2014年02月

2014年02月22日

ゼロックススーパーカップ サンフレッチェ広島×横浜Fマリノス

広島が野津田と浅野の19歳コンビの活躍でマリノスに圧勝した。
球際
リザルト

■広島が終始試合をリードする
布陣Jリーグの開幕1週間前に行われる、恒例のスーパーカップを観戦に国立競技場を訪れる。穏やかな日差しで絶好の観戦日和だった。広島は高萩を、マリノスは兵藤をベンチに置いた以外はほぼベストメンバーだった。

試合は現時点でのチームの仕上がりの差を感じさせるものだった。開始いきなり10秒ほどで広島は野津田の折り返しを、ゴール前でフリーの石原がシュートするがこれはゴール上に外してしまった。さらに広島は前半4分にも寿人がGKの至近距離からシュートを放つが、これはGKに当ててしまった。圧倒的な広島ペースが続き、ついに前半6分に試合が動く。ロングボールから右サイドを石原が抜け出すと、折り返しをニアで寿人が空振りするがその後ろにいた野津田が合わせてゴールを決めたのだ。

ゴール前対するマリノスはマルキーニョスが退団したことで前線で起点をつくれず、全体が押し上げられないことでセカンドボールを拾えないという悪循環だった。俊輔がなんとか下がってゲームを組み立てていたが、チームとしてまだ仕上がっていない感じがした。それでもマリノスは得意のセットプレーからチャンスをつくり、前半29分には右サイドからのFKをゴール前に入れると、GKが飛び出してDFと接触し、無人のゴールに栗原がシュートするが、上へと外してしまった。こうして前半は広島が1点をリードしてハーフタイムを迎える。

■野津田と浅野の19歳コンビが躍動する
広島FK後半になっても広島の攻勢は変わらなかった。後半5分には右サイドの石原のクロスを寿人がボレーシュートを放つが、これはGKのファインセーブに阻まれた。さらに後半6分には右サイドの石原から裏に走ったミキッチのクロスが一度はクリアされるが小さく、こぼれ球を拾った青山がシュートを放ってGKの手を弾いて決まるが、これはその前にオフサイドだった。


後半の半ばからは両チームとも来週に迫る開幕をにらみベテラン選手を交代する。するとここで存在感を放ったのは、寿人と交代で入った19歳の浅野だった。後半21分に野津田の右サイドからのDFラインの裏を狙ったスルーパスを、中澤を振り切りダイレクトでシュートして見事に決めたのだ。さらに広島は後半32分に、野津田がミドルシュートを放つがポストを叩き、こぼれ球を石原が反応するがこれはオフサイドだった。それでもマリノスに付け入る隙を与えず2−0で広島が圧勝した。

広島は選手層、監督の手腕ともに不安要素はなく、今シーズンも強さを発揮しそうだ。
終了表彰

kumagayarojas at 23:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!J1リーグ’14