今年も「ねんきん定期便」が送られてきた。中身をチェックしてみると来年から受給できるはず?の年金額は昨年版とほとんど同じであった。やれやれといったところだ。あと12ヵ月待てば私も”憧れであった”年金生活者の仲間入りだ。今から待ち遠しく手しくて仕方がない。(笑)

私は幸いにも62歳から厚生年金を受給できるが、多くの現役世代の人は65歳からなので制度上やむを得ないとは言え申し訳ない気がしないでもない。私の息子たちのころは確実に70歳からになっているのだろうか。子供達には個人用の確定拠出年金を勧めているが全然乗り気ではない。かなりお得な制度だと思うのだがねえ。

年金で気がかりな点と言えばいずれ個人の保有する金融資産額に応じて公的年金の受取額を調整されてしまうのではないかという点だ。数年以内にマイナンバーで個人の保有する金融資産額をお国が把握できるようになるはずだからだ。

老後に備えてリスクを冒して個人資産を築いてもそれが仇になり年金額を減額されてしまうというような事態にならないとも限らないというのが恐ろしい。一般的な日本人は投資で得た資金はギャンブルで儲けたお金と同一視して懲罰的な税金もアリと考えているような感じがしないでもないからだ。なので国会でもあっさりと法案が通ってしまいそうな気がしてしまう。

私は60歳の時点でそこそこの金融資産を築いており、それからの配当金の受取をベースに老後の生活プランを考えているのでこれが狂ってしまうととても困るのだ。公的年金以外に働かずとも収入を得られるようにしているが、あくまで公的年金の補完という位置づけだからだ。まあ、上記のことは杞憂だと思いたいところではあるが・・・。