御願い事
- author: kumi_shimazu
- 2005年11月17日
仏壇や神棚に向かって、何を拝むのだろう。
「〜になりますように!」とかやってません?
今日は正しい拝み方(笑)について。
これって意外と大切な事だって旦那様から言われた。
「簡単に御願いごとをしてはいけません」
「はい。でもどうして?」
すぐに理由を知りたがる私(笑)
神や仏は簡単に御願いごとを聞いてはくれない。
神は特にそう。
それに神への御願いごとは、契約みたいな意味合いが強いから、
何か御願いを聞きいれてもらったら、自分も何か捧げモノを
しなきゃいけないのが原則。
へたすると、「えー、そんなぁ」って事も真面目にある。
「あがない」が自分の思ってもみない事だってある。
だから、神への拝み方は、
「こんな風にすごしてます。」って近況報告に留めておいた方が無難。
じゃあ仏様は?
仏様はもう人間的。
だから、まあいいかってお願い事を聞いてくれる時もある。
でも、やっぱり御願いしっぱなしは駄目。
何か自分が捧げるものがないとね。
一番、助けてくれるのは自分の先祖だ。
だけど、大体そのご先祖様も普段は忙しい。
子孫を助けるどころか、自分が大変でそれどころじゃないってことも多いらしい。
ご先祖様が御願いごとを聞ける様になるためには、
子孫(そうです、貴方!の事)からの供養が欠かせない。
だから、ご先祖様へ御願いごとだけしてっていうのではね。
こんな風に神や仏に御願いごとをするのは必ずリスクが伴なう。
「だから、プロに任せたほうが無難だよ。」って旦那様。
そういえば、「お金が欲しい」って御願いして、
自分の大切な人の命を引き換えにしてしまった話も聞いた。
生命保険で入ってきたお金。願い事はかなったけど・・・って事になる。
「この家が欲しい」って御願いした人がいた。
御願いごとが通って、手に入れたのはいいけど、そこは本来その人が住むべき
場所じゃなかった。(場所によってあう、あわないはあるでしょ?)
結局、もう一度、引っ越すことになってしまった。
旦那様は依頼された内容がその人にとってどうなのかちゃんと
判断してからしか、「御祈願」をしない。
それにそれは、前に書いた例からも分かるように難しい。
御祈願が通って終わり!ではなく、人はその後も生きていかなくては
ならないから。
いままで、「〜になりますように」って御願いして、
御願いごとをかなえてもらえなかった貴方!
ひょっとしたら、貴方は運がいいのかも?知れない・・・?
- kumi_shimazu at 01:41
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この記事へのコメント
先日も神社でお願いしていましました(汗)
家族が健康で仲良く暮らせますようにという願いがメインですが,こういう場合は「毎日仲良く健康に暮らしています,これからも頑張っていきます」みたいな方が良いのでしょうか?
私も仏様ご先祖様には願い事ではなく感謝の気持ちで,と聞いたので
前のようにお願いばかりすることはなくなりましたが(苦笑)
神前というのは、旦那様曰く、「宣言」する場所なのだそうです。
ですから、「私はこうしたい!こうなりたい!のです。」
と云う風に、自分の決心を述べる場所なのです。
それを神様が手助けしてくださるかどうかは、神様次第(笑)
ちなみに、さくさんの「これからも頑張ります」って言葉が
それに当たります。
またまたちなみに、御願い事を真剣にされるときは、ちゃんと
「ご祈祷」という形をとった方がいいと思います。
神様も仏様も意外と?形式にはうるさいんです(笑)
宣言ですか・・なるほど・・
お宮参りや七五三などで子どもの健やかに育つよう願うのは
(拝んでいただくのですけど)「ご祈祷」ということになるのでしょうか。
家族の健康,仲良く過ごす,家を建てる事に関して・・
考えるとどんどん出てきてしまいます!
お願い事が多すぎるでしょうか??(苦笑)
お宮参りや七五三では、ちょっと拝んで失礼するという形ではなく
きちんと御願いして「ご祈祷」していただくのが普通ですよね。
そういう手順を踏んだ、御願い事はそれなりの礼儀を尽くして
いるわけですから、問題ないと思います。
簡単に御願い事をしては通らないというのは、心の問題、そして
この心を映す手順の問題だと思います。
普段のお参りでは、「頑張ります」って宣言すれば良いし、
御願い事がある時は、ちゃんと手順を踏んで、そのやり方を
熟知している専門家(ここでは宮司さんでしょうか)に依頼する
と言う事だと思います。
家を建てるとか、大きな問題は慎重にきちんと手順を踏まれることを
お勧めします。後でやっておけばよかったと思っても、修復するのが
難しい事も多いので・・・