日本語ラップは素晴らしい 2

日本語ラップは素晴らしいというメルマガをやめて数年。クンダリエリアから日本語ラップは素晴らしいという②というタイトルで再始動…なのかも。

マイクアート/MIC AKIRA&NORI

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マイクアキラのファーストにがっかりきて、マイスペースにてこの曲を視聴して、いつ出るのかと待っていたらついで出た。

トラックはNORI、MCはマイクアキラ、S-NIP、K4、RIZの4人。
NORIの作るトラックといい、MCの4人といい、青臭さを感じさせるサンピンの頃の雰囲気が出ててすごく良い。
マイクアキラ以外のMCはほぼ無名なので、どんなもんだろうと思っていたけれど、声がはっきりしていて、マイクアキラより聞き易い。リリックやフロウは多少・・・って感じだけれども、その未完成なのが、この曲の良いところであり、サンピンを連想させる曲なのかも。

YOU/SMRYTRPS

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名前が変更になってからずいぶん経つサムライトループス。
メジャーになってから出したシングルで、メジャーの空気が全くせず、別の意味で「異質だなぁ」と薄々感じてはいたけど、その謎が解けた気がする。

サムライのブログでのタカツキによると、「ことばのおんがく」と「パレット」の間にちょこちょこ作ったものの、そのままお蔵入りの音源だったらしい。
それを聞くと、「あぁなるほど」と納得できる雰囲気の曲。


トラック自体は、BEAT奉行によるプロデュースで、レコードのノイズで始まり、レコードのノイズで終わり、癒し系のトラックを展開。アナログ大好き人間にとっては、レコードの針を落とした時のノイズでやられてしまう。
MCは、Y.O.G、タカツキ、ZOE、ZOM、そしてSEMMYが参加。サムライ好きなら、SEMMYが参加している重要性がよくわかるかと。
リリックの内容は、「YOU」というタイトルだけあって、ラブソング全開なのかと思いきや、「結局は一人なのよー」っていう内容。意外とさびしいリリックなんです。


サムライ好きは是非とも、右のジャケットを買っていただきたい。

流儀/DOHZI-T&DJ BASS

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トラックプロデュースは、DJ BASS。
DJ BASSの作るトラックは、毎回暗めなものが多く、今回紹介する曲も、やっぱり暗い・・・ しかし今回は、それが功を成した。と個人的には思っています。
マイクを、DOHZI-T、ZEEBRA、MUMMY-Dの3人で回していく3人の「流儀」のリリックは、当時のそれぞれの現状に噛みつくきわどい言葉。それが、低音の効いたDJ BASSのトラックと上手く絡み合う。


ラブソングばかり歌っている、「童子T」ファンには全く受け付けないであろう1曲。



「言葉とたわむれるライム遊戯 止まらないDOHZI-Tの流儀」



今の童子Tに聴かせてやりたい。

OVER THE BORDER/CHATER SHATER

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初めて彼らの音源を聞いたのは、モラルコロシアムというMIXTAPE。
最近、上のジャケットのCDを買って、彼らの名前が入っていたので、思わずテープを引っ張り出してきて聞いてしまった。
今回紹介するのは、モラルコロシアムに収録されている原曲の方。

とにかく、電子音をばりばりに多用しているトラックなので、サンプリング重視の人には嫌いな部類の曲になってしまうかもしれない。でもちょっとだけ彼らの声に耳を傾けて欲しい。すごく跳ねている姿が容易に想像できてしまうくらいに、盛り上がりが半端無くて、聞き終わる頃には

「オーバーザーボォーダァー」

なんて叫んでいる自分がいる。
リリックは抜きにしてもらって、彼らのテンションはすごく面白い。


このブログを見ている人で、モラルコロシアムのMIXTAPEを持っている人はどのくらい居るんだろう。チャッターシャッター目当てに是非掘って欲しいMIXTAPEです。

内外/降神

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降神のファーストアルバムからの1曲。
CDR盤とリマスターしたCD盤と2種類ありますが、自分が持っているのは、後者の通常CD盤です。

ファーストアルバムの16曲もある中から、なぜこの曲を選んだのか。
理由はたった一つしかない!

「志人がリリックが好きだから」

これに尽きます。
もう世の中をぶった切る内容に、全てのリリックを書きたくなるくらい。でも書いちゃうとリリック起こしのブログになってしまうので、やめましょう。タイピングしすぎで手とか目も疲れちゃうから。
目でリリックを見るよりも、今すぐCD屋に行って、CDを買い、志人の流れる様に平然と毒を吐くリリックを聴きましょう。


ちなみに、トラックプロデュースは、CHOIBAという人物。テンプルアーツHPに名前が載っていないので、テンプルアーツ関係じゃないっていうのはあきらか。気になる人は調べてみてください。


Si-rutu``D``Screw/ASAYAKE PRODUCTION

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今回はMC無しの、インスト曲の紹介。

前回紹介した、アルバム「ASAYAKE BREAKSⅡ」と同じアルバムに収録されていて、これがまた良い仕事してるなぁと思わせる1曲。


程より早さのBPM。繰り返されるピアノループだけのシンプルな構造のトラックだけど、シンプルだからこそ何度もプレイヤーの再生ボタンを押してしまう。7インチでも出ているので、日本語ラップ好きは7インチ盤での購入をお勧めします。


「ジャジーヒップホップなんてもう終わったぜ!」なーんて思ってる人にこそ聞いて欲しいですね。

A.B.C/ASAYAKE PRODUCTION

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PCがちょっと調子ダメダメでネット環境がダメダメだったり、仕事が忙しかったりで大分放置気味だったけど再開。

「ASAYAKE BREAKS Ⅱ」からの1曲。
CD自体に曲のプロデュースクレジットが書いていなので、分かりませぬが、3人で頑張って制作したんでしょ。たぶん。ちなみに、アサヤケは「WARA」 「ASHIDA」 「N.HASEGAWA」の以上3人。
アサヤケプロダクションと聞くと「飛び跳ねるジャジーなビートだぜ!」って思う人が大半だと思いますが、この曲は大人なジャズなんて眼中にないくらいに、アゲアゲなPOPぽい曲調がウリのトラック。
MCは、今では解散(休止?)してしまった懐かしきトリカブトの、バラケッタ、SHINOの2人が参加しているのにびっくり。アサヤケのCDだからと、フックでアサヤケプロダクションを持ちあげつつ、これといった遠慮も無くトリカブト時代をそのまま真空パックに詰めて、今まで保存しておいて、さっき開封したかの様な声や、フロウという、トリカブト時代が好きだった人にとっては、アサヤケのビートで跳ねまくる2人が懐かしく思えるんじゃないでしょうか。

土俵は違えど、アサヤケビートで、あのままの雰囲気を今にそのまま持ってこれる2人がとてもうらやましく思えてくる1曲です。



L★P/LARGE PROHITS

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トラックプロデュースは、LARGE PROHITSのメンバーでもある、KG-K作製によるもの。
多く人が、子供の頃に歌ったであろう「きらきら星」を大胆にサンプリングしていて、聴いた瞬間に分かった人も多いじゃないでしょうか。
大胆にサンプリングしているだけあって、特にこれといったひねりを加えた感じが無いもの否めないので、こっそりとサンプリングを楽しむリスナーには、味気が無く感じるかもしれませんが、それを踏まえても、有名どころをサンプリングすると、自然と期待が高まってしまうのは何故なんでしょうかね。
MC陣は、同メンバーのK-ONEとAGRI-8の2人によるマイクで展開していきます。
約3分という短さの中に、「空にきらきら輝く星になってやる」という2人の意気込みがひしひしと感じられ、フックの部分では、きらきら星の歌詞の一部を変えて、あたかもLPオリジナルの曲の様にするあたりがにくい演出だなぁと思います。


聴いた当初は、「サンプリング大胆すぎるでしょー」なんて思って、そんなに聴いていなかったのですが、最近になってまた聴き始め、良さを再発見できました。

DAYONE/EAST END

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この曲の収録されているアルバムを見たときに、「なんで今更DAYONE(だよね)を入れるの!?」と疑問に思ったのが懐かしいです。
よく見ればそのまま繋げてるので、DAYONE(デイワン)なんですけど・・・イーストエンドが好きな自分にとっては、「DA.YO.NEを録り直したのが入ってる!これは買わねば!」なんて思ってました。


そんな前振りは程々にしておいて、肝心の曲です。
EAST ENDのトラックといえば、ROCK-Tee&YOGGYの2人。今回は、キーボードの華麗な音色が耳に残るトラックで、トラックリストを見る限りでは、キーボード自体をサンプリングではなく、実際に弾いて一つのトラックにしている感じですね。程良い早さのBPMとキーボードの音色が聴いていて気持ちが良いです。
そして、MCは客演無しのGAKU-MC一人で過去を振り返る内容を展開。決して、はっきりとは表さないリリックですが、あいまいな表現の中に、

「イーストエンドがブレイクした時の多忙」
「解散後のメンバー3人の気持ち」
「再結成した気持ち」

の3部構成で纏めるGAKU-MCのリリックは、過去を振り返る曲は数あれど、どの曲よりも一層想像力を働かせて、「あの頃はこんな気持ちだったのかな?」という風に、アーティストの気持ちをイメージできる素晴らしいリリックだと思います。


最後に、曲自体は5分半程で終わってしまうんですが、最後の7分44秒のところで

「ありがとうー」

という声が入ってます。
人によってさまざまな解釈だと思うんですが、自分はこの曲としての「ありがとう」だと思ってます。アルバムを最後まで聴いてくれてありがとうって意味もあると思うんですが、この曲のリリックを聴いていると、なんかこの曲の「ありがとうー」がしっくりくるんですよね。

四季REMIX/COPPU

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仕事で疲れた時は、女性の声で癒されるということで、今回はCOPPU。
女性ラッパーは、フィメールラッパーという括りでまとめられ、フロウが一色端になりがちな傾向ですが、数多くのフィメールラッパーというカテゴリーに属することなく、自分のスタイルが確立されている良い曲だなぁと思います。


トラック制作は、偏見ジローという人物。
CD自体がEI-ONEが創ったレーベルからリリースしていたはずなので、EI-ONE周辺と関係のある人物なのかな?とぼんやり思って聴いていると、イメージが浮かんでくるのは秋の夕陽。1日の終わりの夕暮れ。そんな感じを連想させる音です。
そして、肝心のCOPPUのリリックですが、とてもリリックの内容が女性らしい内容です。男性ラッパーだとまずこんなリリックは書かないだろうなぁという感じ。女性なりの言葉の選び方と言い回しが、男の視点から見るとすごく新鮮で、

「1年の間で色々失敗や挫折はあるけど、頑張ろうよ」

という、COPPU自身の経験も元になってそうなリリックの内容で、聴いていて前向きになれます。


四季REMIXということですが、実は原曲を聴いたことがない・・・すでに自主(CDR)で出していたんだろうか?原曲があれば聴いてみたいです。
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