August 22, 2014

大宰府で152mm/2hrs。暖域豪雨、四国でも

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山口県、山陰も要警戒
 みなさま、こんにちは。当地では同一場所で、同一個体だと思われるクマゼミの鳴き声が6時半前後からありました。それまで複数聞こえたミンミンゼミは一斉にだまりこくりました。シャーシャーという「さび」は断続しますが、ジージーという間奏部分は長く途切れずに、別種を威圧するようです。今朝も概ね25〜27度台(青梅、八王子はTn24度台)の熱帯夜で、引用図では城西付近をコアとした熱低気圧循環が残っています。

 日本海西部から東シナ海に達する寒冷前線は比較的順調に東進しており、暖域での暖湿流吹き上げがさらに強まっています。九州北部から山口県、島根県にテーパリング(にんじん状)が拡大し、福岡県大宰府では3時まで93mm/hr、4時まで59mm/hrの集中雨となりました。その他、30〜40mm/hr地点が随所にあります。

 四国南西部にも帯状の対流雲帯が届いており、線状化する兆しも見られます。また、北東方の高気圧影響で前面冷気が広がる津軽海峡付近にも主に前線寒域側に厚い層状雲に伴う20mm/hr級エコーが広がっています。

201408220645-00全国レーダー
 西日本の強雨範囲は徐々に東進および南下し、広島市北西部の被災地にも朝の内、強雨再来が有り得ます。また、暖湿流が沿岸沿いに収束しやすい山陰西部、斜面強制滑昇しやすい四国南西部でも集中雨に要注意です。

 関東甲信や東北南部太平洋側ではサブハイ縁辺流場特有の蒸し暑さや内陸、風下フェーンが残留します。但し、上層から高空の温度場は低下一方(UCL起源+日本海南部東進トラフ)。明日は高空の深いトラフが通過し、平地では狼少年的感覚で捉えられがちだった強雷雨発現が広範囲に想定され、断続的に北東気流が進入する気圧配置に変化することから、残暑も幕を下ろしていきます。
 

August 21, 2014

南西風吹き上げ型に、北東気流卓越可能性も潜在

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上空の温度場、下降一途
 みなさま、こんにちは。7時までの24時間降水量は対馬周辺と秋田県周辺で最大70mm前後となっており、昨夕は一時的に関東北部と東北南部で100mm/hr級の激しい雨が降った地帯がありました。偏東風帯を北上してきた上層寒冷低気圧に加え、明日は次第に偏西風帯のトラフが日本海に入り、ほぼ全国的に上空の温度場がさらに下がります。局地的な強雨が発現しやすい条件が続きます。

 関東地方視点では、南西風吹き上げによるフェーン昇温の可能性が南西部から西部、午後の北部で続く一方、地上の各気圧系統は主に40N以北に位置するため、夜間は東岸部主体に北東風が入り込む余地もあります。

 この緩衝状態は週明け前半まで続きながら、緩衝帯自体は南西方向へ広がっていき、潜在的な前線活動もあって不安定な空模様の日が多く、週明け中盤にははっきりと北の高気圧張り出し範囲に東日本は組み込まれていきます。月替わりを待たずに秋風が渡ることになります。

fzcx50_r201408202100週間ENSfcvx14_r201408202100一ヶ月時系列
 ここ一週間にわたり、中国大陸東岸に深い上層・高空トラフが位置する気圧配置でした。地上前線の寒域にある華中ではTx30度未満が続き、西日本では随所に豪雨禍、中部日本から東北太平洋側で猛暑が断続しました。

 暑さの程度は抑制されながらも、今週末あるいは週明けからは西日本である程度の夏空復活と空模様の安定化はありそうです。平年値偏差は別儀としても北海道では今週、すでに秋風が主役となっています。この範囲が上述では次第に東日本から中部日本まで広がっていくことを示しました。

 最新の一カ月予報資料によれば、サブハイ勢力が北へ張り出すことは今後は予想されておらず、比較的順調に秋へのステップを踏んでいきそうです。なお、7月までの活発な発生から一転して今月は北西太平洋での熱帯擾乱活動はたいへんに不活発でした。本格的な台風シーズン期間の傾向性が資料からはよく読み取れませんが、当面、サブハイは30N以南を西方へは堅調に勢力を維持して、台風の発生と急接近を阻みそうです。

August 20, 2014

クマゼミ初鳴き(数年ぶり)。次第に不安定へ

2014082005東京実況14082003ASAS
残暑のピーク
 みなさま、こんにちは。今朝、一匹だけながらクマゼミの騒々しい鳴き声がバス通り向こうのケヤキから届きました。当地では久々です。こうした稀有の例では、主軸のミンミンゼミの鳴き声は皆無となります。鳴き分け現象といわれています。湾岸では定着している公園などがあり、内陸にかけて飛び地的に多く棲息しているようです。天恵の植生とは異なり、街路樹苗木は主産地の愛知県、三重県からの持込が多いことがひとつの棲息理由だともされますが、わかっていない面も多々あるようです。当地で稀有の種にヒグラシもあります。明治神宮周辺には多数棲息していますが、鬱蒼とした杜までは当地では少ないことが定住を阻んでいるようです。

aupq35_r201408192100高層天気図
 クマゼミが鳴くほどに、蓄熱は消失までには至らずに熱い朝を迎え、都心湾岸で27度前後に加え、武蔵野地域でも25度超でした。東京地方ではなかなかTx35度超までには至りませんが、本日は少々可能性はあります。

 サブハイコアが昨夜21時高層天気図(500hPa)によると関東南東近くに位置。一方、300hPaには東海道はるか沖に上層寒冷低気圧があり、水蒸気画像では循環外郭は東日本沿岸に達しています。500T−6度以下領域自体は東海道沖に留まる予想ながら、東北地方に北方からの同−6度範囲が広がり、次第に東日本全域に拡大します。また、サブハイは後退しながら30N東西走向性格を強め、関東甲信地方の中層流に北寄り成分が加わる可能性があります。対流雲は平野部にも広がりやすくなって、不安定は一両日続きそうです。

 この24時間に長崎県、佐賀県、福岡県と広島県で100mm超、一部250mm超しています。広島県の強雨は今朝になって弱まりましたが、九州北西部の強雨はまだ断続しそうで、厳重警戒を要します。

August 19, 2014

上層寒冷低気圧(UCL)影響に東日本で注目

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ベースは明日まで夏空
 みなさま、こんにちは。サブハイコアのひとつが関東南東上空に近づき、高度も明日までピーク予想です。関東地方では大気の湿りがサブハイ下降流影響から緩和方向で、澄み切った夏空となっています。

 したがって、内陸側では比較的ながら放射冷却はあり、府中以西でTn22度台、都観測点の桧原で19度台となりました。昼間はTx33〜35度範囲かと見られます。明日までは残暑は厳しい見通しです。

00Latest全球画像00Latest水蒸気画像
 前線暖域を収束して北上する暖湿気影響が九州地方、山口県付近、断続的に四国地方で、また、前線と低気圧が走向する北海道西部や北部で大雨ポテンシャルが高い状況です。また、北陸地方ではフェーン昇温による猛暑発現の懸念が明日まであります。

 水蒸気画像に伊豆諸島南部・小笠原海域の上層寒冷低気圧の循環がくっきり映し出されています。父島500Tは昨夜21時−6度台でした。これを起点とする正渦度移流場が東海道沿岸主軸に影響し、安定度が悪くなってきます。明日は関東平野部でも中層流の南分が減って後半北分さえ加わる可能性から、広範囲に不安定降水があるものと想定されます。

 サブハイ張り出しは高度を下げながらも、西日本側へ伸張し、その北側は東西流主体となって、暖湿流影響は小さくなりそうです。華南を進む予想のTDは懸念材料ですが、長く続いた西日本の不安定は解消方向で、半面、残暑が本格化します。

 東日本側は北東海上から伸び出してくる高度・気温負偏差場影響が注目点。東谷傾向とともに、週末以降暫くかなり秋めく示唆があります。

August 18, 2014

太平洋高気圧、日本の東半分に張り出す

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夏空復活。九州、四国は雨注意
 みなさま、こんにちは。週末土曜日後半から日曜日前半にかけて関東地方では「小さい秋第二弾」に恵まれました。その後、上空のサブハイ勢力が広がって、関東甲信以北では空模様は安定。半面、東京都心、名古屋、大阪、広島などでTn25度をやや上回る熱帯夜復活地点が増えました。東京地方では都心と城南、湾岸で26度、城東北部や城北、城西以西では24度台以下、青梅・八王子では22度台でした。

 今週は前半は東日本と東北地方、中盤は中部日本、後半は西日本が残暑のコアとなります。但し、下層温度場予想を見ると、極端な高温塊の進入まではないことから、猛暑級に達する地点は限定されそうです。

201408180700-00水蒸気画像
 強雨発現の観点では、本日は朝鮮半島から対馬付近から範囲が東へと拡大し、各層南西流が強まる九州地方では北西部主体に懸念が大きくなっていきます。モデル上では四国地方も太平洋側斜面でこれに準じます。が、幾分過大な可能性もあります。

 水蒸気画像を見ると、小笠原付近に上層寒冷渦があり、北東側にはサブハイコアが認められます。前者は500T−6度以下の寒気を伴っており、明日明後日、東日本の空模様を不安定にさせる懸念はあります。