北極付近での寒気放出傾向は続く
みなさま、こんにちは。資料俯瞰の時間を見出せず、2日間は簡単なお天気の覚書に終わった。本日も暇を探すのは難しかったが、ここ数分で簡単に記す。
関東東方近海でLが急発達開始した。明日には千島付近で大きく深まって、沿海州東部・サハリン上空の強い寒気を日本付近へと引き込む。本州の脊梁山脈で降雪する範囲が急速に南下していく。平地も隠岐の島付近まで初雪発表が広がるかも知れない。
Lが近いこともあるが、首都圏はやはり晴渋り放し。伊豆諸島、千葉、茨城以外は弱い降水の時間帯がある程度だが、実に陰鬱だ。今後、冬型気圧配置の時間帯も晴れ渡ることは少ない。
北海道で降雪が日常的になってきた。同様に都心Tnひと桁も当たり前になった。今後一週間の都心平年値はtn6度台、Tx14度台。
40N〜60N帯は実況、全球的に負偏差領域が広い。一方、極地周辺は正偏差領域で、西太平洋では140E帯にT1828が位置するように、30N帯以南はサブハイ影響下または影響が残る範囲。日本付近緯度帯視点では当面、下支え環境にある。とするのが、中長期予報資料のポイント。
実況の寒気移流の次のシナリオは東谷傾向で、西日本主体に寒気が届きにくい。としているが、資料示唆よりもこれまでの経過を踏まえた初期値取り込みが強く出ている印象は拭えない。
コメントを戴いているように、温暖化高止まりというよりも振れ幅増大傾向がこれまで数年のトレンドだったように感じる。
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紅葉の話題が出ていますので、私事で恐縮ですが、昨日奈良高取城跡に行ってきました。標高は583mあるものの紅葉は見ごろを迎えていて青空と赤、黄のコントラストが綺麗でした。しかも既に落葉したモミジもあり、まだ緑のモミジもあり、多様なのモミジがあると、長く紅葉を楽しめることが分かりました。京都永観堂のように一斉に紅葉するのも美しいですが。
昨日は北風寒波の雲の下になっていた鈴鹿山脈ですが、今日は雲が切れ白い雪がかぶった姿になっていました。氷点下の世界がすぐ上空までやってきている、冬は近いと感じます。
1964東京五輪から6年後の大阪万博
そして2020から5年後に再び大阪へと
歴史は巡りますね
この少雨傾向がいつまで続くかわかりませんが、大雨が降らないといつまでたっても東谷傾向が強いままでダラダラと12月に突入しそうです。
今日23日の当地は日中は巻雲や高層雲がありましたが日差しはたっぷりありました。しかし大分のTx13.9℃と平年より3℃ほど低く、無風でしたが日を浴びても寒さは完全には取れずに冬が来たなと感じさせられます。夕方から薄雲も取れてすっきりした快晴となり、澄み渡った満月が輝いています。
今日の満月は藤原道長が詠んだ有名な「この世をばわが世とぞ思ふ 望月の かけたることもなしと思へば」の歌の満月の寛仁2年10月16日(1018年11月23日)からちょうど1000年の満月とのことです。当地では雲一つなく白銀のような完璧な満月でした。当然放射冷却は強く24日朝は気象台でTn2℃予想、郊外の当地では氷点下のこの時期としては厳しい冷え込みとなりそうです。
通りすがりさまも近場の紅葉を見て歩いているようですが、11月上旬に行った用作公園(豊後大野)はまだはしりなのに落葉がどっさり。臼杵の白馬渓、野津の普賢寺なども完全に紅葉する前の落葉が多くありました。街でもモミジ、イチョウともに全てが紅黄葉する前に枯れて落ちるものが多くあって同じ傾向のようです。猛暑から9月の寡照多雨、10月の少雨などが関わっているのでしょうか。ともあれ、平地の紅葉はこの連休がピークで、モミジやイチョウと山茶花などの競演を楽しみたいと思います。
奥多摩駅付近(350m位)では丁度これからピークを迎える様で、赤、黄、緑のコントラストが美しかったです。奥多摩駅からバスで日原へ。標高は500m位かと思いますが今が丁度見頃。
但し、今秋の場合はどう言う訳か完全に赤や黄に染まる前に枯れてしまう傾向がある様で、今日の奥多摩駅〜日原、今月3日の鋸山や御前山でも同様でした。
山間部と言うことで中野よりも気温は低め。日原鍾乳洞で歩いた後に入った温泉はかなり気持ちよかったです。
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