2013年05月14日

貝づくし♪

ふつう手ぬぐいの踊りはクドキとなるのですが、相模蜑の場合は踊り地となります。
山田流筝曲「江の島」の聞かせどころである「貝尽くし」をそのまま取り入れたものです。
しかしまぁ、「貝」に手ぬぐいとはなかなかダイレクトではありませんか(*^_^*)


 〜君が姿を見染めてそめて 引く袖貝を打ち払う
   恋は鮑の片思い 仇しあだ波桜貝
   梅の花貝 其の身は粋な すいな酢貝は男の心
   こちは姫貝一筋な 女心はそうじやないわいな
   何時か逢瀬をとこぶしに 合うてはなれぬ蛤に
   その月日貝まて貝と 云うを頼みの妹背貝 未だ恋にはいたら貝〜


日本語はたのしいですよね〜。

当初お稽古では杵屋佐登代さんのテープを使っていました。
(私は佐登代さんの「都鳥」が大好きで、同じ声になりたくて研究をしていた・・・)
それでもなかなか古風な曲調なので、最初の頃は馴染めずに苦労しました。

「てぬぐいだけどクドキじゃなくて『踊り地』なんだからね」とお稽古で言われたことは
利光先生&裕光先生のビートのきいた演奏(と言って失礼に当たらないだろうか?)で、
 体感させていただきました。それはそれは貴重な経験でした。

貝がたくさんとれたよ!お客様にも磯の香りをお届けしました。
和菓子に入っているしおりを読むのが大好きです。

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長い年月と、打ち寄せる相模灘の波風は往時の姿をとどめさせず
潮の満干に望見する磯の石に歴史の香りを嗅がせてくれます
そこはかとない磯の香りに鎌倉の海と、それにまつわる昔の事どもを想い起こし頂たく
相州鎌倉 豊島屋


2013年05月13日

たのしい小道具

これまでの舞台を振り返ると、結構レアな小道具を使わせていただいている。
嫁菜摘の手相撲 とか 鞍馬獅子の獅子頭 とか 汐汲の三蓋傘とか ウキウキ
するものばかり。今回はこちら ↓ 目籠に貝と海藻がたくさん♪そして鎌っ♪
(鎌を持ってくださっているのはともみさんです^^)
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お稽古では絢也さんが作られた目籠&鎌を使わせていただいたおかげで、小道具の
感覚を養うことができました。まったくのエアーでするのとは大違いなのです。
ほんとうにほんとうにありがとうございました。

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おまけ。関の扉のおっきい小道具が違和感なくお稽古場に置いてあります♪

2013年05月12日

相模蜑の舞台は由比ヶ浜

長唄 相模蜑(さがみあま)

九世杵屋六左衛門作曲
文化八年 江戸中村座初演(三代目中村歌右衛門演)
遅桜手爾波七字(おそざくらてにわのななもじ)七変化のひとつ

この中に相模蜑がいます ↑ みつけてくださ〜い♪
そのほか越後獅子、傾城、座頭、橋弁慶、知盛・・・あとはなんじゃったろう・・・?
※わかったらそのうち追記

舞台は相模海岸の場面。遠く江の島を望む場所
由比ヶ浜で貝を拾う海女の姿を舞踊化した曲


と、いうので本番を控えた四月某日にいってみた。
まずは江の島からせめる。ほんとうに、当時のままの風景に驚く。

相州江の島
葛飾北斎 富嶽三十六景 相州江島


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江の島神社から由比ヶ浜を望む。
江の島神社は弁財天でした。しっかりとご挨拶を。

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きたぁぁ!

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美しい海岸線。海藻もっさりで海女はしゃぐ。
汐汲を踊ったときに行った須磨の海とはぜんぜん表情がちがう。
あちらは平家の海。こちらは源氏の海っ!て感じがします。どんなだ・・・

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さすが湘南です。風は冷たいのに日射がつよい。
「日焼けしたお顔におしろいを塗ると灰色になるよー」と先生に言われたことを思い出し、必至に防御している。

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いざ本番の大道具。由比が汀に寄する波〜♪おんなじだー!
何十人ものスタッフの方々に支えられて舞台ができあがる。

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大好きな定式幕。そしてさらに「チョン!」で浅葱幕の振り落とし。
あぁ歌舞伎・・・歌舞伎だ・・・ 達也せんせ〜い

ほんとうにほんとうに贅沢な舞台をご用意していただき、まだまだ夢の中にいるようです。

2013年05月05日

海女のお支度

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我らがお稽古場を鎮守してくださる鳥越神社にて鬘合わせ。本番のひと月前ほどです。
「おでこがでっぱってるー」といわれて何度も打ち直しされている。

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まっちろ!!!笑うとこわい。

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ひやぁぁきもちいぃ〜〜

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できてきたよ!自分にうっとり。
前回の 喜三太/鞍馬獅子(男) のお顔とはやはり違います。

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海松布に貝づくしのお衣裳。かわゆいかわゆい。
下ざらいの時も本番の時も「いあやぁ、いい色だよねぇ」と毎回衣裳さんが感嘆されていました。達也先生が選んでくださったものです。

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下げ髪なので衣紋はあまり抜きません。このくらい。襦袢の襟と縫い付けたところ。

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達也先生こだわりの頭巾。
これでぐっと古風な味わいになるのです。

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バッ〜タリのために髪を振りほどきます。
髪結いさんにお願いして栓をぬく練習をさせていただいている。

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胸がきゅぅぅと締め付けられて涙が出るほどかわゆいっ!!!
女の子に生まれてよかった。ちょっと違うか・・・。
一本一本までなんと美しいのでしょう。髪結さんのこだわりをとことん拝見しました。

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腰みの!これ、つけてみたかったの!海女友達の汐汲さんもおそろい。笑
前帯なので自分ではまったく見えない。

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お支度が整いました。出番直前に楽屋写真を撮ります。
真起子先生に仕上がりを見ていただき微調整。
左前にみえる草履。鼻緒がピンクなのです。はうぅぅぅかわゆい。←しつこい。笑

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数多くの職人さんの手を経て、見事海女になることができました。
いざ、出番です!舞台下手袖にてたえこさんと。みきやん提供のお写真です。アリガトウ!

2013年05月04日

長唄!長唄!

達也先生に見守られ 地方さんに踊る前のご挨拶。
利光先生に「何踊るんだっけ〜(笑)」と言われて
「しぇ、しぇんしぇい、さがみあまですーーー!」とうろたえているの図。

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数年前は客席から利光先生にうっとりしていた、ただの一ファン(?)であった私が
思い切って長唄のお稽古へ通うようになり、さらには先生の生演奏でこの国立劇場の
舞台に立たせていただけるとは。。
つぼあわせ、下ざらい、本番と 裕光先生×利光先生 の演奏は一生の宝物です。

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でれでれその一。杵屋利光先生と。
巳之助さんを交えての談笑で「韓国ドラマのだれそれに似ている〜」と言われました(笑)
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でれでれその二。杵屋裕光先生と。
「相模女に相模男だねー」と笑わせていただきました。

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長唄教室の皆様からもたくさんのご声援をいただき感激でした。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2013年05月03日

第75回藤曄会無事に終了しました

おかげさまで第75回藤曄会は無事に終了しました。
薫風まとう大勢のお客様にご来場いただき、劇場はたいへんな熱気に包まれました。
舞台を作り上げてくださった方々、支えてくださった同門の皆様、
そして先生方に心よりお礼申し上げます。

水仙丹前→汐汲→女太夫→相模蜑と続いていたので一緒にお支度写真が撮れました。
たえこさんが一日中身の回りのお世話をしてくださり、素敵な写真もたくさん。 
わーい!わーい!!わーい!!ほんとうにほんとうにありがとうございました。

水仙丹前のえりちゃんと♪
なんと粋なのでしょう。ほ、惚れてまうわー。抱きつきたいかんじ!
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汐汲のちえさん、女太夫のみきやんと豪華な女子会開催中(笑)
お客様に囲まれ記者会見のようになっていました。
それぞれのキャラクターの違いが非常に興味をそそります。
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鷺娘の達乃ちゃんを囲む♪みやもんさん撮影です〜嬉
大曲を見事に踊り切った後でもキュートなピチピチ笑顔!すんばらしい!
女太夫と相模蜑はひと足お先に素に戻っていまーす。
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取り急ぎのご報告ということで、つづく・・・(たぶん)

2013年04月21日

4/28(土)第75回藤曄会@国立劇場のおしらせ

第75回藤曄会
平成25年4月28日(日) 国立劇場小劇場  午前11時開演
会主 藤間真起子先生  藤間達也先生

長唄 相模蜑(さがみあま) に出演させていただくこととなりました。
あまちゃん、あまちゃん♪
演奏は 杵屋利光先生、杵屋裕光先生、杵屋裕太郎先生、という夢のような舞台です。

超豪華ラインナップ!!!

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第一部

長唄 蓬莱
長唄 新鹿の子
長唄 菖蒲浴衣
長唄 田舎巫女
長唄 賤の小田巻
常磐津 屋敷娘
長唄 浅妻船
長唄 晒三番叟
長唄 水仙丹前
長唄 汐汲
清元 女太夫
長唄 相模蜑(さがみあま) ←←← 14:47〜15:04 の予定です
長唄 雪女郎
義太夫 五条橋

第二部

長唄 藤娘
義太夫 長唄 浜松風恋歌
荻江 鐘の岬
長唄 鷺娘
長唄 手習子
義太夫 櫓のお七
常磐津 三つ面子守
清元 山帰り
清元 神田祭
常磐津 関の扉
荻江 松
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2012年10月04日

2012年夏 踊りの記録

     常磐津 角兵衛(かくべえ) に挑戦しました!タノシカッタヨ♪
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達喜会 ゆかた温習会  平成24年9月9日(日)   於 四谷区民ホール
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常磐津 菊の栄
長唄 松の緑
長唄 梅の栄
小曲 紙人形
長唄 文がやりたや
長唄 松の緑
常磐津 屋敷娘
長唄 田舎巫女
清元 花がたみ
常磐津 廓八景
長唄 都鳥
常磐津 千代の友鶴
長唄 まかしょ
常磐津 景清
義太夫 禿
長唄 水仙丹前
長唄 越後獅子
東明 春の鳥
長唄 蓬莱
長唄 菖蒲浴衣
常磐津 粟餅
義太夫長唄 娘道成寺
常磐津 寿万歳
清元 流星
義太夫 万歳
常磐津 角兵衛  ←←←☆☆☆
義太夫 二人三番叟
常磐津 永寿松竹梅
常磐津 独楽
長唄常磐津 汐汲
常磐津 子宝三番叟  ←藤間達也先生・花柳寿太一郎先生
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                 photo by Miyamong-san いつもありがとうございます♪

左:朝イチの場当たり。出の確認をしたいのだが、舞台いっぱいおめでたいことになって
  いるので駆け出すタイミングを見計らっている、の図。

右:出番の直前。お互い「かわいいー」と何度も言い合って士気を高めます。笑
  角兵衛×鳥追いの二人で赤と緑がリンクするようなコーディネートにしてみました。
  マンガみたいでかわゆいかわゆい。 
 
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鎮座する獅子頭にご挨拶を。
出番はちょうど17時頃だったのですが、窓の外には秋空に見事な富士山が見えまして、
しばし眺めていたら気持ちよくなるとともに、お江戸さ出稼ぎにきたべぇ!と高揚し・・・
無事に踊り遂げることができました。

まぁ、もっともっとやるべきことはあったと思ったけれど、今の自分はそんなレベルです。

先生はじめスタッフの方々、いつも声をかけて励ましてくれる同門のみなさま、鳥追いの達乃ちゃん、ありがとうございました。長唄教室のみなさま、大勢のご来場ありがとうございました。

真起子先生「今度は達也先生と寿太一郎先生に『角兵衛』をやってほしいわねぇ」
ですって!大いに期待いたしましょう。ブヒブヒ!

そしてまた踊りとともに季節が移ろってゆきます。

弥生ちゃんと相模蜑(さがみあま)のお稽古がはじまりました。


2012年09月23日

2012年夏 長唄の記録

三度目となった長唄の浴衣会は藤娘と風流船揃に挑戦しました。
結構いい わけくち(ソロパート)をいただいたのですが…
扁桃腺を腫らしてしまい…
声がでにゃい…
本番は史上最強の口パクとなりました!笑。笑。

幕があがる前に「声出なかったら踊っていいから〜」と利光先生に笑わせていただき。
あ、でもお稽古したことないから踊れないーと前弾き中に本気で考えこんでみたり。

下ざらいもその後の特訓も欠席することとなったのが一番悔しかったけれど、
やっぱり舞台は楽しいから毛氈にのるだけのっといてよかった。

揃いの浴衣 =  としみつ好みの青海波。特注品 も素敵だったし。
ちえさんがおしえてくれた、舞台人が通う耳鼻科も面白かったし。

「ほほー長唄…今週末の舞台ってことは国立?杵屋さんですか?」
「はい、ん?いいえ。杵屋ですがプロではありません。素人です。趣味の長唄!」
「このまえさー、○○さんにのど痛くなっちゃったから来てっ、て言われて国立の
楽屋に駆けつけたんだけど、みんな杵屋だから部屋がわっかんないの!」
「ぎゃはー」看護師さんも一緒に爆笑。

診察では「おー、邦楽向きのいい声帯してるねーよく引き締まってるよ」と言われたので
のどの痛みも忘れてご機嫌になって帰りましたとさ。嬉

「今年はどれだけ低音がでるようになったか楽しみ」にしてくれていた達乃ちゃん、
残念な結果になってしまってごめんなさい!

そして先生はじめみなさまにも大変なご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
たくさんのフォローに心よりお礼申し上げます。

2012年夏 長唄の記録。
(長唄のお稽古はしばらく休学します〜)

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kumikumi53 at 22:03|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)長唄 

2012年06月25日

KATAGAMI Style @三菱一号館美術館

ツツジや紫陽花の植え込みに、幾度ダイブしそうになったことか。。
ようやく繁忙期をのりこえましたっ。これからサボりモードに入りま〜す(^O^)
さっそく猫の親子(お稽古場の駐車場にいた!)と戯れていたら和みました。

で、梅雨空を吹き飛ばすニュース!
みきやんがLONDONから一時帰国してお稽古場に顔をだしてくれました。
二年ぶりの再会にはじめはみんなモジモジしていたのですが、やっぱり変わらない。
その装い、そのまつ毛、そのコメント、みきやんだわー。きゃー。
絢也さんがみきやんのために用意してくださった水羊羹を私もちゃっかり頂き(笑)
夜はお江戸のお蕎麦とヱビスで乾杯しました。

帰国早々、日本のお店のサービスに驚いてしまったそう。
かつてはあたりまえだったのに、しばらく英国流に馴染んだが故の違和感に
いろいろな場面で遭遇してしまったそうです。その話題で盛り上がりました。
文化や慣習の影響力はとてつもなく大きいですよね〜。

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KATAGAMI Style @三菱一号館美術館
世界が恋した日本のデザイン − もうひとつのジャポニズム


日本の「型紙」の歴史と西欧諸国のデザインに及ぼした影響を面白い切り口で。
この型紙展で素敵な文様をたくさん見たら、どうしても浴衣が欲しくなって、藤間流の
「松葉七宝藤」を注文してしまいました。毎年増えてゆく浴衣の収納に困るので
今年は買わないぞと心に誓ったはずなのに、くじけました。。

リバティ社のファブリックも日本の型紙から発想を得たものが採用されているの
だそうですよ。キュートなお花のワンピースも欲しや。。いや、いかんいかん。