2009年02月25日
テスト版(Ver5.64b)での機能説明/ワークデータの利用方法
TARGET frontier JV Ver5.64b(テスト版)で追加された機能について説明します。テスト版は、利用上の条件等がありますので、必ず上記のリンク先をご覧の上、内容を確認してからご利用ください。
追加された機能ですが、今回はワークデータについて解説いたします。すでにレース検索には同機能がありますが、詳細な機能の解説はしていませんでしたので、今回は馬データ検索への同機能の追加ということで、あわせて解説いたします。今回追加したワークデータに関する機能と、それに関連する機能は以下の通りです。
【馬データ検索】
・ワークデータ項目の追加(検索も対応)
・ワークデータへのコメント等の各項目の読み込みが可能
・ワークデータからコメントへのコピーが可能
・ワークデータに置換機能
・馬名リスト読み込み時に、同行のワークデータへの読み込みが可能
・メインメニューからワークデータ付きファイルの読み込み
【出馬表分析】
・選択馬を馬データ検索に送ったときにレース情報等をワークに転送
【戦歴・レース検索】
・ワークデータに置換機能
・ワークデータにレース名の読み込み
・馬別集計を馬データ検索に送ったときに順位・条件等をワークデータに転送
◆ワークデータとは
まず、ワークデータとは何かということですが、これは、その画面を開いたときにだけ有効な文字列の項目です。項目としてはコメントのようなものだと思ってください。その項目は、その画面を開いているときにのみ有効で、閉じると消えてしまいます。どのような用途があるかと言うと、外部のファイルから何かコメントのようなものをワークデータ内に読み込んで、内容を確認してから、例えば馬コメントとして一括して設定たり、あるいは結果コメントにしたり、データによっては馬印として一括して設定することも可能です。また、読み込むものは、ファイルだけではなく、設定済みのコメントも読み込めますし、また、馬印、レース印、チェック馬マーク、馬名の意味由来、レース名、ラップタイム等、いろいろとあります。また、ワークデータについては、置換機能(正規表現も使えます)も利用できますので、例えば、馬コメントをワークデータに読み込んで内容の一部を置換して、また馬コメントに戻すというようなこともできます。その他にも、画面によって様々な利用方法があります。
現在ワークデータ項目があるのは、今回追加した馬データ検索と、それから既に設定済みのレース検索です。馬データ検索ではひとつですが、レース検索には2つのワークデータがあります。
ワークデータは、通常はユーザー設定可能な項目としてのみ存在しますので、★タブ内で項目を設定しないと画面には表示されませんので、利用する場合には、あらかじめ項目を設定して下さい。項目をダブルクリックすると、コメントと同様に内容を編集できます。その他のワークデータに関する機能は、通常はメニューのファイル(F)や編集(E)、マーク(M)内にあります。また馬データ検索では、検索機能の対象にすることもできます。
◆ワークデータへのデータの取り込み
まず、レース検索での一番簡単なデータの取り込み方法は、メニューのファイル内にあるワークデータへのデータの読み込みです。これを利用すれば、レースのラップタイムや、短縮ではないフルのレース名、英字のレース名等、項目として存在しないデータをワークデータ内に読み込むことが出来ます。ます、レース検索では、ワークデータ別の集計機能もありますので、内容によっては、それで集計することもできます。もちろん画面イメージでの出力も可能です。
これと基本的には同様ですが、編集メニュー内には、ワークデータへコピーするというコメント等からワークデータに転送する機能があります。それぞれの画面内のコメントや印、馬データ検索では馬名の意味由来の内容をコピーすることも可能です。また、入力した文字列をワークデータに一括して設定するということも可能です。これらのコピー機能の場合には、ワークデータに既存のデータがある場合には、上書きだけでなく、前後への追加やスキップの指定が可能で、複数のコメント等のデータを合成するというような使い方も可能です。
これ以外でも、レース検索では、レースID+データという仕様のCSV形式のファイルがあれば、そのファイルを読み込ませることで、ワークデータとして内容を読み込めますし、また、メインメニューからは、そのファイル自体からレース検索を開くこともできます。つまり、「レースID+何かのデータ」というファイルがあれば、それをレース検索画面でレース情報とともに一覧できるということです。
また、馬データ検索では、より緩い条件でワークデータにデータを取り込むことが出来ます。レース検索ではレースIDというコードが必要でしたが、馬データ検索では馬名で判別可能ですので、データとしては「馬名+何かのデータ」という形式で構いません。これはそもそもターゲット内で利用可能な馬名リストでも同様で、このバージョンからは、馬名リストを読み込ませると、そのファイル内の馬名がある行の内容を自動的にワークデータに取り込めます。つまり、一般的なリストのような形式で、馬名と何か馬名以外の内容がある行が複数あれば、そのファイルを読み込ませたり、あるいはクリップボードに取り込んでから馬データ検索でCtrl+Vを押せば、そこに書かれていた馬名がデータとして読み込まれ、なおかつワークデータにその馬名の行が読み込まれます。ワークデータに読み込まれる内容は、馬データ検索のメニューのファイルで以下の5つから選択できます。
・ワークデータに何も読み込まない
・馬名の後ろの文字列をワークデータに読み込む
・馬名のあった行の全てをワークデータに読み込む
・馬名のあった行の馬名以外をワークデータに読み込む
・CSV形式として、馬名の次のデータをワークデータに読み込む
馬データ検索の場合には、馬名の代わりに血統登録番号でも読み込み可能です。また、こちらもメインメニューから、ファイルから読み込ませてデータと合わせて画面を開くことも可能です。
その他としては、例えば、レース検索の馬別の集計画面を開いて、馬データ検索で一覧のボタンを押すと、集計でピックアップされた馬を馬データ検索で一覧することができますが、その集計での順位等のデータはわからなくなります。ですが、このバージョンからは、その集計時の条件と順位がワークデータ内に生成されます。また、馬データ検索ではワークデータの内容でソートすることもできますので、いつでも馬データ検索内でも順位順に並べることが可能になります。同様の機能としては、出馬表分析では、選択馬を馬データ検索で一覧する機能がありますが、こちらも同様に、その出馬表のレースの条件等からワークデータ内に転送されますので、転送後もどのレースに出走するのか等が簡単にわかります。
まとめると、以上で紹介した主なワークデータへのデータの取り込み方法は、以下の通りです。
・画面内の項目に無い他の競馬データの読み込み
・画面内の項目としてあるコメントや印等の個人データ等からのコピー
・入力した文字列からの一括設定
・外部ファイル等からの読み込み
・他の画面のデータからの読み込み
◆データ取り込み後のワークデータの利用方法
読み込んだワークデータは、画面を閉じると消えてしまいますので、基本的にはその画面が開いている間に利用する必要があります。
また、ワークデータの内容をコメント等の個人データに一括して設定することも可能で、こちらであれば、内容はそのコメントとして保持されます。また、レース検索では、馬印としても設定可能で、この場合には、先頭から全角で1文字あるいは半角で2文字がデータとして設定されます。
また、双方の画面に共通な機能としては、置換機能があります。読み込んだデータの内容を置換機能を利用して、一括して変更することができます。この場合、正規表現の利用も可能です。データを読み込み、置換して変更し、そのデータをコメント等に設定するということもできます。もちろん、置換以外にも、個々に直接編集するこもできますし、また、一括設定機能には前後に付加する機能もありますので、こちらでもデータの加工は可能です。
画面イメージ形式の出力も可能ですから、何かのリストを作成したり、レースIDや馬名(血統登録番号)と合わせて出力して、また別の読み込み用のリストを作成するということも可能です。
他には、レース検索では、集計項目としても利用可能です。文字列として集計するか、あるいは順位(数値)として扱って集計することもできます。こちらはイメージ的には外部指数の順位と同じです。
レース検索では、マーク機能として、ワークデータ内を検索してデータをマークすることができます。文字列による単純な検索の他に、ワークデータの1と2を比較してのマークも可能です。また、馬データ検索では、検索機能内で、ワークデータ内の検索が可能です。
ワークデータの利用方法としては、何等かの方法でデータを読み込み、それを直接集計したり出力するという単純な用途や、読み込んだデータを置換や結合で加工してから、コメント等の個人データに書き出したり、読み込んだデータをマークや検索機能で取捨してから書き出すということも可能です。
基本的には、外部のデータと内部のデータを合わせて読み込む機能と、それをまた内部や外部へ出力する機能の中継地点としての役割を持ちます。これがありませんと、外部と内部のそれぞれのソース数の組合せの総数分の機能が必要となり、とても煩雑になってしまいます。この状態であれば、例えばあるデータを読み込む機能を追加する場合でも、ワークデータに取り込む機能さえ追加すれば、あとは既存のワークデータの機能として、コメントや印への書き出し、集計、マークや検索、置換等、さまざまな機能がその時点で利用可能になり、新しい機能が効率的に追加できるようになります。
追加された機能ですが、今回はワークデータについて解説いたします。すでにレース検索には同機能がありますが、詳細な機能の解説はしていませんでしたので、今回は馬データ検索への同機能の追加ということで、あわせて解説いたします。今回追加したワークデータに関する機能と、それに関連する機能は以下の通りです。
【馬データ検索】
・ワークデータ項目の追加(検索も対応)
・ワークデータへのコメント等の各項目の読み込みが可能
・ワークデータからコメントへのコピーが可能
・ワークデータに置換機能
・馬名リスト読み込み時に、同行のワークデータへの読み込みが可能
・メインメニューからワークデータ付きファイルの読み込み
【出馬表分析】
・選択馬を馬データ検索に送ったときにレース情報等をワークに転送
【戦歴・レース検索】
・ワークデータに置換機能
・ワークデータにレース名の読み込み
・馬別集計を馬データ検索に送ったときに順位・条件等をワークデータに転送
◆ワークデータとは
まず、ワークデータとは何かということですが、これは、その画面を開いたときにだけ有効な文字列の項目です。項目としてはコメントのようなものだと思ってください。その項目は、その画面を開いているときにのみ有効で、閉じると消えてしまいます。どのような用途があるかと言うと、外部のファイルから何かコメントのようなものをワークデータ内に読み込んで、内容を確認してから、例えば馬コメントとして一括して設定たり、あるいは結果コメントにしたり、データによっては馬印として一括して設定することも可能です。また、読み込むものは、ファイルだけではなく、設定済みのコメントも読み込めますし、また、馬印、レース印、チェック馬マーク、馬名の意味由来、レース名、ラップタイム等、いろいろとあります。また、ワークデータについては、置換機能(正規表現も使えます)も利用できますので、例えば、馬コメントをワークデータに読み込んで内容の一部を置換して、また馬コメントに戻すというようなこともできます。その他にも、画面によって様々な利用方法があります。
現在ワークデータ項目があるのは、今回追加した馬データ検索と、それから既に設定済みのレース検索です。馬データ検索ではひとつですが、レース検索には2つのワークデータがあります。
ワークデータは、通常はユーザー設定可能な項目としてのみ存在しますので、★タブ内で項目を設定しないと画面には表示されませんので、利用する場合には、あらかじめ項目を設定して下さい。項目をダブルクリックすると、コメントと同様に内容を編集できます。その他のワークデータに関する機能は、通常はメニューのファイル(F)や編集(E)、マーク(M)内にあります。また馬データ検索では、検索機能の対象にすることもできます。
◆ワークデータへのデータの取り込み
まず、レース検索での一番簡単なデータの取り込み方法は、メニューのファイル内にあるワークデータへのデータの読み込みです。これを利用すれば、レースのラップタイムや、短縮ではないフルのレース名、英字のレース名等、項目として存在しないデータをワークデータ内に読み込むことが出来ます。ます、レース検索では、ワークデータ別の集計機能もありますので、内容によっては、それで集計することもできます。もちろん画面イメージでの出力も可能です。
これと基本的には同様ですが、編集メニュー内には、ワークデータへコピーするというコメント等からワークデータに転送する機能があります。それぞれの画面内のコメントや印、馬データ検索では馬名の意味由来の内容をコピーすることも可能です。また、入力した文字列をワークデータに一括して設定するということも可能です。これらのコピー機能の場合には、ワークデータに既存のデータがある場合には、上書きだけでなく、前後への追加やスキップの指定が可能で、複数のコメント等のデータを合成するというような使い方も可能です。
これ以外でも、レース検索では、レースID+データという仕様のCSV形式のファイルがあれば、そのファイルを読み込ませることで、ワークデータとして内容を読み込めますし、また、メインメニューからは、そのファイル自体からレース検索を開くこともできます。つまり、「レースID+何かのデータ」というファイルがあれば、それをレース検索画面でレース情報とともに一覧できるということです。
また、馬データ検索では、より緩い条件でワークデータにデータを取り込むことが出来ます。レース検索ではレースIDというコードが必要でしたが、馬データ検索では馬名で判別可能ですので、データとしては「馬名+何かのデータ」という形式で構いません。これはそもそもターゲット内で利用可能な馬名リストでも同様で、このバージョンからは、馬名リストを読み込ませると、そのファイル内の馬名がある行の内容を自動的にワークデータに取り込めます。つまり、一般的なリストのような形式で、馬名と何か馬名以外の内容がある行が複数あれば、そのファイルを読み込ませたり、あるいはクリップボードに取り込んでから馬データ検索でCtrl+Vを押せば、そこに書かれていた馬名がデータとして読み込まれ、なおかつワークデータにその馬名の行が読み込まれます。ワークデータに読み込まれる内容は、馬データ検索のメニューのファイルで以下の5つから選択できます。
・ワークデータに何も読み込まない
・馬名の後ろの文字列をワークデータに読み込む
・馬名のあった行の全てをワークデータに読み込む
・馬名のあった行の馬名以外をワークデータに読み込む
・CSV形式として、馬名の次のデータをワークデータに読み込む
馬データ検索の場合には、馬名の代わりに血統登録番号でも読み込み可能です。また、こちらもメインメニューから、ファイルから読み込ませてデータと合わせて画面を開くことも可能です。
その他としては、例えば、レース検索の馬別の集計画面を開いて、馬データ検索で一覧のボタンを押すと、集計でピックアップされた馬を馬データ検索で一覧することができますが、その集計での順位等のデータはわからなくなります。ですが、このバージョンからは、その集計時の条件と順位がワークデータ内に生成されます。また、馬データ検索ではワークデータの内容でソートすることもできますので、いつでも馬データ検索内でも順位順に並べることが可能になります。同様の機能としては、出馬表分析では、選択馬を馬データ検索で一覧する機能がありますが、こちらも同様に、その出馬表のレースの条件等からワークデータ内に転送されますので、転送後もどのレースに出走するのか等が簡単にわかります。
まとめると、以上で紹介した主なワークデータへのデータの取り込み方法は、以下の通りです。
・画面内の項目に無い他の競馬データの読み込み
・画面内の項目としてあるコメントや印等の個人データ等からのコピー
・入力した文字列からの一括設定
・外部ファイル等からの読み込み
・他の画面のデータからの読み込み
◆データ取り込み後のワークデータの利用方法
読み込んだワークデータは、画面を閉じると消えてしまいますので、基本的にはその画面が開いている間に利用する必要があります。
また、ワークデータの内容をコメント等の個人データに一括して設定することも可能で、こちらであれば、内容はそのコメントとして保持されます。また、レース検索では、馬印としても設定可能で、この場合には、先頭から全角で1文字あるいは半角で2文字がデータとして設定されます。
また、双方の画面に共通な機能としては、置換機能があります。読み込んだデータの内容を置換機能を利用して、一括して変更することができます。この場合、正規表現の利用も可能です。データを読み込み、置換して変更し、そのデータをコメント等に設定するということもできます。もちろん、置換以外にも、個々に直接編集するこもできますし、また、一括設定機能には前後に付加する機能もありますので、こちらでもデータの加工は可能です。
画面イメージ形式の出力も可能ですから、何かのリストを作成したり、レースIDや馬名(血統登録番号)と合わせて出力して、また別の読み込み用のリストを作成するということも可能です。
他には、レース検索では、集計項目としても利用可能です。文字列として集計するか、あるいは順位(数値)として扱って集計することもできます。こちらはイメージ的には外部指数の順位と同じです。
レース検索では、マーク機能として、ワークデータ内を検索してデータをマークすることができます。文字列による単純な検索の他に、ワークデータの1と2を比較してのマークも可能です。また、馬データ検索では、検索機能内で、ワークデータ内の検索が可能です。
ワークデータの利用方法としては、何等かの方法でデータを読み込み、それを直接集計したり出力するという単純な用途や、読み込んだデータを置換や結合で加工してから、コメント等の個人データに書き出したり、読み込んだデータをマークや検索機能で取捨してから書き出すということも可能です。
基本的には、外部のデータと内部のデータを合わせて読み込む機能と、それをまた内部や外部へ出力する機能の中継地点としての役割を持ちます。これがありませんと、外部と内部のそれぞれのソース数の組合せの総数分の機能が必要となり、とても煩雑になってしまいます。この状態であれば、例えばあるデータを読み込む機能を追加する場合でも、ワークデータに取り込む機能さえ追加すれば、あとは既存のワークデータの機能として、コメントや印への書き出し、集計、マークや検索、置換等、さまざまな機能がその時点で利用可能になり、新しい機能が効率的に追加できるようになります。
Posted by kunezaki at 19:53│TrackBack(0)