AT-X304
2013年11月14日
東京大学大学院農学生命科学研究科 プレスリリース
「今、よみがえりつつある奄美大島の希少種:外来種マングースの防除事業の成果」
によると、
◆奄美大島で行われている外来種フイリマングース(注1)の防除事業により、
島に固有の6種の脊椎動物(アマミノクロウサギ、カエル類3種、ネズミ類2種)の個体数が、
顕著に回復していることが明らかになった。
◆固有種の回復度合いを測る数値目標の算出法を新たに提示し、マングース以外の
外来種(クマネズミ)は増加していないことを確認した。
◆世界自然遺産の候補地である奄美・琉球では、マングースの負の影響を軽減し、
固有種を回復させることに取り組んでいるため、本研究の成果は世界自然遺産への
登録に弾みがつくと期待される。
以上 引用。
詳しくはソース元 東京大学大学院農学生命科学研究科
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2013/20131106-1.html
でご確認下さい。
SONY α55 SAL70300G
マングース駆除の為の罠。
罠に入ったり仕掛けた餌を引くと、バネの力で捕えられるのでしょうが
どのように捕まるのかイマイチ想像が付きません。
何にせよ、マングースには本当に気の毒な話です。
以下、マングースの減少にともない、個体数増加が確認された
6種の動物の中で過去に撮影出来たものを紹介します。
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G
まずは国の特別天然記念物アマミノクロウサギ
これ、トリミング無しでこの大きさで写る距離での遭遇でしたが
不覚にも、ウサギにピンを合わせられず。。。
SONY α55 MINOLTA AF300mmF4G
県指定天然記念物のアマミイシカワガエル
Xacti C6
県指定天然記念物のアマミハナサキガエル
鼻孔がマズルの先の方にある事が名前の由来とか。
Canon EOS kiss X3 EF-S55-250mm F4-5.6 IS
こちらも県指定天然記念物のオットンガエル。
先のイシカワガエルやハナサキガエルと比べて、かなり大型です。
ウシガエルとかのイメージですね。
SONY α55 Tokina AT-X304
こちらは国の天然記念物のケナガネズミ。
あと一種、アマミトゲネズミですが、残念ながら今までに
まだ撮影した事も、出会った事すらありません(^_^;
増加しているそうですし、そのうち撮影できるかもしれませんね。
また、これら在来種は増加しているが、外来種のクマネズミは
増加していないそうです。
まぁ、そんなに都合よくいかないでしょ?って気がしますが
希少種の生息数の回復をまずは喜びましょう。
また、こちらも併せてご覧ください。
国立環境研究所
「外来生物マングース防除が、外来種クマネズミではなく在来ネズミ類の回復に寄与したことが明らかに」
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20131106/20131106.html
2013年08月21日
Canon EOS kiss X3 EF-S55-250mm F4-5.6 IS
本土で見るアカショウビンより紫色が強い亜種、リュウキュウアカショウビン。
そもそもコンデジだけで頑張っていたボクが、一眼レフカメラを借りて行って
一眼カメラを買うキッカケとなった奄美撮影の時の写真です。
それまでは、陸上ではSanyoのXacti C6というムービー特化型のコンデジを使っていましたが
やっぱり写る画像は、生物名を言われれば何とかそういう風に見えますね程度でした(^_^;
Xactiの名誉の為に言うと、マクロ域や近距離では問題ありませんでしたよ♪
そりゃあ、一眼でも楽では無い夜の山での野生生物の撮影。
コンデジでは当然無理がありますよね。
こう見るとキヤノンのエントリーモデルのキットズームレンズも悪くないですね。
250mmのテレ端で、トリミング無でこれだけの大きさで撮れるほどの
近距離だったので、条件的にはラッキーだったのですが、ハンドライトと
内蔵ストロボでこれなら、納得ですかね。
今の僕の一眼カメラα55もエントリーモデルですが、サンヨンと外部ストロボがあるので
もう一度撮影したいのですが、あれ以来アカショウビンを発見できず。
SONY α55 Tokina AT-X304
そしてやっと、しかも昼間(と言うか早朝の)アカショウビンを撮る
チャンスが来たのですが(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
何ですか、これは…
これではXacti時代に逆戻りでした。
逆光、遠い、枝被り、と悪条件ではありましたがコレは酷い(;´Д`)
どこに居るかわかりますかね?
わからなければそれはそれでいいです。
その程度にしか写ってませんからw
今度こそ太陽光の元でアカショウビンを撮ってみたいものですが
昼間は海に潜っているのでなかなか難しいジレンマです。
2013年05月31日
SONY α55 Tokina AT-X304
トラツグミの亜種オオトラツグミは奄美大島と加計呂麻島にのみ生息する
固有種で、絶滅危惧種でありもちろん国の天然記念物である。
「特集 奄美大島が熱い!」というサブタイトルに惹かれ
1996年7月号のBIRDER誌(バードウォッチング専門誌)を
ヤフオクで入手しました。
この号の記事によると、島内は100羽ほどの生存数だという事で
奄美固有種なので、大袈裟にいうと地球上に100羽しか居ない状態でした。
現在では回復傾向にあり、300羽以上のさえずりが確認されたそうです。
奄美野鳥の会によると奄美にもトラツグミが冬鳥として渡って来て越冬するので、
留鳥のオオトラツグミと区別が難しくなりますが、5月の下旬であれば冬鳥である
トラツグミは抜けているので、この写真はオオトラツグミ、のはずである(^_^;
見分け方は、やや大型である、嘴が少し太い、脚が少し黄色い
上尾筒の黒班がイカリ型など、トラツグミと並べてみないと
わかりにくいし、上尾筒は下からのアングルでは確認不可。
一方、さえずりはトラツグミとは全く違うので、各地に配置された
調査員が同一時間帯に鳴き声をカウントし、個体数の確認にも
利用されるようです。
2013年04月29日
SONY α55 Tokina AT-X304
嘴いっぱいに苔を咥えたシジュウカラ。
苔なんか美味しいのでしょうか?
川辺にある大きな岩の面に、ビッシリと着いた苔を
嘴でむしって集めては飛んで行き、また戻って来ては
むしり取って行く。
長期間かけて育ったであろう岩肌の苔は、大部分を
剥がされてしまい、その様子は何とも無慈悲。
このシジュウカラは何をしているのかと言うと…
SONY α55 Tokina AT-X304
この川の石垣の隙間に運んで来ていました。
こんな所に巣作りをしていたんですね。
苔をベッドにしているようです。
エナガが盛んにクモの巣を集めている事がありますが
あれもおそらく巣作りに使っているんでしょうね。
しかし、この隙間はかなり水面に近いですが、梅雨時に
増水して水位が上がったらマズくないの?
ヘビが居たら簡単に侵入されそうだし。
大きなお世話でしょうけど、ちょっと心配ですね(^_^;
2013年04月25日
2013年03月28日
SONY α55 Tokina AT-X304
細長い8本脚なので、クモかと思いますよね。
分類的には節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目であり
クモと無関係では無いのですが、サソリと近縁だそうです。
以前はダニと近縁と言われた事も有るようですが、近年の
解析の結果、そうは考えられていないようです。
漢字では座頭虫。
盲人が杖を使うように、この長い脚で探るように歩く事から
「座頭」虫(メクラグモとも)という名前が付いたそうですが
1対2つの眼がちゃんとあるので、由来は間違い
という事になりますね。
SONY α55 Tokina AT-X304
1枚目の写真ではわかりにくかったかもしれませんが
これがザトウムシの姿。
上の写真では、カメムシの仲間でしょうか、ザトウムシより
何倍も大きな虫を捕獲していました。
クモのように頭胸部と腹部がクビレで分かれていなくて
1つの豆から針金が生えているようですね。
SONY α55 Tokina AT-X304
アリを捕食中の姿を正面から。
このように、基本的には昆虫等の肉食です。
見た目はクモのようですが、糸も出さずクモの巣のような
罠を仕掛ける事も無いので、活きた虫を直接狩りするだけでなく
死骸もよく食べるようです。
うっそうとした薄暗い森のような場所で、強い雨も降って来たので
光が全然足りず、3枚目は内蔵ストロボを使ってまいす。
やっぱりストロボ直射は画がキツイですね(^_^;
2013年03月22日
SONY α55 Tokina AT-X304
日本の奄美大島、徳之島、沖縄北部にしか生息しない
絶滅危惧種であり、もちろん国の天然記念物である
日本で最大のネズミ、ケナガネズミ。
その名前が現すように、身体には2cm程度の体毛に
5~6cmの剛毛がツクツクと混ざっているのが写真から
わかるでしょうか。
もう一つの特徴である、尻尾の半分程度から白いのも
よくわかりますね。
ケナガネズミも、この時はじめてやっとちゃんと撮れたのですが
クロウサギの時と同じく、カワイイのかそうでもないのか…(^_^;
奄美はさすが東洋のガラパゴスと称されるだけあって
固有種や天然記念物の宝庫ですね。
他にも小笠原も西表も屋久島もそう呼ばれますね(^_^;
2013年02月27日
2013年01月01日
L-01D
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今日も、卯年・辰年と同じく裏山から、ご来光を見てきました。
カメラだと結露対策が面倒なので今回はスマホで撮影です(^_^;
ちょうど微妙な位置にだけ雲がかかってしまいましたが
なんとか日の出が見えますよね。
SONY α55 Tokina AT-X304
今年は巳年という事で、ヘビの写真です。
奄美でヘビと言えばハブな訳ですが、山などに入る時には
気を付けるんですけど、実は生きたハブをフィールドで見る事は
ほとんど無いんですよね。
安全が確保できる所で見られれば撮影したいんですけどねぇ。
という訳でハブの写真が無いので、ヤマセミを探している時に
近くに流れていた水路を泳いでいた、シマヘビでしょうか。
ヘビって、ハンドリングまでは出来ませんが、安全な場所から
見る分には、意外とカワイイ顔をしてるんですよね。
2012年12月05日
2012年11月15日
SONY α55 Tokina AT-X304
先日は海の中でオパールのような瞳を見つけましたが
山の中でもしっかり居ましたよ!
写真は、奄美群島固有種で県指定天然記念物の
オットンガエルです。
こちらの瞳は更に派手に光り輝いてますねぇ。
ファイアオパールっていうオレンジのオパールが
あるようですが、それにパープルが強く入ったような
輝き方がとても綺麗ですね。
光の反射の具合なので、偶然性が高いうえ
昼間ではこんな色には見えませんよ(^_^;
このオットンガエル、普通の両生類と違い前肢に
5本目の指を持っています。
薄っすらと見える道路の白線との対比からわかるように
身体は大き目であり、「オットン」と鳴く事からこの名前が
付いたそうですが、ボクにはそうは聞こえないなぁ(^_^;
2012年06月27日
SONY α55 Tokina AT-X304
去年のブッポウソウとオニヤンマのエントリからちょうど1年。
今年も去年の記事と同じ地域に行って見ました。
今年もちゃんと渡ってきて、子孫を残すべくしっかりとペアになっていて
特に、他ではまだ抱卵中の巣が多い中、このカップルは既に雛が孵っているようで
頻繁に写真のように田んぼの上空を飛んでいる小さな虫を捕まえては巣に運んでいました。
去年の冬鳥は、どうした事か凄く少なかったようなので、夏鳥はどうかな?
と、少し心配でしたが、どうやらブッポウソウは例年通りに渡って来ていたようで一安心です。
立派に育ててまた来年に繋げてほしいですね。
2012年06月14日
SONY α55 Tokina AT-X304
高層ビルを背景に、獲物のトカゲを咥えてメスのもとへ
運んでいるのは、チョウゲンボウという小型の猛禽類です。
ハヤブサ類としては小さく、鳩と同じような大きさで
ホバリングで獲物を探す事もあります。
脚でガッシリと、それこそ鷲掴みにされているのがわかりますね。
獲物が取れ過ぎたのでしょうか?
一度運んだものの、そのままトカゲを持ったまま引き返してきて
地面に降り、手前の緑の草の茂みまで運んでゴソゴソとしています。
どうやら、ハリキって獲り過ぎた獲物を一時隠しておいたようですねw
でも、ちゃんと覚えてるのかな?
しばらくしてから、この場所から引き上げる時にそう思って
この茂みの中を見てみましたが、トカゲは見つかりませんでしたよ!
ちゃんと持って行ったようですね。
それにしても猛禽類としては凄くカワイイですよね。
小型のフクロウの仲間のコノハズクもカワイイですが
チョウゲンボウも負けていませんね♪
双方、持っている獲物には引くかもしれませんがw
2012年06月05日
SONY α55 Tokina AT-X304
奄美大島、加計呂麻島など奄美諸島にしか生息しない
国の天然記念物である瑠璃色のカケスの仲間、ルリカケスです。
この日は小雨がパラパラと降り始め、雨宿りの出来る
葉の茂った樹がいい寝床になったのでしょうか。
小雨の水滴のおかげで、蜘蛛の巣がうかびあがって
赤い葉と相まっていいアクセントになってくれました(?)。
凄く警戒心が強く、昼間はなかなか姿を見る事が出来ず
もちろん撮影も未だにほとんど出来ずにいます。
で、タイトルのように夜の山に入ると、寝ているルリカケスなら
見つける事が出来るので、撮影もさせてくれます。
が、ルリカケスからしたら迷惑な話でしょうね(^_^;
なるべくササッと撮影してササッとその場を離れるように
心がけないといけませんね。
2012年05月31日
SONY α55 Tokina AT-X304
一昨年秋の豪雨災害以降、なかなか姿を見つける事が
出来なかったアマミノクロウサギです。
一生懸命に落ち葉を食べていましたが、新鮮な草より
こんな枯葉がいいのでしょうかね?
これが特別な葉っぱだから、逃げずに食べ続けていたのかな?
今回もこの1匹しか出て来てくれなかったのですが、
この子が今までにないサービス満点な個体で、
撮影する時間をしっかりとってくれました!
兎年の挨拶で紹介した写真よりは良く撮れたと思います。
奄美に訪れ始めた頃は、今は亡きSanyoの、Xacti C6という
ムービー撮影に特化したコンパクトムービーデジカメで
頑張っていたんです。ムービー撮影で。
バッテリー大食いなカメラで、電源に泣かされたもんですw
当時はボクが一眼レフを買う事は無いと思っていました。
ウサギはすぐに逃げて隠れてしまう為、写真を撮る事は
ほぼ不可能だろうと思っていましたしね。
一眼レフ導入へ踏み切ったキッカケとも言えるクロウサギ、
せっかく撮れても、あんまり可愛くは無い姿ですがw
それでもやっと一眼レフで撮れて喜びもひとしおです♪
xactiの頃は、ウサギも豊富に出て来てくれていたんですけどねぇ。
糞はたくさん落ちているので、水害被害でウサギの数が激減した、
なんてことは無いと思いますが、何かが変わったんでしょうかね。
ただ単に、タイミングが悪いのが続いているだけなのかな?
2012年05月29日
SONY α55 Tokina AT-X304
今更ながら、旬を逃しまくり、かつ金環なリングに見えるエリアからも
外れているので部分日食になってしまったけど。。。
奄美はエリアから外れてるし、それほど興味があった訳でも無いので
フィルターも観測用グラスも入手せずに、何の用意もしていなかったんです。
が、目が覚めてTVを点けると、ちょうど日食の各地リレー中継で盛り上がってる。
どれどれとホテルの部屋のカーテンを開けると、正面に太陽が有りそうな場所に
分厚い雲と薄い雲が次々と流れているではないですか。
肉眼でもちゃんと見えるタイミングがある!
うまくタイミングを合わせれば、フィルター無でも撮れるかな?と
F32までめいっぱい絞ってSSは1/1600でこんな感じに撮れました。