
元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが書いておられます。
「世界銀行」というものの存在も恥ずかしながら今回初めて知りました。
そしてその「世界銀行」が何のために存在しているのかも・・・
『世界銀行の使命は、貧困のない世界をつくる事』
パキスタンがクーデターによって軍事政権に移行していく様子や、ブータンの国王がいかに素晴らしい王であったかなど、読み進むほどにどんどん引き込まれます。
「電気や道路、ほしい物はきりがないが、利己主義はいけない。
国の財源には限度がある。
物が足りなくても我らには幸せがある。
村人が力を合わせて、皆の幸せを守ることが一番大切なのだ。」
一般人の村人が、普通にそう言います。
ここまで意識改革を成した国王「雷龍王」
スゴイのはこれだけではなく、
「もし王様が悪い奴だったらクビにできる法案」(でいいのかな?)
を自ら国王動議であげてしまったりします。
一見難しそうな本に見えますが、大変興味深い内容の本でした。
読み終えてフト我が国の現状を考えたりもします。
おススメです。