365回目の恋 ラジオ日本「ソング・マイ・フレンド」(10月15日 夜8時〜9時)は1時間すべてキヨ・オンリーという嬉しい番組でした。「ラジオ日本」は関東地方のみでの放送ですので内容をアップします。流れた曲は、すべて録音されたものです。

  「Take The A Train」(女性ヴォーカル)
  「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)
  「365回目の恋」(尾崎紀世彦)
  「カ・ノホナ・ピリ・カイ」(ケアリィ・レイシェル)
  「また逢う日まで」タンゴ・ヴァージョン(尾崎紀世彦)

F:RFプレゼンツ、藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」。
皆さん今晩は、藤巻純です。
藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」この番組は毎週各界から多彩なゲストをスタジオにお迎えして楽しいトークと素敵な音楽をお届けしてまいります。・・・・(略。イチローの話など)・・・・
それでは早速ですが、今日のゲストをお迎えしましょう。圧倒的な歌唱力で常に日本のポップス・シーンをリードしてきた、ご存じ!尾崎紀世彦さんです。
(スタジオのリスナー拍手)

K:こんばんは。

F:という事で、尾崎さん、今日は1時間宜しくお願いします。

K:はい、こちらこそ宜しくどうぞお願いします。

F:大変お元気そうですね。

K:わ、どういう訳か、まだ生きてます(笑)

F:ウハハハ、それではですね、エヘヘヘ、そういう元気な尾崎さんをお迎えして藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」今夜もあなたを素敵な世界にご招待します。

K:逃がしませんよ(笑)
(CM)
F:RFプレゼンツ、藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」。
今日は尾崎紀世彦さんをゲストにお迎えしております。そうですね、じゃ、まず尾崎さんの少年時代の話など伺いたいと思うんですけど。確か湘南のお生まれですよね?

K:いや、僕は湘南ってよく言われるんですが、湘南ってあまり言いたくないっていうか、湘南じゃないんですよ、僕は茅ヶ崎なんです。よその方達はあの辺をみんな湘南って、こう決めつけちゃうんですよ。で、僕ら地元の連中は「俺は湘南じゃねえ、茅ヶ崎だ、俺は辻堂だ」とか「湯沢だ、片瀬だ」とか、そういう連中が多いんですよ。湘南て今はね、ひょっとすると三崎あたりまで入るんじゃないですか?それから小田原すぎ位まで湘南て言うようになったみたいですが、地元は絶対に「茅ヶ崎は茅ヶ崎」「柳島は柳島」で・・・

F:漠然と湘南と言ってしまいますけど、その住んでいる方達はそこの茅ヶ崎なら茅ヶ崎というプライドというか、そういうものを持ってらっしゃるということですね。

K:そうみたいですね。昔中国人の人が片瀬あたりに住んでたらしいんです。で中国のどこかの湖で湘南という土地があるらしいんですね。そこによく似てたらしいんですよ。それで湘南っていう地名が生まれたらしいんですけどね。ですから本当に江ノ島の西浜っていいますか片瀬のほんの少しの場所だけが湘南って、僕は子供の時に聞いています。

F:そこで昭和18年の1月1日、これまた縁起のいい、皆さんからおめでとうって言われるような日ですけど。

K:大きなお世話なんですがぁ(笑)生まれたくて生まれたまれたわけじゃないんですが(笑)ええ、1日に生まれまして。

F:僕は3月28日生まれって届けになっているんですけど、母親が言うには生まれてから2週間以内に市役所に届ければいいということで僕は本当は3月15日生まれなんですけど届けたのは28日ということで28日なんですけど、尾崎さんの場合は本当の1日?

K:本物らしいですよ。僕は記憶はないんですが(笑)

F:そうですかぁ。その頃の茅ヶ崎地域というのはどういうような町だったんですかねぇ。

K:今はねぇ、そんな畑も無くなりましたし少しぐらい漁業もやってるかもしれませんが僕らの小さい時はもう畑と漁師さんばっかりでしたから。だから朝早く漁に出て地引き網を引いて、それで市場に出して、それから畑に出てって農作業をして、また夕方海に出てって地引き網を引いてって、そういうサイクルでしたね。

F:僕たちだとリゾート的な感じを受けますけどね。

K:うちも兄貴が身体が弱かったもんですから、それで茅ヶ崎に引っ越したらしいんですが。でもその頃はあんまりよそからの人もいなかったですし地元の人達ばっかりでしたからねぇ。茅ヶ崎でももうちょっと西のほうで平塚寄りのほうには結核の診療所みたいのもありましたけれどね。

F:ていうことはやっぱり環境のいいところなんですよね。それだけに。

K:空気のいい所ですから。海が近くですし。それで魚なんかも新鮮でしたからね。

F:ご両親も芸術家ですし芸術家一家ですよね。お父様がバレエの・・・

K:はい、クラシック・バレエのダンサーですけども。

F:あ、お母さんじゃなくてですか?お父様も、あ、おふたりとも?

K:いえ、うちの母親は、バレリーナというよりはどちらかというとショーダンサーっていうか、日劇のダンシング・ティームの一期生です。

F:ああ、そうですかぁ。やっぱりそういう環境の中ですかねぇ、歌のほうに進まれたっていうのは。

K:どうですかねぇ。

F:すぐ人間はDNAがきっともらってんだろとか言いますけど、ま、それだけじゃないんでしょうけどねぇ。

K:まっ、うちは音楽っていうとクラシック系になってしまいますけれどもね、クラシック・バレエですから。でも僕の音楽っていうのは小さい時からのバレエ組曲っていうか、それが基礎っていうかベーシックにはなっているとは思うんですけども。でもクラシックは出来なかったですからねぇ。

F:でもその頃湘南ボーイなんて感じは無いですね。今はやたら湘南ボーイ湘南ボーイなんて言いますけど。

K:そうですねぇ。僕らはオニッコってよく言われますね。東京の人たちが。まだ湘南という言葉は無いですから。

F:なるほどね。どうでしょう、その頃の思い出の曲なんて、いかがですか?やっぱり身近にはクラシックが多く聴いてました?そんなこともない?

K:いや子供の頃はおやじの仕事場行けば完全にクラシックですし。で、あとはラジオしかありませんでしたから、ラジオっていうと、うちはよくFENっていうFar East Networkていうやつを聴いてたんですね。米軍が放送してるダイヤルですけれども。それでよくジャズだとかカントリーだとか聴いてましたねぇ。

F:ていうと思い出の曲っていうと当然その中に含まれますよね。

K:思い出の曲って何?って言われても思い出せないんですがぁ。

F:その中でもひとつ昔に戻って何か一曲聴かせて下さい。

K:え〜じゃあ・・・コ・コリコリコリコリのジャズっていうか(笑)Take The A Trainていう、これはねぇ僕がワンダースっていうコーラス・グループで歌ってる時に、初めてじゃないかなジャズっぽい歌を歌ったのは。その思い出があるんですがTake The A Train」ってのが・・・

F:あ、じゃ早速聴かせてもらいます。
(Take The A Train女性ヴォーカルが流れる)
F:RFプレゼンツ、藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」。
今日は尾崎紀世彦さんをゲストにお迎えしております。
尾崎さんがプロとして音楽に入られたのはどういうことなんでしたっけ。きっかけとしては。

K:なにしろ音楽がただ好きだったことは確かですね。それで茅ヶ崎で趣味でもいいからなんかやりたいなって思ったし。

F:その時はおいくつぐらいですか?

K:え〜中学校の後半ぐらいですかねぇ。それで1回留守番をしたんです。留守番をしてそれのご褒美にウクレレを買ってもらったのかな。でウクレレを買ってもらって、それからかなぁ。

F:ていうことはウクレレってことはハワイアン・・・

K:いやハワイアンともまだ・・・ハワイアンってあまり好きじゃなかったんです当時は。裏声で歌ったりなんかするのがあまり好きじゃなくて僕は英語の歌をよく歌ってたでしょ、小さいときからFENという番組。それでなんか歌を歌いたいって言ったら同級生達とハワイアン・バンド作るのが簡単だったですかね。それで、まあハワイアン・バンドを手っ取り早く作ったっていうか参加したと・・・

F:じゃ尾崎さんがボーカルとウクレレやって?

K:ウクレレもひいたりギターもひいたり、布団もひいたり(笑)・・・も引いたりとか色々ひいたものがあるんですが、はい。

F:そうですかぁ。それがハワイアンとしてプロとしてお仕事なさるようになったきっかけとか・・・

K:いえまだプロではないです。まだ高校ぐらいですから。一年生とか。

F:じゃお金もらってプロとしては、おいくつぐらいからですか?

K:ええ、もうその頃からもうお金はもらってます。

F:今でいうアルバイトみたいな感じ・・・

K:ええ、セミプロみたいな形で。で高校生の時に箱根の小涌園って、あ、言っちゃった・・箱根の小涌園っていうホテルがありまして、そこでオーディション受けたら受かっちゃったんですよ。それで毎年夏になると行ってたんですね。山に登って、そしてアルバイト料をもらって、かなりいい生活をして(笑)

F:僕たちの年齢のタレントの方というか俳優さんは東京で遊んで横浜で遊んで小涌園のほうに遊びに行くっていうパターンが多かったですよね。

K:悪ばっかりだったんでしょうねぇ。えへへへへへ(笑)

F:今みたいに週刊誌もあまり無いですしね。追っかけられるって事もあんまり無かったですから。

K:よかったでしょうねぇ。

F:とか撮影所の方が強かったみたいですね。これ出したら、もうお前のところでスターの写真も出さないぞみたいにちらっと言われるみたいな。今はもうそんな時代じゃないでしょうけどねぇ。

K:いい時代でしたよねぇ。

F:その時司会が?露木茂さんかなんかがなさってた・・・

K:露木茂さんが大学にまだ在学中・・・

F:アルバイトで?

K:アルバイトっていうか研修っていうか、なんて言うのかなあ、まだプロではないじゃないですか、実地の勉強を兼ねて来てたんですかねぇ。で司会もしてくれたり。その当時はねぇ筒美京平さんも来てたんですよ。ジャズ・ピアノで。

F:そうですかぁ、でもその中でワンダースを作られましたよね。

K:いえいえ、それからもっともっと後です。ハワイアンをやってましたよね、そして日劇まで出たんですよ。だんだんプロになりつつあって。で、みんなは「一応日劇まで出たから頂点まで行ったと思って俺たちはやめる。」って言ってやめちゃったんです。

F:昔からよく「日劇に出たらば出世頭」って言ってましたもんねぇ。

K:そうですね。で、やめちゃって僕だけがまだ飽き足りないから、それで居残ったのがジミー時田とマウンテン・プレイボーイズ・・・

F:これウエスタンの音楽ですね。

K:はい、ウエスタンですね。で、ウエスタンをやめてからワンダース・・・

F:を結成された。

K:はい。

F:これごめんなさいね、何人で?

K:ワンダースは3人です。はい。最初は3人だったんですね。それから最終的には5人になったのかな。やっぱり自分たちで、、ちょうどねGSっていうのが流行ってる頃でして僕らコーラスだけじゃダメだってことで自分たちで伴奏もしなきゃいけないってんで、それでふたり入れて、で太鼓とキーボードを入れて5人でやったんですね。

F:そうですか、じゃその頃が一番青春真っ盛りという頃なんでしょうけど、なんと言っても僕たちには「また逢う日まで」という曲が印象的ですよね。

K:そうですねぇ。僕はいつも化け物だつて言っているんですがあの曲は。恐ろしい曲ですね。

F:しかも歌謡大賞とレコード大賞とふたつ取ったという・・・

K:どういう訳でしょうね。

F:あぁ、すばらしいですよね。(略)色々歌に巡り会う事情があると思うんですけど、この場合はもう尾崎さんに書いて頂いた・・・

K:いえいえ、あの、僕のこれはリバイバルなんです。

F:あ、そうなんですか。

K:はい。僕の前に、あのズー・ニー・ブーってご存じですか?

F:はいはい。

K:ズー・ニー・ブーの町田さんが歌ってたんですね、この曲を。で、確かこれね日本音楽出版っていう出版会社があるんですが、そこのテーブルの上にポンと置いてあったんですよ。お皿がレコードが。その町田さんがね。でかけて聴いてたら、歌詞は違うんですがアレンジもメロディーも全くこの「またが逢う日まで」あ「またがあう」じゃない「また逢う日まで」なんですが、で「この曲もし売れてなかったら、この曲俺にくんない?」って言ったんですよ。そしたら出版会社の人が考えてくれたんでしょうね。で阿久悠さんに詞が変わらないものかって相談して、そして「また逢う日まで」の詞が出来て、でレコーディングになったと。ですから僕が歌ってるのは新曲ではなくてリバイバル扱いなんです。

F:じゃひとつ、その思い出の曲、聴かせて頂きたいと思います。「また逢う日まで」。
(「また逢う日まで」が流れる)
(CM)
F:RFプレゼンツ、藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」。
今日は尾崎紀世彦さんをゲストにお迎えしております。
やっぱりなんと言っても僕たちには声量というか素晴らしい歌唱力ですよねぇ。

K:いや、声が若いですねぇ。ふ〜るい古い。

F:よく歌手の方が若い頃と音程が違うだとかよくありますよね。それありますか?

K:いやキーは変わってないんですよ。でも声が若いです。今のほうが、かすれてきたわけじゃないんですが幅が出てきたのか、何か落ち着きが出てきてんでしょうねぇ。

F:でもこのふたつのタイトルを取ってですよ、盆と正月が一緒に来ちゃったようなもんですけど。

K:来すぎちゃって、そのあと何にも来ないんです(笑)

F:例えばどこ行っても当時としては耳にされたでしょ。どっかお店へ入ってもそういうのがレコードがかかって・・・

K:もう大変でしたね、はい。もう時効だから言いますけどね。あるテレビ局から、あるラジオ局に行く時にですね間に合わないんですよ。本番がラジオで始まってるんですよ。で「今日はゲストは尾崎紀世彦さんです」聞こえてる訳です、僕ら車の中で移動しているわけですから。そうすると「今日はちょっと渋滞してるみたいでまだ尾崎さん入ってません」ってんで「やばいやばいやばいやばい」って、でマネージャーがちょっと対向車線に入ってワーッと走っちゃったんですよ。真後ろにパトカーいたんですわ(笑)「ほぇ〜〜〜〜〜ん」やられて。そしたら僕が隣に乗ってるじゃないですか「すみません。このラジオに間に合わないんです」って言ったら「すみません、どうぞついてらっしゃい」って言って先導してくれたんです。い〜、さっきのお話じゃありませんが、そういう時代でしたね、その頃は。その時のお巡りさん、ありがとう(笑)

F:そういうのがあの何ともいえない、今みたいにニコニコしながらでも「はい、免許証」なんて言う時代と違って情があるじゃないですかねぇ。「あ、じゃ、ついてらっしゃいよ。時間までに送りましょう」みたいなね。ああ、そうてすかぁ。その一番盛んにいろんな賞を頂いたりっていう時、もうそれこそ女性なんてもう、はらうほどワンワン来るんじゃないですか?女性のファンの方が。

K:あぁ来てたかもしれませんけど、僕んところに来る途中で中間搾取があったみたいですね(笑)僕んとこまで来りゃあいいんですがねぇ。

F:そうですかぁ。じゃ、ここでちょっと雰囲気を変えましてね趣味の話を聞きたいです。歌じゃなくて他にあると思うんですけど。今ご趣味って言うとどんな・・・ま、若い頃からでも続けてらっしゃる事って・・

K:若い時からやってるっていうと馬・・・

F:乗馬ですね。

K:はい。

F:僕なんかも撮影でよく借りたりするんですけれど。本当に可愛い目してますよね。

K:でも何考えてるか分かりません。コワイですよぉ馬は、ハハ(笑)目は可愛いですけどねぇ。いつかこの野郎、蹴飛ばしてやろうと思ってる(笑)噛みついてやろうなんて思ってますからねぇ。

F:僕もどうしても撮影で馬に乗る場面があって、与えられた馬、何とか馴染もうと思っていっつもニンジン持っては、八百屋さんで買って持ってっては撮影の合間あげたりなんかしたんですけど、突然僕後ろ向いてたら肩噛まれたことがありますよ。

K:あ、そりゃ多分いたずらだとは思うんですけれど。ガブッと噛まなかったでしょ?

F:ガブとはいかないけど、ガッとやっぱり・・・

K:ちょこちょこっと・・・

F:ええ、何かされましたよね。

K:馬ってかぶるときは2回かぶるんですよね。ガブッガブッ・・・

F:ああ、そうなんですか、ふ〜ん。

K:で簡単にエサやったりなんかしちゃダメです。

F:あっ、そうなんですか。もう親しくなってもらいたいと思うから。

K:いや反対です、それは。なめられちゃいます。動物にそれやっちゃうと。長(オサ)にならないとね。で言うこと聞いたらちっちゃく切ったやつをやる。何でもないのにやっちゃうていうことはダメです。

F:ああ、子供の躾、それで失敗しましたよ(笑)

K:どうして、そっち行っちゃうんでしょ・・(笑)

F:そうですかぁ。え〜と、だけど他にもオートバイが好きだとか・・・

K:あ、オートバイが好きだっていうのは馬の延長って言うか馬の接点と。しょっちゅう馬乗りに行けないじゃないですか野山には。だから、じゃあ緑色のオイルの色の血液が回ってる機械っていうか馬っていうとバイクですから、でバイクに乗ってるという、だから馬に乗りたいがためにバイクに乗っているっていう・・・

F:そういえばオートバイのかたもライダーって言いますし、馬もそうですよね、ライダーって言いますものねぇ。やっぱりそういう接点があるんですね。

K:僕はそういう風に解釈しているっていうか思ってますけど、はい。

F:その他に今は割に陸地の物の話ですけれど当然サーフィンされたり・・・

K:ああ、もう茅ヶ崎ですからねぇ。サーフィンって波乗りはもう本当にガキの頃からやってますね。

F:ああ、そうですかぁ。沖縄にもっていうのは、それはダイビング・・・

K:それはスクーバー・ダイビングのほうで、要するにタンクしょって潜ると・・はい。

F:じゃここらあたりで、気分転換でまた思い出の曲をひとつ聴かせて下さい。

K:僕、お芝居ってやったことがないんです。テレビ・ドラマには、ちょこっと出たぐらいで。舞台は全く無かったんですね。で、三宅さんの劇団があるじゃないですか。

F:三宅裕司さんのスーパーエキセントリック・シアターという劇団ですよね。

K:で、ゲストで出て下さいって言われて「俺、芝居できませんよ」「いや、芝居は全くしなくていいんです。歌を一曲歌って下さるだけでいいんです」「んじゃ出ますって」そういう・・三宅さんの劇団のゲストであり、劇中でもゲストなんですよ。それもシンガーのゲストなんです。だから歌を歌うだけなんです。

F:それ当然ご自身の歌を歌って・・・

K:はい、そのお芝居のために作った歌なんですよ「365回目の恋」っていう。365回も恋するのかって思うじゃないですか、たら1年は365日あって毎日君に恋をしてるよっていう意味の365回目の恋です。

F:じゃそれを聴かせてくれるんですか?今。

K:これはね結構いい曲なんです。ところがね、ちょっと小節でね200位多かったか短かったか、ちょっと僕記憶にないんですが、小節数が割り切れてません。そこだけはよく聞いといて下さい。あとからクレームが来ないように、ひとつ宜しくお願いします(笑)
F:分かりました。早速聴かせて頂きましょう。
(「365回目の恋」が流れる)
F:さて、この時間は「健康豆知識」のコーナーです。このコーナーは毎日の生活で一番大切な健康について日頃ゲストの皆さんが気をつけていることや独自の健康法などを伺いながら正しい健康についての豆知識をご紹介します。今日の健康アドバイザーは並木ゆかりさんです。どうぞ宜しくお願いします。

並木:宜しくお願いします。

F:ところで尾崎さん、日頃健康についてご注意なさってる事とか・・・

K:あんまり気にしない事です、僕は。

F:そのほうがストレスはたまんないですよね。気にするからストレスになるんでしょうから。

K:それのほうがいいかなぁって。あんまり過保護にしないほうなんで。

F:あ、はあはあ。具体的にどういうことなの過保護にしないっていうのは。

K:え、これやっちゃダメよ、これやっちゃダメよ、こ〜れはダメっていうのは、絶対これはやりましょう、あれはやりましょう(笑)これはやりましょうってやっちゃうほうです。だから酒飲み過ぎても辛いのは自分ですからね。だからそういう感覚で毎日過ごしています。

F:そうすると、もう1本飲みたいなぁって言ってもそこで止める、明日の事があったらという事で。結局は自分が辛くなるだけだからみたいな。

K:そういう時もありますし、もっと飲みたきゃ飲んだっていいじゃんって(笑)言う時も。居るんですよ、そういう人が。僕の中に。ふたりだけじゃないんです。4,5人居るみたいなんで、へへ(笑)だけどね3人位飲みたがって、ひとり位が「いやっ」って言ってるくらい(笑)

F:でも食べ物で何か注意なさっているとか、これは必ず食べるようにしてるって事あります?

K:いいえ、なるべく今は僕、肉食獣なんで、なるべく魚に代えてきてるんですが、でもやっぱり肉の脂はうまいですもんね。もう脂身大好き(笑)

F:そうですか。今尾崎さんのお話聞いて如何ですか?アドバイスというか。

並木:そうですね。お酒を凄いよく飲まれるっていうことと、脂身よく食べられるっていうことなんで・・・

K:肝脂肪って言いたいんでしょ。脂肪肝とか(笑)

並木:よく分かりましたね。(笑)でもあの普通のお肉とか食べられるときに、やっぱりお野菜も一緒に食べたりとかっていうことはされないですか?

K:なるべく食べるようにしていますよ。

並木:本当にそういうように、例えばお肉を食べられる方でも、お酒をいくら飲まれる方でもお野菜とかできちんとビダミンの補給とかが出来てれば、そんなに、先ほど言われてた通り過保護にし過ぎなくて、やりたいようにやってもらっても大丈夫なんじゃないですかね。

K:ほれ、見ろ(笑)よくね、お医者さんが言うんですよ。ちょっと控えた方がいいですよって。大きなお世話ですよね(笑)

並木:その通りですね(笑)

F:でも如何ですか?ある有名な歌手の方がディナーショーやったその日が40度に近いような熱が出て声も当然出ないって事でおしゃべりのコーナーになったらしいんです。そしたらお客さんの中には「歌聴きに来たんだから金返せ」みたいな人もいたりして大変だって聞いたんですけど、確かに歌手の人が喉をやられたら、これ、もうどうにもならないと思うんです。そういう点でいかがでしょうか。僕なんかも教えて頂きたいんですけれど。どういう形で守ってます?

K:僕は声帯がイカレそうになったら、タオルに日本酒、安い日本酒でいいんですが、それを浸して湿布みたいに喉に当てちゃうんです。でグルッと巻いて、そのまんま布団をちょっと深めにかぶって寝るんです。そうすると日本酒の匂いというか、自分の体温で蒸発するじゃないですか、それが口腔っていいますかね、鼻とか口から入ってって。だから大概冬になると、朝カサカサになってますね、それが意外と緩和されてますね。

F:ほぉ〜。じゃ当然僕なんか舞台なんか出てちょっと嗄れた感じの時なんか・・

K:あ、もう絶対だと思います。絶対信用してやれば絶対に効きます。

F:はい。並木さん、今のは如何なんですか?お酒の湿布というか・・・

並木:そうですね、私もちょっとお酒の湿布がどういう効果があるかっていうのは分からないのですけれど、冬に乾燥したときにお部屋に置く加湿器ってあるじゃないですか、多分それの代わりをアルコールが自分の体温で蒸発することによって加湿器みたいな役割をするんじゃないでしょうかね。なので、そういうのは喉を使われる方にいいんじゃないでしょうかねぇ。

K:よく噴霧器ってするじゃないですか、口あけて。あれはお医者さんに言わせると良くないっていうんですね。声帯を冷やすっていうんですよ反対に。暖めてると思うじゃないですか、ところがね、あれ、水滴が当たって反対に冷やすって僕聴いたことがあるんです。だからあまりやらないほうがいいって事は聞きましたけどねぇ。

F:如何ですか、他に今日は何かアドバイス無いですか?

並木:先ほどお酒を凄いよく飲まれるっていう話だった時に、お酒も例えばおつまみとかで何を食べられる事って多いですか?ちょっと先ほどちらっと伺ったのはゴーヤが結構お好きだっていう・・・

K:ああゴーヤは大好きですよ。だから身体もってるようなもんだと僕は思ってますんで。あのねぇ、夏はもう絶対ゴーヤ、あれ冬でもあったらゴーヤ食いたい、あ、食べたい(笑)って思うぐらいですね、はい。僕はよく沖縄に潜りに行きましてね、と、もう朝と晩とか、昼と晩とか必ずゴーヤ食べてますよ。そうするとねバテないです。

F:ああ、そうですか。何か僕なんかだとニガリっぽいかなぁという・・・

K:あの苦味がいいんです(笑)はい。あれ苦くなかったらゴーヤじゃないです。

F:キュウリになっちゃう。

K:キュウリじゃない(笑)

F:それがいい作用するんですかねぇ。

並木:そうですね。やっぱりゴーヤの中の苦味の成分も凄い身体にいいっていう話がありますし、とにかく沖縄の方って皆さんゴーヤ食べてるんで風邪をやっぱり引かないというんですね。なんでかっていうのを調べてみるとゴーヤって風邪を引かないためのビタミンが凄い豊富なんです。なのでやはりゴーヤを食べて頂くと、そういった健康維持をする事はできますって事は一般的には言われてますよね。

F:お肉が好きだっていうことで、こういうとこでうまくバランスとってんのかもわかんないですね。

並木:そうですね。今ナマで食べられるって言われましたけど、やっぱりゴーヤの中のビタミンCって、お水にさらしたりすると全部逃げてってしまうんで。多分ナマで食べられるって凄い良い事だと思うんですよね。

F:食べ方もピッタリですよね。洗わないでそのままでいいという。

K:ざまあみろぉ。(笑)

並木:二日酔いとか絶対されないんじゃないですか。

K:ああ絶対しないですよ、はい。

並木:この食べ方してたら多分しないと思います。

F:それで顔がツヤツヤしてんだなぁ〜

K:ちょっとアビラ(脂)ぎってて・・(笑)

F:いえいえ、そんなことないですよ(笑)

K:アビラぎってって言って・・(笑)

F:それでは、今日の講師は並木ゆかりさんでした。本当に有り難うございました。

並木:どうも有り難うございました。

K:有り難うございました。
(CM)
F:藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」。
今日は尾崎紀世彦さんをゲストにお迎えしてお送りしております。
そういえば尾崎さん、今年初めてタンゴに挑戦したっていうことをおっしゃってましたけれど、これはどういうごきっかけで・・・

K:3月にやったんですけどね、京都在住のタンゴ・グループがありまして、そのグループが東京のサントリー・ホールでコンサートをやる、それのゲストで出てくれないかっていうお話があったんですね。それで「また逢う日まで」のタンゴ・ヴァージョンでアレンジしてもらって凄いカッコよかったですけどね。で、あと他の曲はタンゴの曲でアルゼンチンの曲なんですが。でも全部日本語で歌ったんですよ。全く分かりませんので。

F:なんか聴いてみたいですね、そのタンゴ・ブァージョンをねぇ、ほんとだったら。

K:ああ、もう無理ですねぇ、はい。この間終わっちゃいました3月に(笑)聴いて頂くんだったらうちに資料がまだ残ってるかもわかりませんから、今取りに行かせましょうか?(笑)

F:え〜、そうするとだいたい夜中になりますよね。

K:いやぁ大丈夫です、近いですから。じゃ、取りに行かせますから。

F:じゃあ終わってから僕だけ聴かせて頂きます(笑)ところで音楽活動の中の原点でもあると思うんですけど、ハワイアンに対してはどんなお考えですか?

K:僕はなるべくネイティヴ・ハワイアンっていうかピュア・ハワイアンっていうかハワイ人が作ったハワイの音楽をなるべく歌いたい。さっきのタンゴでもそうなんですが、なるべくそうしたいなって。今はどっちかっていうと英語のハワイアンの曲が多いんですけれど、だから白人の作った曲もあればハワイアンが作ったのもありますが、英語じゃなくてハワイ語のほうがもっとハワイらしいし。だからなるべく原語で歌いたいなと思ってますね。で、ハワイアンっていうのは、聴いてて眠〜くなるのがとてもいいかなぁと思いますね。面白い曲があるんですが、ハワイの「涙そうそう」と僕は思ってるんですが。ちょっと違うんですけどメロディーが凄く良く似てるんですよ。

F:タイトルは何ていうんですか?

K:え〜とね、何ピリカイだったかなぁ。「カ・ノホナ・ピリ・カイ」

F:カノホマ、、あれっ(笑)

K:「カ・ノホナ・ピリ・カイ」

F:カノ・・はいっ、分かりました(笑)言いにくいです(笑)

K:ケアリィ・レイシェルっていう人が歌っているんですが・・・

F:じゃ早速聴かせて下さい。
(「カ・ノホナ・ピリ・カイ」が流れる)
F:RFプレゼンツ、藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」。
ここでスタジオにおこし頂いたリスナーの皆さんから尾崎さんへの質問、なんなりとお伺いしますそうですから是非皆さん、質問してあげて下さい。

リスナーの女性:は〜い。

F:はい、どうぞぉ。

リスナー:一番リラックスできる時っていうのはどういう時ですか?

K:あのねぇ、スクーバーダイビングで潜って中性浮力をしてる時。ほんとに潮の流れでふわ〜って揺れてるだけなんですよ。中性浮力って上にも上がらなきゃ、下にも沈まない、その何て言うかな、地上では絶対出来ない事ですよね、中性浮力ってのは。それやってる時、僕いつも大仏さんみたいな格好で足をあぐら組んで、それでじ〜っとこうやってやって中性浮力してるとね、他のダイバーがず〜っと来て拝んで(笑)通って行くんですよ。で、みんな行っちゃうんですよ。「お賽銭は〜?」って(笑)そうやって遊んでいる時が一番リラックスしていますね(笑)

別のリスナーの女性:はい。

F:はい、お願いします。

リスナー:普段の歌を歌ってらっしゃる時は凄く精力のある歌い方をされる、お話をされる時にこんなにソフトなお話をされること、ちょっとびっくりしたんですけど、そういう風に皆さんから言われませんか?

K:ああ、意外と言われる時ありますけれど、意外としゃべる時って声小さいんですよ。

リスナー:ふ〜ん・・・

K:でも意外と僕の声ってのは地べたはって通るんで意外と小さい声でも聞こえてるみたいなんですね。だからうるさい所でも聞こえるんですよ僕の声は。ところが相手の人がそのぐらいのボリュームでしゃべってくると僕には聞こえないんです(笑)だから小さい声でも響かせる事を知ってるんでしょうね多分。意外と通ってますね僕のしゃべってる声は。

リスナー:声を大事に喉を大事にされるから、そういうソフトなお話をされるという事ではなくて?

K:そうではないですね。あの本当は静かで・・あの、おとなしくて・・品(笑)
何がおかしいんですよ(笑)えへへへ(笑)

F:何か1時間あっという間に経ってしまったんですけども色々不躾な質問しまして。本当に尾崎さん、今日は本当に有り難うございました。1時間楽しかったです。また来て下さいね。

K:はい、ほんとに呼んで下さいね(笑)

F:はいはい。そういえばですね尾崎さんに言われた通り、無理がかなってマネージャーの方が持ってきてくれましたよ。

K:あ、届きました?あ、じゃ聴けるじゃないですか。

F:ええ、間に合って良かったです。もう楽しみにしてたんです。

K:やんややんや良かった。リクエストみたいです。

F:じゃ「また逢う日まで」のタンゴ・ヴァージョンを聴かせて頂きます。

K:はい。
(キヨの歌「また逢う日まで」タンゴ・ヴァージョンのフル・コーラスが流れる)
(CM)
F:1時間にわたってお送りした藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」いかがでしたか?今日は歌手の尾崎紀世彦さんをお招きして歌とおしゃべりを楽しみました。なんと言っても湘南ボーイ、いやいや失礼、茅ヶ崎ボーイとして昔のモダンさと日本男子の力強さを持った素敵な男性ですよね。僕もああいう風に年をとっていけたらなぁと思っております。素敵な歌声でいい曲をまた聴かせて頂きたいと思います。・・・・(略。番組へのリクエスト募集の話など)・・・・
藤巻純の「ソング・マイ・フレンド」今夜はこの辺で。それではまた来週お会いしましょう。

※番組中に聞き取れない言葉が数カ所ありました。また、聞き間違いがあるかもしれません。どうぞご了承下さい。従いまして、この記事の転載はお断りします。