十八世紀のイギリスでのお話。
ジェームス1世という王様がおりましたそうな。
ある時、食卓にのぼったステーキがきわめて美味であったので、それが牛肉のどの部位なのかお尋ねになった。そして料理長が答えたのが
「これはロイン(腰)です。」
この答えに感激した王は、自らの剣を皿のステーキに当てて
「これからお前を”サー・ロイン”と呼ぶことにする」と・・・
ちなみに”Sir”(サー)というのは爵位を持った人につける敬称だそうで「閣下」などの意味なんだそうな。
日本でビーフステーキといえば「ビフテキ」と最短型で呼びますが明治10年頃にはこれを「美婦的」などと書いた詩人もいたようです。
『肉 すてきな話』(社)日本食肉協議会より抜粋
昔の人はいいセンスしてますね。。。