レコード芸術の11月号の読者投稿欄で、レコード芸術のバックナンバーのピアニスランキングでアシュケナージのランクがかなり下だったのを憤慨されている記事を読んで、同じ事を思っている人もいるものだと我が意を得たりという気持ちで一杯になった。最近は、指揮者としての活動が目立つアシュケナージなので、ピアニストというイメージからは少し遠ざかってしまっているが、それでも、音盤に刻んだピアニストとしての実績は、歴代の名ピアニストの中でも際立っている。ショパンのピアノ作品全集、ベートーヴェンのソナタと協奏曲全集、モーツァルトのピアノ協奏曲全集、シューマンのピアノ曲全集、その他にもピアノ曲の名曲では、素晴らしい実績を残している彼が40数位という下位に沈んでいる。選者の皆さん、何を考えてるんでしょうか?

 

一方で、ある選者は、名前も聞いたことのない邦人ピアニストをベスト10に入れている。勿論、素晴らしいピアニストなのだろうけど、レコード芸術なんだから、読者がCDで検証できる状況になければ、選者の独りよがりになってしまう。もう少し、そこらへんの創造力を働かせて欲しいものだ。音楽評論家なら、それくらいの創造力、働きませんか?

 

という訳で、私自身も非常に腹立たしい思いをしたピアニストセレクション特集なのでした。