0182残った子供は盛んに出たがる・・・後ろ足まで孔の縁にかけてるから、転落しそうだ。
ようやく前脚が屋根に届いたものの、そこから先をどうしていいのかわからないようで、とうとう出巣を諦めた。
「ふ〜〜ん、こいつ、まだ出たことがねぇんだ」とは思ったが、転落したらどうするのだろう?と心配になった。
状況は、巣木の根元をタヌキが2頭徘徊・・・フクロウまでも飛んできていた。

母親はハラハラしながら子供の出巣を見守っているのだろうか?
それともほったらかしなのだろうか?

 そして今夜・・・親が出た後、子供は見送るだけで出ようとはしなかった。
ってことは、母親にきつく戒められたのだろうか?
やはり、母親は、昨夜の子供の様子を(巣穴から出ようとしていた様子)、近くでハラハラしながら見守っていた?ということにはななるまいか?


  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 00:45Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

2016年05月31日

チビムサ

P1040113本妻(カワウソ)のところに行ってる間に、愛人(ムササビ)の子供が大きくなっていた!?
これはそろそろ認知してやらなくちゃと思い、いつもの時間に行ったわけだ。
 行くと、クワガタを採っている「ゴト着」姿の兄ちゃんがいる。
木の上にもう一人兄ちゃんがいた・・・さすがぁ鳶はハシゴも使わずに木に登れる!?
「七分(鳶がはいてるダボダボのズボン)」は良さそうだなぁ・・・カワウソのフィールドワークで川原を歩く時に、はいてみようかな?

さて、温度計を見る。
温度差は5度程度・・・安定してるな。
6時51分 まず母親が顔を出し、10分後引っ込む。
7時14分 母親が出巣・・・屋根の上から子供を促す。
おおっ!初めて子供が孔から顔を出した・・・俺の目はウルウル。
シャッターを切ったが切れない???置きの赤ライトのバッテリー切れだった。
急いでアニマルワンにライトを差し込もうとしたが、アニマルワンを持ってきていなかった!
屋根の上に親がいて、子供が顔をだしている・・・いいシチュエーションだろう?
もたもたしている間に、親はスルスルと幹を登りどこかに行ってしまい、子供は顔を引っ込め、結局撮れなかった。
 

P1040116で、禁断の最終手段で撮ったのがこれね。
警戒感ありありだが、か〜〜わええっ!!
俺が認知しに行ったのに、俺がチビムサに認知されてネェ。


   
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:11Comments(0)TrackBack(0)ムササビ 

「奇跡」をうたう、講演会のご案内

チラシ今年も昨年同様、「おうめ環境フェスタ」の一環としてしゃべります。
日時 6月26日(日) 午後1時より
場所 青梅市中央図書館 多目的ホール(JR青梅線 河辺駅すぐ)
入場料 無料
事前予約なし

どうかふるってご参加ください。

・・・青梅の森(当時は永山北部丘陵)の住宅開発反対運動をしていた頃、中央図書館の多目的ホールをもっと活用して、青梅の自然をもっともっと訴えていくべきだ!とか叫んでいた。
 珍しい希少なもの、オオタカなんぞという声に対して、今時、この東京に、いなくちゃならない野生動物がみんないて繁殖さえしている・・・これを「奇跡」と言わずして何と言う!?とか言ってたわけだ。
あぁそれが・・・東京都で一番広い特別緑地保全地域(日本全国でも4番目の広さ)となり、勝手気ままに俺が巣箱を掛け、巣穴を覗き・・・ムササビが繁殖し・・・その結果を図書館の多目的ホールで「奇跡」というタイトルで俺が話すってぇんだから・・・夢はかなうっ!
もっとも、俺の反対運動が勝利したのではない、むしろ負けたのだ。
・・・開発許可が下りてしまったのだが当の不動産屋が倒産してしまい、固定資産税が払えなくなり青梅市が差し押さえた結果だ。
 ほらね?今時、ベッドタウン構想なんざぁ、時代が許さねぇんだよ!
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 20:37Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

備忘録 「自然の香り(ザヨン・ウィ・ヒャンギ)」

大部屋

1月~2月
とにかく寒い。(氷点下20度)
カワウソが氷の上に出てくるため比較的観察しやすい。
行動範囲も狭い。
水の中の方が暖かいためにフィールドサインが極端に少ない。

3月~4月
カワウソの繁殖期と重なり、動きが活発、頭数も多い。
フィールドサインが多い。
虫がいない。
但し寒いので、防寒具が必要なため荷物が多くなる。
雨は少ない。

5月
虫が多いためライトが使えない。
フィールドサインが少ない。
雨が降っても、「ザヨン・ウィ・ヒャンギ」なら楽しい。
防寒具はいらないが、ペンションで自炊、フィールドワークをするなら
荷物は多くなる。
鳥の声や姿が楽しめる。
チップモンク(チョウセンシマリス)が見られる。

夏は、水温が高くなるのと虫が多く、ヤブコギのフィールドワークは不可能。
秋は、韓国の連休と重なるため渋滞にはまる。


結果
3月〜4月がベストシ~ズンか?
(今回も結構良かったけどな)
ザヨン・ウィ・ヒャンギはいいペンションだ。
車から降りた途端「自然の香り」がした!
金氏に値下げ交渉してもらう価値あり。
・・・しかし、周辺にお店が無いために買い足しができない。
レンタサイクルも聞いてみよう。
(参加人数によっては金氏の部屋を取ってもいいかも?)
ポイントから500メートル上流(左岸)は調査済み。
右岸、及び、ザヨン・ウィ・ヒャンギから上の淵も調査したい。

必要なもの
反射板、認識灯。
油、塩コショウ、醤油、マヨネーズ、ケチャップ・・・・。

チュンチョン入りの南部方面のツアーは、研究センター・ソウルの夜・ショッピング・おいしい料理だな。
3泊4日で5人までで、10~12万円
釜山入りは、自炊・フィールドワーク、そして観察をしたい人向けかな?俺、断然こっち!
5人以上(男女別でも写真のコテージ)、3泊4日で飛行機代を入れても8〜10万円。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 03:42Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年05月30日

ネイチャー・ウィドゥ

DSC_0196サク・・・韓国語でアムールヤマネコのことだ。
日本のツシマヤマネコとイリオモテヤマネコなんかと同じ仲間だ。
ヤマネコとカワウソはセットで、カワウソの食べ残したサカナの頭や、獺祭跡を狙って出てくる。
この関係は、木に上ることのできない連中が、ムササビが落とした木の実を狙いにやってくるアナグマなんかと同じだろうけれど、ヤマネコの場合はもっと依存していると思う。

さて、日本には対馬にツシマヤマネコがいたはずだ、北海道にはエゾカワウソと沿岸にはラッコ・・・そして本州・四国・九州にニホンカワウソがいた。

対馬にはツシマヤマネコがいるけれども、数が少なくなっている。
おそらくカワウソがいなくなって、この関係が崩れてしまったのだと思うのだ。
対馬にはツシマテンがいるけれど、カワウソの代わりをしているとは思えない。
だからツシマヤマネコは「ネイチャー・ウィドゥ」になってしまったのではないだろうか?
 安藤先生が、「かつての日本はカワウソ(オッターというカテゴリ)天国だったんですネェ」とおっしゃっていた。
現存しているのはラッコのみ・・・5年前に、ようやく人間が何もしないという信頼関係ができ、6頭が沿岸に棲み付こうとした。
人間は何をしたか?!釧路市が特別住民票を授与しただけ(そんなことがラッコがうれしがるか?)。
それとてホタテの被害が出た途端、掌を返すように追い払ってしまった・・・・それが日本だ、私の国だ。

・・・・今回の渡韓は、そんなことまで考えさせてくれた。  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 21:06Comments(0)TrackBack(0)フィールドニュース 

2016年05月29日

これからの課題

P1040084山村だから、いたるところに畑があるのだけれど日本の風景との大きな違いは、シカ柵もイノシシよけも無い・・・。
今まで18回も来ているのに、今回Lに指摘されて改めて気がついた。
彼女は、飯能の町でそうした風景を日常的に見ているから気がつくことができたのだろう。
韓国には、日本の数倍もデカイイノシシはいるし、シカもキバノロも田んぼを走り回っているのにだ。

以前から一部で言われていた、海岸線のハマチ養殖業者からのカワウソによる漁業被害が表面化していた。
行政にかかってきたクレームの電話は全部、カワウソ保護協会の会長であるムンさんの元に回ってくるという。
30年前のカモシカ問題と同じで、行政もムンさんも、養殖業者も、初めてのことだからどう対応していいものかわからないのだ。
やがて6頭再導入して現在40頭に増えているツキノワグマの問題も起こってくるのだろう。
絶滅寸前だった野生動物を保護保全して増やしたものの、彼らが人間に反撃?してくることを予想していなかった・・・。

日本のように、里に出てくれば(被害があれば)撃ち殺しているのは対策とは言わない。
そもそも「適正頭数」なんてのは神様(自然)が決めることであって、人間が決めることではない。
こここそ反面教師にして欲しいと思う。
 
ただ、何よりも日本との大きな違いは、徹底的に管理された(釣りや原動機つきボート、キャンプ、農薬や工業排水、生活排水の流し込みの禁止)富士五湖と芦ノ湖をあわせたくらいの広さのカワウソサンクチュアリが二つもあること・・・世界一を誇るカワウソ研究センターがあるということ・・・これはニホンカワウソが瀕死の状態だった60年代の日本と比べると雲泥の差だ。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 10:39Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

2016年05月28日

カワウソ調査報告 その3

カワウソイラスト1今回、Mちゃんのスマホのおかげで、カワウソネットワークが広がった。
チリ山ペンションのオーナーがカワウソ好きで、写真や動画を撮っており、地元のケーブルテレビにも出演している。
そして、ペンションに周囲の塀や壁にはカワウソのイラストが描かれていた・・・江原道の町でも、カワウソのモニュメントやマンションの壁面にカワウソが描かれていたように、カワウソを町興しにしている場所は多い。
カワウソ保護区を車で走ると、カーナビにピョコピョコとカワウソが横断する・・・ロードキルを防ぐためだ。

 帰りに、イラストの前で写真を撮ってほしいということになったのだが、「面長(郡長みたいなもの・・・行政)に見せたい」のだそうだ。
イラストを描かせたのは彼だったのだ。
彼はきっと、日本からわざわざカワウソを見に来る人がいたということが、「してやったり」であり、心強かったのだろう。
これからも俺たちが韓国を訪れることで、地域の活性化に繋がり、カワウソの保護保全の一助になるのなら、何だってやってやろうと思った。
これからも韓国カワウソツアーを続けようという、俺の励みにもなった。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 20:07Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

カワウソ調査報告 その2「至福の時」

DSC_0184今回は原点に戻って、「フィールドワークをしてからポイントで張り込む」観察だ。
ポイントにカメラを仕掛けたが、写っていたのはBB-8(セキレイ)だけ。
新しいフンも足跡もなかった。
朝、雨が降っていたので500メートル程度だが川原を歩いてのフィールドワーク・・・気持ちが完全に原点に戻ってしまい、カワウソのフィールドワークという、俺の世界で一番楽しいことすることができた。
フンはいくつかあったものの、雨が降っていると「水戻し状態」になり、鮮度は当てにならない。
 前日に二度もカワウソを見ているので余裕の中、朝5時にポイントへ向かう。

前回目撃した周辺から30メートルほど上流の川原の石にどっかと腰をすえ、待ち伏せの体制。
「・・・まぁ二時間は張り込んでみるか・・・」と、カメラのキャップを外そうと思ったら、目の前でカワウソが魚を獲っていた。
 ここまでグーグルマップのポイント絞込みが当たるとは!?


これね!それから15分ほどして、だいぶ明るくなってから同じポイントにもう1頭・・・俺は同じ個体なのか?と思ったが、Lが下流から上がってくるのを見ていたという。
だからこのポイントは「魚を獲るポイント」なのだな。

  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 14:59Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ 

第18回韓国カワウソ調査 その1

DSC_0031カワウソを始めた若い頃の宿は、村の亭子(ていし→村の集会所)を借りて泊り込んでいた。
2週間風呂にも入れず、オンドルの床に寝袋でゴロ寝、ぼっとん便所だし、冷蔵庫もなかった。
その頃は変換プラグなんか手に入らなかったから、電気に詳しいヤツが変換機で配線からやっていた。
裏はウシ小屋で、炊飯器が真っ黒になるほどハエがたかった・・・でも、それでも楽しかった、若かったからできたことだろう。

まずは警察と面長(郡長)に酒とタバコを持って挨拶、我々が決して怪しいものではないことをアピール。
何しろ、カワウソ(野生動物全部)は狩猟獣であり、わざわざ外国から来てフンや足跡を見て喜ぶ人間なんか全く理解されなかった。
時代は軍事政権(全斗煥政権・第5共和国)で、そろそろ民主化運動が表面に出始め、韓国全土がピリピリしており、外国人は地図さえ買えなかった。
イヌを飼っていてもそれは食用であり、子犬をあやしても尻尾も振らず、不思議そうに人間を見上げるだけだった。

DSC_017730年経った今回の宿は、おしゃれなペンション。
シャワーもあるし、ふかふかのベッド、水洗便所にキッチンはIH・・・ポイントで張り込めば確実にカワウソが見られる。
これは韓国が、日本を反面教師にしてカワウソの保護保全に勤めたおかげで増えたからだろう。
そして今回も、素晴らしい出会いがあった。
  
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Posted by kumagai_satoshi219 at 01:07Comments(0)TrackBack(0)ニホンカワウソ