
著者は陸前高田市長の戸羽太さんです。
昨年の7月に書かれた本ですが、先日書店で見つけて買いました。
市長はこの昨年の震災で奥様を亡くされております。
地震、そして津波による大災害直後から「市長として」走り続けた戸羽氏。
4月5日に遺体が発見され、お葬式までの家族の様子も書かれていますが、とても涙無しには読めません。
「自分よりも大変な方は沢山いる。そのことをもっと多くの人に知ってもらいたい」
「被災地の報道が減ると『もう復興したんじゃないか』そう思われるのが一番怖い」
一貫してそう訴えておられました。
本書の中で主張されている「瓦礫の処理場を現地に作る」という案は、私も『何故それをしないのか?』と常々疑問に思っていましたが、国の法律やら規制やらで建設工事が始まるのが早くても2年後なんだそうです。
「自治体」という字面を大変考えさせられました。。。
ちょっと前の本なので読んだ方も多いかと思いますがおススメです。