2011年03月01日

「イーグルス」7年ぶりの日本公演初日の京セラドーム大阪へ参戦!(ネタバレ)

pict-SANY6345pict-SANY6349pict-SANY6351 イーグルス7年ぶりの日本公演が京セラドーム大阪からスタート!あの神曲を奏でる不滅のロックバンド「イーグルス」が観られると言う事で、高い高いS席12,000円のチケットをe+で購入して行ってきました!
奈良から京セラドーム大阪は、近鉄と阪神がつながって行きやすくなりました。難波で降りない人や乗ってくる50代の人は大体が「イーグルス」のLive参加者です。3万人収容の京セラドームのLiveは交通機関も大変です。駅の中からアリの様な行列がドームまで連なって途切れる事がないので迷子にはなりません。
一昨年の「サイモン&ガーファンクル」のLiveも体験済みで慣れたくまじろうパパは慌てません。駅でトイレと帰りのキップと飲み物をGetして準備OK!列に沿ってドーム前のGoods売り場に到着。看板で欲しいものを確認して、一番と遠い空いてる列に並んでパンフ2000円とキーチェーン1000円をGETで来ました。
流石に3万人の人では阪神戦クラスですが、Goods売り場の前が4番ゲートで16番通路は直ぐでした。席は、S席の金額なのにスタンドの内野上段で、16番通路の出入り口の真上!アリーナではなくスタンドなのでステージとの距離はありますが、前は通路なので障害物が何も何も無く見やすく座りやすい席でした。前には通路の上に手すりがあり、思わず通路の行きかう人達を観察してしまいます。やっぱ50代後半から60代の夫婦ズレが多いようですが。。。ヤッパリどちらかがどちらかを無理やり誘って来た感じで、ここらでも喧嘩する老カップルが目に付きます。コンサートに慣れたらLiveは一人が一番ですyo!
19時過ぎて影アナが入り結局開演は19時6分でした。終演は22時6分ごろだったので 途中で20分休憩を挟んでぴったり3時間でした。実際には15分の休憩時間ですが、3万人のコンサートとなればトイレも列で15分では帰ってこれませんから注意が必要です。ドームの通路では飲食物も販売しているので食い物や酒を席に持ち込んで勝手に盛り上がっているパーティーもありますが。。。青春してました!
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【セットリスト】
京セラドーム大阪
---First part---
1.Seven Bridges Road
2.How Long
3.I Don't Want to Hear Anymore
4.Hotel California
5.Peaceful Easy Feeling
6.I Can't Tell You Why
7.Witchy Woman
8.Lyin' Eyes
9.The Boys of Summer(Don Henley cover)
10.In The City
11.The Long Run
(休憩15分が20分)
---Second part---
12.No More Walks in the Wood
13.Waiting in the Weeds
14.No More Cloudy Days
15.Love Will Keep Us Alive
16.Best of My Love
17.Take it to the Limit
18.Long Road Out Of Eden
19.Walk Away(James Gang cover)
20.One of These Nights
21.Life's Been Good(Joe Walsh cover)
22.Dirty Laundry(Don Henley cover)
23.Funk #49(James Gang cover)
24.Heartache Tonight
25.Life in the Fast Lane
---Encore----
26.Take It Easy
27.Desperado

 感動的だったのはやはり「Hotel California 」!は前回のツアーと同じバージョンだったそうでトランペットのソロから始まりました!これはスゴイ!すごく完璧なアレンジ!完璧な演奏!そしてドン・ヘンリーの素晴らしい歌声とドラムス!バックにはアルバム「Hotel California」のシルエトが映し出され。。。感涙ものの感動です!これが神曲!完璧な神からのギフトでした。彼らに与えられた!彼らにしか与えられなかった天上の音楽の一部を切り取った神様の贈り物です。それ以外の言葉が見当たりません!神にふれた気がしました。。。
pict-SANY6357pict-SANY6359pict-SANY6361 しかし、彼らにも彼らなりのこだわりがあるのか?これをFirst part-の真ん中4番目に入れています。ラストならもっと盛り上がりますが。。。他にも良い曲は沢山ありますが、この曲を超えられない⇒別格の神曲 としての彼らの扱いを感じました。還暦を過ぎた彼らでさえ超えられない壁は存在し、立ちはだかり、超えようとももがいている姿が気高く神々しく感じられた瞬間でした。人間!拘りが無くなり煩悩が消えうせたら成仏するしかありませんから。。。
 場内は22曲目でようやくアリーナ前方は総立ちになりましたが、スタンドは座ったままでした。ジャンプ禁止のチラシももらったので老朽化が進むドームは大切に?
しかし、彼らの演奏も声も歌も完璧でした。とっ遠目にも肥えたアメリカのおっさんですが、その音楽は流石にプロ中のプロで30曲近くを3時間に渡ってミス無し?で演奏して歌い上げます。(英語なので歌詞のミスは分かりませんga。。。?(汗)MCももちろん英語なので英語が聞き取れるまばらな人達にはウケをとっていました。
特にグレンフライがメンバー紹介をするときに1971年からの本当に良い友達で素晴らしいミュージシャンとオリジナルメンバーのドンヘンリーを紹介して場内は大歓声!友情!そして8曲目の「Lyin 'eyes」は1975年に二人で住んでいたころたった二日で書き上げたと懐かしみ、あの頃は何をするのも早かったなあと語るグレンフライ!歴史ですne〜ここでもくまじろうパパの25歳までの神曲神話は海外でも実在しています。十代後半から20代前半までが神に一番近い?神曲に一番近づける期間なのかもしれません。
 本当のカントリーロックのスピリッツ!カルフォルニアの乾いた空気感!ザ アメリカでした!さすがリンダ・ロン・シュタットのバックに集められたプロバンド!生で聞くライブのパワーはやっぱりすごかったdesu!この内容で3時間程もありチケット代が安く感じられましたyo!オープニングは、セブンプリッジ・ロードから鳥肌が立ちました!何よりも、みんなきっちり練習して演奏しているのが良く分かります。プロです。 ミキシングやPAも素晴らしく、その中で大音量で流されるコーラスは誤魔化し無しの一発勝負でも完璧でした。 スタンドで聞く音もここが野球場か?と耳を疑うほどオーディオも今回は良かったです。
pict-SANY6363pict-SANY6365pict-SANY6366 1月にNHKのSONGSでやっていたイーグルス特集でも、彼らはビートルズのコーラスのすばらしさに影響を受けたと言ってましたがそれを証明する仕上がりになっていました。実際にこの世界ツアーではバックのサポートメンバーを100人も引き連れているそうなのでその効果は絶大だったのかもしれません。そんな中でもジョー・ウオルシュのパワーは凄かった!姿勢良くボーカルも絶好調!ギター少年の理想の夢の行く末を体現していました。
驚いたのは、70年代のファンは馴染の薄い?アルバム「Long Road Out of Eden」から6曲もノミネートされているセットリストです。東京ドームに参戦の方は要注意で今からでもチエックです。 また、ドン・ヘンリーやジョー・ウオルシュのソロ時代の曲もありますからセットリストの全曲フォローはヨッポドのマニアでないと。。。とは思いますが。(40年は長い。。。)
そしてそして!アンコールはテイク・イット・イージー!そうですdebutシングル曲はここです!昨年のキムタク主演の華麗なる一族のエンディングで再度有名になったデスペラード! コレが最後とは。。。!不覚にも涙を抑えきれない状態にします。詩の内容がこの歳に成って今さら理解できてきた曲です。
イーグルスはロックバンドでがその詩の内容が深くて多様な解釈がされ、その結果生み出されるカリスマ性が大きな魅力です。神曲の由縁です。特にDesperadoは最後の最後を飾るにふさわしい曲であると思います。
【Desperado】 
Desperado, why don't you come to your senses?
You been out ridin' fences for so long now
Oh, you're a hard one
I know that you got your reasons
These things that are pleasin' you
Can hurt you somehow
デスペラード,目を覚ましたらどうだい
もう長い間フェンスの上に腰掛けてるね
頑固者だね,君は
自分なりの理由があるのはわかるけど
君が楽しいと思っていることが
本当は自分自身を傷つけているんだよ

Don't you draw the queen of diamonds, boy
She'll beat you if she's able
You know the queen of hearts is always your best bet
ダイヤのクイーンを引くだなんて
場合によっては君は負けちゃうんだよ
ハートのクイーンが一番いい手なのを知っているくせに

Now it seems to me, some fine things
Have been laid upon your table
But you only want the ones that you can't get
ボクにはいいカードと思うのが
テーブルに並んでいるのに
君は手に入らないようなのしか狙わないんだね
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Desperado, oh, you ain't gettin' no younger
Your pain and your hunger, they're drivin' you home
And freedom, oh freedom well, that's just some people talkin'
You're prisoner walking through this world all alone
デスペラード, 君はもう若くないんだぜ
節々が痛くなって腹が減ると家に帰るんだね
そして自由になりたいからだって, そう,そう言う人間もいるけどね
君ってこの世を一人ぼっちで歩いている囚人さ

Don't your feet get cold in the winter time?
The sky won't snow and the sun won't shine
It's hard to tell the night time from the day
You're losin' all your highs and lows
Ain't it funny how the feeling goes away?
冬になると足が冷えるだろ?
雪も降らないし太陽も輝かない
夜も昼も区別がつかなくなっている
気持ちの高ぶりも落ち込みもなくなっている
感情がなくなるっておかしなことじゃないか

Desperado, why don't you come to your senses?
Come down from your fences, open the gate
It may be rainin', but there's a rainbow above you
You better let somebody love you, before it's too late
デスペラード,目を覚ましたらどうなんだい
さあ,フェンスから降りてゲートを開けなよ
雨が降っているかもしれないけど虹だって頭の上にある
誰かが君を愛してくれるようにしなよ, 遅くならないうちに


また、くまじろうパパが学生時代に輸入版で買ったホテル・カルフォルニアのアルバムには日本語訳が無かったので未だに理解が出来ないその詩の内容。麻薬の事を歌ったとか、自分たちの今の状態を唄ったとか、絶頂期を過ぎて腐敗してきたアメリカを謳ったとか、諸説はありますが、名曲中の名曲「神曲」Hotel California!先月のNHKのSONGSで
♪「ワインを持ってきてくれないか」
すると彼は「そのようなスピリットは1969年以降一切ございません」

の下りの「1969年」に注目していました。60年代には、反戦や若者文化が発生して社会的社会的なムーブメントが沸き起こっていたアメリカ カリフォルニア。しかし、1969年のウッドストックコンサートを峠として、ジミ・ヘンやジャニス・ジョプリンの死やベトナム戦争の泥沼化などにより、次第にムーブメントも冷めていきます。「ホテル・カリフォルニア」とは、そうした時代のカリフォルニアのことを象徴しています。そして、新しい時代が幕を開けても1960年代の呪縛から逃げられない人々に対して、当時多くの若者の感じた「喪失感」、「無力感」を歌っていると思います。


【Hotel California】
On a dark desert highway, cool wind in my hair
夜の砂漠のハイウェイ 涼しげな風に髪が揺れて
Warm smell of colitas rising up through the air
コリタス草の甘い香りがあたりに漂う
Up ahead in the distance, I saw a shimmering light
はるか遠くに かすかな光が見える
My head grew heavy and may sight grew dimmer
僕の頭は重く 目の前がかすむ
I had to stop for the night
どうやら 今夜は休息が必要だ

There she stood in the doorway I heard the mission bell
ミッションの鐘が鳴ると戸口に女が現れた
And I was thinking to myself,
僕は心の中でつぶやいた
'This could be Heaven or this could be Hell'
"ここは天国か それとも地獄か"
Then she lit up a candle and she showed me the way
すると 彼女はローソクに灯をともし
There were voices down the corridor,
廊下の向こうで こう囁きかける声が聞こえた
I thought I heard them say...
僕を部屋まで案内した
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Welcome to the Hotel California
ホテル・カリフォルニアにようこそ
Such a lovely place (such a lovely face)
ここはステキなところ(そしてステキな人たちばかり)
Plenty of room at the Hotel California
ホテル・カリフォルニアは
Any time of year, you can find is here
いつでも あなたの訪れを待っています

Her mind is Tiffany-twisted, she got the Mercedes bends
彼女の心は紗のように微笑 メルセデスのように入りくんでいる
She got a lot of pretty, pretty boys, that she calls friends
彼女が友達と呼ぶ美しい少年達は みな恋の虜だ
How they dance in the courtyard, sweet summer sweat.
中庭では 人々が香しい汗を流して ダンスを踊っていた
Some dance to remember, some dance to forget
想い出の為に踊る人々 忘れる為に踊る人々

So I called up the Captain、
そして私はキャプテンに告げました
'Please bring me my wine'
"ワインを飲みたいんだが"と
He said, 'We haven't had that spirits since nineteen sixty nine'
"1969年からというもの ワイン(精神)は一切置いてありません"と答えた
And still those voices are calling from far away,
深い眠りに落ちたはずの真夜中なのに
Wake you up in the middles of the night Just to hear them say...
どこからともなく僕に囁きかける声が聞こえる

Welcome to the Hotel California
ホテル・カリフォルニアへようこそ
Such a lovely place (such a lovely face)
ここはステキなところ(そしてステキな人たちばかり)
They livin' it up at the Hotel California
ホテル・カリフォルニアでは楽しいことばかり
What a nice surprise, bring your alibis
アリバイを作って せいぜいお楽しみなさい
Mirrors on the ceiling
天井には鏡を張りつめ
The pink champagne on ice
氷の上にはピンクのシャンペン
And she said 'We are all just prisoners here, of our own device'
"ここにいるのは 自分の企みのために
And in the master's chambers,
囚われの身になってしまった人たちばかり"と彼女は語る
They gathered for the feast
やがて 大広間では祝宴の準備が整った
They stab it with their steely knives.
集まった人々は 鋭いナイフで獣を突くが
But they just can't kill the beast
誰も殺すことはできなかった
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Last thing I remember, I was
最後に覚えていることは
Running for the door
僕が出口を求めて走り回っていることだった
I had to find the passage back To the place I was before
前の場所に戻る通路がどこかにきっとあるはずだ
'Relax; said the night man. We are programmed to receive
"落ち着きなさい。われわれはここに住みつく運命なのだ
You can check out any time you like,
いつでもチェック・アウトはできるが
but you can never leave;
ここを立ち去ることはできはしない"


永遠に続けられる男と女の愛憎の牢獄(プリズン)とか音楽産業の世界に足を踏み入れて、そこから逃れられなくなったイーグルス自身とか。。。解釈は多種多様なのが仏典や聖書や神曲の共通点です。神は人間と同じ言葉や漢字で物事を把握してはおられませんから。やっぱり1969年もののワイン〜ウドストックの精神と考えるのが今の私たち凡夫には精一杯でしょう。。。百年後には違った解釈が生まれるかも知れませんが、神曲の値打ちは普遍です。
 メンバーの歳から考えて今回が最後の来日公演の可能性も否定できませんが、また大好きな日本に来られることを願ってやみません。名古屋や東京ドームの参加の皆さんも同じだと思います。今回に日本で参戦する15万人の気持ちです!

最後は、くまじろうパパもスタンディングで拍手を送りました。メンバーも手をつないで三方礼をしています!遠くの上段からですが、イーグルスのメンバーに手を振って別れを惜しみました!と。。。興奮冷めやらぬ状態ですが。。。そこは大阪!幾度もアナウンスされていた規制退場を無視して早々とみんなで引き上げです。ここも阪神状態ですが。。。(汗)名古屋や東京のイーグルスfanのみなみな様!規制退場は守りましょう!


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