2014100205東京実況14100203ASAS
週明けトラフ深まりがカギ
 みなさま、こんにちは。昨日は北東気流卓越型の典型となって、昼間気温は19度前後で昼過ぎまで小雨模様。今朝まで雲は取れずじまいでした。夜間も気温はほぼ横這いでしたが、北多摩地方寄りで幾分冷え込んでいます(Tn15〜16度台)。

 九州西方、日本海、関東東方で前線が次第に明瞭化し、関東南部視点では明日は高温型、夜に前線通過、週末は楔状に下層寒気が進入し、長袖+合服上着が好適な肌寒さへ向かいます。北海道では4日一時的に冬型となり、峠などでの降雪が見込まれます。

201410020600-00全球水蒸気1418-00台風予報
 T1418はSTSから急速にTY、STYへのプロセスへと発達中で、昨夜21時GSMでは日本縦断コースを示唆するなど、5日(沖縄)、6日(西日本・東日本)、7日(東方海域)で厳重監視を要することになります。

 下段に週間予報資料のENSも並列運用しました。5日大陸東岸、6日130E帯へと東進する偏西風トラフと台風進行との関連性がカギで、ENSを敷くと、メアンダはさほど広がらないものと想定されます。週末のサブハイ表現がやや過大にも映ることから、現時点発表の台風予報の中心軸に近い進路と進行速度の確度は高まったように思われます(資料解説では予想はGSM基本だが48時間後から先は不確か。と、有り)。

fxxn519_r201410012100週間予報支援図fzcx50_r201410012100週間ENS
 昨日記事ご投稿に5日から6日朝までの新幹線移動判断へのお問合せがありました。現在の台風予報どおりに事が進めば、5日のコンサートまでは問題はないかと判断されます。6日朝にかけて東海道で大雨が始まっているかどうか。ここは判断が難しいところです。関東地方への最接近は6日夜から7日朝かと見られ、現時点では伊豆諸島北部付近の通過かと想定されます。

 上述しましたが、偏西風トラフの深まり具合と週末のサブハイの西方への張り出し加減に台風進行は左右されます。縦断コースは可能性は低いものと現時点は見ていますが、大東島から沖縄本島、奄美地方では直撃、西日本太平洋岸でも直接影響、前面下層寒気が強まるため西日本、中部日本、東日本広範囲に大雨の週明けが見込まれます。常に最新の情報をご入手のうえ、各種ご判断ください。

 なお、更新時刻から一カ月予報資料の反映はありません。T1419候補が衛星画像からはトラック諸島付近に形成されつつあります。サブハイの鞍部をT1418後追いで北上するか、低緯度帯を西進するか。週明けの判断になります。