本宮の特産品の一つに「皆地笠」があります。
これは、和歌山県知事指定の伝統工芸品で、檜で編んだ笠。
今ただ一人作り続けている芝さんに会いに行ってきました。

いつからか産地の名をとってその名前を「皆地笠(みなちがさ)」
と呼ぶようになったそうですが、世界遺産登録後には
いろんな方から注文が入るようになったとか・・・。

詳しくはこちらのページもご覧下さい。

皆地笠の他にも茶道具なども作られています。
家元の好みに合わせて作られた花入れなどは
茶道具の雑誌などにも掲載されていて、全国から注文がくるそうです。

皆地笠3

檜で作られた作品は、
時間が経つにつれて木の油で
赤っぽい色になり、光沢が出てきます。


皆地笠1

こんなのどかな地域「皆地」で作られた作品は
今のところ、芝さんがお元気で在庫の材料がある為、
見ることができますが、残念ながら後継者がいない状態なのです。

皆地笠2

編むことはできるようになるまで、それほどかからないのですが、
材料の檜を木のままの状態で、良し悪しを判断するのが
大変難しく、長年の経験が必要となるそうです。


「先日、米寿のお祝いをしてもらったよ」と
うれしそうに話して下さいました。

これからもお元気で、無理せず、
ゆっくりと作品を作っていただきたいです。

本宮町商工会 kura