曇ベースのこの先一週間
みなさま、こんにちは。一昨夜・昨夜ともに最寄駅からの徒歩帰還は22時台半ばでした。判で押したように、北東からのやや冷たい風が霧雨をのせて運ぶ、そんな情景でした。
拙宅周辺では商店会が恒例の夏祭りをこの週末開催予定しています。今回は人出を遠のかせるほどの強い降雨はなさそうながら、陽の目が見られる空模様でもなく、カンカン照りからは逃れられそうながら、ムシムシは退かない曖昧な雰囲気が想定されます。
総観場的には上空はリッジセンス(遥か北東洋上の高気圧と東シナ海サブハイを結ぶ尾根)。しかし、140E帯南北はT1705を下部に含むトラフセンスの性格を併せ持ちます。
このトラフセンスに沿って、東手の高気圧周囲を巡る縁辺流がトラフ前面の前線帯へと収束しやすい設えです。道東や東北地方で大雨発現の懸念を言われています。
日・水・木曜日と脱・真夏日だった首都圏も本日はTx32度前後に戻りました。因みに都心平年値はTx31度・Tn23度あたりで、今朝までやや低め、本日昼間はやや高めになっています。
曇一辺倒予報の今後一週間。数値予報資料を見ると、東北・関東甲信・東海などで降水域がかかりやすい展開が示唆されています。来週半ば以降のオホーツク海高気圧の日本海への張り出しの程度具合によって、盛夏真っ盛りをつい訝る機会は多いかも知れません。
Comment
名古屋では夏前半は乾いた西風基調の白っぽい晴れ、夏後半は南東からの風による青い空と白い雲と、というイメージなのですが、今年はそのどちらもがやってくる気配がありません。
北日本のはるか東に北偏したサブハイ、オホーツク海北部に高気圧、小笠原に動きの遅い台風、という天気図は、戦後屈指の大冷夏で有名な1980年7月末〜の気圧配置に似ています。違うのは、西日本にはサブハイが無く、気圧の谷になっている点です。
明日以降、オホーツク海Hが予想され、どのくらい冷たい空気を運んでくるか微妙ですが、T1705の動きも絡み、関東のぐずついた天気は続きそうです。
衛星画像では日本海から北海道に雲の帯があって、蝦夷梅雨状態ですから、本来ならば本州太平洋側を中心に、東からの小笠原高気圧と西のチベット高気圧が手をつないで、高気圧の勢力下になります。
東の正横綱の位置があまりに北東にずれている原因はいったいなんなんでしょうか。
コメントする