食べ物のはなし

岐阜県中津川市のお肉屋さんが出会った食べ物の話です

2010年07月

100730_0758~01東海林さだおさんの「うなぎの丸かじり」を読みました。

だいたい1年に2冊文庫化されるようです。


例によって文庫化されるまでのタイムラグがあり、

「あったなーそんなこと」

と、当時を思い返すのが楽しい。

今回は「吉野家の牛丼一日復活デー」

ありましたねーそういえば。

2005年2月11日。

今から5年前ですか。

当時どの店でも60名、70名の行列ができていたそうです。(そういえばそんなニュース見た気がする)

最近はどうも風向きが悪く、

吉野家、過去最悪の赤字計上

牛丼戦争・値下げの消耗戦

吉野家の期間限定値下げに、すき家・松屋の値下げ包囲網

なんてニュースばかり報道されています。

でも5年前には「並んででも食べたい」と大勢の人に熱烈な支持を受けていたんですね。。。

たしかゼンショー(すき家)の社長が、

「吉野家さんがあったからここまで来れた」

というようなことを何かのインタビューで言ってたような気がします。

「最も強いもの、賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」

と著書『種の起源』で語ったのは生物学者のチャールズ・ダーウィンでしたか。

東海林さんの本は勉強になりますね。

100729_1157~01昨日JR名古屋駅の名古屋らーめんどおり
という場所で昼食を頂きました。

とんこつラーメン、旭川ラーメン、和歌山ラーメン、名古屋ラーメンなど色々なお店が並んでおりました。

お昼時に行ったせいかほぼ満員で、店員さんの手際もテキパキとしていて気持ちの良いお店でした。


しかし


ドンブリ下げるのがものすごく早い。

麺をほぼ食べつくして、スープ(なかなか美味しい)を飲んでいて、汗を拭こうとレンゲを置いてカバンからタオルを取り出していたら店員さんがにこやかに、

「空いた(空いてないが)丼お下げしてもよろしいですか?」

とっさに丼を抱え込んでキッと店員を睨みつけて

「スープまだ飲んでるよ!」


なんていい年こいたおっさんが言えるはずも無く、静かにこくりとうなずくと、テキパキとラーメン丼を下げていきました。

遠ざかる丼を見送りつつ、私の脳裏にはTVドラマ『北の国から』で、田中邦衛が食堂のおばちゃんに「子供がまだ食ってるだろッ!」と怒鳴る姿が。。。



しかしあきらかに「子供」じゃないし。

・・・youtubeで動画を探したけど見つからない。

世間的な評価ではあまり名場面でもないのかな?

何のことだかわからないヒトの方が多いでしょうね。。。


残されたのはギョーザ(小)の付け合せに載っていた少量のモヤシ。

もやしは食べると思われたのかなー

麺は細麺でなかなかおいしかった。

丼抱え込んで「ウーッ」なんて店員さんを威嚇しながら最後まで食べる自分を想像しながらヨタヨタとお店を後にするのでした。

おしまい。



100726_1940~017月26日に岐阜県畜産公社にて飛騨牛を購買しました。

今回仕入れたのは中津川市加子母の(株)内藤牧場さんの肥育による5等級の去勢牛です。

先週あたりから相場が強くなってきていて、5等級の飛騨牛もキロあたり3,000円を越えるものも出てきておりました。

今回買ったのはBMS10ということで、やはり画像からも高そうな雰囲気が伝わってきます(笑)

店頭には週末から並ぶ予定です。

100719_0849~01日本政策投資銀行参事役の藻谷浩介氏が書いた『デフレの正体』を読みました。

日本中を隈なく歩きつくして実態をその目で見てきた上で、統計的に発表されている数字を根拠に『デフレの正体』を論破するこの本。

発売とほぼ同時にアマゾンで予約したのですが、初版が売り切れたようで10日ほど待ちました。

藻谷氏の講演はこの3年間に3回ほど聴いたことがあって、『人口減少』という現象をわかりやすくそしてリアルな数字に基づいて展開されて大変面白い。

本書の中には出てきませんが、

『ピカチュウ現象』

『サバイバル状況での正論と、説得力、雰囲気での意見の変化』

『公共工事の模擬受発注』


『工業製品よりも芸術と農産物の輸出(!)と観光を』

などなど、面白いネタが満載です。


内容はじっくりと読むと面白いのですが、字数が多いせいかやや難解なイメージもあります。

「生産性の上昇で成長維持」という、マクロ論者の掛け声ほどおろかに聞こえるものはない。

などと、なかなか刺激的なコピーが本の帯に踊ります。

まえがきに自ら、「コレは読んだ方がいい」本だと思います。と書いてありました。

裏表紙には、『景気さえ良くなれば大丈夫』という妄想が日本をダメにした!

おススメですヨ。

100712_1740~01家の畑ですいかができました。

今年は雨が多く、あまり日が照らなかったので若干甘みが少ないようです。

しかし大きいものが採れるものですね。
100715_2040~01量ってみたら9kgありました。

奥にあるのはメロン。

・・・なんだか「地球と月」のようです。

調べてみました。

月と友だちになろうというHPによると、
月の大きさは直3470kmで、地球の4分の1の大きさだそうです。


おお・・・大きさの比較としてはだいたい合ってますかね。

しかし月との距離はなんとおよそ38万km。ずいぶん離れているんですねー。

画像のような位置関係ではすでに衝突してしまっています。

すいかの話だったんですが、思わぬところから月の話になってしまいました。

すいか、あまいか、しょっぱいか。

今晩食べてみようかと思います。

100718_0456~01中津川市付知にある「アオミキャンプ場」で文字通り

「夜明けのコーヒー」

をいただきました。
100718_0553~02


やかんを火にかけて待つ。


・・・


・・・


全然お湯が沸く気配がない。


普段電気ポットですぐにお湯が沸くのに慣れているので、「こんなに時間かかるものか」と驚きます。

しかし夜明け前に黙って静かに炎を見ているのもナカナカヨイ感じです。

15分ほどかかってお湯が沸いたの
でインスタントコーヒーをカップに作ります。

100718_0553~01・・・こうして見ると焼肉のタレかなにかのようですね。

しかし熱い。

ものすごく熱い。

熱くて手に持てない。

コップの取っ手(もつところ)ってスゴイ発明なんだなーと改めて感じます。


100718_0628~01ずるずるとコーヒーをすすっていると体操が始まりました。

本日も張り切ってまいります。

100715_2009~017月15日は地元中津川ではお盆でした。(7月盆です。)

昨年に引き続き、お盆のきゅうりの馬となすの牛をつくりました。

一年経つと意外と忘れてるものですね。

今回は昨年のブログの画像をipadで拡大して見ながら(便利!)の製作となりました。

100715_2019~01今回も家族みんなで牛と馬を作ります。

昨年からレベルアップしたのは、子供の発案で馬に尻尾がついた事でしょうか。

昨年のものと見比べて様々な意見が出されます。



『きゅうりは曲がったものの方が勢いが感じられるのではないか』
『昨年の牛の方が出来が良かった』
『牛は荷物運搬用なので、手綱の位置が適正でないのではないか』
『大雨で山椒の葉が取って来れないので前もって準備すべきであった』


100715_2020~02なかなか真剣に『次年度への引継ぎ事項』が意見されます。









ちなみにこちらは昨年作成した馬と牛の画像です。

来年もみんなで作りましょう。090715_2046~01

100713_2018~01長野県木曽町にある木曽駒高原カントリー倶楽部で行われた業者コンペに参加しました。

当日は大雨警報が出ている土砂降りでしたが、コースコンディションの良さに驚きました。

グリーンがとにかく速い。

地元の方の話によると、冬の間積雪でクローズにしているため芝の状態が良いのだとか。。。

そんな中、悪天候のお陰か大健闘の6位に入賞して、見事『けんとんギフト詰め合わせ』をゲットしました。

ロース肉のしゃぶしゃぶ用とトンカツ用がそれぞれ約800g入った賞品です。

手に持った感じもずしりと重く、使い道もそれぞれ楽しめるのではないでしょうか。

木曽駒高原カントリー倶楽部の皆様、今回も弊社のギフトをご採用いただきまして、まことにありがとうございました。

コロッケweb先月発売開始した弊社の『飛騨牛いっぱいコロッケ』がご好評をいただいております。

ありがとうございます。

特にアピタ中津川店での試食販売でご好評をいただいているようで、出荷数も既に5,000個を超えているようです。

先日、関東の店舗(吹上店)でも、『8個も買って行ったのに子供が全部食べちゃった!』と、翌日もお買い上げいただいたお客様のお話を伺いました。

お客様の笑顔の食卓を想像するとホッとします。

これからも、

『いろんな顔をおいしくしたい』

株式会社熊崎畜産、張り切ってまいります。

100713_0012~01劇作家のつかこうへいさんが亡くなったとのニュースを見ました。

今から約20年前、在校していた高校のたぶん何十周年だったかの記念講演で、初めて『つかこうへい』なる方を知りました。

講演は大変面白かったのですが、この人の書いた本を読んだ事が無かったので『蒲田行進曲』『菜の花郵便局』『広島に原爆を落とす日』『龍馬伝』などを買って読んでみました。

どれも大変面白く、そしてウスラ悲しい描写に大変引き込まれました。

特に『蒲田行進曲』の中で、スターの銀ちゃんが大部屋俳優のヤスたちにすき焼きをゴチソウするところなんかとても悲しくそして面白い。

第86回直木賞受賞作品だそうです。

文庫本の解説に、『毒のある愛の物語は、同時に、毒性の強い苦い社会批評の物語でもある。』とありました。

ご冥福をお祈りいたします。

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