August 02, 2014

昼間は猛暑級、午後以降は強い雷雨警戒

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紀伊半島以西で大雨警戒
 みなさま、こんにちは。TS1412は九州遥か西方(済州島南西方)の黄海南部を減速傾向で北上しています。本体の発達した降水域は主に海上に出ましたが、南東暖湿流が四国に大きく作用し、瀬戸内側まで強雨範囲が広がっています。台風の北上に伴って暖湿流が作用する地帯は徐々に移動しつつも、尾鷲付近から以西ではきわめて大雨ポテンシャルが高い状況が週明け月曜日まで断続します。

 西日本東部以東の高空の風向きは北西から南東です。昨夜21時高層観測では八丈、舘野500Tは−8度前後となっており、200Zの風速は60ノット/hr前後と強まっています。昨日昼間は東北地方で、夕方以降は関東北東部で、夜は関東内陸部から西部山地で強い雷雨となり、一部で風の被害も発生しました。

1412-0012号予報1411-0011号予報
 高空の強風と上層の寒気は若干減衰する見通しです。が、水蒸気画像動画では北陸沖から関東甲信を指向する次の寒冷渦循環も認められ、本日も比較的不安定な見通しです。明日は上層サブハイが弱まるため、下層暖湿気が大きく広がりやすくなります。不安定さは続きます。

 猛暑のコアは3日前は九州地方、2日前は近畿・東海地方、昨日は関東内陸部へと遷移しました。本日は関東南部でも一連のTx高極となる可能性があり、気温推移にもご留意ください。

August 01, 2014

TS1412、九州西方北上。東北北部も大雨注意

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沖永良部で981hPa
 みなさま、こんにちは。TS1412は昨日後半以降は北上一途で、深夜からはやや東寄りになりました。散在している対流雲域の全体的な重心は沖縄本島南東にあったことから、循環バランスを保った結果なのか、前面のサブハイが徐々に弱まっている影響なのか・・・。沖永良部空港では2時、981hPa台を観測し、名瀬では6時までに瞬間29m/s台の暴風となっています(追記:夕刻までに沖永良部空港、奄美空港で38m/s)。

 台風予報では済州島南西海上指向で北北西進、その後は黄海南部で停滞傾向としています。沖縄本島、奄美、九州広範囲、四国南西部で大雨ポテンシャルが高い状況が続き、また、東北北部付近で前線活動が明瞭化中。こちらの方面でも大雨情報にご注意ください。

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週明けはTS1411動向注意
 マリアナ西方海域のTS1411は、北西側遠く離れたTS1412循環外周の発散流が発達を阻害して見えます。
後者が黄海に達して衰弱過程に入って以降は、東方海上上空に南北直立するように立ちはだかるサブハイに沿って、130〜135E経度帯を北上接近してくる台風予報内容になっています。

 GSMでは来週後半、四国または近畿付近への上陸を描いています。アンサンブルでは30N帯では実況のTS1412進路後追い型も見られます。いずれにせよ、TS1411から全国的な影響を受ける確率は高く、要注視が長く続きます。

July 31, 2014

TS1412中心、沖縄本島に最接近へ

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九州南部で長期間大雨へ
 みなさま、こんにちは。影響範囲が巨大なTS1412が沖縄近海域を北上しています。中心付近の対流雲発達や組織化は不活発ながら、東側と南西側広範囲に対流雲域を伴っています。また、暖湿気が西日本地形に作用して、とくに九州南部、東部、四国南西部に長期間大雨をもたらす公算大です。奄美から沖縄本島周辺でも激しい雨が長時間断続する懸念があります。

 この台風は週末以降、済州島付近でほぼ停滞し、その後弱まりながら黄海南部に達する予想です。週末は九州西部や北西部でも大雨となる地帯が出てきそうです。これらの方面では最新の気象情報に週明け早々にかけてご留意ください。

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 週末までは中部日本、週明け早々は東・北日本がサブハイ張り出しの軸となります。が、来週半ばはサブハイコアは次第に遥か東方へと後退し、TS1411が九州南部指向でゆっくり北上してくる予想にかたまりつつあります。

 実況では、TS1412外周の発散流にTS1411発達は阻害されている様子です。が、前者が先に九州南西海域へ北上して影響範囲から脱するともに、後者はSTS、T(TY)級へと発達する予想となっており、再び西日本主体に大きな影響をもたらす公算大の模様です。この台風に関しては、来週半ば以降に九州縦断や西・東日本横断の進路をとる可能性があります。

 日本付近はほぼ全国的に500T−6度以下のやや強い上層寒気場が広がり、横溢する下層暖湿気流入場でもあることから、不安定です。MSMガイダンスでは本日、関東地方では南東から広がる降水域示唆があり、臨海部で急発生して局地強雨をもたらすタイプの雷雨急襲に注意しておきたいものです。

July 30, 2014

蒸し暑さ復活へ。山沿い主体に驟雨も

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都心Tn、25.0度
 みなさま、こんにちは。一時的にはこの8月にも北の丸公園への観測点移転稼動がアナウンスされました。が、官署移転計画が遅延しており、大手町での観測はあと数年続くようです。データ第一義派にとっては、統計断絶への危機感や都市気候具現サンプルとしての貴重性から大手町観測に拘る層も多いようです。本ブログは生活情報派ですので、大手町観測値のみで早々に「東京、熱帯夜復活」と市井で語られることに強い違和感があります。

 昨朝、今朝の特徴として、夜間陸風への交替が遅かった(今朝は概ね無かった)点が挙げられます。今朝の場合は潜在的な前線位相がサブハイ強化に応じて関東を北上中だからで、陸風は東京地方では青梅、八王子限定(Tn20度台)となりました。一方で、熱帯夜範囲は都心一部限定でもあったようです。

00Latest全球画像all-00台風予報
 沖縄遥か南東海域の熱帯低気圧もTS1412昇格しました。循環範囲はたいへんに広いながら、渦としての平均的な回転力はごく弱い形質の持ち主の様子です。高度場予想は日々変化してきていますが、週末にかけて小笠原北西をコアとして西日本へ延伸するサブハイを右手に見ながら、南西諸島通過後、大陸東岸を北上する内容へとシナリオも変化しました。九州南部主体に西日本南東斜面で暖湿流による地形性大雨発現が一両日大きな懸念材料です。

 TS1411はSTS、Tへと発達しながら、来週半ばに日本付近から東へ後退基調のサブハイ張り出しの間隙を西。東日本指向が目下のシナリオです。

July 29, 2014

千葉県内陸でTn17度台。昼間Txも平年並み

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都心も脱・熱帯夜
 みなさま、こんにちは。昨日昼間Txは概ね30度台。房総半島内陸の坂畑では22時前後には20度を割り込み、涼しく乾いた気団が覆っていることを裏付けていました。一方、水蒸気画像を追尾すると、関東北部から南下する湿域が深夜まで認められ、中南部の風向きは執拗に南分が維持されました。都市熱効果がこれに輪をかけて、都心Tnは漸く24度台まで下がった程度でした。

 都環境局のデータと見比べると、南千住と板橋本町は25度以上維持で熱帯夜相当、葛飾鎌倉や新宿御苑は21度台時間帯もあって、冷え込み実感。移流の影響もあって、気温分布は一様ではなかったことがわかります。

00Latest全球赤外201407290500-00全国気温
 相対的には、千葉県南部と北東部で冷えて、香取と坂畑Tn17.5度を低極に、佐倉まで19度台に達していました。平年並み程度の昼間暑さは今日まで続き、明朝もガイダンスでは脱・熱帯夜です。が、都心周辺では25度台で下げ止まるかも知れません。今朝も岐阜24.8度、神戸25.0度など、卓越風との関係で下がりにくい地点はありました。

 全球画像を見ると、コア三連の不安定場が太平洋上に広がっています。沖縄南東のTDはまもなくTS昇格見込み。本州南方から西日本付近、華中奥地付近まで高高度場が週内は形成される予想で、このTSは中国大陸東部へ向かいそうです。

 マリアナ海域付近へと接近中のTDは東にサブハイ、西に高高度場と間隙を来週半ば頃、西・東日本へと指向する可能性があり、GSMでは発達予想で、今後要注視となっていきそうです。