w(゚o゚)w オオー!人気ブログランキングへにほんブログ村   その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村   アウトドアブログへにほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村 釣りブログ 関東釣行記へにほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ  

2012年度の公立校入試試験が2日に終わりました。
合格発表は1週間後の9日。

受験生の皆さんお疲れ様でした。

今年はうちの娘も高校受験で発表まで不安な日々を過ごしています。

自分はだたの父兄で、入試のプロではありませんし、毎年分析をしているわけでもありませんが、
自分なりに感じたことを書いてみたいと思います。
来年受験を迎える子供を持つ親や中学入学となる子ども達にすこしでも
役立てばと思います。



自分も埼玉で高校受験したのですが、それから25年。
埼玉の高校受験もずいぶんと変わりました。

自分の頃は、学校内で北辰テストというものを受けほとんどの生徒が
それを元に志望校を決めていました。

90年代に入って、偏差値教育の弊害が訴えられ北辰テストが校内で
受けられなくなったのです。

当然、生徒とその親たちは学校選びに苦慮します。
そんな中、北辰テストは会場テストになり、現在では90%以上の生徒が
校外でしかも、1回4千円以上も出して受験しています。

もちろん、自分の学力を測るために必要なテストなわけですが、本当の
目的はそれ以外にあります。なぜ必要なのかは後で書くことにします。

埼玉の公立高校入試もよく制度が変わります。面接が入ったり、前期・後期の
2回選抜になったり、変更するたびに子ども達は大変な思いをします。


今年は、これまで2回だった選抜が、以前のように1回選抜に変更されました。
一回勝負の受験です。しかし、高校入試は中学校に入学したときから始まっています。
決して大げさではありません。
なぜなら、中学1年生の成績が内申点として、受験の点数に加算されるからです。
2012年の場合、1:1:3または1:1:2の配点がされます。
つまり、(1年生の成績×1)+(2年生の成績×1)+(3年生の成績×3)が
受験の点数として加算されるのです。

とはいえ、3年生の成績は3倍または2倍になるので、もっとも重要なのは3年生ですが、
1年生のときに1点でも高いほうが、有利となるわけです。

そして、この加算点は通知表の5段階評価だけでなく、学校での活動なども加味されます。
生徒会での活動や部活の県大会での成績、科学展、絵画展などの成績、
英検、数検、漢検なども点数化されます。
この点数化は、高校側にゆだねられるので、何が何点とかはわかりませんし、
検定も3級以上のところもあれば、準2級以上でないと加算の対象にならないところも
あります。成績上位校であればあるほど条件が厳しくなる傾向にあります。

ですから、中学1年の頃から受験を意識した学校生活を考える必要があります。
成績上位校を目指すなら絶対条件で、3年生になっていきなり成績が上がっても
1・2年生のときの成績が最後に影響することも考えられるのです。

娘の受けた高校では、内申点は1:1:2で、入試の配点が500点 内申点が380点(たしか・・・)。
内申点の配点が大きいのがわかると思います。


■2012年入試を勝手に振り返ってみる

 1回入試となったことしの問題は傾向的には例年と変わらなかったようですが、
問題慣れをしていないと、てこずる問題が散りばめられていました。
特に数学の最後の問題は公立校入試問題とは思えないレベルだったようです。
解法を聞けば簡単だけど、そこに気付くかどうか。
平均点は昨年より下がって40点くらいになるのではともいわれています。
 平均点が下がると、ますます内申点の割合が自然に大きくなります。
日頃の学校生活が重要になりますね。


■北辰テストの意味

 高校入試を目指すなら、北辰テストは受けなければなりません。なぜでしょう。
もちろん、埼玉県全体からみた自分の学力を客観的に知ることが出来るのがひとつ
ですが、これは大した意味を持ちません。それよりも、私立高校受験に必要なのです。
学校によっても、違いますし、超難関校では意味を持たないかもしれません。
しかし、大部分の学校では3年生の北辰テストの成績で合否が決まります。
大げさに言うと、北辰テストで基準の偏差値を取っていれば、試験当日具合が悪くて
試験が受けられる状態になくても、保健室で名前を書けば合格できると言われるほどです。

私立高校では、受験直前に個別の相談会を開催しています。受験を考えている子どもと親は
この個別相談会を必ず受けます。そしてそのときに、これまでの学校での成績と北辰テストの
結果を持参するのです。この学校のこのコースなら学校の通知表の点数が何点以上または
北辰テストの偏差値OO以上と決められており、この点数なら大丈夫ですよと確約がもらえます。
この点数は、単願、併願、コースなどにより細かく分けられ、単願だと基準値が低くなります。
この確約(学校側では確約という言葉は使わない)をもらっていれば、よほどのことが無い限り、
合格となります。

さらに、学校によっては北辰テストの成績で特待生まで決めます。うちの娘の場合は、
2校の相談会に行き、両方から確約をいただきました。また、1つからは特待生での
案内が届き、その後3回学校の担当者からお誘いの連絡がきました。
が、そちらの学校は受験しませんでした^^;

埼玉県北の場合、いまだに公立>私立という図式が変わらず、公立校にチャレンジする場合の
滑り止めとして私立高校を受験する子ども達が大半です。

行きたい公立校を目指すためにも、私立高校の合格が必要。すなわち北辰テストの成績が
必要となるのです。


■学習塾は必要なのか
 うちの娘は、幸い自分で出来る性格だったので、学習塾にはまったく行きませんでした。
受験対策はZ会だけ。学習塾が必要ないかといえば、それはが逆で入試に関する情報を
手に入れるには、やはり学習塾が一番です。過去の傾向や対策もプロが解析しますし、
大きな塾ならば、子供達の成績を分析して志望校の合否判定も行ってくれます。
そして、一番の理由は私立高校では塾推薦という枠があるということです。
学校の成績を持ち込むのと同様に、塾の成績を持ち込んで推薦入試が行われます。
 埼玉県北では特に公立校を第一志望としてその滑り止めに私立高校を受験するのが
多いため、普通に受験をしたのでは、公立高校入試を失敗した子ども達しか私立高校に
集まらないということになります。私立高校も優秀な生徒を集めて、学校自体の評判を上げ
多くの受験生を集めないと学校経営に問題が出てきます。
そこで、塾と連携をとり成績優秀な子ども達を先に確保してしまいたいのです。
私立高校も、「本当はこの学校に来たくなかったんだけど、公立高校が不合格だから仕方なく
来たんだ」という生徒をたくさん抱えたくはないのです。
 
 私立高校は公立高校よりシビアに生徒集めをします。成績の良い生徒を集め進学実績を
作らなければならないからです。


高校受験は、中学入学後すぐに始まります。
3年後の進路に向けて、早くスタートする必要があります。 


文が長くてすみません^^;