September 17, 2014

上空寒気(北海道)、下層傾圧帯(東北・関東)影響も

2014091706東京実況14091703ASAS
中期で注目の北東流偏差
 みなさま、こんにちは。昨日は僅かながらも陽気が正偏差ブレし、Txが30度を少し上回った地点が関東地方以西で所々ありました。所属協会では連日のセミナー開催です。昨日は緩くクーラーを稼動させました。

 関東北東海上から関東東部・中部付近に下層傾圧帯がかかり、埼玉県や茨城県で昨夕以降、驟雨が断続しました。その南側だった東京地方では22時前後まで都心で25度超が残るなど、南房総の17〜19度などといかにも対照的な都市熱顕在を思わせました。

201409170600-00全球水蒸気
 西日本では次第に秋の移動性高気圧に覆われ、昼間Txこそ30度近い地点はあるものの、乾いた陽気に恵まれます。また、中国山地周辺をはじめとしてTnは再び15度割れが始まります。

 北日本ではサハリン南部付近で停滞気味の上層寒冷渦が注目点。稚内で昨夜21時500T−25度台。大雪山系で初冠雪の知らせ、岩手県以北の沿岸地点で今朝Tn10度近いなど、冬の足音さえ聞こえそうな冷たさとなっています。850Tも3〜6度程度で、周辺海水温は20度前後。「静的不安定」とも言われる状況です。局地的にはシビア現象発現の懸念があります。

 東北地方と関東地方には二段構えの傾圧帯が位置し、また、伊豆諸島南西付近に地上の低気圧系が徐々に纏まるため、雲が広がりやすく、関東地方では今夜以降雨が降りやすいとのガイダンスもあります。

 来週末前後までの中期予報資料からは「北東流偏差の高さ」への示唆が特徴的です。関東甲信地方には今週末から一週間の偏差−2度超の「低温情報」が昨日発表されました。

 昨今、6時の全球水蒸気画像を引用することを定番化しています。ヴェトナム北部付近からさらに奥地を指向するT1415循環場は非常に広大で、一環として赤道を跨いで、スマトラ南西沖にサイクロン発生の兆しが見られます。

September 16, 2014

北海道に強い上空寒気接近。強雨地点も

2014091605東京実況14091603ASAS
南北走向シアライン通過
 みなさま、こんにちは。昨日記事にコメントを戴いた内容と同様に、東京地方とその周辺でも深夜前まで南寄り海風が卓越し、24度前後地点もありました。当地・世田谷では23時30分頃に陸風(北西風)へと交替。開けていた窓辺には、急に冷風が届くようになりました。

 今朝6時までのTnは都心湾岸3地点で21度台、山手西部以西で19度台以下。昨朝同様、平年並みまたはやや高めでした。昼間は南北走向の寒冷前線に似た仕様のシアライン接近通過が想定され、その前面にある内はかなり昇温する可能性があります。850Tは11〜13度程度ですので、机上計算では地上30度超には至らないものの、局地的には真夏日発現も有り得ます。

201409160600-00全球水蒸気
 西日本では上記シアラインは、南西諸島付近から華中に広がるサブハイ張り出しから東西走向に寝ますが、南下前面では真夏日級の地帯がありそうで、MSMガイダンスでも福岡県筑後地方などに予想されています。

 一方、沿海州に達した上層寒冷渦は500T−24度寒気を従えて、北海道からサハリンへと接近。北海道日本海側、秋田県付近で強雨となる地帯がある模様。

 T1415は南シナ海北西部を西進しており、6時30分画像では目が明瞭になりました。この台風を構成している循環場は実に広大で、発散場である華南では当面、厳しい残暑が続くようです。日本の遥か南方の低圧部も衛星画像からは次第に循環性を帯びてきました。週後半には小笠原、伊豆諸島南部に広がる低圧部を形成し、東日本へと南下する上空寒気とのせめぎから、冷涼な曇雨天領域を陸上にも拡大させるものと見られます。

September 15, 2014

本州視点では空模様まずまず。鹿児島県島嶼で大雨

2014091506東京実況14091503ASAS
上空の流れ、西北西流
 みなさま、こんにちは。空模様が安定化するとともに、地上気温は東京地方とその周辺では平年並み程度に回復してきました。今朝のTnは都心で21.5度。ここ一連ではもっとも暖かい朝でした。多摩地方でも17〜19度台で冷え込みは緩和傾向でした。

 雲は出やすいながら、週半ばまでは比較的晴れ間も多く、週末は北に冷たい高気圧、南岸沖に低気圧や前線といった秋雨型気圧配置が見込まれ、冷たい陽気のもとでの雨天ベースが想定されます。

 なお、鹿児島県島嶼では解析雨量が400mm/24hrs超した一帯があり、この方面で微妙に南北動しながら停滞気味のため、大雨発現にさらに要注視です。また、沿海州から接近する寒冷前線による悪天域拡大が今夜以降、北海道で見込まれます。

September 14, 2014

寒気場の変わりやすい秋空。朝晩冷たい

2014091405東京実況14091403ASAS
驟雨懸念地帯、狭まる
 みなさま、こんにちは。筆者自身は昨日、驟雨の場面には出くわしませんでした。しかし、成蹊気象観測所調べでは20〜22時台に驟雨があり、23度台気温は19度台へと落ち込みました(今朝5時台までのTn暫定値17.8度)。城南湾岸、城東湾岸ともに深夜以降に驟雨があったとの情報もあります。

 映像で見た昨日午後の新潟市近郊の様子は冬型時の荒々しさで、一部に青空もあるのに、対流雲からの降水の帯がみるみる広がって、視界を閉ざす大雨が断続していました。昨夜21時観測では輪島、舘野ともに500Tはほぼ−15度でした。松江は−10度、東海西部以西では−8度前後で、北・東日本寒気は遅速の寒冷渦影響から長居をしています。

201409140500-00全球水蒸気1415-00台風予報
 明日明後日へ向けて、東日本太平洋側では上空寒気は一旦北上予想です。驟雨懸念は緩和方向だと換言もできます。新潟県付近から東北地方では本日もかなり不安定な見通しです。

 バイカル湖北東には次の寒冷渦(500T−30度)があって、週の後半にかけて北海道に大きく影響しそうです。これまでよりも中下層場の湿りは緩和される傾向で、顕著現象多発は免れる期待はあるものの、下層寒気が140E沿いに南下する傾向は払拭されず、10月上旬並みの陽気は継続するようです。

 T1415はルソン島東方海上で強い勢力まで発達し、一時的に北進中です。華南115E帯付近をコアとする上層温暖高気圧は根強く、ルソン島北部、南シナ海北部、トンキン湾付近指向が予報されています。華南方面は残暑が続き、暖湿気は30N帯付近の前線帯沿いに流出収束し、間接的に週後半以降の西日本太平洋側、東日本全般の秋雨へと波及する可能性があります。

September 13, 2014

500T−15度のもと、小擾乱が南下通過

2014091304東京実況sfc3_2014091218ASAS
局地的な短時間強雨も
 みなさま、こんにちは。昨日も北・東日本各地から顕著現象の数々が映像報道されました。北海道苫小牧周辺で早朝の記録的短時間大雨、青森県からは夥しい降雹、新潟県からは竜巻とその後の強雨・・・といった具合でした。

 東京地方では一見かなり安定したイメージの午後まででした。が、奥多摩周辺ではすでに対流雲コアが次々に消長を繰り返し、16時前後からは突如、城南で対流雲域が出現。約90分の間に都心まで移動し、きわめて大粒の強雨と大きな雷鳴を伴いました。いかにも寒気場のもとでの「山椒は小粒でもぴりりと辛い」風情でした。

201409130400-00レーダーアメダス201409130400-00全球水蒸気
 本日は、3時実況で秋田沖付近に潜在する小擾乱が、昼間から夜初めにかけて新潟付近から140E帯を縦断南下しそうです。また、地上気圧配置からも日本海から迂回して張り出す高気圧が関東地方視点では幾分北偏し、伊豆諸島付近に低圧部が生じそうです。

 沿岸部では北東気流時特有の霧雨や小雨、平野部内陸部では対流性の驟雨。天気の急変をイメージしておきたいものです。5時までのTnは都心こそ20.5度でしたが、深大寺周辺では3時前から17度前後、桧原では5時以降13度台でした。昼間との日較差は大きく、Tx27度前後がその後の不安定のトリガー化し、ひとしきり大降りしたあと、夜はガクンと冷えていく可能性があります。

 なお、昨日、フィリピン東方海上でTDはTS1415に昇格しました。南西諸島から華南でサブハイは強く、南シナ海指向で西進しそうです。また、連休明けは典型的な秋雨型となり、北・東日本850Tは低温のまま。10月上旬並みの陽気と曇雨天ベースが待ち受けています。