2008年06月30日

「3連単」の全レース発売

 7/19〜9/7までの夏開催(JRAサマーステージ)期間中は、3連単の全レース発売を行なうそうです。普通ならマスコミへの事前のリークがありそうなものですが、何かいきなりでしたので、少々ビックリです。

 さて、ターゲット及びBET Masterへの影響については、まだ詳細な確認はしていませんが、元々プログラム的には3連単の発売レースを限定はしていませんでしたので、どちらもそのまま問題なく動作するかと思います。ですが、IPAT関係については何か変更される可能性もありますので、そちらへの影響は発売日当日になってみないとわかりません。

 個人的には、少頭数レースでこその3連単というのは以前からの要望でしたが、ひとつ気になるのは、やはりローカル開催ですので、午前中のレース等での無投票目ですね。無投票目が発生したことはこれまでにもありましたが、発生率が上がれば、場合によっては特払いの発生の可能性もあります。現在の特払いのシステムそのものについては特に意見があるわけではありませんが、もし発生すると、これがプログラムに与える影響はかなりあると思われますので、今からでも徐々に検証し始めないとなら無いかもしれません。

 あとは、過去のデータを分析する場合にも、特定期間の全レース3連単発売というのは、若干の障害になるかもしれません。まあこちらは無視すれば良いだけかもしれませんが。

 と、いろいろと不安はありつつも、現状ではいろいろと期待の方が大きいかもしれません。
  

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2007年06月15日

例年とちょっと違う夏競馬

 さて、夏競馬です。新しい世代のレースも始まりますが、まあ、この時期の予想はなんと言っても降級馬ですね。あとは条件ごとに3歳馬の扱いに注意して、細かい部分は、まあ毎年のように書いてますのでここでは省略させて下さい。

 ただ、例年と比較して、今年、明らかに違う点は、騎手のリーディングでしょうか。それから、サンデーサイレンス産駒の減少もですね。この2つはもちろんそのまま予想に直結する内容でもありますが、もっと重要な意味は、これまでレースを作ってきた主役が替わろうとしているということかもしれません。主役が替わることで、全体の流れやバランスも変化するはずですので、結果的に大きな変化になっている可能性もあります。騎手も種牡馬も長期政権だっただけに、この変化に慣れるには少々時間がかかるのかもしれません。
  
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2007年03月10日

対応が優先されるルール変更

 今週は平場の1600万下が組まれていまして、平場ということで見習い騎手の減量が有効ですので、いきなり新人騎手が乗ってきていたりして、こちらも面白そうなのですが、それより今週はいくつか頭の痛くなりそうなニュースがありましたね。

 まずは控除率の引き下げの件ですが、もちろん馬券を買っている立場としては、これは大歓迎で嬉しい限りなのですが、プログラム的な問題も含め、移行後の過去のデータの扱いがかなり大変になりそうです。回収値等の意味が変わるわけですから、それをどうするかでまた悩まないとなりません。特に最悪のケースとして、こまめに変更されてしまうことですね。できれば、段階的に変更せずにスパッと一発で行なっていただければと思います。

 あとは、国際パート1入りのためにグレードの「G」が使えなくなるとかなんとかという話ですが、こちらも単純に「G」の表記が変わるだけであれば特に問題はありませんが、国際G1と区別するために、また別のクラスやカテゴリができたりしますと、過去のデータの扱い方が微妙になりますので、こちらも何等かの対応が必要になりそうです。もちろん、データを分析する場合も同様に過去のデータが利用できなくなる可能性がありますので、影響は大きいかもしれません。何とか互換性の高い仕様にして欲しいところです。

 これらを含め、Vistaへの対応や、秋の開催9日目の発生、ルールやプラットフォーム、仕様等の変更は優先して対応する必要がありますので、しばらくは機能追加以外の対応に時間が取られそうです。
  
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2007年02月18日

1600万下追加

 また1600万下が追加されるようですが、「一般レース」ということで特別ではなく平場ということのようです。平場の1600万下ですが。まあ以前は平場のオープン競走もありましたが、平場の1600万下ですか、多分大きな問題は無いと思いますが、何か影響を受けているところがあるかもしれませんので、事前に検証してみます。

 これで春の1600万下は13鞍追加ですね。先日書いた昇級ルールの変更によるものかと思いますが。ただ、同じ1600万下でも芝の中長距離のレースはフルゲートにならないことも多いので、バランスの問題ですね。基本的にはレース体系の問題かと思いますが、現状だと頂点が芝の中長距離の体系ですので、本来であれば、条件戦でもそれに対する賞金的な傾斜を付けた方がスムーズに行くわけですが、現状では2000m以上でちょっと追加されるだけで、あまりそうはなっておらず、距離別の体系を整備した結果、むしろ適性を見極めやすいと思われる短距離に調教師・馬主・生産者のウエイトがかかっているような印象です。この平場の1600万下も特別と比較すると賞金はかなり安いようなので、それもバランスを意識したものかもしれません。今回は緊急避難的な措置かもしれませんが、場合によっては、今後は平場の1600万下が最初から組まれるかもしれません。
  
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2006年12月01日

ニュー阪神

 さて、今週はG1というよりも、外回りコースのあるニュー阪神が注目ですね。京都から阪神への開催替りは以前はかなり好きなパターンでしたが、この改修でどう変わるか、個人的には非常に気になるところです。ただ、ダートコース及び芝の内回りコースは基本的にはほとんど変更されておらず、レコードもそのままということらしいので、こちらについては、とりあえず従来通りで行こうかと思います。問題は外回りコースですが、こちらは、過去の東京や新潟出直線が伸びたときのパターンからすれば、スローで上り勝負という感じになりやすいという傾向がありますね。ただ、これは騎手の心理によるものが大きいと思いますので、WSJSについては、また別の話かもしれません。と思いましたが、外回りは1戦だけですか。

 それから、ターゲットの外回りコースへの対応ですが、こちらは、Ver5.43bから対応していますので、それ以降のバージョンを利用すれば、内外の表示だけでなく、集計や検索でも内外別々に扱われます。
  
Posted by kunezaki at 00:50TrackBack(0)

2006年06月06日

夏競馬に向けて

 さて、春競馬もあと1週、そして春のG1もあとは宝塚記念を残すのみですが、その春競馬から夏競馬への移行に関して、今年はいろいろとあります。

 POGでは、もういろいろなところで書かれていると思いますが、サンデーサイレンス産駒がいない世代が登場することになります。2歳・3歳限定戦や新馬戦にも強く、勝ち馬の多数を占めていたわけで、それが抜けた穴をどの種牡馬が埋めるのかが大変注目されます。これはPOGだけでなく、今後の予想にも影響が出てきますね。もちろん、古馬にはまだ多数のサンデーサイレンス産駒の活躍馬もいますので、全体から見れば、大きな影響はすぐには出ないかと思いますが、徐々に抜けることで、その影響は次第に出てくると思います。

 次はクラス移動ですね。先日も少し書きましたが、夏競馬から、クラス移動の元になる収得賞金額の計算方法が多少変更されます。この変更の意図は、レースに勝った場合は必ず昇級するというわかりやすいシステムを作るためとのことで、変更内容自体は大きくは無いのですが、それが与える影響は大きく、今後とても大きな変化が予想されます。ただ、変化は徐々に来ますので、簡単には表面化しないかもしれません。

 また、この部分でのターゲット内の変更も結構厄介でして、すでに対応は完了しているのですが、地方競馬等の勝ち上がりのケースもあり、実際のデータで多数のケースを確認しないと、もしかしたら見逃しているものがあるかもしれません。ただ、ターゲット内での収得賞金額の扱いはそれほど大きなものではなく、末端のデータですので、問題があったとしても、プログラム全体に与える影響はほとんどありませんのでご安心ください。基本的には、過去のレースにさかのぼった場合に、逆算で正確な金額を表示できるかどうかというだけの問題です。

 他には、競馬本体とは直接関係ありませんが、Data Labのデータで、各馬のデータとして、在厩しているかどうかというフラグが設定されるようになります。これは、その馬がJRAの施設内にいるかどうかがわかるというフラグです。まあ、細かいことはいろいろとあるようですが、例えば、POGであれば、入厩したということがわかるわけでして、いろいろと用途があるのかもしれません。現在、このデータをターゲット内でどのように対応するか最終的に検討中ですが、問題なければ対応版を近々公開いたします。
  
Posted by kunezaki at 23:42TrackBack(1)

2006年04月05日

POG

 ここのところ、5月に発売の予定の「競馬最強の法則DIGITAL」の次の号の原稿の締切で、原稿を書いていたんですが、ようやく終りました。5月というと、もう次の2歳馬のPOGがスタートする季節でして、この時期に出る本はのそのネタが多くなるわけですが、私も今回はPOGについて書いてみました。というのも、次の2歳馬から完全にサンデーサイレンス産駒がいなくなります。もちろん、ディープインパクトをはじめ、古馬にはまだまだ残りますので、競馬全体からすれば、サンデーサイレンスの影響はあと数年は残りますが、世代が完全に分離されているPOGでは、一足先に完全にサンデーサイレンス産駒のいない世界がスタートするわけです。単にPOGということだけでなく、通常の予想においても、将来の血統的な傾向を予測するために、この世代でどのような系統の馬が活躍するのかというのは大変興味が湧くところです。

 実は、その原稿でも少し触れていますが、一番最初のMS-DOS版のターゲットの開発動機は大きく分けて2つありまして、ひとつは指数計算の自動化ですが、もうひとつは、このPOGの集計を自動化するというものでした。ですから、ターゲットは開発当初からPOGを大いに意識して作られてきていますし、その後の開発でも、血統関係を含め、POGは今でも意識して開発しています。まあ、今となっては、MS-DOS版の当時を知っている人はほとんどいないかもしれませんが、個人的には今のTARGET frontier JVはまだまだMS-DOS版に及んでいないと思っていたりもします。もちろん機能では優っていますが、完成度という意味でですね。MS-DOS版は全てアセンブラで開発されていましたので、これを超えるのはかなり難しいかもしれません。まだまだ精進が必要のようです。

 集計機能が欲しいということは、もちろん当時からPOGに参加していたわけですが、1990年代初めの当時は、当然のことですが、サンデーサイレンス産駒はいないわけで、昨今のPOGとは全く様相が違っています。実は、その後、サンデーサイレンス産駒が次々と登場して、POG対象期間中の多くの重賞を勝って行くようになると、以前からPOGをしていた私のような人にとっては、逆にPOGの馬の選択が、サンデー産駒のくじ引きのようになってしまって、面白みが半減してしまっていたわけです。それ以前は、まだまだ情報もデータも少ない中、手作業でデータを集計しては馬を選択していたわけで、もちろん今のように評判馬や話題の良血馬といえる馬も毎年いましたが、その大半は期待を裏切っていましたので、そういう馬はむしろ選びませんでしたね。逆に全く評判にならないような馬が活躍することも多く、POGの難しさを実感していました。サンデーサイレンス登場以降のPOGはまさに逆で、評判馬や良血馬の中から活躍馬が出る可能性が高くなっていまして、馬を選ぶという面白さが減ってしまっていました。そのために、近年はPOG自体にも参加していませんでした。

 ということで、今年からはそのサンデーサイレンス産駒がいなくなりますので、POGの中身が大きく変わることは間違いありません。ただ、父サンデーサイレンスという馬は消えますが、血統表の中にはサンデーサイレンスの血は大量に残りますので、以前の選択が難しい状態にすぐに戻るなんてことも無いかと思います。今後の傾向の推測というか、考え方やデータをその原稿の方に書きましたので、興味のある方は御覧下さい。

 ということで、こちらが終りましたので、TARGET frontier JVのバージョンアップの方を来週中に行なう予定です。前回少し機能を紹介しましたが、あれからまたいくつか追加していますので、その紹介はそのときにでも。まあ、大きなところでは、外部指数を出馬表に表示するようにしたことくらいです。
  
Posted by kunezaki at 20:52TrackBack(0)

2006年01月29日

無投票目

 去年のこの時期、小倉のレースで3連単の無投票目が発生しましたので、今年もあるかと期待してチェックしていたのですが、先週は開催中止で土曜日が2場になってしまったせいもあってか発生せず。で、今週はというと、今のところはどうも発生する気配は無さそうですね。一応先週は3票というのがありましたので、可能性は無いとは言い切れないというくらいでしょうか。

 無投票目というのは、1票も投票されなかった目のことで、もしその目が的中してしまいますと、特払いとなり、その券種の購入者全員に税引き後の金額が返還されます。1円単位は切り捨てなので、100円につき70円ですね。まあ本来はハズレなので、70円でも返ってくればそりゃありがたいわけですが、特払いが確定するのはレースが終わってからしばらくしてからなので、当然外れたと思った人は馬券を捨ててしまっている可能性も高く、競馬場やWINSでは混乱が予想されます。なので、JRAとしても極力発生させたくないわけですが、その元になる無投票目が去年はこの小倉開催で発生したわけです。全てのレースをチェックしたわけではありませんが、発生したのは多分この1つのレースだけだと思います。まあたとえ発生しても、さらにその目が的中しないと特払いにはなりませんので、そこまで行く可能性はほとんど無いのかもしれません。馬券的には数億円という配当と同レベルになりますので。発生しやすい条件としては、組合せ数が多くて、なおかつ売り上げが少ないことですので、現状の9R以降という縛りでは後者は満たしづらいですね。逆に言えば、3連単を全レース発売にすると、発生する可能性が大幅に上がりますので、現状ではそこまで踏み切れないということもあると思います。日曜のレースでは、小倉の9Rが一番可能性が高そうですが、どうでしょうか。

  
Posted by kunezaki at 01:45TrackBack(0)

2006年01月22日

開催中止

 土曜日の中山は中止ということで、中止処理に関してはこれまで何度か通過していますので、基本的には問題は無いようですが、BET Masterの方で、データの取得タイミングによっては、それ以降の更新時にエラーが出てしまったようです。BET Masterに関しては、JRAのサイトのHTMLを直接読んでいますので、この中止のような例外の事態のときに、その内容がどうなるのかは想定できない部分もありますし、記録として残るものではありませんので、まあ完全に対応するのはまず無理ですね。今回については、出馬表データを削除してから取得しなおせば改善いたします。

 さて、中山は明日の開催も微妙な雰囲気ですが、朝の時点で雪さえやんでいれば、最悪ダートコースだけでも除雪してダート変更で対応される可能性もありますので、行なわれる可能性の方が高そうですね。まあ、馬場とは関係なく、その他の交通機関の関係だけで中止になるケースもありますので、一応ご注意を。
  
Posted by kunezaki at 01:13TrackBack(0)

2006年01月15日

古馬500万下の芝戦

 レーシングビュワーのリンクの方は大丈夫だったようで、リビジョンアップはもう少し先になりそうです。まあ、こちらは来年も日程的に不明な部分がありますので、1年後も悩まされそうですが…。それから、昨日京都10Rに出走したハートランドヒリュが、4着以下が100回と3桁になりましたので、ちょっと表示が欠ける等の問題が発生してますね。他にも問題が出るかどうか現在検証中ですが、登録済みのデータの中では初のケースで、今後もあまり発生しないと思いますので、可能な範囲で対処して行く予定です。

 それにしても、雨のせいで芝コースがひどいことになってますね。特に中山はまともに予想して良いものかどうか悩んでしまうほどです。で、今頃になって気がついたのですが、以前はこの冬場の時期には、古馬500万下は全てダート戦だったのですが、去年から芝のレースも週1鞍くらい設定されてますね。距離は中距離と偏っているようですが、レース数が少ないせいか、ほぼ全てフルゲートです。この分、芝のレースも増えていますので、芝コースの痛みも余計に気になりますが、増やしたということは、やはり冬場のコース維持面等での改善が以前よりはあるということなのでしょうか。まあ、でもこれだけ馬場が悪化してしまうとどうしようもないのかもしれませんが。
  
Posted by kunezaki at 01:16TrackBack(0)